2020年08月27日

ミステリー好き歴女必見!伊豆の七不思議を巡る旅へ

ミステリー好き歴女必見!伊豆の七不思議を巡る旅へ

伝説や昔話など、各地には昔から伝わるお話が数多く残っています。都内からのアクセスが良くサクッと行く旅先として人気の伊豆半島。そんな伊豆半島にも、昔から語り継がれている伝説が数多く残っています。特に、変わった伝説が残っている地域は7つ。静岡県内でもミステリースポットとして知られているんです。今回は、伊豆半島にまつわる世にも奇妙な7つの不思議とともに、ミステリースポットをご紹介します。

世の中には、不思議なことがいっぱい…!

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出典:シュンブさんの投稿

毎日同じルーティンで生活していると、「何か刺激が欲しい!」「いつもと違う一日を過ごしたい!」と頭をよぎることってありますよね。そんな時には、脳に快感を与えられるような旅に出てみてはいかがでしょうか。日本国内にはただ美しい景色だけでなく、「どうして?」というような疑問が生まれる不思議スポットがたくさんあります。不思議スポットの言われや成り立ちなど、その背景を知ればきっと脳が喜ぶはず。

”伊豆の七不思議”を巡る旅へ

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出典:島左近さんの投稿

日本の古代ロマンを感じるミステリアスな旅がしたい…なんて方は、東京からサクッと行ける伊豆半島に行きませんか?ここには、昔から語り継がれている変わった七つの伝説が残っているんです。この七つのミステリースポットは伊豆半島全域に散りばめられていて、思わず全制覇してみたくなります。

東京から、伊豆へのアクセスは?

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出典:Blue Starさんの投稿

一般的に旅行雑誌や旅行案内で”伊豆”という場合、静岡県の東の端にある伊豆半島全域を指すことが多いです。伊豆は4つのエリアにざっくり分けられ、熱海や伊東の温泉地が人気の「東伊豆エリア」、ヒリゾ浜や下田といった絶景や歴史が特徴的な「南伊豆エリア」、富士山と夕日の眺めが美しい「西伊豆エリア」、”伊豆の小京都”と呼ばれる修善寺のある「中伊豆エリア」です。

東伊豆エリアや南伊豆エリアへの都内からのアクセスは、特急「スーパービュー踊り子号」を利用し約1時間半~2時間半。中伊豆エリアへは特急「踊り子号」で約2時間。西伊豆エリアは車でのアクセスが便利で、東名高速道路経由で約3時間です。

伊豆には美味しいグルメもあります♡

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出典:ELEさんの投稿

伊豆半島は全域にわたって山地が多く、また太平洋に突き出す形になっているため駿河湾と相模灘を隔てています。そのため海の幸と山の幸と両方楽しめちゃうんです。熱海のアジの干物、南伊豆の伊勢えび、中伊豆のわさびと食いしん坊にはたまらないラインナップ。グルメ旅には申し分のない土地なんですよ♪

それでは伊豆の魅力が分かったところで、伊豆の不思議スポットを7つご紹介。これを読めば、今まで知っていた伊豆の見方が変わるかもしれませんよ。

1.独鈷の湯(とっこのゆ)【伊豆市】

空海が川の岩を砕いて噴出した温泉

弘法大師

文豪たちが愛した修善寺温泉には、心温まる伝説が残っています。807年、今から約1,200年前、弘法大師(空海)が、冷たい桂川の水で病気の父親の背中を流している息子の姿を見かけます。そんな親孝行の息子を気の毒に思い、大師が持っていた独鈷*(とっこ)で川の岩を砕いて温泉を噴出させます。そして、病気の父親がその湯に浸かるとたちまち病が治ったという伝説があります。「独鈷の湯」は、その伝説の湯。温泉療法が広まったきっかけにもなったんですよ。1,200前のお湯が現在も湧き出ている不思議…。よほど空海は少年の行動に心を揺さぶられたのでしょう。


*独鈷…密教道具のひとつで金銅製の両端が尖った棒状の杖のようなもの。

空海が川の岩を砕いて噴出した温泉2091208

出典:役満太郎さんの投稿

「独鈷の湯」は、自然石を組んだ浴場になっており修善寺温泉のシンボルとして多くの観光客が訪れます。しかし残念ながら、現在は「独鈷の湯」は見るだけ。肌でお湯を感じたいなら、周辺の足湯や歴史ある公衆浴場で確かめてみてくださいね。

独鈷の湯の詳細情報

独鈷の湯

住所
静岡県伊豆市修善寺
アクセス
修善寺温泉駅から徒歩で3分

データ提供

2.川津来宮神社【河津町】

”鳥精進・酒精進”という不思議な風習が残る河津町

”鳥精進・酒精進”という不思議な風習が残る河津町2091218

出典:kazuyuさんの投稿

伊豆屈指の桜の名所で知られる河津町(かわづちょう)。2月上旬~3月上旬頃には河津桜を愛でに多くの観光客が訪れます。そんな河津町には、ちょっと変わった風習があります。それは、12月18日~23日の7日間、鶏肉と卵、お酒を口にしないという”河津の鳥精進・酒精進”という不思議な風習が残っています。これは、その昔、河津の里に武勇に長けた男神が酒に酔い野原で眠ってしまい、野火が発生。アッという間に周りを火に囲まれてしまいます。そこに無数の小鳥が河津川から水を運び、男神の窮地を救ったという伝承に由来するもの。この禁を破ると火の災いに遭うようです。

小鳥に窮地を救ってもらった男神は杉鉾別命(スギホコワケノミコト)。この命を祀っているのが河津来宮神社です。境内にある樹齢1,000年を超える大楠の木は、国の指定天然記念物にもっている大きな木。もしかしたら、男神を救った小鳥たちのねぐらかもと思えるほど神秘に溢れています。

来宮神社(静岡県熱海市)の詳細情報

来宮神社(静岡県熱海市)

住所
静岡県熱海市西山町43-1
アクセス
来宮駅から徒歩で3分
営業時間
9:00〜17:00
料金
無料

データ提供

3.堂ヶ島のゆるぎ橋【西伊豆町】

心悪しき者は渡れない橋

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出典:ボブ036さんの投稿

堂ヶ島には付近を荒らす海賊がいました。その首領は墨丸といい、沖の船を襲ったり村々の大切な産物などを奪ったりしていました。ある時、都への貢物を墨丸一味が強奪。村の薬師堂近くにあった橋を渡ろうとしたとき、その橋が大きく揺れます。墨丸一味は強引に揺れる橋を渡ると、手下たちは橋の下へと落ちてしまいます。それ以来、薬師堂の前の橋は、心の汚れた者が渡ると激しく揺れると言い伝えられ”ゆるぎ橋”と呼ばれるように。現在は、薬師堂も橋もありませんが、その場所に石碑が建っています。その地に立って石碑に書かれた由来を見ていると微妙な気持ちが押し寄せてきます。

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出典:オガっちさんの投稿

”ゆるぎ橋”があったとされる堂ヶ島は、伊豆半島屈指の景勝地。特に天然記念物の「天窓洞」は、イタリア・カプリ島の「青の洞窟」を彷彿させる絶景としてとても有名です。邪悪な心を持った者が渡るとゆれる橋も不思議ですが、神がかった「天窓洞」の光景もまた不思議。

堂ケ島天窓洞の詳細情報

堂ケ島天窓洞

住所
静岡県賀茂郡西伊豆町仁科
アクセス
1) 伊豆急下田駅からバスで50分 2) 修善寺駅からバスで90分 3) 東名沼津IC/新東名長泉沼津ICから車で100分

データ提供

4.大瀬明神の神池【沼津市】

すぐそこが海なのに淡水という池

すぐそこが海なのに淡水という池2091277

出典:SUZUKI ソリ男さんの投稿

大瀬崎(おせざき)は、駿河湾へ1kmほど突き出た半島の先端にある岬。海越しに日本一の富士山を望む景色は古くから名勝の地として知られています。そんな大瀬崎には、不思議な池が存在します。大瀬崎の先端に位置する「神池」は、海から数十メートルの場所にある池なのに海水ではなく真水の池なのです。海から近いところで15mほどの近さ。富士山の山麓から地下水が湧き出ているのではないかという説などがありますが、未だに何故「神池」が淡水池なのかは解明されていません。この池を調べたり、魚や動植物を獲ったりすると祟りが起こるという言い伝えも…。

すぐそこが海なのに淡水という池2091280

出典:ピロ君さんの投稿

大瀬崎は海水浴で賑わう場所。その奥の大瀬神社の境内に「神池」はあります。天然記念物のビャクシンの森に囲まれた幽玄な景観の中に存在。現代科学でも証明できない不思議な池を見てしまうと、スピリチュアルな世界というものを信じたくなってしまうかも。

大瀬の神池の詳細情報

大瀬の神池

住所
静岡県沼津市西浦江梨
アクセス
沼津駅からバスで80分 - 沼津港から船で20分 (夏期のみ)

データ提供

5.函南のこだま石【田方郡函南町】

亡くなった母親の声がこだまする石

亡くなった母親の声がこだまする石2091287

出典:ハリー11さんの投稿

その昔、与一という息子と母親が2人で貧しい暮らしを送っていました。商いをするため熱海の湯治場へ出掛けます。道中に大きな岩があり、親子はそこでよく休憩をしていたのだそう。商いも成功し暮らしも楽になった矢先、母親が亡くなってしまいます。悲しみにくれた与一は、母親と一緒によく休んだ岩に向かって母親を呼び続けます。すると、岩底から「与一よ~、与一よ~」と亡くなった母親の声が…。与一は、懐かしい母親の声を聞きに来る日も来る日も岩を訪れたそうです。いつしか、この高さ4.6mほどもある岩は「こだま石」と呼ばれるようになりました。

終戦後ぐらいまでは、石の前で声を発すると実際に人の声が反響したといわれています。別荘地の開発が進むにつれて反響しなくなったそう。「与一よ~、与一よ~」と聞こえたかどうかは知る由もありませんが、なんとも胸が詰まる伝説です。声が反響しなくなった今でも、「こだま石」を見ると親子愛というものを考えさせられます。

6.石室神社(いろうじんじゃ)【南伊豆】

崖にめり込んだ不思議な神社

石室神社(いろうじんじゃ)

伊豆半島の石廊崎(いろうざき)には、崖にめり込んでいる不思議な神社があります。それは「石室神社」。昔、塩を運んでいた千石船*が、石廊崎沖で嵐に遭い難破の危機に直面します。「無事に江戸に着いたら、船で一番大切なものを奉納する」と神に約束しました。その後、一行は無事に江戸に辿り着くことができましたが、神への誓いを忘れてしまいます。江戸からの帰り道、船が進まず暴風雨になってしまい、誓いを思い出した船主は、帆柱を奉納するつもりで海に流します。すると現在の「石室神社」のある岩窟に帆柱が突き刺ささり、石廊権現の社殿あたりまで波に乗り打ち上げられました。その後波もおさまり、船は無事に播州へ戻うことができたそう。

*千石船…中世期~明治にかけて使用された大型木造帆船

崖にめり込んだ不思議な神社2091294

出典:a.z.s.uさんの投稿

「石室神社」の社殿は帆柱を枕に建立。スリリングな景色と約12mの帆柱を実際に目にすることができます。帆柱が突き刺さったかどうかは疑問ですが、クレーンなどのない時代にどのように大きな帆柱を運んだのかは本当に不思議です。ロマンが広がりますね。

石室神社の詳細情報

石室神社

住所
静岡県賀茂郡南伊豆町石廊崎
アクセス
伊豆急行伊豆急下田駅から東海バス石廊崎港口行きで42分、石廊崎港口下車、徒歩25分

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7.阿弥陀窟(あみだくつ)【南伊豆町】

ある条件が揃うと現れる金色の仏様

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出典:βさんの投稿

今井浜・白浜に並び伊豆三大美浜と称される弓ヶ浜の南側、手石の阿弥山に「阿弥陀窟」と呼ばれる海蝕洞窟があります。「手石の弥陀ノ岩屋」の名称で国の天然記念物に指定されています。「阿弥陀窟」の洞窟内の岩壁には、ある条件が揃うと金色に輝く阿弥菩薩、勢至菩薩、観音菩薩の三尊が現れるといわれており、古くから信仰の対象として崇められています。伊豆の七不思議の中でも、見られたら奇跡ともいわれているんですよ。もし、拝めることができたら感動に震えてしまうでしょう。

ある条件が揃うと現れる金色の仏様2228632

ある条件とは、晴天であること、波が静かなこと、大潮であること、そして正午であることです。このような条件が揃うのは年に何度もないそう。しかも、小船でしかアクセスできません。年に一度、参拝者向けに船がでているそうなので、そのチャンスを使って訪れてみては。

手石の弥陀窟の詳細情報

手石の弥陀窟

住所
静岡県賀茂郡南伊豆町手石

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七不思議を、その目で見て、感じて。

七不思議を、その目で見て、感じて。2091403

出典:ken11さんの投稿

今回は伊豆半島に伝わる7つの不思議スポットをご紹介しました。河津町の伝説以外はご自分の目で実物を見ることができますよ。浄蓮の滝や伊豆高原、土肥金山など観光にこと欠かない伊豆半島。伊豆に遊びに行った際には、奇想天外な不思議スポットにも寄り道して、一味違う脳が喜ぶ観光をしてみるのも良いのでは。まずは、アクセスしやすい修善寺から七不思議巡りをしてみてはいかかでしょうか。

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