2016年06月21日
食べ比べしてみよう!富山名物「ます寿司」のおすすめ8選
富山の名産のひとつ「ます寿司」。お弁当を口にしたことがあるという方も多いのではないでしょうか。地元を旅したら、ぜひ本場の味を体験してみたいですね。定番の「ますのすし」をはじめ、人気の扇一(おぎいち)ます寿司本舗、青山総本舗など、さまざまなタイプのおすすめのます寿司をご紹介します。さて、あなたのお好みのます寿司はどれ?
富山の名産のます寿司には、桜鱒(サクラマス)を発酵させずに酢で味つけした押し寿司の一種。その歴史は、江戸時代、富山藩士で料理人でもあった吉村新八という人が藩主前田利興(としおき)に「鮎寿司」を献上したことに始まるといわれます。
ます寿司には、お刺身に近い生感のあるタイプから、よく締められたタイプまでさまざま。味も、酸味の強めのものから穏やかなものまでバリエーション豊富です。食べ比べをするうちに、自分の好みにぴったりのます寿司に出会えます。参考までに、人気のます寿司をいくつかご紹介しましょう。
すべての素材に徹底的にこだわった「青山総本舗」の鱒の寿し。酢でよく締めてありますが、絶妙にうまみが残り、さっぱりとした酸味が好まれています。一切れずつ笹でくるんだ「銘々包み」というタイプも食べやすくて人気。老舗の中でもファンが多いお店です。
このお店では、いまでは貴重な天然の桜鱒を使った「特選」シリーズもおすすめです。老舗の味の千鳥酢、特別栽培米のコシヒカリ、天然杉の曲げ物など、すべての材料により強いこだわりを貫いたワンランク上の鱒の寿し。ぜひ一度ご賞味を。
青山総本舗の詳細情報
青山総本舗
新富町、電鉄富山駅・エスタ前、富山 / 寿司、郷土料理、弁当
- 住所
- 富山県富山市新富町1-4-6
- 営業時間
- [月] 定休日 [火] 08:00 - 16:00 [水] 08:00 - 16:00 [木] 08:00 - 16:00 [金] 08:00 - 16:00 [土] 08:00 - 16:00 [日] 定休日 ■ 営業時間 売り切れ次第終了 ■ 定休日 月曜日、日曜日(月曜日が祝日と重なる場合は翌日休み、他不定休あり)
- 定休日
- 月曜日、日曜日
- 平均予算
- ¥1,000~¥1,999
「せきの屋」は、明治11年創業の歴史あるますの寿しのお店。神通川のますや富山産の越中米、氷見(ひみ)から取り寄せた熊笹などこだわりの材料を使い、伝統の技で仕上げた名品。一人用サイズもあります。
すしめしの下にますの身を敷く伝統的な「逆さ(さかさ)造り」。この製法だと、ますのうまみがご飯に逃げず、魚のうまみをそのまま味わうことができるといわれます。
元祖 せきの屋の詳細情報
絶大な人気を誇る名店「扇一 ます寿司本舗」。予約をしないと食べられないといわれるほど、多くの人が訪れます。その特徴は、生に近いタイプの鱒を使っていることと、驚くほど分厚いこと!すしめしよりも鱒の方が分厚いのではないかといわれるボリューム感です。
惜しみなく使われた鱒の分厚さはインパクト大。圧倒的な贅沢感のある最上級の鱒の寿しです。鱒の引き締まり感も絶妙。米は、富山産のコシヒカリを使用しています。
扇一 ます寿し本舗の詳細情報
扇一 ます寿し本舗
小泉町、堀川小泉、西中野 / 寿司、郷土料理
- 住所
- 富山県富山市小泉町54-11
- 営業時間
- [月] 08:00 - 13:00 [火] 08:00 - 13:00 [水] 08:00 - 13:00 [木] 08:00 - 13:00 [金] 08:00 - 13:00 [土] 08:00 - 13:00 [日] 08:00 - 13:00
- 平均予算
- ¥2,000~¥2,999
駅弁などでもおなじみの「ますのすし本舗 源」は、100年の歴史を誇ります。ますのすしはバリエーション豊富で、定番の「ますのすし一重」のほかにも、二段重ねになった「ますのすし二重」や「特選ますのすし」、「ますのいぶしすし」などさまざまなおいしさが選べます。
定番のますのすしのほかにも、下の写真の「能登枡(ます)寿し 炙り蟹(あぶりがに)」なども人気。炙って酢漬けした日本海の紅ズワイガニが、ご飯が見えないほどたっぷり入っています。小さめのサイズなので、ますのすしとあわせて買うのもいいですね。
ますのすし本舗 源の詳細情報
ますのすし本舗 源
布市、小杉(地鉄)、開発 / 寿司、弁当、郷土料理
- 住所
- 富山県富山市南央町37-6
- 営業時間
- [月] 09:00 - 17:00 [火] 09:00 - 17:00 [水] 09:00 - 17:00 [木] 09:00 - 17:00 [金] 09:00 - 17:00 [土] 09:00 - 17:00 [日] 09:00 - 17:00
- 平均予算
- ¥1,000~¥1,999
- ¥1,000~¥1,999
「まつ川」の鱒の寿しは、酸味がやわらかく、鱒のうまみと富山産のお米の甘みを熟成させた、まろやかなおいしさが特徴。お酢が苦手な方にもおすすめ。こだわりの素材を堪能するためにも、最初はなにもつけずにそのまま食べるのがいいそうです。
まつ川の鱒の寿しは、とても肉厚。食べ応えがあり、切り分けたときにも見栄えがします。とろりととろけるような熟成のうまみをたっぷりと味わえる逸品です。
鱒の寿し まつ川の詳細情報
鱒の寿し まつ川
大手モール、国際会議場前、丸の内 / 寿司、郷土料理、弁当
- 住所
- 富山県富山市旅籠町2-10 西森ビル1F
- 営業時間
- [月] 07:00 - 17:30 [火] 07:00 - 17:30 [水] 07:00 - 17:30 [木] 07:00 - 17:30 [金] 07:00 - 17:30 [土] 07:00 - 17:30 [日] 定休日 ■ 営業時間 売り切れ次第終了
- 定休日
- 日曜日
- 平均予算
- ¥2,000~¥2,999
創業140年に老舗「高田屋」。使っているお酢がやわらかいので酸味がおだやかで、むしろうまみを感じる食べやすい鱒の寿し。売り切れてしまうこともあるので、予約がおすすめです。
このお店のこだわりは、鱒とお米のバランスだとか。鱒から出るうまみを受け止める、ふっくらとした食感の寿しめしに仕上げています。この店の長い歴史は、確かな味の証しです。
高田屋の詳細情報
高田屋
丸の内、諏訪川原、県庁前 / 寿司、郷土料理、弁当
- 住所
- 富山県富山市丸の内1-1-13
- 営業時間
- [月] 07:00 - 18:00 [火] 07:00 - 18:00 [水] 07:00 - 18:00 [木] 07:00 - 18:00 [金] 07:00 - 18:00 [土] 07:00 - 18:00 [日] 07:00 - 18:00
- 平均予算
- ¥1,000~¥1,999
- ¥1,000~¥1,999
さっぱりとした味で、鱒の風味も豊かな「今井商店」の鱒の寿しは、万人向けといわれます。お子さんからお年寄りまで、年齢問わず好まれる味なので、お土産物などにするときにはおすすめの鱒の寿しです。
しっかり締めてあるタイプですが、酸味が強いということはなく、上品な味わい。締めてあるので鱒は薄くなりますが、脂がのってうまみも強い鱒なので、魚の深い味わいが凝縮されています。
今井商店の詳細情報
今井商店
荒町、中町、西町 / 寿司、郷土料理、弁当
- 住所
- 富山県富山市石倉町1-30
- 営業時間
- [月] 08:00 - 16:00 [火] 定休日 [水] 08:00 - 16:00 [木] 08:00 - 16:00 [金] 08:00 - 16:00 [土] 08:00 - 16:00 [日] 08:00 - 16:00
- 定休日
- 火曜日
- 平均予算
- ¥1,000~¥1,999
「高芳」は、専門店ならではの手づくりにこだわり、昔ながらの製法を貫いているお店。鱒の寿しに合う桜鱒を使い、米は県内の特別栽培農法にこだわる農家と契約しています。
酸味、塩味、甘味などのバランスが良く、初めての方にも食べやすいおいしさに仕上がっています。新鮮な桜鱒の艶やかさも、食欲をそそります。味も見た目もとても品のある鱒の寿しです。
高芳の詳細情報
ますのとろりとした濃厚なおいしさを味わうには、やはります寿司が一番ではないでしょうか。人気店のものは、すぐになくなってしまうことも多いようですので、ぜひチェックしてお早めに予約を済ませておいた方がよさそうですね。