孤独のグルメ店をまとめ。中央線沿線で五郎さんが食べた店

「孤独のグルメ」の主人公、井之頭五郎（いのがしら ごろう）さんは個人で雑貨輸入商を営んでいます。この漫画は主人公の五郎さんが仕事の合間に立ち寄った店で食事をする様子を描いたグルメ漫画です。ただし、普通のグルメ漫画と異なり、高級料理や、料理のうんちくを並べるのではなくて、ただひたすらにご飯を食べる中年男性の心理描写を映し出す淡々としたストーリーなのです！淡々としているのに食べることが大好きな五郎さんのちょっとした心の動き（これは失敗だったな、とか、あっちにすれば良かった、そういうのもあるのか、等々）が面白いんです。五郎さんが良くお店は高級料理屋ではなくて、大衆食堂のようなお店がほとんどで、その大部分が東京を中心とする関東のお店なので、東京在住の方にはとっても身近な世界の話なんです。

「孤独のグルメ」に出てくるのは実在の店舗ばかりなので、実際に行って五郎さんと同じメニューを食べることも出来るんです。今回は中央線沿線のお店に絞ってピックアップしましたので、ぜひ中央線に乗って五郎さんの足跡をたどってみてくださいね。ただ、注意して頂きたいことが１つだけ。五郎さんは鉄の胃袋の持ち主（コロッケを食べて、夜定食を平らげて、その後〆の蕎麦を食べに行く、等々）ので、無理はせず、ご自身の腹具合と相談しながら美味しく食べ歩きましょう。

五郎さんがサトウノメンチを買って、ジャズ喫茶のマスターを訪れていったのがサムタイムです。平日の昼間はライブはありませんが、店内は夜と同じく照明をやや落として落ち着いた空間を保っています。ドラマで五郎さんが特に何かを食べたわけではなく、ロケ地として使われたお店ですが、雰囲気だけではなく実は美味しい物がたくさんあるお店です。オススメはふっくらモチモチのピザと煮込みハンバーグです。夜と昼の顔が違うお店なので、時間を変えて訪問するのも楽しいです。

吉祥寺で五郎さんがナポリタンを食べたのがこの「カヤシマ」でした。お店のご主人の笑顔が印象的なレトロなお店では、やはりナポリタンは一番人気の様子です。五郎さんを見習って美味しくもくもくと頂きましょう！

ドラマ「孤独のグルメ」のSeason2の最終話に登場した、三鷹の甘味処「たかね」です。豆大福に連れられてお店の中で鯛焼きセットをいただく五郎さんですが・・・この店内がとっても良い雰囲気。お子様は入れないのですが、静かに（一人で？）過ごすにはとっても良い空間です。お仕事の合間に一息つくのにピッタリです。

Season2の最終話で五郎さんが最後の最後に飛び込んだ立ち食い蕎麦屋さんがこちらのお店。チェーン店にはない関東風の濃いめの出汁は香りが深いです。JR中央線三鷹駅の北口を出て左に曲がった所にあります。オレンジとベージュのテントで「うどんそば」の暖簾が目印です。

一年中を通して常夏のハワイ料理が味わえるカフェレストランがここ「YO-HO’s cafe Lanai」です。女性人気がひときわ高く、特にオックステールスープとアサイーボウルが大人気のお店です。五郎さんも食べていたオックステールスープに挑戦できます。お店に行けば、ドラマ同様、食べ方をスタッフさんが教えてくれます。パクチーたっぷりのエスニックなスープから、トロトロな牛肉を引き上げて、生姜醤油でつるりと頂きましょう！

西荻窪で知らない人はいない焼き鳥屋さんと言えばこちら「やきとり 戎（エビス）」。ドラマ中で五郎さんは実際には入店しなかったようですが、ドラマに何度か映っていました。わざわざ遠くから買いに訪れる人がいる程の人気店です。リーズナブルな飲み屋さんですが、実は酔っ払いすぎるのはご法度で、ユニークな杯数制限があるそうです。（例えば、お酒は5杯まで、焼酎は3杯まで、酎ハイなどは3杯まで、等）地元密着型の雰囲気を味わいに訪問するのも良いかもしれません。

「う～ん。匂いがもうご馳走だ。」五郎さんにそう言わしめるのがここ「タムタム （tam tamu）」のラム肉のハンバーグです。五郎さんもそうでしたが、モロッコ料理はあまり聞き覚えがない方も多いかもしれませんが、あっさりとしつこすぎない味付けは日本人の舌にもとても会うと言われています。知らない料理が目白押し、その分出会いも目白押しな楽しいお店です。

アフガニスタンの料理を出している羊肉メインのお店がここ「キャラヴァンサライ包 （キャラヴァンサライパオ）」です。アフガニスタンと言ってもその領域は広く、シルクロード料理と言った方がしっくりくるかもしれません。店内は独特なインテリアで装飾されて、西アジア諸国の雰囲気を味わえます。アジアンテイストたっぷりのじゅうたん敷きの部屋で様々な羊料理を頂きましょう！

いかがでしたか？ドラマも原作も合わせると五郎さんの行ったお店はまだまだたくさんのお店があります。もちろん中央線沿い以外にも五郎さんはあちこち（果ては海外までも）出かけていますので、これを機に孤独のグルメの聖地めぐりに出かけてみましょう。