2016年10月28日

美しい雪景色を堪能!京都の冬(12月~2月)を楽しむおすすめスポット11選
京都の冬は底冷えが厳しく、観光するのも気が引けてしまうほどですが、美しい建造物が冬の冷たい空気の中にそびえ立つ姿はまた格別です。観光客も足元や寒さを気にして激減する季節ですが、冬にしか見られない景色を楽しむのもまたおつなもの。冬の京都を心から楽しむためのおすすめスポットします。ぜひ、京都の冬をじっくりと堪能してください。
京都の冬は暖地の人にはかなり厳しい寒さですが、美しい建造物に雪が積もっている様子や、細雪の中に佇む寺院など、新たな魅力を感じることができます。
1.冬景色こそ見るべき「鹿苑寺(金閣寺)」
修学旅行の定番でもあり、世界遺産になっとからはますます人気のスポットになりました。雪景色の金閣寺はもちろんですが、深々と雪が降る様子は格別です。雪景色の金閣寺を楽しみたいなら、ぜひ雪が舞い落ちる日に足を運ぶのをおすすめします。
美しい金閣寺を目の辺りにした時、本当に金閣寺が建立された意味を受けとる事ができるのではないかと思います。誰もがこの美しさに嫉妬し、憤怒の焔を心に灯す気持ちが分かるのではないでしょうか。
鹿苑寺(金閣寺)の詳細情報
2.白き雪と赤の神宮のコントラストは絶景の「平安神宮」
桜の名所でもあり、平安遷都記念に明治に創建された「平安神宮」。孝明天皇を祭神としており、真っ赤に燃えるような美しい太極殿が目を引きます。実際には当時の8/5サイズで再建されたもの。実物はもっと大きかったというのですから驚きです。
平安神宮は、京都駅からも離れているので、冬の観光地としてはかなりの穴場です。境内が広いので、ゆったりと雪景色を楽しむことができますよ。神苑に入ると拝観料が掛かりますが、境内だけなら無料でゆっくりと雪に映える建物が満喫できます。
桜のシーズンは華やかで人も多い平安神宮ですが、冬には訪れる人も少ないのでゆっくりと回れます。雪を踏みしめながら歩く音さえも、神の声のように感じてしまう神聖な空気がピーンと張り詰めている感じがたまりません。
3.紅葉の名所「真正極楽寺(真如堂)」は、冬も素晴らしい
三井財閥の菩提寺でもあり、女性の救済「女人の寺」として多くの女性から親しまれてきました。一条天皇の勅願寺で、天台宗寺院の中でも最大級の本堂と三重塔きが真っ白な雪が降り積もっているのはなんとも美しいもの。
紅葉の名所なので12月上旬はまだ紅葉が赤々としていますが、師走が近くなると冷えも強くなり冬将軍到来。冬は足場が悪いので、あまり訪れる人も少なくなります。静かな森の中の空気と一緒に楽しんでください。
京都雪景色 真如堂 本堂と雪の参道、秋は紅葉のトンネルが今日は雪楓のトンネルに pic.twitter.com/MXFsHVsUv3
— suizou (@suizou) 2016年1月20日
4.嵐電嵐山駅の「駅の足湯」
京都は温泉地ではありませんが、嵐山には温泉が湧いています。「嵐山温泉」を源泉とした足湯が嵐山駅にあります。場所は中央ホームの一番先端「ふれ愛地蔵」がお出迎えしてくれます。
駅のインフォメーションで足湯利用券を購入すると、オリジナルタオルがセットになっています。京都の冬は寒さが厳しいのですが、観光途中で冷えた体を温めてくれるうれしいスポットです。
嵐山温泉 駅の足湯の詳細情報
5.節分祭
2月2日~2月4日に行われます
2月2日から4日に行われる節分祭りは、京都のさまざまな神社や寺院で行われます。有名なのは壬生寺や吉田神社。露店がたくさん並び、人も多いので賑わいも凄いですよ。
2月2日、3日に行われる八坂神社の節分祭は豆まきだけでなく、舞殿で花街の舞妓による舞踏奉納が行われます。非常に華やかな節分祭りを体験したいなら、ぜひ足を運んでみてください。
6.都七福神めぐり
1月1日~1月31日までの期間限定
都七福神めぐりは洛北から宇治までの社寺にを回り、徳をいただくもの。正月に縁起のよい七福神を拝むことで1年の安泰を祈願できます。
大護符(色紙)、御朱印をいただくにもおすすめです。特に功徳が大きいとされる七福神めぐりは、冬の観光には外せません!
都七福神巡り
— じょにー (@kyupykaiser) 2016年2月13日
なんとか無事に廻れました。 pic.twitter.com/u5vFncZc9N
京都定期観光バスが、都七福神めぐりのバスを期間中、毎日運行しているので楽に回ることができます。
京都定期観光バス
京都の人気観光スポット巡りも、貴重な期間限定公開も京都駅発着の観光バスでご予約!
『新春!初詣コース、都七福神めぐり』
萬福寺【布袋尊】、東寺【毘沙門天】、六波羅蜜寺【弁財天】、ゑびす神社【ゑびす神】、松ヶ崎大黒天【大黒天】、赤山禅院【福禄寿神】、革堂【寿老神】をめぐります。
七種七色の御守護を授与され、七福神弁当(東寺・洛南会館)付き。
7.三十三間堂の「通し矢」
1月15日に近い日曜日(第2か第3日曜日)に行われます
初春の風物詩でもある三十三間堂の「大的大会」は、江戸時代にさかんに行われた「通し矢」にあやかった行事です。全国から新成人や弓道者が集まって、思い思いに弓を引く姿がみられます。
江戸時代には一昼夜行なわれ、的に何本当てられるかを競ったそう。慶長11年、尾張清洲藩松平家中の『浅岡重政』が51筋射を通して徳川家康から天下一の称号受けたとか。武士のたしなみでもある、弓道は今も伝統がこうして受け継がれています。
8.京都市観光協会の特別公開
1月1日~3月20日※寺院によって公開期間が異なります
「京の冬の旅」と称して、非公開になっている現存する寺社仏閣の国宝や文化財が、期間限定で拝観できます。毎年テーマがあり、公開されるものが異なるので定期観光バスツアーも出る人気イベントです。
特に京都の冬は観光客が少ないので、この時期はゆっくりと限定公開された国宝などをじっくり見られる良い機会です。薄っすらと積もった雪は、京都をさらに情緒あふれる場所にしてくれますので、この機会をお見逃しなく!
冬だから食べたい! 湯豆腐の名店
京都の豆腐は、なめらかで甘味とコクがあり一度食べると忘れられなくなるくらいに美味しいもの。冬の京都だから『湯豆腐』を堪能したいですよね。
9.京懐石 南禅寺 順正
『順正』は新宮凉庭による「順正書院」をそのままに店として受け継いでいます。古都の素晴らしい景観を楽しみながら湯豆腐を味わえるとあって人気のお店。
湯豆腐以外にもシンプルな会席料理が食べられるので、お腹を空かせて訪れましょう。
京会席 南禅寺 順正
閉業や休業等の理由により食べログに店舗情報が存在しないか、一時的な障害で店舗情報が取得できませんでした。
10.奥丹 清水店
老舗の湯豆腐店『奥丹清水』。食事に出てくる豆腐は毎朝職人が精魂込めて作っています。豆腐の甘味やまろやかさは木綿豆腐で、昔ながらの味を楽しみたい人は「昔どうふ」で食べ比べてみましょう。
湯豆腐はもちろんですが、こちらの名物「とうふまんじゅう」もおすすめ。もっちりした皮と、味付けしたおからの甘みがマッチしたもの。かなりのボリュームがあるので、食事前ならシェアしてどうぞ。
11.豆水楼 木屋町本店
お茶屋を改装した湯豆腐店『豆水楼』。とくに木屋町の本店は、はんなりした空気を楽しみながら湯豆腐が食べられます。支店は祇園にあるので、旅行コースによって立ち寄り店を決めるのもおすすめ。
国産大豆100%使用したこだわりの「おぼろ湯豆腐」は、木桶から豆腐をすくって食べます。基本はコース料理のみ、1階はカウンター、2階はお座敷になっています。
冬だって京都に行きたくなる
京都の冬は寒いし、足場も悪いから観光にいってもゆっくりできない。そんなイメージを持っている人も、あちこち回らずにピンポイントをゆっくりと楽しんではいかがでしょうか。石畳が多いので、足元が不安定な京都は防寒対策をしっかりして訪れましょう。雪景色を堪能したいのは、訪れる人みんなの楽しみです。雪で看板や注意書が見にくいこともありますが、大人のマナーを守って素晴らしい京都観光を楽しんでください。