世界一危険な山!? それでも「谷川岳」に魅了される理由

世界一危険な山!? それでも「谷川岳」に魅了される理由

日本百名山の一つ「谷川岳」。初心者から上級者まで楽しめる多彩なコース、四季折々の絶景、様々なアクティビティ、そして何より山頂からの絶景が登山者を魅了します。そんな美しいけど危険な山?!ギネス認定されている「谷川岳」をご紹介します。

2017年01月09日

群馬にある「ギネス世界一な山」を知っていますか?

「谷川岳」という名前、聞いたことのある人も多いと思います。群馬県にある山で、関東の人なら小学校の遠足や野外活動で行ったことのあるという人もいるかもしれませんね。
日本百名山の一角に数えられる、美しくて人気のある山ですが、「遭難死者が世界一多い山」としてギネス認定されています。

そんな危険すぎる、けれど登山客たちを魅了してやまない「谷川岳」について調べてみました。
群馬にある「ギネス世界一な山」を知っていますか?963588

出典:Jimny-Hikerさんの投稿

富士山は3700メートルありますが、谷川岳はそれよりもぐっと低い2000メートル足らずの山。世界一高い山はエベレストで8000メートル級。

谷川岳ってどんな山?

谷川岳(たにがわだけ)というのは、群馬県と新潟県の県境にある山で、トマノ耳(1,963m)とオキノ耳(1,977m)という二つの頂上があります(双耳峰)。
初心者から上級者まで楽しめるルートがあり、標高2,000メートル足らずとは思えない景観が人気を呼んでいます。
谷川岳ってどんな山?964456

出典:kkatsuさんの投稿

エベレストより危険な山?!

統計の始まった1931年(昭和6年)からギネスに認定された2005年(平成17年)までに、なんと781名の死者が出ているということなんです。
これは、エベレストなどを含む「8000メートル峰」(地球上にある8,000メートル越えの14の山)の死者数を合計したものより多い数です。
原因としては、複雑な地形や切り立った岩壁、そして激しい天候の変化などが挙げられ、2,000メートルに満たない標高ながら“魔の山”“死の山”などと呼ばれ恐れられています。

こ、怖い!!
エベレストより危険な山?!964458

出典:Jimny-Hikerさんの投稿

「死者数世界一」のカラクリ…

標高があり難易度の高い山(例えばエベレスト)には、元より一部の上級者しか挑戦する者などいません。
当然、危険を充分に覚悟したうえで、トレーニングを積み、緊急事態に対応するための訓練を行い、装備も万全の状態で挑むわけです。

それに比べた場合、小学生でも登れる谷川岳には、どうしても警戒心は低くなります。
急激な気象の変化が起こりやすく、急斜面の崖などもあるのでルートや天候によって、難易度は一気に跳ね上がります。

危険なルートに軽装備でうっかり入ってしまったら、そして突然天候が変わったら。それはアルピニストがエベレストに登るよりも危険なことかもしれません。
また統計のなかには、スキーヤーやロッククライマーの事故も多く含まれています。
訪れる人の絶対数や事故の要因を考えた場合、この数字の意味もちょっと変わってきますね。

とにかく。自然をナメたらいかん。ということですね。
「死者数世界一」のカラクリ…991897

出典:

しっかり装備をして無理せず歩きましょう。

でも! 魅力いっぱいの山なんです

理由が分かれば、怖がってばかりいるのもつまらないですよね。ルールを守って、きちんと登れば問題ありません。

ここからは、谷川岳の本当の魅力をしっかりご紹介していきます♪

四季折々の絶景!

四季折々の絶景!963598

出典:mshkさんの投稿

折り重なる山々の稜線、遠近のグラデーション、自然のもたらす鮮やかな彩り。
多くの登山愛好家が「2,000メートルとは思えない」と口にするほど、この景色は雄大です。

高山植物は夏に見よう

上の写真は夏のものですが、夏といえば高山植物が楽しめる季節でもあります。
谷川岳は森林限界(環境条件により、木々が育たなくなる標高)が低く、手軽に高山植物が楽しめることでも有名です。
エーデルワイス、ユキワリソウ、シラネアオイなど、可愛らしい花々を観察しながらの登山も楽しいですね。
高山植物は夏に見よう963620

出典:

秋は紅葉にうっとり

一年のなかで、最も登山客が多いのは9~10月頃。お目当てはもちろん、紅葉です。
晩秋になると、雪と紅葉のコラボも楽しめるのだとか。
ロープウェイ待ちの列ができるほどなので、満喫するには気合が必要かも…?
秋は紅葉にうっとり963590

出典:Fakeさんの投稿

ロープウェイで鮮やかな紅葉の中をぬうように進みます。

積雪登山も楽しい!

普段より装備は本格的になりますが、雪のなかの登山もなかなか乙ですよ。
本格的な積雪登山は不安…という人は、まず谷川岳でチャレンジしてはいかがでしょうか。
ほどよい難易度と、山頂の景色を見たときの達成感にハマって、リピートする人も多いようです。この透き通った風景は、厳しい冬があってこそですね。
積雪登山も楽しい!964547

出典:Jimny-Hikerさんの投稿

ロープウェイに乗る、オススメ登山ルート

では具体的に、登山するときはどんな感じなのでしょうか?

一番ポピュラーな「谷川岳山頂登山コース」を見てみましょう。まずは、土合口駅からすぐのところにある、ベースプラザからロープウェイに乗ります。
ロープウェイに乗る、オススメ登山ルート964949

出典:

新緑の季節、谷川岳ロープウェイから撮られた360°映像です。

そのまま一気に天神平(1,319m)まで登ると、頂上までは足で登っても高低差が700メートルないくらいです。
周りの景色や仲間とのお喋りを楽しむ余裕もできて、初心者にはちょうどいい難易度ですね。
さらに、天神峠(1,502m)までリフトで上がれば、さらにゆったりとした行程で山頂を目指せますよ。
ロープウェイに乗る、オススメ登山ルート964646

出典:ハリー11さんの投稿

こちらが天神平。この辺りで既に、かなりの眺めです!東京から高速で3時間ほどでこんなに素晴らしい景色が望めます。

ロープウェイに乗る、オススメ登山ルート963614

出典:

リフトはスキー場のイメージです。
天神峠からなら、高低差は500メートル弱。

途中で鎖場を経験したり、山小屋で休憩を挟みながら、往復で5時間ほどの行程になります。
危険が比較的少なく簡単に登れるルートですが、ちょっと本格的な部分もあるので、達成感はかなりあります。
ロープウェイに乗る、オススメ登山ルート964644

出典:リストリンさんの投稿

こんな可愛らしい山小屋が建っています。

ロープウェイに乗る、オススメ登山ルート963610

出典:

鎖場もあります。一人ずつゆっくりと登りましょう!本格的な気分ですね。

ロープウェイに乗る、オススメ登山ルート963623

出典:

こんなカワイイ出会いもあるかも?

ロープウェイに乗る、オススメ登山ルート964967

出典:

ロープウェイに乗る、オススメ登山ルート963618

出典:

その他にも、トレッキングコースや上級者向けの縦走コースなど、いろいろあります。
自分の実力に合わせて、何度でもチャレンジできます。

装備はしっかり

登山は「備えあれば憂いなし」です。しっかりと準備していきましょう。
事故やトラブルを防ぐためにも、自分のレベルに合った装備(足首までガードできる靴、長袖長ズボン、雨具、帽子、食料、水…)を事前に調べ、しっかり準備しましょう。
せっかくの登山。楽しく登って自宅まで安全に帰りましょう。
装備はしっかり963621

出典:

朝が快晴でも、雨は降るものだと思ってください。
自然に敬意を払っていれば、事故はかなり防げますよ。

アクティビティもいっぱい!

実は谷川岳、ただ登山するだけの山ではないんです。

例えば、一ノ倉沢の岩場はロッククライミングのメッカであり、国内外問わず、クライミングの猛者たちが集まってきます。
冬にはロープウェイの区間がゲレンデとして開かれ、雄大な山々に囲まれながらスキーを楽しむこともできます。
また、毎年9~10月には天神平で「星の鑑賞会」を開催。山に囲まれた静かな場所で、ゆっくり星を眺められたらステキですね!
アクティビティもいっぱい!963587

出典:aruboboさんの投稿

ロッククライマーの聖地、一ノ倉沢。

アクティビティもいっぱい!963600

出典:とくじろうさんの投稿

星の鑑賞会では、望遠鏡を借りたり、ミニコンサートに耳を傾けたり、お楽しみもいろいろあります。

もちろん、天神平までロープウェイで登って、そこで景色を眺めながらピクニックなんてのも楽しいですよ。
いろんな楽しみ方ができるのも、谷川岳の魅力の一つです。

帰りに寄りたい温泉!

やっぱり、山に登ったあとに行きたいのが…温泉!
谷川岳付近にはたくさんの温泉があり、どこに入っても景色と温泉の極上コラボが楽しめます。
気になる温泉をチェックしてから登山に行きましょう!
帰りに寄りたい温泉!992076

出典:

さいごに

さいごに963594

出典:mshkさんの投稿

東京からのアクセスは、上越新幹線で約60分(東京-上毛高原)。そこからバスで50分ほどのところにある「土合口駅」まで行けば、すぐにロープウェイに乗れます。
車でのアクセスもいいですし、土日を利用して登山を楽しむというのもいいですね。

魅力いっぱいの谷川岳、もう怖くはないですよね?しっかり備えて、登山届けを提出し、安全で楽しい山ライフを満喫しましょう。

群馬県のツアー(交通+宿)を探す

関連記事

関連キーワード