何度でも通いたい！地元客にも人気の出町柳のカフェ7選

出町柳は、京阪電気鉄道と叡山電鉄の駅名です。鴨川西側の「出町」と、東側の「柳ノ辻」の二つの地名を合わせた呼び名と言われています。京都大学や同志社大学、京都府立大学が近いため、学生さんも多く住む町です。近くを鴨川が流れ、京都御苑や下賀茂神社など自然に恵まれた名所のほか、御朱印をいただけるお寺や神社も数多いこのエリアには、散策の合間にゆったりとくつろげるカフェがたくさんあります。今回はそんな出町柳で地元の人も通う、とっておきのカフェを7軒ご紹介します。

出町柳駅から徒歩7分、同志社大学近くの「ル・シュクリエ」は、フランス菓子を扱うお店です。落ち着いた温かみのある店内には喫茶スペースが15席用意されているので、手作りの味をその場で楽しむことができます。ショーケースに並ぶのは、お店こだわりの製法で作られるタルトやプリン、ケーキなど。毎月期間を決め、数量限定で販売されるシュークリームも絶品の味です。どうしても味わってみたいという方は、販売日をお店へ事前に問い合わせしておくことをおすすめします。

出町柳駅から徒歩5分ほどの「FACTORY KAFE工船」は、京都の珈琲焙煎家・オオヤミノルさんに師事した店主が開いたお店。建物の入口に小さく案内が出ているだけなので、初めての方は見逃してしまいそうな、隠れ家的なスポットです。コーヒーは豆を選び、「あっさり」「こってり」の淹れ方から選べます。好みの味を伝えれば、わかりやすくアドバイスしてくれるので、コーヒーに詳しくない方も通の道へ足を踏み入れてしまうかも。味わい深い店内の雰囲気も、丁寧に淹れたコーヒーと一緒に楽しめます。

出町柳駅より徒歩で7分ほど、同志社大学がある今出川通り沿いにある「童夢」は、1980年から続く地元で愛されるケーキ屋さん。しっとり生地のスポンジに甘さ控えめのクリームを合わせたケーキや、しっかり焼き上げたシュー皮にとろけるようなクリームを絞り込んだシュークリームなど、シンプルで幅広い層に好まれるケーキが味わえます。イートインの喫茶スペースを利用するなら、まず店頭でケーキを注文。ショーケース脇の扉を開くと、クラシカルな空間が現れます。懐かしい雰囲気の中で、やさしい味わいのケーキを堪能できますよ。

出町柳駅より下鴨神社方面へ約7分ほど歩いた場所にある「Yugue(ユーゲ)」は、地元民の間でも「脱力系」｢不思議系｣と評判の絶えない、ゆるい空気感のただようカフェ。店内には懐かしくて味わい深いテイストのイスやテーブルが並びます。2階へ足を運ぶと、小さなちゃぶ台と座布団を並べた和室の空間が。お客さんがいてもひっそりと気配を消しているという噂の店長が手がけるメニューは、どれも好評です。おススメは「下鴨ジンジャー」。生姜の風味がガツンと効いた、目の覚める美味さです。

「キトカフェ」は出町柳駅から徒歩10分、今出川通りから寺町通りの一本手前の道を入ったところにあるお店です。店内はヴィンテージなソファやテーブルがすっきりと並ぶ、おしゃれな空間。おひとりさまで読書にふけるお客さんも多く、近所の同志社大学や京都大学の学生さんも訪れています。パティシエをされていたという女性店主お手製のスイーツはどれも絶品。自家製のパンを使ったサンドなど、ランチのフードメニューも充実していますよ。

出町柳駅から徒歩5分、「FACTORY KAFE工船」がある通りを北へ進むとあるのが「セカンドハウス 出町店」。オーナー夫妻が最初に出した店舗で好評だったスパゲッティやケーキのメニューを充実させ、開いたお店です。1980年の開店から地元で愛され続け、各地に支店も増やしています。お店自慢のパスタは「トマト系」「洋風」「和風」と、オリジナリティがあって親しみやすいメニューばかり。ケーキは嬉しい大きめサイズ。明るさを押さえた落ち着きのある店内で、気取らない味をたっぷりと楽めます。

出町柳駅から東へ徒歩3分の「さるぅ屋」は、和モダンな雰囲気の中で、ハンバーガーやサンドイッチメニューを味わえるお店です。もともと書店だったという建物を改装したという店内は、1階にレトロな雰囲気のテーブルやカウンターが並ぶイス席、ロフトに上がると畳の間が広がっています。隠れ家的な雰囲気に、ついつい長居してしまいそう。ハンバーガーやサンドイッチに使われているバンズは、外側はパリッとした食感、中はもっちりとしていて、食べ応えがありますよ。

京都出町柳駅界隈で地元客に愛されるカフェをご紹介しました。焙煎にこだわったコーヒーや、やさしい味のケーキを楽しめるお店、フードメニューが魅力のお店、雰囲気だけでも味わっておきたいお店など、魅惑のカフェがたくさんありました。近くを散策の際は、ぜひ足を運んでみてくださいね。