大阪で吉本新喜劇を見に行こう！初めての人でも分かる新喜劇観覧ガイド

「吉本新喜劇」とは、よしもとクリエイティブ・エージェンシーに属する芸人が舞台で演じる喜劇のこと。府外の方には“大阪といえばお笑い”、というイメージが強いと思いますが、それもこの吉本新喜劇があるからといっても過言ではありません！

関西や九州の一部の地域では毎週土曜日の昼にテレビ放送があり、東京でも深夜枠で見ることができる吉本新喜劇。大阪に来たなら是非とも時間を作って劇場に足を運んでください！テレビだとあまりツボに入らない…という人でも、実際に見るとかなり笑えます。大きな口を明けて大笑いすると心配事もポーンと吹っ飛んでいきますよ！

1日の公演回数は、平日が11時と14時30分の二回公演、土日祝は9時45分、12時45分、15時45分の三回公演になっています。一回の公演は約2時間半ですが、前半の1時間半はベテラン・中堅・若手が7～8組ほど出演する落語や漫才、後半の約1時間が吉本新喜劇というスケジュール。夜公演はその日によって単独ライブだったり、落語会だったりと様々です。

大阪にはよしもとクリエイティブ・エージェンシーに所属するお笑い芸人や、NSCと呼ばれる芸人養成スクールの生徒達が出演するための劇場が4箇所あります。どの場所にも「よしもと」と付いているので混乱してしまいますが、テレビ放送で見るような吉本新喜劇が見られるのは「なんばグランド花月」です！

なんばグランド花月は各線なんば駅と地下鉄堺筋線・近鉄日本橋駅のちょうど間、どちらからも歩いて5分ほどのところにあります。一番分かりやすいのが地下鉄御堂筋線③-E2、もしくは③-E5出口から出て南海通り商店街を通る方法。一つ目の角を曲がると「なんばグランド花月」が見えてきます。

どの日程のいつの公演が見たいのが決まったら、出来るだけ早くチケットを購入をされることをおすすめします。平日は当日券が残っている場合も稀にありますが、団体客が多くお友達と隣同士で座れない確立も高いので先に購入しておく方が良いでしょう。週末に訪れたいのであれば、事前購入は必須です。

一階席と二階席の2種類がありますが、お値段の違いは500円ほど。どの購入方法でも座種は選べますが、劇場窓口とオペレーター対応の電話予約以外は席番を指定することはできません。コンピューターが自動で選択した席番が表示されるようになっています。チケットの購入方法も色々あるので一つずつ説明していきます！

一番明瞭な購入方法は、「チケットよしもとWEB」で購入すること。クレジットカード決済・劇場窓口受取なら手数料がかからないのもポイントです。また会員登録をしていると一般発売よりも数日早い先行抽選販売に参加することが出来るので、良い席で見たい！という方はこのチャンスを利用すると良いでしょう。会員登録は有料のプレミアムと無料のよしもとIDがあります。

チケットよしもと専用ダイヤルを利用する場合は、先ずは電話でチケットを予約、その後ファミリーマートか劇場窓口のどちらかで期限内に決済・発券する必要があります。自動音声ダイヤルとオペーレーター対応の電話番号がありますが、自動音声ダイヤルだと決済・発券はファミリーマートのみ、そして手数料がプラスされます。オペーレーター対応だと席番を確認したあとに好みの場所を伝えることも出来るので、なるべく良い席で見たいという方にはオペーレーター対応の専用ダイヤルで予約することをおすすめします。

劇場の近くに住んでいる場合などにおすすめのチケット購入方法は、よしもとの劇場窓口で購入する方法。「なんばグランド花月」のチケットを購入したい場合でも、東京にある「ルミネtheよしもと」や「神保町花月」といった他の劇場窓口で購入することが可能です。

上記以外の方法だとイープラス、チケットぴあ、ローソンチケットといったプレイガイドでチケットを購入することもできます。取り扱っていない公演があったり、手数料がかかったりしますが、どうしても特定のコンビニで発券したいという場合などには便利な方法です。

通常公演の前々月1日に一般発売されるチケットですが、5名以上のグループで観劇したい場合にはグループ観劇の専用ダイヤルを利用すると公演日の6ヶ月前から予約を行うことが可能です。10名までだとチケットよしもとで簡単に購入することが出来るのでもう日が迫っているという場合にはチケットよしもとでも良いでしょう。

当日券は、チケットよしもと(開演2時間前まで)・ファミリーマート/Famiポート(開演2時間前まで)・劇場窓口で購入することが可能です。大阪観光中に突然時間が空いた場合はこちらでどうぞ。

吉本新喜劇を大阪で公演しているのは基本的になんばグランド花月のみですが、大阪市内にはよしもとに所属する芸人の漫才やコント、ネタが楽しめる施設が他に3ヶ所あります。時間が合わなくて新喜劇が見れなかったというときには、こちらのイベント情報をチェックしてみてはいかがでしょうか?

よしもと漫才劇場はなんばグランド花月の千日前筋を挟んだ向かいにある劇場。こちらでは若手芸人を中心に中堅・ベテランまでのネタや、毎回趣向を凝らしたスペシャルアクトを見ることができます。コントだけでなくゲームコーナーなど、観客が参加できるライブがたくさんあるので、家族連れにもおすすめ。笑いのプロならではのキレのあるツッコミを受けることも出来るかもしれません！

地下鉄御堂筋線 動物園前駅から徒歩5分のところにある「新世界 朝日劇場よしもとライブ」では金土日の週末限定で、若手からベテランまでの漫才やコント、ネタが楽しめる寄席公演が行われています。大阪の中でもディープなところにあるこの劇場で、大笑いしてニッチな大阪を満喫してみては？

ZAZA HAUSEという関西サブカルチャーを語る上で欠かせない存在のイベントスペースで行われる「道頓堀ZAZAよしもとライブ」。こちらではお笑いライブはもちろん、よしもとに所属するメンバーが出演する劇などの公演も行っています。

吉本新喜劇のガイド～入門編～をお届けしましたが、いかがでしたか？普段テレビで吉本新喜劇を見ている人も、新喜劇以外の番組で芸人さんを見ている人も、大阪に来る際にはぜひ劇場に足を運んでほしいと思います。テレビ放送ではカットされる部分も隅々まで見ることが出来ますし、何より普段テレビで見る芸人さんの人間味を感じることが出来るのは生の観覧だからこそ。

運が良ければ、すち子のねぶり飴もゲット出来るかもしれません！劇場周辺では移動中の芸人さんに出会える可能性もかなり高いので、ぜひ遊びに行ってみてくださいね。