2017年09月07日
10月の京都で古都の歴史絵巻体験!京都三大祭のひとつ『時代祭』見どころをご紹介
年間を通して、さまざまなお祭りが行われている京都。中でも、京都三大祭である「葵祭」「祇園祭」「時代祭」が有名です。特に、毎年10月22日に行われる『時代祭』は、古都の歴史を遡ることができる画期的なお祭り!各時代の衣装をまとった約2,000人もの行列は圧巻です。時代祭の見どころをご紹介していきます。
千年もの長い歴史を持つ京都には、その歴史を反映したお祭りが現存しています。京都三大祭といわれている「葵祭」「祇園祭」「時代祭」は、京都にとって欠かせないお祭りです!
葵祭 | 京都市観光協会
安全性、情報の更新性の観点から外部サイトのURLを削除しております。
祇園祭 | 京都市観光協会
安全性、情報の更新性の観点から外部サイトのURLを削除しております。
「時代祭」は、1895(明治25)年に平安神宮の創建を祝って始まりました。開催日の10月22日(雨天延期)は、桓武天皇が平安京に都を移した日とされています。
この祭りは、平安時代から明治維新まで、各時代の衣装を身にまとった約2千人もの人々が練り歩くのが特徴です!行列は明治維新から始まり、どんどん古い時代へと遡っていきます。大河ドラマや映画などでしか見られないような人々の姿は、歴史好きにはたまりませんよ。
その光景は、絵巻物に描かれた歴史が現代に蘇ったかのようです。行列は京都の歴史が20区分にされており、服飾史・文化史が楽しめるお祭りにもなっています。
時代祭の見どころといえば、行列の中に現れる歴史的な有名人です。明治時代は坂本龍馬、戦国時代は織田信長をはじめとする戦国武将、平安時代は紫式部や清少納言。まさに、歴史的有名人のパレードです。
江戸時代末期に登場するのは、皇女和宮(かずのみや)の十二単姿。徳川幕府の最後から2番目の将軍に嫁いだ、幕末のヒロインとされる女性です。31歳で亡くなった和宮が時代祭によって蘇った姿は、美しいと思うと同時に切なさをも感じさせますね。
江戸時代に活躍した女性といえば、かぶき踊りを始めたとされる「出雲の阿国(おくに)」も有名です。和宮、阿国を含む“江戸時代婦人列”では、時代の中で輝いた女性たちの姿を見ることができます。女性たちはいつの時代も、艶やかで美しい。
馬に乗って登場する戦国武将の姿には、観客も大喜び!特に、安土桃山時代の織田信長、羽柴秀吉は見逃せません。室町時代まで、武家風俗を中心とした仰々しい行列が続きます。
鎌倉時代の中世婦人列には、豊臣秀吉の側室となる「淀君」や源義経の愛妾「静御前」といった歴史のヒロインたちが登場します。その姿は息を呑むほど美しい!ほかに、薪や炭などを頭に乗せて都内へ行商していたという「大原女(おはらめ)」や、アユ売りの商人「桂女(かつらめ)」など、京都で行きていた女性たちの姿を見ることができます。
京都御苑から平安神宮までのルート内であればどこでも鑑賞することができます。見晴らしが良いのは出発地点である京都御所や、ゴール地点である平安神宮です。行列は約2時間かかるので、ゆっくりと見られるように場所取りをするのがおすすめ。また有料観覧席が3か所、全席指定でパンフレットも付いています。
京都の三大祭である時代祭についてご紹介しました。時代祭は比較的新しく生まれたお祭りです!だからこそ、京都の長い歴史が現代にも通じているのだということが、改めて分かる内容となっています。暑い夏が終わり、10月の涼しい頃に行われるお祭りなので、時代祭に合わせて旅行を計画してみては?
時代祭 時代祭について| 京都市観光協会
安全性、情報の更新性の観点から外部サイトのURLを削除しております。