心を癒してくれる、水辺の美しい風景がここに。滋賀県「醒ヶ井」の魅力とは

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滋賀県米原市に位置する醒ヶ井は、清流・地蔵川沿いの風景が美しい小さな街。江戸時代には五街道の一つ・中山道の61番目の宿場町として栄えていました。その当時に大名が利用していた施設は現在に至るまで大切に保存・復元され、歴史を今に伝えています。

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醒ヶ井駅へは「彦根城」で有名な彦根駅から電車で約20分、京都駅からは新幹線に乗らなくても電車で1時間ちょっとで到着します。また、醒ヶ井駅前には無料の駐車場があるため、車でも便利なアクセスなのが魅力です。

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醒ヶ井駅から数分歩くと、地蔵川が見えてきます。古い建物がたくさん残っているため、宿場町として栄えた時代にタイムスリップしたかのような気分になるかもしれません。清らかな地蔵川と周辺に建ち並ぶ日本家屋の民家が美しく調和しており、見る人の心を和ませてくれます。

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5月中旬から8月下旬にかけて地蔵川では「梅花藻」という水中花が咲くため、多くの人で賑わいます。この植物はキンポウゲ科の淡水植物で、水温14℃前後の清流でしか育たない貴重な花。白くて小さく、梅の花に似ています。

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水中で可憐な花が藻の間に咲いている様子を見ると、心が癒されます。

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7月下旬から8月上旬頃には夜間にライトアップされ、昼間とは違った幻想的な風景を楽しむことができます。

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地蔵川に沿って上流の方へと進んでいくと「加茂神社」があり、その境内の脇にある石垣の下から「居醒の清水」という地蔵川の源泉が湧き出ています。

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「居醒の清水」は一見池のようですが、よく見ると石垣の下から水が湧いている様子が分かります。

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この名水は「古事記」や「日本書紀」にも登場しており、伝説上の英雄・日本武尊（やまとたけるのみこと）が熱病にかかった時身体の毒を洗い流した霊水とも伝えられています。

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醒ヶ井駅から地蔵川に向かう途中にある、大正4（1915）年の創建以来昭和48（1973）年まで使用されていた「旧醒井郵便局局舎」。現在は「醒井宿資料館」となっており、そのクラシックな佇まいは醒ヶ井の街並みに溶け込んでいます。神戸の旧居留地38番館など日本国内の数々の西洋建築を手がけたアメリカ出身のウィリアム・メレル・ヴォーリズが設計に携わり、創建当時は先進的でモダンな印象を人々に与えました。

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「旧醒井郵便局局舎」とともに「醒井宿資料館」となっている「問屋場（といやば）」。江戸時代の街道の宿駅のことで、ここを通行する大名や役人に人馬の提供や荷物の積み替えに関する引き継ぎ事務を行なっていた場所です。こちらのように完全な形で残っているのは大変珍しく、貴重な建物となっています。

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醒ヶ井の湧水を使用した醤油や味噌などを販売している「醤油屋喜代治商店」。ここでは、バニラアイスクリームに醤油がかかった「醤油ソフトクリーム」を販売しています。

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かつて材木商として活用されていた建物の店内には、醤油や味噌などが並んでいます。豊富な品揃えなので、ここでお土産を探すのもおすすめです。

出典：sophia703さんの投稿

「醤油ソフトクリーム」は、みたらしのような甘い醤油がバニラアイスクリームの甘さを絶妙に引き出している絶品スイーツです。

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醒ヶ井駅のそばにある「醒井水の宿駅」は道の駅のような場所で、特産品の販売コーナーや地元の食材を使った料理を食べられるお食事処などがあります。

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観光地ならではのお土産だけではなく、地元で生産された旬の野菜や果物も販売されています。

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施設内にはバイキング形式のレストランも併設されています。醒ヶ井の名物であるマス料理や山菜など、種類が豊富で好評です。

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また、この敷地内にある湧水を自由に利用することができます。備え付けのコップで飲んだり、持参した容器に入れて持ち帰ることも可能です。

出典：近江源氏さんの投稿