2022年11月10日
電車をお得に乗ろう!知っておきたい「首都圏のフリー切符」14選
たくさんの電車が走る首都圏。短い区間で動いていたり、いろいろな線に乗り入れたりと、さまざまな場所へアクセスしやすいエリアです。東京都内をはじめ、首都圏には1日乗り降り自由のフリー切符があるのをご存知ですか?意外と広範囲のフリー切符もあってとってもお得!たくさん乗れるから初めての乗り鉄にもおすすめなんです♪知らないと損!首都圏のお得なフリー切符をご紹介します。
目次
JRをはじめとした鉄道会社が発売している「フリーきっぷ」。おもに1日で決められた区間を自由に乗り降りすることができるものです。最近ではさまざまなフリーきっぷが存在しており、有効期間が2日間や3日間のものからグルメ券がセットになったものまでバリエーション豊かになっています。
乗り鉄に興味があるけど、何からどういう風に始めていいかわからないという人にはフリーきっぷを使った日帰り旅がおすすめ!がっつりとフリー区間の駅をめぐっていくのも楽しいですが、沿線の観光名所に寄り道しながらの旅も楽しいですよ。
※記事中の金額は2022年10月現在の情報になります。
JR東日本の東京23区内が1日間乗り降り自由になるフリーきっぷ。価格はおとな760円。フリーになるエリアはおもに東京都の23区内で、快速を含む普通列車で普通車自由席に有効です。別料金を払えば一部特急も利用可能。販売場所はフリーエリア内の「指定席券売機」などです。
23区エリアがフリーエリアなので、東京の主要スポットはほとんど押さえることができる都区内パス。多くの人たちでにぎわう渋谷駅・新宿駅エリア、外国の人にも人気の秋葉原駅、観光に便利な東京駅などもフリーエリアに入っているので東京を楽しみながら乗り鉄を楽しむことができそうです。
JR東日本の23区内に、東京メトロ、都営地下鉄、東京さくらトラム(都電荒川線)、都営バスなどをはじめとした東京都交通局の路線が1日間乗り降り自由になるフリーきっぷ。価格はおとな1600円。普通・快速電車のみ有効です。別料金を払えば一部特急も利用可能。販売場所はフリーエリア内のJRの指定席券売機や東京メトロ、都営地下鉄、日暮里舎人ライナー各駅の券売機などです。
「都区内パス」のフリーエリアに加えて東京メトロと都営地下鉄もフリーエリアに入っている「東京フリーきっぷ」。JRではアクセスしづらい六本木や浅草に立ち寄ることができるのがうれしい!
東京メトロ全線のフリーきっぷ、価格はおとな600円です。従来のフリーきっぷは該当日1日(始発から終電)が有効期間というものがほとんどでしたが、24時間券は任意の時間からスタートして24時間後までが有効期間というものです。たとえばお昼12時からスタートでしたら、有効期間は翌日の午前11時59分までということになります。東京メトロ各駅の券売機で購入できます。
”24時間”という有効期間をどう有効に使うか?がこのフリーきっぷのポイントです。朝一番から終電までというスタンダードな使い方から午後から使い始めて翌日も半日ほど使うという使い方も楽しめます。旅行などで時間に制約があるときなどに効果的に使用することもできるので、旅行の際にはぜひチェックしてみてください。
土・日・祝日やGW、夏休み、年末年始期間に利用できるJR東日本のフリーきっぷ。フリー区間は首都圏のJR東日本の指定区間とりんかい線、東京モノレール全線です。有効期間は1日間(最終電車まで)で、価格はおとな2720円。フリーになるエリアは普通列車(快速含む)のみ有効です。別料金を払えば一部特急も利用可能。販売場所はフリーエリア内のJRの「指定席券売機」ほか各駅の券売機などです。
JR東日本の関東エリアをほぼ網羅しているフリー区間のきっぷ「休日おでかけパス」。奥多摩や小田原、成田空港方面もフリー区間で、がっつりと乗り鉄をしてみたい!という人にはぴったりです。他のフリーきっぷよりは若干割高ですが、範囲が広いため目的地によっては往復するだけで元が取れるので小旅行の利用にもおすすめです。
東京メトロと都営地下鉄全線のフリーきっぷ。有効期間は1日間で価格はおとな900円。販売場所はフリーエリア内の券売機などです。
東京メトロと都営地下鉄のフリーきっぷ「都営地下鉄・東京メトロ一日乗車券」は、東京の都心から下町までを細かく網羅している地下鉄が乗り降り自由!浅草から両国・蔵前エリアや月島・築地エリアなどをめぐるのはこちらのフリーきっぷがおすすめです。
東急線全線が1日間乗り降り自由になるフリーきっぷ。価格はおとな680円。販売場所は一部を除いた東急線の券売機です。
フリーエリアは主要エリアである渋谷や横浜、自由が丘、二子玉川を網羅しているので、ショッピングもデートも楽しめる要素満載!さらに近頃発展がめざましい武蔵小杉や、商店街歩きが楽しい戸越銀座などおすすめたっぷりのエリアです。
都営地下鉄をはじめ東京さくらトラム(都電荒川線)、日暮里・舎人ライナー、都バスが1日間乗り降り自由になるフリーきっぷ。価格はおとな700円。販売場所は都営地下鉄、日暮里・舎人ライナー各駅の券売機や都電・都バスの車内などです。
都電荒川線がフリーなので、沿線の巣鴨や飛鳥山などをコースに入れて観光してみるのもおすすめ!また、ゆりかもめと同じ“新交通”である「日暮里・舎人ライナー」に乗るのも乗り鉄的にはおすすめコースです。
京成線の一部区間である、都内のエリアのフリーきっぷ。東京の「下町」エリアが1日乗り降り自由で、価格はおとな500円。販売場所はフリーエリア内の駅窓口と券売機です。
上野から東京スカイツリーの最寄駅・押上、柴又と東京の下町をフリーエリアにしたお得なきっぷ。主要スポット以外にも足立市場がある千住大橋駅や、ディープスポットとして近頃取り上げられることも多い立石もフリーエリアに入っています。
京王線と井の頭線全線が1日間乗り降り自由になるフリーきっぷ。価格はおとな900円。販売場所はフリーエリア内の各駅自動券売機です。
渋谷、下北沢などのおしゃれスポットから高尾山エリアまで幅広いエリアが乗り降り自由なので、1日でいろいろな景色を楽しみながらの乗り鉄を楽しめます。
東急電鉄の一部区間のフリーきっぷ。東急線の東横線、田園都市線、大井町線の渋谷・二子玉川・自由が丘を結ぶエリアが1日乗り降り自由となるきっぷです。価格はおとな410円。販売場所は東急線の券売機で、利用当日22時30まで販売されています。
東急線の主要エリア渋谷・二子玉川・自由が丘を結ぶピンポイントなフリーきっぷ。主要エリアだけでも見どころ満載なのに、エリア内には三軒茶屋や代官山などのおしゃれ散歩スポットや、自然豊かな等々力渓谷のある等々力駅など楽しめるスポットがいっぱい!初心者にもおすすめで何度リピートしても楽しいフリーきっぷです。
東急世田谷線が1日間乗り降り自由になるフリーきっぷ。価格はおとな340円。販売場所は世田谷線三軒茶屋駅、下高井戸駅で、利用当日の始発から終電まで販売されています。
沿線は歴史散歩ができるスポットが多くあり、寺院めぐりを楽しむのもおすすめです。招き猫で有名な豪徳寺やレトロな商店街などフォトジェニックなスポットも豊富にあるので、女子旅にもぴったりの乗り鉄ができそうですよ。
小田急線の藤沢~片瀬江ノ島間と江ノ電が1日乗り降り自由の「江の島・鎌倉フリーパス」。小田急線の発駅~藤沢間の往復1回分割引切符が付いているため、販売価格は発駅により異なります。販売場所は小田急線各駅の窓口や自動券売機などです。
鎌倉と江ノ島を1日で楽しみたいならおすすめのフリーきっぷ。定番の長谷寺、鶴岡八幡宮、江ノ島も立ち寄れ、江ノ電で海を眺めながらの乗り鉄も楽しめます。また、沿線の観光スポット等の割引優待を受けることができてお得です。
ゆりかもめが1日間乗り降り自由になるフリーきっぷ。価格はおとな820円。販売場所は「ゆりかもめ」のの各駅自動券売機と新橋駅、豊洲駅の駅務室です。
東京の臨海地域を走る沿線はお台場や豊洲などの主要スポットのほか、船の科学館や芝浦ふ頭なども立ち寄れます。沿線の散策以上に車内からの車窓を楽しむのが最もおすすめ!東京湾からレインボーブリッジやお台場、フジテレビ社屋などが眺められたりと、空中散歩をしている気分になれる景色♪フリーきっぷではたっぷりと何度でも楽しめます。
京急線の一部区間が1日または2日間乗り降り自由になるフリーきっぷ。金沢文庫以南の京急電車と京急バスがフリーとなり、価格は1DAYがおとな1100円、2DAYは往復乗車券とセットでのみ販売のため、発駅によって異なります。
フリーエリアは京急の金沢文庫以南なので、エリア内には三崎、横須賀、逗子、浦賀、久里浜といった多くの主要スポットがあります。京急バスもフリーなので、電車では到達できない海岸なども行くことができます。三崎のまぐろや横須賀グルメなどグルメもたっぷり楽しめるエリアが多いので、食べ歩きも楽しめそうです!また、観音崎温泉など温泉もあるので2DAYチケットを使っての1泊旅行にもぴったりですよ。
今回紹介したきっぷ以外にもフリーきっぷはたくさん!有名な「青春18きっぷ」や1週間のフリー期間のあるものなどもあります。首都圏以外にもたくさんのフリーきっぷがありますので、気になる人はぜひチェックしてみてください。また、フリーエリアに行くまでの往復が含まれていたり、各種観光施設の料金が割引になるなどの特典がついている場合も多くあります。今回紹介したものにも該当するものがありますので、チェックしておくとさらにお得に旅を楽しめますよ。
いかがでしたか?今回ははじめての乗り鉄にもぴったりなフリーきっぷをご紹介しました。フリーエリアの沿線のスポットを楽しみながら鉄道を楽しむとより楽しい旅にできますよ。ぜひこちらを参考にして乗り鉄デビューをしてみてくださいね。