2017年10月20日
滋賀のご当地グルメ!野菜たっぷり和風だし「近江ちゃんぽん」のおすすめ4店
全国津々浦々にご当地グルメがありおいしさを競っていますが、滋賀県なら近江ちゃんぽんです。野菜たっぷりでヘルシーな近江ちゃんぽんは、50年以上にわたり地元で人気を誇るメニュー。野菜たっぷりで女性にも嬉しい一品です。滋賀観光のお楽しみに、和風だしのちゃんぽんを味わってみませんか?
ちゃんぽんといえば、長崎ちゃんぽんを思い浮かべる人が多いでしょう。しかし近江ちゃんぽんを食べた人は「長崎ちゃんぽんとは別物だ!」といいます。そこで、近江ちゃんぽんの特徴を5つ挙げてみました。麺の種類も調理法も、長崎ちゃんぽんとは違うんです。
近江ちゃんぽんの麺は、かんすいを使った中華麺。一般的なラーメンと同じ麺です。一方、長崎ちゃんぽんの麺は小麦粉に唐灰汁(とうあく)を加えた麺。麺のタイプが違うんです。
近江ちゃんぽんのスープは、かつお節や昆布などを使った魚介系のダシです。薄口しょうゆを合わせてあっさり仕上げた、ダシの風味を味わえる和風スープです。長崎ちゃんぽんのスープは鶏ガラやとんこつをベースにしたコクのある風味が自慢。それぞれが麺の特徴に合わせてベストなスープをチョイスしているのです。
近江ちゃんぽんの具は、もやし・キャベツ・ニンジンなどの野菜と豚肉がメインです。最近では特別メニューとしてカキなどを入れることもありますが、基本は野菜+豚肉。長崎ちゃんぽんの具は、キャベツや玉ねぎなどの野菜と豚肉、エビやイカなどの海鮮です。
調理方法にも違いがあります。近江ちゃんぽんは具の野菜を炒めずに、スープで煮込みます。肉も野菜も最初からスープで煮込むので、旨みが逃げにくいんです。長崎ちゃんぽんは中華鍋で具材を炒めてから、具と麺を一緒にスープで煮込むのが一般的。ちょっとした違いですが、近江ちゃんぽんは油で炒めずに仕上げるため、あっさりした味わいなんです。
近江ちゃんぽんは、途中でスープにお酢を加えて味に変化をつけます。レンゲに半分程度でいいのですが、スープに溶かすと味がまろやかになって深みが増します。長崎ちゃんぽんに加えるのは白コショウが定番。こんなところにも、近江ちゃんぽんと長崎ちゃんぽんの違いが出ているんです。
野菜と豚肉が具のメインとなる近江ちゃんぽん。発祥となったのは、昭和38年創業の”麺類をかべ”でした。そもそも、いったいなぜ、近江ちゃんぽんが生まれたのでしょう。
滋賀県名物の近江ちゃんぽんを生み出したのは、”麺類をかべ”という大衆食堂。昭和38年創業のお店で、初めはうどんやそばがメインでした。あるとき、店主さんが地元の新鮮野菜と豚肉を中華麺と一緒に煮込んでだしたところ、お客さんから大人気となりました。
彦根という土地柄から、うどんのダシは削り節と昆布の京風ダシでした。この京風ダシをアレンジして作られたのが、近江ちゃんぽんスープの原点。そのため今でも、近江ちゃんぽんのスープは優しい味わいの和風スープなんです。
2016年6月には東京にも近江ちゃんぽんのお店ができました。こちらは滋賀県内でも店舗の多い、ちゃんぽん亭総本家・水道橋店です。JR水道橋駅の西口から徒歩約8分。利便性もよく、味の評判も上々です!
それでは、滋賀県に近江ちゃんぽんを食べに行きましょう。今回は一大チェーン店のちゃんぽん亭総本家と、彦根市内の人気店3軒をご紹介します。どこも本気でおいしいです!
彦根市内を中心に、近江ちゃんぽんのお店を展開しているちゃんぽん亭総本家。金色に輝く和風スープと盛り盛りの野菜で男女問わず大人気です。野菜だけでもお腹がいっぱいになるので、野菜や肉・麺の量をアレンジできるようになっています。女性なら並盛の野菜に麺0.5玉でもいいかもしれません。反対に肉・野菜・麺すべてを大盛にもできます。
こちらのお店では、並盛で約180グラムの野菜が摂れ、追加オーダーで”1日分野菜盛り”にすれば360グラムの野菜が乗ってきます。360グラムとは、厚生労働省が推奨する1日の野菜摂取量350グラムを超える量。とにかく野菜をいっぱい食べたい時におすすめです。
彦根駅前店は、数あるちゃんぽん亭総本家のなかでも、本店というべき位置づけです。場所は彦根駅から徒歩1分もかからない所にあり、観光客も気軽に利用できます。
ちゃんぽん亭総本家 彦根駅前本店の詳細情報
ちゃんぽん亭総本家 彦根駅前本店
彦根 / ちゃんぽん、ラーメン、からあげ
- 住所
- 滋賀県彦根市旭町9-6
- 営業時間
- [月] 11:00 - 22:30(L.O. 22:00) [火] 11:00 - 22:30(L.O. 22:00) [水] 11:00 - 22:30(L.O. 22:00) [木] 11:00 - 22:30(L.O. 22:00) [金] 11:00 - 22:30(L.O. 22:00) [土] 11:00 - 22:30(L.O. 22:00) [日] 11:00 - 22:30(L.O. 22:00)
- 平均予算
- ¥1,000~¥1,999
- ¥1,000~¥1,999
滋賀県民のソウルフードとも呼ぶべき近江ちゃんぽんですから、ちゃんぽん亭総本家以外のお店もがんばっています。それぞれ特徴があって、全部回りたくなりますよ♪
中華そばで有名なお店ですが、ちゃんぽんも人気です。コンブとカツオ出汁のスープは透明で優しい味わい。あっさり系の近江ちゃんぽんが食べたい人におすすめです。
こちらのお店、最寄り駅はひこね芹川駅です。駅からは歩いて15分。彦根銀座商店街の中にあり、お買い物ついでにちゃんぽんを食べて帰る地元のお客さんでいつも賑わっています。昭和なたたずまいで、温かい雰囲気です。
ミツワ食堂の詳細情報
ミツワ食堂
ひこね芹川、彦根 / ラーメン、食堂
- 住所
- 滋賀県彦根市銀座町6-1
- 営業時間
- [月] 11:00 - 23:00 [火] 11:00 - 23:00 [水] 11:00 - 23:00 [木] 定休日 [金] 11:00 - 23:00 [土] 11:00 - 23:00 [日] 11:00 - 23:00 18時以降は2Fで営業
- 定休日
- 木曜日
- 平均予算
- ~¥999
- ~¥999
こちらも彦根では有名なラーメン店です。コンブとカツオ出汁という王道スープで、あっさりしながらもコクのあるちゃんぽんをいただけます。
こちらも、最寄り駅はひこね芹川駅。駅から徒歩約15分で、銀座商店街をぬけてすぐの路地を入ったところにあります。先にご紹介したミツワ食堂からは、歩いて2分の距離。商店街からは離れますが、いつ行っても地元のラーメン&ちゃんぽん好きでいっぱいです。
ラーメン本気の詳細情報
ラーメン本気
ひこね芹川、彦根 / ラーメン、ちゃんぽん
- 住所
- 滋賀県彦根市銀座町1-6
- 営業時間
- [月] 11:00 - 15:00(L.O. 14:45) 17:30 - 20:30(L.O. 20:15) [火] 11:00 - 14:00(L.O. 13:45) [水] 11:00 - 15:00(L.O. 14:45) 17:30 - 20:30(L.O. 20:15) [木] 11:00 - 15:00(L.O. 14:45) 17:30 - 20:30(L.O. 20:15) [金] 11:00 - 15:00(L.O. 14:45) 17:30 - 20:30(L.O. 20:15) [土] 11:00 - 15:00(L.O. 14:45) 17:30 - 20:30(L.O. 20:15) [日] 11:00 - 15:00(L.O. 14:45) 17:30 - 20:30(L.O. 20:15) ■ 定休日 12/31〜1/3
- 平均予算
- ¥1,000~¥1,999
- ¥1,000~¥1,999
こちらのお店は、あんかけちゃんぽんが大人気。あんのトロミが強めなのが特徴です。あんかけちゃんぽんは、近江ちゃんぽんならではの発展形と言われ、野菜・肉・スープ・麺が一体化したおいしさを味わえます。ストレート細麺とトロトロスープの絡み具合が絶妙です。
最寄り駅は、近江鉄道の高宮駅です。駅からは徒歩約10分。駐車場も広いため、車で行くのがおすすめです。広めの店舗に移転してからは、以前以上に県外のお客さんがやってくるようになりました。
三平の詳細情報
三平
高宮、南彦根 / ラーメン、居酒屋、ちゃんぽん
- 住所
- 滋賀県彦根市高宮町1682-1
- 営業時間
- [月] 11:30 - 14:00(L.O. 13:45) 17:00 - 22:00(L.O. 21:30) [火] 11:30 - 14:00(L.O. 13:45) 17:00 - 22:00(L.O. 21:30) [水] 定休日 [木] 11:30 - 14:00(L.O. 13:45) 17:00 - 22:00(L.O. 21:30) [金] 11:30 - 14:00(L.O. 13:45) 17:00 - 22:00(L.O. 21:30) [土] 11:00 - 14:00(L.O. 13:45) 17:00 - 22:00(L.O. 21:30) [日] 11:00 - 14:00(L.O. 13:45) 17:00 - 22:00(L.O. 21:30) [祝日] 11:00 - 14:00(L.O. 13:45) 17:00 - 22:00(L.O. 21:30) ※スープ無くなり次第終了
- 定休日
- 水曜日
- 平均予算
- ~¥999
- ~¥999
全国に、長崎ちゃんぽんをルーツとするご当地ちゃんぽんはたくさんありますが、近江ちゃんぽんは異色のちゃんぽん。滋賀県でちゃんぽん!?と思わずに、彦根城観光のついでにぜひ食べてみましょう。優しい味に、ハマっちゃいます♪