関東で無人島遊び！横須賀から船で10分。要塞の島「猿島」へ

東京湾に、気軽に行けちゃう「無人島」があるのをご存知ですか？その島の名前は「猿島」。猿はいないけど猿島。横須賀の三笠桟橋から船で10分のところに、ぽっかりと浮かぶ湾内唯一の無人島です。島の外周は約1.6kmと、とっても小さな島ですが、湾内最大の自然島でもあります。
アップダウンのある地形を生かした遊歩道の散策は、緑に囲まれこの上ない気持よさ。歴史的な旧軍施設も残っていて、ちょっとした探検気分が味わえる島です。

無人島ではあるものの、観光客に嬉しい施設も充実！知れば知るほど行ってみたくなるはずです。

小さな無人島だとみくびることなかれ、猿島には1日たっぷり遊べる見どころが満載です。
猿島でぜひ楽しんでもらいたい、4つの遊びをご紹介します。

猿島では、全てのBBQ機材がレンタルできます。さらに予約さえしておけば食材も調達してくれるので、まさに手ぶらBBQが可能♪使い終わった機材は、洗わずに返却。この手軽さも受けてます。

機材は持ち込み禁止なのでBBQを楽しむにはレンタルが必須。また、食材の内容は、肉あり魚ありのバラエティー豊かなセットが！どちらもインターネットで事前に予約できます。好きなものが食べたい方は、食材に関しては持ち込みもOKです。予約した食材は、乗船前の三笠桟橋で受け渡しになるので、お忘れなく！

にぎわう海辺。夏の海水浴シーズンは、大人も子供も大興奮！猿島のビーチは天然もの。緩やかな弧を描いた波打ち際は、波もとても穏やかです。対岸は、横須賀の街なみ。このギャップのある風景も見どころのひとつです。

海水浴場は毎年7月中旬～8月末にオープン！合わせて更衣室やシャワールームも開放されており、無人島とはいえ環境もバッチリです。

美しい海が印象的な一方、猿島にはもうひとつの顔があります。

猿島は明治時代から東京湾要塞の一角として、防衛の拠点となっていました。その旧軍施設の廃墟が緑に覆われていく様子が、ジブリ映画「天空の城ラピュタ」の世界観と似ていると話題に。

1995年に横須賀市が管理を任されるまで、誰の手も入ることなかった猿島。緑と廃墟がおりなす、その何ともいえない儚い美しさに、あなたもきっと惹きつけられるはず。

自由に見てまわることももちろんできますが、歴史をもっと知りたい！教えてほしい！という方には、有料ガイドツアー（要予約）もありますので、ぜひ活用してみてはいかがでしょうか？

実は猿島は、隠れた釣りスポット。
猿島周辺一帯が浅瀬になっているため島全体で釣りを楽しむことができる、釣り好きにはたまらない場所なのです！島内のレンタルショップで釣りセットをレンタルすることも可能です。

また、潮が引いていれば磯遊びも楽しめます。
お子さんと一緒に猿島の生物を観察するのも楽しいですね。

島で唯一、お料理を提供する猿島オーシャンキッチンは、海の家のようなカジュアルなお店です。地産の食材を使い、ドリンクメニューも充実。海風を感じながら、のんびりと休憩するにはうってつけです。売店も併設されているので、お土産を買うこともできます。

猿島へは、京急線 横須賀中央駅から徒歩15分のところにある、三笠桟橋から船で渡ります。桟橋まで車で行かれる方は、周辺に有料駐車場があります。

猿島行きの船は、3月～11月は毎日運航、12月～2月は土・日・祝日のみ運航。天候により運行時刻が変更になったり、運行が中止される場合がありますので、事前に調べることをおすすめします。

「早速、猿島計画を立てよう！」と思った方！無人島である猿島に遊びに行くにはいくつか注意点があるので、計画を立てる前にご確認を。

1.猿島は宿泊はできません。
2.介助犬、盲導犬を除き、ペットは連れていけません。
3.花火などの危険な遊びは禁止されています。
4.島内では食材を買うことはできません。

その他にも禁止事項にあたるケースがあるので、これは大丈夫かな？と思ったらホームページなどを確認してみてくださいね。

季節ごとに、また訪れた人のシチュエーションごとに姿を変える不思議な無人島、それが猿島です。
東京から1時間半。電車と船を乗り継いで、旅気分ででかけませんか。