奈良観光に訪れたなら、名物グルメ・茶粥を食べてみませんか？おすすめ店7選

茶粥とはその名の通り、お茶で炊いたおかゆのこと。使われるお茶は番茶やほうじ茶など、地域やお店によって異なります。東海地方より西で見られる料理ですが、特に奈良では聖武天皇の時代に食べられていたという記録が残っているほど、伝統的な料理。観光地として有名な奈良ですが、せっかく訪れるならその土地の伝統料理も食べたいですよね。今回は奈良で茶粥が食べられるお店をご紹介します。

まずご紹介するのは、かき氷で有名なほうせき箱。数量限定ですが、こちらでも茶粥が食べられます。“おかいさん”とは、関西弁でおかゆのこと。「さん」を付けるのが関西っぽいですね。こちらのおかゆは、大和茶のほうじ茶で炊かれたものです。はったい粉（麦こがし）ときりこ（あられ）を載せるのが奈良独特ですね。

おかゆのお供に7種類のおかずもが提供されます。どれもおかゆにあう味付けで、さらさらと食べられます。特に人気なのは出し巻き卵。関西風のしっかりだしの効いた優しい味の卵焼きです。

茶粥は、あっさりしていてさらさらと食べられるので、かき氷をデザートに！こちらのかき氷はふわふわのエスプーマ。いろいろなフレーバーのかき氷があるので、いつ訪れても違った味を楽しめます。お店は近鉄奈良駅から徒歩約7分です。

近鉄奈良駅から徒歩約5分の位置にある味亭 山崎屋さんは、奈良の郷土料理が食べられるお店です。郷土料理を出すお店なので、やはりここでも茶粥が人気です。茶粥定食には煮物や焼き物が入っているのでボリュームも十分です。

こちらの茶粥はほうじ茶を使っています。お米は水分をあまり吸っておらず、さらさらとした食感な。茶粥に添えられる名物・奈良漬がとっても相性がよく、パクパクと何杯でも食べられそう。

茶粥の他に、柿の葉寿司やにゅうめんといった奈良の郷土料理がメニューに並びます。初めて奈良に来た人も2回目以降でも、奈良の味をしっかり堪能できます。同行者と違うメニューを頼んでシェアするのも◎。

続いてご紹介するのは、奈良ホテルの中にあるメインダイニングルーム 三笠。ホテルの中のお店ということで、雰囲気も抜群！豪華な空気の中で朝御飯として茶粥を食べることができます。

歴史あるホテルの朝食ということもあり、器一つ一つにもこだわった贅沢な仕上がり。焼き魚や野菜の炊き合わせが含まれていて、ヘルシーなうえ、茶粥はおかわり自由。こちらの茶粥は品良く香り高い緑茶で炊かれたもの。

こちらの茶粥は宿泊客以外も食べることができますが、せっかくならホテルに泊まって味わってもらいたいもの。奈良ホテルは、とっても歴史があって、いわゆるシティーホテルとはちょっと趣が違います。有名人も多く宿泊する、歴史あるホテルの雰囲気もぜひ楽しんでくださいね。

こちらの旅館、四季亭でも朝食に茶粥を食べることができます。こちらの茶粥は、出汁が効いていて、他の茶粥とはちょっと違います。おかずの数も豊富で、朝からお腹いっぱいになれること間違いなしの充実した内容です。

おかずや焼き魚や野菜の他、同じく奈良名物の三輪素麺など、盛りだくさん。宿泊客には前日の夜、晩御飯の懐石の他に、夜食も提供してくれる豪華なお宿です。

四季亭は近鉄奈良駅から徒歩約15分。東大寺や興福寺、春日大社への観光にもぴったりの立地です。10部屋と限られた部屋数なので予約が少し難しいかもしれないので、できるだけハイシーズンを避けるのが無難。茶粥は朝食のみのサービスですが、昼食・夕食は宿泊客でなくても食べられます。

続いてご紹介するのも旅館。こちらの江戸三は、なんとあの奈良公園の中にあります。観光に便利なのはもちろん、奈良公園の中で夜を過ごせるなんてとっても贅沢。全室離れの作りになっているので周りを気にせず宿泊できるのが嬉しいところ。

ここで茶粥を食べられるのは朝食。旅館らしくいろいろなおかずが食べやすいサイズでたくさん並べられています。湯豆腐なども付いているので、あっさりと健康的な朝食でお腹いっぱいになれば、朝食後の観光も元気いっぱいに回ってください！

お店の自慢は、茶粥だけではありません。10月から3月の季節限定の料理ですが、若草鍋という豪華なお鍋が夕食として食べられます。土鍋にホウレンソウ、伊勢エビ、ハマグリ、ハモやブリといった魚介の他、鶏肉や野菜がいっぱいに入ったもの。素材の出汁がしっかり出て、日本のブイヤベースと呼ばれる人気鍋です。

さて続いてのお店は、近鉄奈良駅から徒歩約10分、ホテルサンルートの地下にあるおばな。和食のお店です。こちらの朝食はバイキング形式になっていて、いろいろな奈良の郷土料理が並んでいます。その中に、この茶粥も提供されています。

こちらの茶粥は、ほうじ茶で炊かれたスタイル。ほうじ茶の香ばしさが名物の奈良漬にとっても良く合います。通常のお漬物の他、料亭で食べるようなクオリティの一品料理もたくさん並んでいるので、どれを食べようかついつい悩んでしまうほど。

料理の種類が豊富なのはもちろんですが、昼食・夕食時は料亭的な位置付けで営業しているので、店内が広々としていてゆっくりと食事できるのも嬉しいポイント。宿泊するならやっぱりご飯のクオリティも大切ですよね。

最後のご紹介するのは、吉野にある柿の葉ずし 平宗 吉野本店。奈良名物、柿の葉寿司のお店ですが、こちらでも茶粥を食べることができます。こちらの茶粥もほうじ茶で炊いたもの。比較的大きめのあられが付いてくるのが特長です。

こうばしいほうじ茶で炊かれたご飯はやや固め。ゆっくり食べても食感を楽しめます。さらりと食べられるので、メインの柿の葉寿司も一緒に楽しみましょう。柿の葉で包まれた少し強めの酢飯が特長なので、さっぱりとしていていくらでも食べられます。

お店はテーブル席と座敷があるので、小さなお子さん連れでも気兼ねなく食事ができます。ほかにも、焼鮎ずしといったここでしか食べられない奈良の味があります。しっかりお腹をすかして、たっぷり食べてくださいね。

奈良の郷土料理、茶粥を食べられるお店をご紹介しましたがいかがでしたか？宿泊施設の朝食として出されているところもあるので、観光・宿泊の際はぜひ利用してみてください。観光の際はたくさん動いてお腹がすきますよね。そんな時はこの茶粥を食べてエネルギーチャージしてください。