まだまだ知らない場所がいっぱい！北海道の"穴場"観光スポット12選

出典：koke310さんの投稿

北海道の観光名所と言えば、札幌や美瑛、函館、小樽などなどたくさんの場所がありますね。美しく広大な風景、新鮮な素材、美味しいお菓子…と、有名スポットや味覚が増えて、国内のみならず海外から訪れる方も随分と増えてきました。

出典：costagramさんの投稿

有名スポットももちろんいいけれど、地元道民が訪れるスポットって一体どんなところがあるのか、ちょっと気になりませんか？そこで今回は、観光情報誌やインターネットのスポット情報ではなかなか見ることができない、北海道のまだまだ「穴場」なスポットのみをご紹介します。

札幌からほど近い北広島市にある「くるるの杜」は、ホクレン（北海道ホクレン農業協同組合連合会）が経営する、体験型農業施設です。農業を通じて、さまざまな体験や感動を広げてほしいという思いで創られました。季節を問わず毎日、食と農の体験プログラムであるお料理教室や食べ比べ、クラフト教室、試食販売会などが行われています。

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施設内の農畜産物直売所では、北海道の新鮮な野菜や果物、肉などをメインに、そのほか、お総菜・地酒・乳製品・卵なども販売されています。また、大人気の農村レストランはランチのみの営業で、北海道の新鮮な野菜をブッフェスタイルで色々いただけるんですよ。

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色とりどりの新鮮な野菜は、目にも楽しく、いくらでも食べられそうですね。食べ放題は、平日は120分、土日祝は90分の時間制で、サラダをはじめ、天ぷら・麺類・カレー・デザート・ドリンクと、おなかいっぱい北海道の味をいただくことができます。施設内にはそのほか、雪のない時期にのみ営業している「もりのかふぇ」というカフェもあります。

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「山の水族館」は2012年、北海道北見市の留辺蘂町にリニューアルオープンし、名称も「北の大地の水族館」と変えて生まれ変わった施設です。大人も楽しめる水族館として、淡水魚と熱帯魚が50種約3,000匹展示されています。館内にある日本初の滝つぼ水槽では外で生きる淡水魚の観察ができるので、冬は凍った川の下を泳ぐ様子を、夏はジャンプしたり群れをなす様子を、間近で見ることができるんですよ。

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そしてもうひとつの見どころは幻の魚「イトウ」。限られた場所でしか生息しないイトウを20匹も飼育しています。餌を食べる様子や最大1.5ｍもの体を畝らせて泳ぐ様子などを、間近で観察することができるんです。群れで泳ぐイトウが見られるのは、この「北の大地の水族館」だけ！

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小さな魚とのふれあいもできますよ。見学の締めくくりの場所にある水槽では、角質を食べる「ドクターフィッシュ」と戯れることができるんです。小さな口でツンツンと吸い付いてくる感触がなんとも言えず、きっと楽しい時間になりますよ。

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上湧別町は、旭川市内から車で2時間ほどのオホーツク沿岸の町です。近くには北海道最大の湖・サロマ湖があり、海産物と農産物がともに豊かな場所。「チューリップ公園」はそんな町の中にあります。国道を走ると、遠くからでも目印のオランダ風車が見えてきますよ。背景は山、そしてメインの一面のお花は息を飲むほどの絶景です。

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見どころはその種類の豊富さ！なんと、200種類、120万本ものチューリップが整然と咲き誇ります。中には、バラと見間違うような花びらの多いものがあったりするので、花びらの形やさまざまなカラーなど、ひとつひとつをじっくり見ても飽きることがありません。球根を購入することもできるので、おうちでも可愛いチューリップを咲かせて楽しむことができますよ。そのため、思い出にと、お土産に買って帰る方が多いんです。

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5月1日から6月上旬頃までは毎年「チューリップフェスタ」が開かれ、広い園内は電動バスで移動したり見学したりすることができます。同時開催のチューリップ掘取体験も人気。掘ったチューリップはそのまま持ち帰ることができます。お気に入りのチューリップを見つけてたくさん写真を撮ったり、その花と同じ球根を買ったり、いろんな楽しみ方ができますよ。

旭川の隣町、北海道最高峰の旭岳を有する東川町。中心部から旭岳温泉へ向かう道を車でひた走ること20分ほど。そこにあるのが「大雪旭岳源水公園」です。大雪山の雪が解け、地下を通ってろ過された水が湧き出ている公園は、美しく水が流れる景観と、苔むした小さな岩、水の流れる音、そして鳥のさえずりや木々のざわめきなどを感じるパワースポットなんです。全国でもめずらしい、上下水道のない町「東川町」を支える、命の水の始まりに出会えますよ。

ここで湧き出たお水は、その場で飲むことができます。しかも、だれでも無料で持ち帰ることができるんです。美味しいお水を求めてペットボトルを持った方がたくさん訪れる、地元では隠れた人気のスポットなんですよ。この美味しいお水は、東川町にある道の駅「道草館」でも販売されています。

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また、公園の道路を挟んだ向かい側には「忠別湖」が。こちらは2007年に造られた多目的ダムです。晴れた日には、すぐ近くの旭岳を含む大雪山系の山々が見渡せますよ。管理事務所ではダムカードをもらうこともできるので、旅の記念になりますね。周辺には駐車場や観察広場がいくつもあって、お天気によって映り込む景色や色が変わる、絶景の撮影スポットなんです。

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道央自動車道砂川サービスエリアの、上りからも下りからも簡単にアクセスすることができる「北海道子どもの国」は、子どもだけではなく、大人の旅行にも最適なスポットです。広大な敷地を有しており、1日のんびりと過ごすこともできます。

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雨の日でも安心なピラミッド内のアクティビティは、大人でも十分に楽しめる遊具施設がいっぱい！上を見上げると6階から下まで続く長い滑り台が。この滑り台は、大人でも歓声を上げて楽しむほどなんですよ。眺望も素晴らしく、一番上のフロアからの眺めは最高の景色です。

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外には、芝生広場やアスレチック、地下迷路、ふわふわドームなどのコーナーがあって、どれもピサの斜塔やストーンヘンジなど世界の七不思議を縮小したものなんですよ。57区画のテントサイトを誇るキャンプスペースもあるので、アウトドア派にもうれしい施設なんです。自然に親しみながらのんびりと時間を過ごし、ハイウェイオアシスで北海道の特産品やお土産を買うこともできる「北海道こどもの国」は、春から夏にかけて人気なスポットです。

北海道の都心部・札幌市は、都会ながらも自然がいっぱい！その中でも、自然豊かで四季を通したアクティビティがいろいろ楽しめるのが、北海道唯一の国立公園「滝野すずらん公園」です。広大な敷地はなんと400haにも及ぶんです。札幌市民のみならず、道内各地から訪れる人々は、春はお花見、夏はキャンプや水・森あそび、秋は紅葉見学に、冬はスキーやスノーシュー散策と、北海道の自然を大満喫！何度行ってもあそび足りないためにリピーターも多いんですよ。

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季節の始まりの春は、お花でいっぱい。チューリップが咲き誇るお花畑には、写真映えを意識したこんなフレームもあるんです。白樺の木で出来たフレームがなんとも北海道らしくて、大人気なんですよ。どんな季節に足を運んでも、花や芝生の手入れが行き届いた素晴らしい景色は、誰もが納得の美しさなんです。

公園内は、アップダウンのある山を使ったアクティビティがたくさん。「子どもの谷」には、地上18mの「あり塚の塔」をはじめ、地下に広がる「ありの巣トンネル」、虹色のネットが張り巡らされた「虹の巣ドーム」、「フワフワエッグ」「うねりの大地」「さまよいの洞窟」など、子どもも大人も心くすぐられる広大なあそび場がいっぱいなんです。

北海道の自然や生き物、歴史、文化について学べる「北海道博物館」は、2015年にオープンした博物館です。北海道の歴史を、展示だけでなくさまざまなイベントを通して、学習することができます。

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北海道は、現代でもまだ野生動物が数多く生息している地域。そのために、さまざまな問題も起きています。この博物館では、そういった問題提起もしてくれるんです。北海道の生活を身近に感じながらも、考える時間を持てるんですね。

札幌市内でも実際に、数多くの大型動物の化石が発掘されています。館内ではそれをレプリカにして展示してあるので、実際の大きさがよく分かるんです。博物館のおとなりには、「北海道開拓の村」がありますよ。実際に使われていた建造物をこちらへ運んできて、当時の息遣いが分かるように展示してあるので、ぜひともセットで訪れたいですね。

出典：Blue Manさんの投稿

札幌市にある「真駒内滝野霊園」は、総面積180万㎡という広大な敷地を持つ公園霊園です。自然を最大限に活かした園内は、花々や緑が彩る心安らかな空間が広がります。そんな園内でおすすめなのが「頭大仏殿」。大仏様を囲う壮大なランドスケープは、開園30周年を記念して、世界的建築家・安藤忠雄氏によって設計されました。

大仏様は遠くから見ると、丘の真ん中から頭だけをひょっこりと覗かせています。その丘には、7月になるとラベンダーが、冬になると雪が一面に広がり、時期によってまったく違う表情を見せてくれるんです。丘の下は礼拝空間となっており、心を沈めながら歩みを進めると、1つ前の写真のような厳かな大仏様を仰ぎ見ることができます。

「真駒内滝野霊園」内にはほかにも、ずらりと並んだモアイ像や、世界遺産でありながらいまだに謎の深いストーンヘンジなど、興味深いものがたくさんあります。札幌中心部からも比較的近いので、足を運んで心を清めに行ってはいかがでしょうか。

出典：m-a-k-oさんの投稿

余市町は、小樽から車で30分ほどの場所にある海沿いの町です。NHK連続テレビ小説「マッサン」の舞台となった場所が、「ニッカウヰスキー余市蒸溜所」です。ここは「ニッカウヰスキー」の創業地であり、竹鶴政孝氏がウイスキー作りの理想の地を求めて、スコットランドに似た気候の余市に蒸溜所を作ったことからスタートしました。

出典：yamada@E12 さんの投稿

こちらも「マッサン」の撮影で使われた場所である、石炭直火蒸溜の場所。工場内は広く、スコットランドと日本の雰囲気が上品に織り交ざり、なんとも言えない素敵な景色が広がっています。

出典：★スマイル★さんの投稿

見学はツアーでも自由見学でもOKですが、終わったらぜひともニッカ会館・レストラン樽に立ち寄ってみてくださいね。ここには、無料の試飲コーナーがあるんです。その日出来立てのお酒を、ひとり一杯限りですが、無料でいただくことができるんですよ。希望の方は炭酸水で割ってハイボールを作ることもできます。もちろんレストランなので、お酒やおつまみ、お食事をすることもできます。

「星野リゾート トマム」は、四季を通してさまざまなアクティビティーを楽しむことができる、まさに北海道のリゾート地と言えるです。冬季限定の「アイスヴィレッジ」には、「氷の教会」や「氷のホテル」「バーアイスウッド」や氷の滑り台などが登場し、厳しくも煌びやかで美しい冬を体験できます。

「雲海テラス」は、大自然が生み出す圧巻の景色を見ることができると大人気のスポット。「リゾナーレトマム」または、「トマム ザ・タワー」に宿泊の方は無料で上ることができ、そうでない方でも有料で上ることができます。

「水の教会」は、先にお伝えした「頭大仏殿」同様、世界的建築家・安藤忠雄氏が設計した教会です。内部に入って目の前に現れるのは、まるで水に浮いているかのような十字架。自然と一体になったような厳かな雰囲気で、心が浄化されます。

出典：tacyuさんの投稿

東京でも開催されている「青の洞窟」が、札幌市内の「さっぽろホワイトイルミネーション」の時期に合わせて開催されます。雪の白と相まって、東京では見られないなんとも幻想的な街並みになるんです。このイベントは「さっぽろ雪まつり」と同時期に開催されているので、少しずつ人気に広がりを見せています。

北海道南西部に位置し、函館駅から車で1時間半ほどの街・乙部町。日本海に面し、豊富な海産物と豊かな自然が楽しめるこの街の海岸「滝瀬海岸」で見ることができるのが、まるで海外のように白亜の断崖絶壁が500～600ｍも続くこの景色です。アイヌ語で「白い傾斜地」を意味する「シラフラ」とも呼ばれ、晴れた日にはシラフラの白と海や空の青が美しいコントラストを描くフォトジェニックな一枚を撮影できますよ。

そんなシラフラから600ｍほど歩くと見えるのが、この場所のもうひとつの見どころである「くぐり岩」。これはニシン漁を支えるために400年ほど前に掘削されたトンネル状の岩で、人が通れるほどの高さと横幅があります。約400万～300万年前にできた地層も見ることができ、地球の果てしない歩みを感じられますよ。

出典：hiro satoさんの投稿

広い北海道には、今回ご紹介したスポット以外にも、素晴らしい場所や、地元民に愛される場所がまだまだたくさんあります。有名な観光地、大きな観光施設だけが北海道ではありません。北海道の気候・風土・景色や空気までもがすばらしいスポットなんです。メジャーではない場所で、キラリと光る魅力を見つけられるかは訪れたあなたの心持ちや受け取り方次第。誰かが見つける前に、あなただけの穴場スポットを見つけてみてはいかがでしょうか？