2016年05月08日
初夏の日帰り旅に!秩父・長瀞渓谷で一日遊んだら夜は大地の星空“ホタル”鑑賞へ
首都圏から車でも電車でも約2時間ほどで行ける魅力満載の埼玉県秩父郡のご紹介です。 今回は岩に囲まれた長瀞渓谷・荒川を木の船で爽快に進んでいく長瀞船下り!そして長瀞の情緒溢れる温かい町並み。美しい気持ちのまま生きた光たち「ホタル」の住む下吉田関地区を訪れます。この旅で見る景色たちによって出会える感情はきっと宝物になるはずです。
長瀞駅からの趣ある町を歩いて行くとたどり着く川があります。それが長瀞渓谷・荒川。訪れた家族や地元の方々が足をつけて遊んだり、ピクニックをして楽しんでいる憩いの場でもあります。
実は荒川は特別天然記念物である「岩畳」に囲まれており、その岩と山と空のコントラストが非常に美しく国の名勝としても指定されてます。写真を撮るのも忘れてしまいそうなほどの絶景を、ゆっくりと眺めるひと時は至福そのものです。
白い「岩畳」によって済んだ川の青い色彩が生まれています。「岩畳」の上でひょっこりと顔を出す木々たち。
空が青ければ青いほど、木々が色を染めれば染めるほど、長瀞渓谷・荒川は美しい水鏡になって私たちを楽しませてくれます。
じっくりと絶景を眺めた後にはどっぷりとアクティビティ!船乗りのガイドさんに導かれながら川の様々な表情や流れを木の船に乗って楽しみます。荒川の静かな流れと頬にあたる澄んだ風を浴びる場面もあれば、荒川の激しい水しぶきを浴びる場面も!
長瀞ラインくだり | 秩父鉄道
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船下りの他に刺激的なラフティングやカヤック、キャニオニングなどのアクティビティなどでも遊べます!
アウトドアセンター長瀞・ラフティングツアー - YouTube
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アウトドアセンター長瀞
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わたしが長瀞渓谷・荒川で一番好きな時間帯が夕暮れ時。天気が良ければ暗くなる空、遠くの山々、空を映した水面、岩畳たちすべてが"青"に染まります。そして雲だけが輝く"橙色"へ。
遊び終わった後に見るこの感動的な"青"と"橙色"の世界は忘れることのできない思い出になること間違いありません。
駅から出て長瀞渓谷まで歩いていく間、楽しんでいただきたいのが長瀞の町並みです。昭和の商店街のようにレトロな小さなお店や家が立ち並んでいます。
メディアでも紹介された有名な「阿左美冷蔵」のかき氷屋さんもこの長瀞にあります。
阿左美冷蔵 寶登山道店の詳細情報
阿左美冷蔵 寶登山道店
長瀞、上長瀞 / かき氷、甘味処
- 住所
- 埼玉県秩父郡長瀞町大字長瀞781-4
- 営業時間
- [月] 10:00 - 16:30 [火] 10:00 - 16:30 [水] 10:00 - 16:30 [木] 定休日 [金] 10:00 - 16:30 [土] 10:00 - 16:30 [日] 10:00 - 16:30
- 定休日
- 木曜日
- 平均予算
- ¥1,000~¥1,999
- ¥1,000~¥1,999
長瀞に住む地元の方々は長瀞そのものをとても愛しているように感じます。季節に合わせてたくさんのイベントやお祭りが行われ、美しい景色を更に美しく表現しています。
春は桜祭りでライトアップ、夏はかき氷や船玉まつり、秋は紅葉、そして冬は長瀞駅のイルミネーション……。
いつ行っても大好きといえる町。長瀞は、首都圏からのアクセスも良いことから日々ファンが増えています。
長瀞町観光協会公式サイト
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埼玉・秩父市の下吉田関地区(しもよしだせきちく)は、ホタルの生息地として有名な地域です。自然のたくさんある秩父市でも、一度ホタルが減少したそうです。"子供たちに自分たちの思い出にあるホタルを見せたい!"という強い思いから立ち上がった方々が、懸命に環境を整え、ホタルが帰れる場所を作りました。その活動、地域名が「ほたるの郷」と名付けられました。毎年、ホタルが光を放つ6月中旬ごろからボランティアの方々によって「ほたる祭り」が開催されます。夜の電灯のない農園に入る前まで、ほのかに明るい提灯が道案内をしてくれます。
提灯も消え、湿った農園や田園の傍の道を歩いていくと視界のほとんどは暗闇に包まれます。五感が研ぎ澄まされ、最初に現れるのは、小川の音や、田園の香り、肌に触れる湿った空気。そういった目に見えるもの以外との出会いです。そうして心が落ち着いてきたとき、ホタルたちが光を放ち始めます。
ほたるの郷がある秩父市では、星空の美しさでも有名です。大地で光るホタルたちと空のかなたで光る星たちが一緒になってわたしたちを幻想的な世界へ誘っているようです。ホタルたちの瞬く光は、命そのもの。温かい人たちによって守られ、そしてその光はわたしたちに生きる勇気を与えてくれます。そうして繋がっていく小さな光が、美しいと言える大地の星空になっている。そんなことを大切に想い扱うことができる景色が、ここ「ほたるの郷」には在りました。
ホタルたちの光は、たくさんの人々の努力によって整えられた宝物です。ルールをしっかりと守って光の大地を楽しみましょう!
1.ホタルたちを捕獲しないでください。
2.周辺の私有地へは入らないでください。
3.観賞は夜のため、大声を出さないでください。
4.ゴミは持ち帰って環境を守りましょう。
5.蛍パトロール隊の指示には従ってください。
例年6月中旬~7月上旬ですが、自然環境により前後する場合があるので訪れる際には事前に確認をお願いします。そして、19時30分~21時の間がゲンジ蛍のピークです。
ほたるの郷
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さまざまな輝きと光りに満ち溢れた埼玉県秩父群の日帰り旅。初夏、めいいっぱい楽しんだ後に、優しいホタルの光を家族や大切な人と一緒に見て一生の光の思い出にしてほしいと思いご紹介いたしました。ホタルを鑑賞している間、とあるおばあさんと子供たち二人が手をつないでホタルの道を歩いていく姿を見ました。子供たちは楽しそうにおばあさんの手を引き、おばあさんは元気に生息するホタルたちについてのお話を聞かせていました。「ほたるの郷」の方々はきっと、こういう光景が見られるのを願っていたのではないでしょうか?ホタルの光のその先の光が見えたような気がします。たった一日で、壮大な豊かさを味わえた秩父郡。ぜひ大切な宝物を探しに出かけてみてください!