埼玉・秩父の参道「番場通り」で食べ歩き♪おすすめグルメ8選

旅好きの女子にとって、旅は窮屈な毎日から自分を解放し、ポジティブにしてくれる大切な時間。だから、忙しくて旅ができない時間が長くなると、窮屈でストレスが溜まってしますよね。そんな時は、東京からさくっと行ける近場の観光スポットでリフレッシュしましょう。

東京の池袋駅から西武秩父線の特急に乗れば最短で約80分でたどり着く、埼玉の自然に囲まれた街・秩父。そんな秩父にある「番場通り」は、西武秩父線の御花畑駅から「秩父神社」へと続く表参道です。

出典：寿司男さんの投稿

そして、この番場通りおよびその周辺には、国の登録有形文化財に指定されている大正初期から昭和初期のモダンな建築物が10数件ほどあり、昭和レトロな雰囲気が楽しめる観光スポットとして人気です。今回は、番場通りを散策して、レトロな建物や秩父の美味しいものと出会い、気分をリフレッシュする旅を楽しみましょう。

出典：久遠☆隊長さんの投稿

御花畑駅から徒歩約2分、番場通りの角地に建つ大正5五年創業の老舗精肉店「安田屋」。小屋裏窓を設けて3階建にみせた洋風意匠の木造2階建ての建物は、国の登録有形文化財に指定されています。

出典：soutaそーたさんの投稿

肉の味噌漬は、かつて秩父地方の猟師が捕獲したイノシシを味噌漬けにして保存した習慣から生まれた、伝統の郷土料理。今では秩父名物のお土産として”豚、牛、イノシシ”の味噌漬けが作られています。「安田屋」でも3種の肉の味噌漬けを販売していますよ。中でも「豚肉の味噌漬」は、調理方法が簡単で、豚の食べ応えのある食感と旨味が美味しいと評判。化粧箱入りやパック詰めがあり、常温のまま持ち帰れるので、贈答用やお土産にもおすすめです。

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食べ歩き用として注文したいのが、店頭で揚げられるメンチカツ。「安田屋」のメンチカツは、番場通りの食べ歩きフードとして大人気。サックサクの衣に、あつあつジューシーなお肉とシャキシャキの玉ねぎが絶妙なコンビネーション！下味がしっかりついているので、店頭のソースをかけなくても美味しくいただけます。

「安田屋」の隣りにある、創業・建物も昭和2年という年季の入った「パリ―食堂」。カフェから料亭、そして食堂へと時代の流れとともに変わってきたものの、創業当時とほとんど変わらない建物は、国の登録有形文化財に指定され、昭和初期から昭和30年代にかけての秩父の賑わいを今に伝える貴重な建造物として知られています。番場通りを曲がった場所にあるので通りからは少し外れていますが、秩父のレトロ建築を語るうえで外せないお店です。

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横文字を右から読ませるレトロな暖簾をくぐると、期待を裏切らない昔ながらの店内。コンクリートの床、やかんストーブ、ポスターや置物、テーブルの上に並んだ調味料一式などなど、ザ・昭和の雰囲気に囲まれている気分になります。

出典：埼玉地元飲み推進委員会さんの投稿

メニューは、中華や洋食に丼もの、一品料理、瓶ビールに日本酒・秩父錦、クリームソーダと何でもござれ。お料理は何を頼んでも美味しいと評判です。昭和っぽいメニューを楽しむなら、ポテトサラダと季節によって変わるフルーツが盛りつけられたケチャップ味のオムライスがおすすめですよ。

出典：寿司男さんの投稿

御花畑駅より徒歩約3分、番場通りと昭和通りが交差した角地に建つ、リボンを模した帯風の装飾を施したピンクのコーニスが目を引く、カフェとギャラリーのお店「空&閑」。大正モダンを感じる建物は、大正12年に「旧大月旅館」として建てられたもので、国の登録有形文化財に指定されています。

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「旧大月旅館」の入口でスリッパに履き替えて、2階のカフェへ。広い空間には様々なソファに座布団など、趣の違う席が設けられ、好きな場所で思い思いにゆっくり寛ぐことができます。カフェスペースには、かわいい猫たちもいて、癒されること間違いなしですよ。

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メニューは、農作業の合間など小腹がすいたときに食べる秩父の郷土料理・小昼飯をマクロビオティックやアーユルヴェーダを基調にして作った食事に和洋菓子があります。また、飲み物は特に種類豊富で、季節や体調に合わせて選べ、茶器も自分で選ぶことができます。食後に甘いものが欲しくなったら、ケーキ、または秩父の老舗「太田甘池堂」の季節の羊羹とのセットをどうぞ。

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御花畑駅より徒歩約3分、番場パーキングの向かいに位置する、秩父で最初のパーラーとしてに昭和42年に創業した「パーラーコイズミ」。レトロでかわいい店構えは、国の登録有形文化財にこそ指定されていませんが番場通りの雰囲気にマッチし、カメラ女子のフォトスポットになっています。

出典：久遠☆隊長さんの投稿

ステンドグラスのペンライトや木の腰壁、座面がビニールレザーの椅子など、純喫茶のようなレトロでかわいいインテリアでまとめられ、店内に温かみを感じます。時間がゆったりと流れる空間は、ついつい長居をしてしまいそうです。

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メニューは、創業から変わらないナポリタン、手作りハンバーグ、ミックスサンドイッチ、手作りプリン、パフェなど、昭和の懐かしい味がずらり。そんな中にある、聞きなじみのない「モカペア」というメニューをぜひ注文してみて♩「モカペア」は、ほろ苦いコーヒーにたっぷりのミルク、バニラアイス、ホイップクリーム、缶詰のさくらんぼ、ミントの葉を乗せたの昭和らしいパフェです。

出典：お料理の味も大事ですが店員さんの対応で点数は変動しますさんの投稿

御花畑駅からも秩父神社からも徒歩約4分、番場通りの真ん中あたりに佇む「ははそたい焼き」。秩父で半世紀以上も店を続けている老舗店で、番場通りには2012年に移転してきた、たい焼き屋さんです。お店の大きなたい焼きの看板は、店主の高校の先輩である落語家・林家たい平氏がデザイン。店内にもたい平氏による絵画やオブジェ、グッズなどが並びます。

出典：高くて旨いは当たり前さんの投稿

たい焼きは、店先で二枚の鉄板を合わせてまとめて焼き上げる「養殖もの」。種類は、基本の「小倉あん」「カスタードクリーム」 「黒ごまあん」、季節限定や期間限定で販売される「いちごクリーム」「アップルカスタード」「キーマカレー」、串差しで食べやすい「プチたい焼き(塩バター)」やたい焼きの形をしていない「チーズカステラ」など変わり種も豊富です。

出典：高くて旨いは当たり前さんの投稿

メタボ気味のたい焼きは、しっぽまで餡をたっぷり♡食べ応えがありすぎるので、女子にはハードルの高いおやつかと思いきや、甘さ控えめなの餡と鼻孔をくすぐる生地の香ばしさにより、ぺろりと完食。いろんな味があるので、お土産にしたくなる逸品です。

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「ははそたい焼き」のお隣にある「食彩秩父 じんじんばあ」は、秩父ジビエが食べられる秩父の郷土料理専門店。店先にはテイクアウトのスタンドがあり、番場通で唯一、イノシシ肉やシカ肉を串に刺して気軽に食べ歩きができる「ジビエ串」や秩父B級グルメが注文できます。

出典：久遠☆隊長さんの投稿

「猪肉の串焼き」は、大振りの奥秩父産天然イノシシ肉をタレにつけながら炭火焼きしたもの。濃いめのタレがイノシシ特有の臭みを消してくれるので食べやすく、イノシシ肉の甘くとろける食感が堪能できます。ちなみにシカ肉は季節限定。メニューに並んでいたら、ぜひ食べてみて。

出典：soutaそーたさんの投稿

「味噌ポテト」は、ひと口大の茹でじゃがいもを小麦粉の衣につけて油で揚げ、甘辛の味噌ダレをかけたもの。秩父では、昔から農作業の合間や小腹がすいた時に食べられてきた郷土料理です。お店で手作りされた揚げたての「味噌ポテト」は、サクサク、ホクホク、コクのある味噌ダレがあと引く、最高のお手軽B級グルメです。

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秩父神社大鳥居の前にある、明治35年創業の老舗和菓子店「八幡屋本店」。創業当初の味わいを受け継ぐお菓子や秩父の特産物を生かしたお菓子、時代のニーズに合わせたお菓子など、バラエティ豊かに並びます。ばら売りから化粧箱入りのお菓子まで揃っているので、気になるお菓子はその場で食べてみて選べるのも嬉しいですね。

出典：yotyaさんの投稿

「和銅最中」は、秩父由来の古銭貨幣・和同開珎(わどうかいほう)を型取った秩父の銘菓。戦後間もない昭和21年に販売して以来、数多くの賞を受け、秩父路のお土産として親しまれています。種類は、小倉あんと柚子あんの2種類。大きめの最中は、1個でも食べ応えがあります。

出典：hfamily0716さんの投稿

「梟サブレ」は、「秩父神社本殿」に施された、学業成就や開運のシンボル・北辰ノ梟(ほくしんのふくろう)を模ったサブレ。北辰ノ梟は、体は正面の本殿に向き、頭は正反対の真北を向いて昼夜を問わずご祭神を守っています。かわいい「梟サブレ」を食べて福を呼び込み、大切な人たちに配って幸せのおすそ分けをしましょう。

出典：ki～Daさんの投稿

「八幡屋本店」と道路を挟んで真向かいにある南国ムードあふれる外観がおしゃれなジェラート屋さんが「SUN DOLCE」です。秩父唯一の百貨店「矢尾百貨店」に昔から店舗を構える、地元民にとってはお馴染みジェラート店で、こちらは2号店になります。

出典：きりんの森さんの投稿

店内のショーケースには、常時10種類以上の色彩も豊かなフレーバーが並びます。ジェラートだけでなく、コーヒーやクレープにホットサンドもあるので、女子の欲望を余すことなく満たしてくれますよ。

出典：brioche1033さんの投稿

お酒好きにおすすめなのが、秩父のウイスキー「イチローモルト」と秩父の日本酒「秩父錦」のジェラート。それぞれの単品の味を味わうも良し、ダブルで利き酒ジェラートをするも良し、秩父のお酒を堪能してみませんか。

出典：一息さんの投稿

番場通りの散策を楽しんだ後は、埼玉のパワースポット「秩父神社」へ参拝しましょう。「秩父神社」は、ユネスコ無形文化遺産にも登録されている「秩父夜祭」と、社殿に施された左甚五郎作の色鮮やかな美しい彫刻が有名です。市街にありながら静粛な雰囲気に包まれた境内は、心が落ち着きますよ。

参拝後は、良縁を授かる「水占い」をしてみましょう。何も書かれていないおみくじに見えますが、境内の右側にある「柞の禊川(ならのみそぎがわ)」におみくじを浸けると浮かび上がる文字。よいお告げはもちろん、あまりよくないお告げでも、友達と一緒なら笑って盛り上がって楽しい旅を締めくくれますよ。

出典：寿司男さんの投稿

秩父神社表参道の番場通りは、秩父の美味しいものとレトロが交差する魅惑のスポット。東京からも近いので、リフレッシュにも最適です。秩父の名物を食べ歩きながら、歴史ある建物も探訪できる貴重な通り。そんなに遠出しなくても、意外と近くにある気分転換できる場所で、充実した休日を過ごしてみませんか。