美しい自然とゆるやかな時間に癒されて。旭川・富良野・美瑛を巡る、女子ひとり旅

仕事のことや人間関係…。都会の日常から解放されて、リフレッシュしたいと思うことはありませんか？はっきりとした四季がある色とりどりの北海道の中でも、気温差が大きく四季の移り変わりが分かりやすい道北地方の旭川・美瑛・富良野は、女子のひとり旅にぴったり。美しい自然とゆったりした時間の流れで、訪れる人々を癒してくれます。

出典：Suzutaro208さんの投稿

どこまでも広がる景色。遮るものがない見渡す限りの自然と澄んだ空気は、北海道に美味しい食べ物や美しい景色を生み出します。そんな道北地方へ、ひとりでふらりと旅に出ませんか？観光に、お買い物に、グルメに、女子ならではの道北の旅をご案内します。

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旭川には、地元民であっても何度も足を運びたくなる旭山動物園をはじめ、思わず写真を撮りたくなる心に留めておきたい風景がたくさんあります。友達や恋人といっしょに行く賑やかな旅とは違い、ひとり旅ならではの、じっくりと心に染みてくる景色や情景ってあるのではないでしょうか。ぜひ、ひとつひとつのスポットに、旅の思い出のベストショットを見つけてみましょう。

言わずと知れた有名スポット「旭川市 旭山動物園」。ここには3つの入り口があります。まずは正面玄関である「正門」、そして人気のほっきょくぐま館やぺんぎん館へダイレクトで向かえる「西門」、お土産ショップやレストランが集結し、高い場所から動物園の全景が見渡せる「東門」です。

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スロープや階段を下りながら会場入りするこの東門には、途中に園内にはいない美しい鳥や、可愛いリスなどの動物の檻が設置され、観察ができますよ。疲れたらトロリーバスが走っているので、ゆっくり観察しながら向かえば移動も楽々。絶景も見られるので、ぜひ東門から入園してくださいね。

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人気の施設を見た後に、ぜひ立ち寄ってほしいのが「こども牧場」です。ここでは、あひるや犬、猫、うさぎ、モルモットなど小さな動物がたくさん飼育されていて、間近で観察することができるんですよ。モルモットやウサギは、膝に乗せて触ることも。大人ももちろんOKなので、フワフワで温かい動物たちに触れて、癒されてみてはいかがでしょうか。

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日中はわりと眠っていることが多い動物たちも、夜は活動を開始し動き回るので、本来の姿を見られる絶好のチャンス。毎年夏と冬の2回、期間を設けて「夜の動物園」がオープンされています。スケジュールを合わせて訪れ、元気いっぱいの動物たちに会いに行ってみませんか。旭山動物園は山の上にあるので、夜景をバックに生き生きとした動物たちを見ることができて感動しそう…♩

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大人気のオオカミの遠吠えは、閉園アナウンスがかかると聞けるとても貴重な体験。野生の雄たけびを聞こうと、たくさんの人が閉園間近のオオカミの檻の前に集まるんですよ。普段の生活では聞くことができない声は、気分を一気に高めてくれそうです。

小高い丘の上にある真っ白なお城。「雪の美術館」は、まるで有名なアニメ映画の舞台になったかのように、美しい佇まいです。映画よりもずっと前に建てられた、旭川のシンボル的存在でもある美術館は、雪の世界そのもの。見学はもちろん、カフェでお茶やお食事をいただくこともできるので、見学後にはぜひ利用してみて。

館内はどこを切り取っても美しいですが、特におすすめなのがこの「スノークリスタルミュージアム」。一番のフォトスポットになっていて、とってもロマンチックな写真が撮れちゃうんです。ちなみにここに展示されている雪の結晶は、旭川に降り落ちたものを顕微鏡で撮影したもの。雪の結晶はひとつして同じ形がないので、展示されているものも全部が違う形をしています。じっくり見て、好きな形を見つけてみては？

階段の造りひとつとっても、本当に映画の世界のよう。「螺旋階段」は六角形で雪の結晶をイメージしているんです。手すりの飾りや、壁のひとつひとつ、足元のタイルにもすべて雪の結晶が施されているんですよ。館内には雪解け水をイメージした小川が流れていて、音も清らか。どこをとってもフォトジェニックな場所ばかりで、時間を忘れて過ごせそうですね。

広い北海道は、観光にはレンタカーがあるととっても便利。けれどあえて、気分を変えて地元のJRに乗ってみるのはいかがでしょうか。夏限定の「富良野・美瑛ノロッコ号」は旭川と富良野を結ぶ列車。蒸気機関車の音と香り、その雰囲気は北海道を満喫するのにぴったりですよ。

1日3往復しているノロッコ号。夏はすべての車両の窓が開き、まるでオープンカーのように風を切る気持ちよさが味わえますよ。この列車は、見どころに差しかかるたびにスピードを落としてくれるという嬉しいサービスがあるので、カメラを構えながら車窓からの眺めを楽しめば、旅情たっぷり◎

ひとり旅には窓際の指定席がおすすめ。ベンチシートは窓へ向いて設置されているので、横を向かなくても真正面に外を見られるのが嬉しい…♩木製のベンチは温かみを感じる素敵な造りです。北海道へ来てよかったと、のんびり思いを馳せられる、穏やかな時間になること間違いなしです。

北海道といえば、富良野のラベンダーをイメージする人もいるのでは？一面のラベンダー畑、雪景色、森の木々と、イメージ通りの富良野は、自然と観光地がマッチした素晴らしいまちです。すでに有名だけど、女子ならきっと楽しめるショップやカフェ、フォト映えスポットを改めてご紹介していきましょう。

ノロッコ号に1時間ほど揺られたら、「ラベンダー畑駅」で下りてみて。ノロッコ号では、富良野の手前の美瑛や、最終駅の富良野でも下車することができますが、ラベンダー畑駅での下車が一番おすすめなんです。その理由は、お花畑の中に駅があること！列車が着いて駅に下りたら、ダイレクトにお花畑へ向かうことができるんですよ。

出典：トムとジェリーさんの投稿

駅から出たら、「ファーム富田」へ。着いた先に広がる絵に描いたような景色に、旅気分はグッと盛り上がるはず。ここには、ラベンダーはもちろん、ポピー、カスミソウ、チューリップ、コスモスと、季節ごとに彩りを変える美しいお花畑が広がっているんですよ。

ひと休みのときはぜひ、「ラベンダーソフトクリーム」をいただいて。ポプリなどになっている強い香りのラベンダーとはほど遠い、ほんのり上品なお花の香りがするミルク味のソフトクリームは、その味も色も北海道にいることを感じさせてくれます。

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妖精が住んでいると思いながら歩くと、思わずそおっとゆっくり歩きたくなるような…。「ニングルテラス」はそんな森。ここには、なんとも可愛らしいショップが17店舗並んでいます。その景色を眺めるだけでなんだかほっこりした気持ちになります。ガラス細工、木工製品、布製品、クラフト雑貨など、女子の心をギュっと掴む可愛いアイテムがいっぱい。お土産はぜひここで買い求めて♩

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ショップは森の中に点在していますが、ふと森の中や足元へ視線を移すと、妖精「ニングル」がすぐそばにいた形跡が…。まるで絵本の世界にいるような錯覚を起こしそうですね。木が生い茂る森の中は木漏れ日が気持ちよく、自然が映し出す風景は時間ごとに変化していきます。いつまでも留まっていたくなりますよ。

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夜はライトアップされたログハウスのショップが闇の中で美しく浮かび上がり、一気に幻想的な景色に。明るい時間とはまた違った風景は、心に残る大切なひとときになりそうですね。夏はもちろん、冬の景色はより一層ロマンチックです。

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ニングルテラスを訪れたら必ず立ち寄りたいのが、「珈琲 森の時計」です。森の中にひっそりと佇んでいて、見つけたら扉を開けたくなりそう。近くにある「新富良野プリンスホテル」直営のカフェであるこちらは、TVドラマで主人公が営むカフェとして名前もそのままに使われ、有名スポットになりました。

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壁と天井いっぱいの窓から注ぐ森の緑のおかげで、店内は解放感でいっぱい。寒くなると暖炉に火が入り、パチパチと薪が燃える音を聞きながら、お茶やお食事をいただくことができますよ。

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「ブレンドコーヒー」をオーダーすると、1人分のコーヒー豆とミルが運ばれてきます。自分でミルを回し豆を挽く時間の大切さ…ここを訪れる人の多くが、そのためだけに来るんだとか。

出典：ジョニー・デップさんの投稿

お食事メニューの「森のカレー」「雪のシチュー」、ケーキには「初雪」「根雪」「雪解け」など、ネーミングもとっても素敵です。旅の思い出を振り返りながら、ゆったりと自分だけの時間を過ごすにはぴったりのカフェではないでしょうか。

どこまでも広がる大地と彩り豊かな花や畑。美瑛は、どこを切り取っても絵になるまちです。坂が多い場所なのでレンタカーがあると便利。ナビに目的地をどんどん入力して、人気スポットへ向かいましょう。

出典：おみつ（ペン太）さんの投稿

美瑛ブルーと呼ばれる「白金青い池」は、なぜだか水面が青く見える神秘的な場所。一目見れば、その虜になって心にじんと響くはずです。四季それぞれで見せる表情を変えるため、同じ景色は一度たりとも見ることができません。何度でも足を運びたくなる、そんな場所なのです。夏はもちろんですが、冬になるとライトアップされた美しい景色を見ることができ、こちらもまた幻想的ですよ。

出典：ramengasさんの投稿

青い池のすぐ近くにある「白ひげの滝」は、川の青い水と白い滝の流れとのコントラストが素敵なフォトスポット。日本でも珍しい潜流瀑という滝なのも、見ておきたい理由のひとつですよね。青い池の後にはぜひこちらにも足を運んでみて。ただしいつでもこの光景が見られるわけではなく、時間や天候によって変わるので運次第です。

出典：おみつ（ペン太）さんの投稿

ゆっくりと風景を楽しんだり、スイーツを味わったり、動物たちにほっこりしたり…。カラリとした気持ちいい空気と、広大さ、人々の温かさに触れれば、乾いた心に潤いを与えてくれることでしょう。仲間とは味わえないひとりだからこそ感じられる醍醐味を、ぜひ体験してみませんか。