東京でタイムトリップ気分。レトロな雰囲気がただよう「旅館＆ホテル」8選

常に流行の先端をいき、新しいものにあふれている東京。ホテルについても、ラグジュアリーな外資系ホテルからリーズナブルなカプセルホテルまで、次々とオープンしています。でも、東京の魅力は“新しさ”だけじゃありませんよ。タイムトリップ気分を味わえるレトロな宿泊先もあるんです♪

今回ご紹介する宿の種類はさまざま。お江戸風の旅館から、歴史あるクラシックホテル、山奥にたたずむ古民家宿までそろっています。雰囲気たっぷりなお部屋に彼と泊まれば、「東京にもこんなところがあるんだね」なんて会話が弾みそう。また、レトロな宿は、浅草や人形町、神田など情緒あふれるエリアにある場合が多いので、周辺のお散歩も楽しいですよ。時が止まったような空間で、東京の隠れた魅力を発見してみませんか？

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浅草デートの拠点にしたい「助六の宿 貞千代」は、入り口に置かれた人力車が目印です。町家風の外観も、浮世絵や日本人形などで彩られた室内も雰囲気たっぷり。江戸時代にタイムスリップしたような気分が味わえます。アクセスは浅草駅から徒歩約10分。周辺には、名物グルメがそろう「仲見世通り」や遊園地の「浅草花やしき」など、レトロなデートスポットがたくさんありますよ。また、泊まりがけなら、ライトアップされた夜の「浅草寺」も存分に楽しめそう。

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館内には、男女入れ替え制の檜風呂＆石風呂も用意されています。一晩中入れるなんてうれしい限り！

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入浴後は、お待ちかねの夕食タイム♪池波正太郎の小説「鬼平犯科帳」に出てくるメニューを再現したという「江戸町衆料理」でお腹を満たしませんか？品数豊富なので、たくさん食べる彼も満足できるはず。

「仲見世商店街」の脇道を入ったところにある「浅草 指月」も、浅草デートの拠点に◎。こちらは創業約80年を誇る老舗旅館。今は6階建てですが、もともとは木造2階建てだったそうです。建物は変わっても、温かいおもてなしは創業当時のまま。ホッと落ち着く雰囲気が漂います。洋室もありますが、浅草の空気感を楽しむならやっぱり和室がおすすめ。写真は、最上階にある二間続きの「特別室」。旅気分が盛り上がる贅沢なお部屋です♪

お部屋でゆっくりした後は、最上階にある檜造りの展望風呂でリラックス。スカイツリーや浅草寺の五重塔を眺めながらポカポカ温まってくださいね。お部屋に戻ってから、お布団に寝転がってアレコレ語り合う時間も楽しそう♡

歴史ある建物が情緒あふれる景観を生み出している人形町。この街にたたずむ「伊東旅館」は、創業当時の趣を残す旅館。古き良き日本の文化に触れたいカップルにおすすめです。日によっては、日本茶体験、書道ワークショップ、着物体験などさまざまなイベントが行われているんですよ（要予約・有料）。アクセスは人形町駅から徒歩約6分。「甘酒横丁」の老舗和菓子店をハシゴしたり、街のシンボル的な存在である「からくり時計台」で写真を撮ったり…周辺の観光も楽しんじゃいましょう。

お部屋の数は限られていますが、その分静かなひと時を過ごせます。写真は、手足を伸ばしてくつろげる和室。基本的なアメニティはそろっているので安心です。入浴後は、用意されている浴衣に着替えてリラックス♡いつもと違う装いで、彼をドキッとさせちゃいましょう。

モダンなラウンジでは、コーヒー、紅茶、日本茶などのフリードリンクを楽しめます。また、前日の20時までに予約すれば、ワンコインで和朝食を味わえますよ。

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東京・奥多摩の檜原村は、その昔、戦いに負けた“落人（おちうど）”が隠れ住んだという伝説の地。深い自然に包まれ、神秘的な雰囲気がただよっています。そんな檜原村にたたずむ「兜家旅館」は、茅葺屋根が目を引く古民家宿。母屋は築約250年を誇る歴史ある建物です。最寄りの停留所は、武蔵五日市駅からバスで1時間ほどの「数馬（かずま）」。そこから徒歩10分ほどで宿に到着できます。

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新館には囲炉裏付きのお部屋があります。和の趣あふれる贅沢な空間で、囲炉裏を囲んで語り合ったり、浴室付のお部屋なら温泉を二人占めしたり、プライベートな時間を満喫できますよ♡このほか、歴史を感じる本館のお部屋も素敵ですよ。

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食事も楽しみの一つ。山菜料理や炭火焼きなど田舎ならではの料理が並び、旅気分が盛り上がります。こだわりの手づくり酒「喜正」や、地下天然水を使った「多満自慢」といった地酒も豊富。お酒好きのカップルにはたまりませんよ。

東大前駅から徒歩5分ほど。文京区の本郷にたたずむ「鳳明館」は、明治38（1905）年創業の歴史ある旅館。三つの館があり、中でも一番大きな「森川別館」には建てられた時の趣がそのまま残っています。また、周辺には、幻想的な“千本鳥居”で知られる「根津神社」、五千円札の肖像画でおなじみの樋口一葉が暮らした旧居跡地など名所もたくさん♪ゆったりお散歩デートを楽しめます。

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全33室あり、それぞれ趣が異なります。写真は、床の間を備えたお部屋。畳に寝転がってゴロゴロくつろげますよ。お部屋で朝食を楽しめるのも魅力的です。レトロながらフリーWi-Fi完備で、情報収集もラクラク。

障子や階段の手すりには装飾が施され、当時の職人の腕の高さがうかがえます。廊下もレトロ感たっぷり。お部屋に荷物を置いて、二人で館内を散策してみませんか？

館内にはタイル画が施された貸切風呂も。誰の目も気にせず、手足を伸ばしてくつろいでくださいね。ドライヤーやタオル、浴衣は用意されているので少ない荷物で過ごせそう。

東京駅・丸の内駅舎の中にある「東京ステーションホテル」は、大正4（1915）年に創業した100年以上の歴史を持つホテル。赤レンガで作られたヨーロピアンな建物は、国の重要文化財に指定されています。その優美な姿はまさに別格。江戸川乱歩、川端康成、松本清張ら名だたる文豪たちに愛されたホテルで、タイムトリップ気分を味わいませんか？

ドームサイドの客室に泊まれば、東京駅の天井にあしらわれた美しいレリーフを見ることができます。これは、戦後に焼け落ちて一部残った破片から再現した歴史あるものなんですよ。クラシカルなインテリアもカップルの心をくすぐります♡

宿泊者専用のラウンジ「アトリウム」でいただく朝食は、農家直送の有機野菜やオリジナルソースを使ったオムレツなど。東京駅のトレードマークである“赤レンガ”が残る壁もあり、歴史を体感しながら朝ごはんを楽しめます。

「帝国ホテル」は老舗中の老舗。一度は泊まりたい憧れのホテルです。海外から訪れるゲストのための迎賓館として、明治23（1890）年に創業。ドアマンがひかえる正面玄関もロビーも非日常感たっぷり。マリリン・モンローやチャップリンといった著名人が泊まった館内には、上品かつノスタルジックな空気が流れています。記念日デートで泊まりたいですね♡日比谷駅から徒歩約3分とアクセスも抜群。

スイートルームから比較的お手頃な客室までラインアップ。ゆとりのある空間でゆったり過ごせますよ。写真は、帝国ホテルの歴史を感じるインペリアルフロアのお部屋。英国人デザイナーのジュリアン・リード氏の美意識が詰まったインテリアは、品格があります。二人で泊まれば思い出に残ること間違いナシ。

出典：孤独のグルマーさんの投稿

「帝国ホテル」は食事面でも歴史を築きました。バイキングという食事スタイルは、帝国ホテルが発祥なんですよ。特に人気のメニューはローストビーフ。目の前で切り分けられるお肉を見ているだけで、ヨダレが出てしまいます…。お肉好きなカップルにはたまらないですね♪

御茶ノ水駅から徒歩6分ほどの「山の上ホテル」は、文豪たちに愛されたホテルとして有名です。出版社の多いエリアにあることから、川端康成や三島由紀夫といった明治～昭和を代表する作家たちが執筆のためによく宿泊していたんだとか。赤いカーペットが敷かれた螺旋階段に、ステンドグラス、シャンデリアなどレトロモダンな設えに、ため息が出てしまいます。

35室ある客室は全てレイアウトが違います。思いっきり贅沢したいカップルは、お庭付きの「スイートルーム」に泊まりませんか？窓の外には瑞々しい緑が広がり、都心にいることを忘れてしまいそう。

建築家のウィリアム・メレル・ヴォーリズ氏が設計したこのホテルは、優美なデザインが特徴。ソファに座ってお茶を飲めば、気分は昭和の文豪♪クラシカルなドレスやジャケットを身にまとい、とことん非日常な気分にひたりませんか？

時間が止まったようなレトロな宿に泊まれば、いつもとは違った新鮮な“おこもりデート”を楽しめそう。どこか懐かしいお部屋でくつろいだり、情緒あふれる街をお散歩したり…楽しみ方は自由です。彼と一緒に東京の新たな魅力を発見してくださいね。