2020年11月08日

【関東】絶景でパワーチャージ!奇岩スポット10選
仕事でのミス、彼氏とのケンカ、友達ともタイミングが合わない…など、嫌なことって続けて起きてしまうもの。何もかもうまくいかない日々が続くと気分がどんより落ち込んでしまい、何をしても気分が乗ってきませんよね。落ち込んだ気分を上向きにするため、奇岩スポットに出かけてみませんか?奇岩は自然がつくり出したパワースポット。大きな岩の迫力に驚きと共に感動!気分転換してパワーをたっぷりもらったら、明日からは前向きになれそう。日常を忘れる絶景が待っている、奇岩スポットの旅をご紹介します。

「毎日がんばっているのに、どうしてうまくいかないんだろう」仕事もプライベートも忙しく、一生懸命がんばっているのに失敗ばかり。いろいろうまくいかないと、しょんぼりしてしまいますよね。そんなときはパワーがもらえるひとり旅に出てみましょう。長い時間をかけて自然がつくりだした奇岩を見に行く旅なら、パワーをもらって元気になれますよ。
地球が作り出す芸術・奇岩を見に行こう!

人の目には珍しく不思議な形に見える奇岩は、長い年月をかけて自然に作り出されたもの。人々はこの奇岩に名前をつけたり伝説を語り継いだりと歴史的にも珍重されてきました。1人旅なら誰にも邪魔されずゆっくりと奇岩に向きうことができます。圧倒的な存在感からパワーをもらい、自分自身と向き合うことができますよ。そして帰る頃には充電が完了し、またがんばれるはず。1人旅でも気軽に行ける、関東の奇岩スポットをご紹介します。
※足元が悪いスポットもあるので、しっかり準備してから訪れてくださいね。
おいしい空気でリフレッシュ♪森林浴もできる「山の奇岩」
まずご紹介するのは、土石流や山の崩壊などでできた「山の奇岩」です。山の中にある奇岩なので、周囲は緑に囲まれていて森林浴も楽しめます。新緑のシーズンには緑の木々と青い空のコントラストが素晴らしいですよ。ここでしか食べられないご当地グルメも一緒に紹介しますので、ぜひセットで訪れてみてくださいね。
1.【栃木】名草の巨石群
神社の境内にある珍しい巨石

栃木県足利市にある「名草の巨石群」は国の天然記念物にも指定されているスポット。元は大きな花崗岩(かこうがん)の固まりだったものが長年の風化により分裂したもので、珍しい「たまねぎ状風化」を見ることができます。電車でのアクセスは「足利駅」で下車しますが、バス等を利用しても不便な場所なので、タクシー・車でのアクセスをおすすめします(駐車場完備)。

巨石の上に「名草厳島(なぐさいつくしま)神社」が建てられています。この神社は足利七福神めぐりの一つで、弁財天が祀られています。木々に囲まれたとても静かな場所にあり、神秘的な雰囲気が漂います。足利の中でもパワースポットとして知られる場所なので、その場にいるだけで心が洗われていくようです。

高さが約11m、周囲約30mあるという「名草の巨石群」で最大の「御供石」。この岩と岩に人が通れる隙間があり、その隙間を通り抜ける「胎内くぐり」が有名です。くぐり抜けることで安産、子宝のご利益があるそう。動きづらくて狭い空間を通り抜けると、パワーが満ちてくるのを感じますよ。
名草厳島神社の詳細情報
100年超えの老舗うなぎ店「鳥常本店」
足利グルメをいただくなら、「足利駅」から徒歩5分ほどにある鰻の名店「鳥常本店」がおすすめです。創業100年以上という老舗で、地元でも有名な人気店。あぶらが乗ってふっくらな「うな重」は、あっという間に完食するおいしさ。香ばしくてタレがおいしい「とり重」も人気があり、うな重、とり重はお持ち帰りもできますよ。
2.【茨城】筑波山の弁慶七戻り
登山女子におすすめの奇岩の宝庫
奇岩が多いことで知られる茨城県の「筑波山」。「弁慶七戻り」は女峰山の登山コース「白雲橋コース」で見ることができる奇岩です。アクセスは「つくば駅」から筑波山シャトルバスで約40分「筑波神社入り口」で下車。登山初心者でもOKなルートですが、登山できる服装、靴で出かけましょう。
大きな頭上にある岩が今にも落ちてきそうで、弁慶が七戻りしたと言い伝えられています。この岩は風化に強い斑レイ岩(はんれいがん)でうまく隙間に引っかかっているのですが、近くで見ると大迫力。弁慶も戻るくらいなので真下にいるとドキドキしますが、思い切ってくぐってみると勇気をもらえますよ。

「白雲橋コース」には弁慶七戻りの他にも、空に向かってそびえ立つ「北斗岩」やガマの油売り口上を考え出した場所といわれる「ガマ岩」など、奇岩が点在しています。どの岩も見応えがあり楽しめる上に登山でリフレッシュできるので、かわいい登山ウェアでテンションを上げて行ってみてくださいね。
食べ方が独特の鴨汁そばが人気「そば心 ゐ田」
「筑波山神社」から歩いて約15分の「そば心 ゐ田」。土間に囲炉裏のある趣ある店内で、おいしいお蕎麦がいただける人気店です。1番人気の「鴨汁そば」は、鴨などの具材を自分で焼きつついただくのがおもしろいです。お店の名物店主さんが細かく指導してくれるので、初めてでも楽しく食事ができますよ。
そば心 ゐ田の詳細情報
3.【茨城】竪破山(たつわれさん)
山岳信仰の拠点の山で伝説に触れてみる

茨城県日立市にある「竪破山(たつわれさん)」は茨城百景にも選ばれている山。「花園花貫県立自然公園」の一部になっていて、整備された2km弱のハイキングコースがあります。1時間ちょっとで登れるので、登山初心者もチャレンジしやすいです。アクセスは「十王駅」からバスで黒坂(鬼越)で下車し徒歩30分ほど。駐車場があるので車でのアクセスが便利です。

巨石信仰や数々の伝説が残る山で、コース上にはさまざまな奇岩を見ることができます。中でも代表する奇岩といえば、とても大きな「太刀割石(たちわりいし)」です。八幡太郎源義家が大太刀を一振りすると巨石が真っ二つに割れたといった伝説が残っている奇岩で、本当に刃物で割ったように見え不思議な気持ちになります。
ブナ林を抜け進んでいくと、山頂付近には毎年「風のコンサート」が開催されている「黒前神社(くろさきじんじゃ)」があります。周りは大木などの木々に囲まれ、とても不思議な雰囲気。森林浴をしながらたっぷりとパワーをもらえる気がしてきます。頂上に行くと展望台があり、太平洋も見渡せます。
花園渓谷の詳細情報
女子1人でも利用しやすいカフェ「マオズマーム」
お腹が空いたらおすすめなのが「十王駅」のすぐ近くのカフェレストラン「マオズマーム」。手作りソースを使ったうす焼きのピザが人気で、お持ち帰りもできます。パフェやケーキなどのスイーツメニューもあるので、ハイキングした後の休憩にもぴったりのお店です。
マオズマームの詳細情報
4.【群馬】榛名神社の御姿岩
奇岩と本殿が接する不思議な光景

群馬県高崎市にある「榛名神社」は、群馬県屈指のパワースポット。創建は6世紀後半の用明天皇(585~587年)の時代といわれ、大変歴史のある神社です。周囲を巨岩や奇岩に囲まれていて、不思議なパワーを感じます。アクセスは「高崎駅」からバスで70分ほど、「榛名神社」で下車します。

本殿は後ろにある「御姿岩(みすがたいわ)」と接していて、「御姿岩」の洞窟にご神体が祀られています。珍しい光景でとても迫力がありますよ。権現造りの本殿は国の重要文化財に指定されていますので、ぜひ細部までしっかりと観察してきましょう。
「榛名神社」には、「本殿」「拝殿の彫刻」「神楽殿」「双龍門」などの国の重要文化財、国の天然記念物に指定されている、武田信玄が戦勝祈願のため矢を射立てた「矢立杉」など、見所が満載。豊かな木々や苔におおわれた岩など自然も豊かな場所なので、散歩しているだけで癒されパワーチャージできますよ。
榛名神社(群馬県高崎市)の詳細情報
香ばしい焼きまんじゅうが小腹を満たす「三杉屋」
「榛名神社」を参拝してたくさん歩いたら、小腹が空いてくるはず。そんなときにぴったりなのが、参道にある「三杉屋」です。お蕎麦やうどんなども販売していますが、食べずにはいられないのが名物「焼まんじゅう」です。フワフワの食感に香ばしい味噌タレがたまりません。1人旅の思い出にぜひ立ち寄ってみてくださいね。
三杉屋の詳細情報
5.【埼玉】男鹿岩
大蛇伝説が残る巨大な奇岩
「男鹿岩(おがいわ)」は埼玉県比企郡ときがわ町の「弓立山」頂上付近にある巨石です。「弓立山」の登山口からハイキングしながら登ることもできますし、山頂付近まで車で登ることもできます。電車でのアクセスの場合、最寄駅は八高線「明覚駅」。駅から「男鹿岩登山口」までは結構歩くので、お気軽に見学したいなら車で行くのがおすすめです。
「男鹿岩」は山頂から近い場所にあるとても大きな岩です。離れた場所にある「女鹿岩(めがいわ)」と共に大蛇伝説が言い伝えられていて、かつて「男鹿岩」には雄の大蛇が、「女鹿岩」には雌の大蛇が住んでいたとされています。実際にその場に立ってみると大蛇の伝説が残っているのも納得の迫力で、大きなパワーがもらえそうです。
「女鹿岩」は「雷電山」の山裾にあります。「男鹿岩」のある弓立山とは、毎年7月7日に「女鹿岩」と「男鹿岩」の大蛇が会っていたという都幾川を挟む形になっていて、1日で両方まわることもできますから、興味があったらぜひ巡ってみてください。
落ち着くほっこりカフェ「古民家カフェ&ダイニング 枇杏」
「男鹿岩」見学をした後の腹ごしらえにおすすめなのが、「明覚駅」から徒歩約5分の「古民家カフェ&ダイニング 枇杏(びあん)」です。古民家をリノベーションしたゆったり過ごしやすいお店で、地元野菜でつくる日替わりの「枇杏ランチ」、「枇杏カレー」が人気です。こだわりの「わらびもち」などスイーツも揃っていますから、デザートまで楽しみましょう。
6.【千葉】鋸山
デコボコした岩肌の不思議な世界
千葉県安房郡鋸南町と富津市にまたがる「鋸山(のこぎりやま)」。かつては採石が行われていた山で、石を切り出した岩肌が鋸の歯に見えることからその名が付いたのだとか。東京からアクセスしやすく、絶景スポットとしても知られています。電車では、最寄り駅「浜金谷駅」から歩いて約15分で、山のふもとのロープウェー乗り場まで。そこからは「鋸山ロープウェー」で山頂まで行けますよ。
石を切り出してできている「地獄のぞき」は鋸山でも有名な絶景スポットのひとつ。まさに地獄をのぞくようなスリル体験ができ、高所恐怖症の人でしたら怖くてたまりません。真下をみると恐ろしいですが、目の前に広がる風景はまさに絶景。
「鋸山」は全体が日本寺の境内になっていて、拝観料を支払います。石の壁に囲まれた石切り場跡にある高さ約30mもの「百尺観音」や、日本最大の大仏様「薬師瑠璃光如来(やくしるりこうにょらい)」といった、珍しい見所がたくさんあります。階段も多くたくさん歩きますが、帰る頃にはパワーをもらえ晴々とした気分になれますよ。
地魚や東京湾の天然物にこだわった回転寿司「船主 総本店」
たくさん歩くとお腹がすくので、駅近のお店で食事をしましょう。「鋸山」散策の後の食事なら「浜金谷駅」から歩いて5分ほどの「船主 総本店」がおすすめです。天然物、地魚にこだわった人気の回転寿司で、ネタは新鮮なものが揃っていると評判。カウンター席も多いので、女子1人でも気兼ねなく食事できるのがうれしいです。
7.【神奈川】石老山
岩肌と緑のコントラストが美しい

神奈川県相模原市にある「石老山(せきろうさん)」は名前に石の文字が入っているように、奇岩が多いことで知られる山です。ハイキングコースが用意されているので、歩きながら奇岩怪石を観察できますよ。アクセスは「相模湖駅」からバスを利用し「石老山入口」で下車します。
山の中には第3紀地層の礫岩(れきがん)が分布しているそうで、珍しい形の大きな石がゴロゴロしています。「阿吽岩」「屏風岩」「力試岩」など岩には名前が付けられているものが多く、説明版には由来や伝説などが書かれていて楽しく歩いて行けます。ゆっくりと自分のペースで森林浴しながら奇岩探索していると、日常の悩みも忘れてしまいますよ。

石老山の中腹には「顕鏡寺(けんきょうじ)」があります。顕鏡寺には「かながわの名木100選」にも選ばれている、樹齢400年を超える「顕鏡寺のイチョウ」「蛇木杉」などがあり必見。また源海法師が住居としていたという岩窟「道志岩窟」は、パワースポットとして知られています。
※2020年10月現在、崩落場所があるため、石老山は登山禁止です。復旧時期は未定となっています。
石老山の詳細情報
お昼のお弁当はここで調達「ますや」
「相模湖駅」の駅近にはコンビニがないので、駅から徒歩2分ほどの「ますや」の存在は覚えておきましょう。おにぎりやお弁当、お菓子やドリンクなどが販売されていますから、「石老山」ハイキングの前にこちらでお昼を調達するのがおすすめです。地ビールの「さがみビール」も販売されているので、帰りに立ち寄るのもいいですね。
ますやの詳細情報
広大な海からもパワーがもらえる「海の奇岩」
こちらでご紹介するのは、海にある奇岩です。海の奇岩は波や風の影響でできたもので、青い海を背景にすると幻想的で美しい姿を見せてくれます。どの角度から切り取ってみようかと撮影も楽しいですよ。ぜひ食べていただきたいグルメ店も一緒にご紹介しますので、こちらも足を運んでみてくださいね。
8.【千葉】屏風岩
干潮時を狙うと絶景が待っている

千葉県南房総市にある「根本海岸」は、とても美しい海岸として知られる海水浴場ですが、有名なのが珍しい奇岩「屏風岩」です。「根本海岸」の西に位置し、千葉県の天然記念物に指定されています。アクセスはJR「館山駅」からバス利用、「白浜フラワーパーク」または「根本海岸」で下車します。

かつて押し曲げられて海面に姿を表した地層の一部が長い年月をかけて波や風雨に洗われ続け、今の姿になったのだとか。満潮だと海の底に沈んでいますが、干潮時になると姿を現しますので、お出かけ前に干潮・満潮の時刻をチェックしてから行くとスムーズです。海の開放感と、長い年月をかけてつくられた不思議な奇岩のおかげで、たっぷりパワーチャージできますよ。
白浜の屏風岩の詳細情報
館山の海を眺め優雅なランチ「SEA DAYS(シーデイズ)」
「屏風岩」でパワーをもらった後、食事をするなら「館山駅」から徒歩約5分の素敵なカフェ「SEA DAYS」はいかがでしょうか。北条海岸の目の前という最高の立地のカフェで、海を眺めながら食事ができるお店。パスタやパンケーキの他、スムージーやアサイーボウルといったヘルシーメニューも揃っているから、おいしい空気をたくさん吸った後、もっと健康になれそうです。
9.【神奈川】馬の背洞門
自然が生み出したみごとな洞門に感動

神奈川県三浦市、三浦半島南端城ヶ島にある「馬の背洞門」。大変不思議な姿の洞門は長い年月をかけて海の浸食でできた、高さ8m、幅6mもある海蝕洞穴です。アクセスは京浜急行線「三崎口駅」からバスを利用し「白秋碑前」で下車します。
穴から覗く青い海は大変美しく、まさに自然が造り出した芸術作品。雄大で迫力のある風景に圧倒されてしまいますが、それが自分の中でパワーになって行くのを感じますよ。今は侵食がすすんでいるせいか上に登ることはできません。次に来たときには姿が変わっているかもしれませんね。

もっと広大な風景を楽しみたいなら「馬の背洞門」を見渡せる「みはらし広場」に行ってみてください。「馬の背洞門」が見下ろせるのはもちろん、房総半島や富士山まで見渡せますよ。「恋する灯台プロジェクト」を記念して建てられたモニュメントが目印です。
おいしい海鮮料理の穴場店「城ヶ島 潮風」
海に来たのだから、やはりおいしい魚介類を食べて帰りたいですよね。「馬の背洞門」から歩いて10分ほどにある「城ヶ島 潮風」は、女子1人でも入りやすい明るい雰囲気の海鮮料理店です。メニューには三崎マグロやカサゴ、サザエなど新鮮な海の幸が並び、何を食べてもおいしいと評判。定食メニューも豊富なので、ガッツリ食べて帰れますよ。
10.【東京・小笠原諸島】孀婦岩(そうふがん)
太平洋にそびえる謎の岩

「孀婦岩(そうふがん)」は伊豆諸島の南方に位置する不思議な岩です。絶海に突如現れるこの島は、高さが約100mありますが、その下には水深2000m以上あるそうで、深海から突き出した部分のほんの一部ということになります。

とても不思議な形状をした「孀婦岩」ですが、火山の一部だということが分かっています。さらに波や風の影響を受け、今のような形がつくり出されたそう。ぜひ近くで見学してみたいですが、一般人が上陸するのは難しく、見学するならクルーズ船がおすすめ。「孀婦岩」を見学できるツアーなどが企画されていますから、女子1人旅でも安全に見学ができますよ。
※画像はイメージです
「孀婦岩」はダイビングスポットとしても有名で、ダイビングの聖地と呼ばれています。珍しい魚たちに季節によってはクジラに遭遇することもある、ダイバー憧れの地。しかし、ダイビングができるシーズンが限られていることなどからツアーが組まれることが少ないので、簡単に行くことができないスポットでもあります。絶対に行ってみたい人は、まめにダイビングツアーをチェックしてくださいね。
奇岩から大自然のパワーをもらって元気に
とてつもない時間が生み出した奇岩を眺めていると、神秘のパワーを受け取ることができるはず。大自然の不思議なパワーをたっぷり吸収したら、元気いっぱいで帰路につけますよ。お疲れ気味で嫌なことが続くなら、思い切って奇岩探索に出かけてみてくださいね。