上越新幹線で旅情を感じる越後の旅へ。新潟のおすすめホテル＆旅館5選

越後の旅の入り口、越後湯沢エリアは「トンネルを抜けるとそこは雪国だった」で始まる小説でも有名な、日本有数の豪雪の地。一晩で1メートル以上積もってしまうこともあるんです。冬にふと「雪が見たい」と思った時に新幹線に飛び乗ると、そこには一面の銀世界が待っています。

出典：chunpapaさんの投稿

寒いのが苦手な方も大丈夫♪北の国は春から秋の季節も美しいものです。春は桜が美しく、山々の緑がみずみずしい夏は、各地で花火大会もあります。秋には紅葉の名所がたくさんあり、鮮やかな風景が見られますよ。今回は、そんな四季の魅力満点の越後の旅が楽しめる、おすすめのホテルや旅館をご紹介します。

上越新幹線の越後湯沢駅から無料シャトルバスで約40分。山中の大自然の中にそびえる「苗場プリンスホテル」は、国内最大級の巨大リゾートホテルです。サマーシーズンは「フジロックフェスティバル」でも有名ですが、バギーやカヌーなどの多彩なアトラクションも楽しめます。秋は山一面が紅葉に彩られ、最も賑わうのは冬のスキー・スノボシーズン。ホテル直結のゲレンデではスノーラフティングや雪上車ナイトツアー、季節により花火なども楽しめるエンターテインメントリゾートホテルです。

※無料シャトルバスの運行・各施設の営業は季節により異なりますので、詳細は予約時にご確認ください。

いくつもの宿泊棟に各グレードの客室がありますが、基本的には洋室のツインルームかトリプルルーム。最も高層階の2号館にあるお部屋「暖らんROOMハンモック リバーサイド」はのんびりハンモックに寝そべって窓の外の景色を楽しめる趣向です。山小屋の温かさをイメージしています。季節や好みに応じて好きなお部屋を選びましょう。

温泉大浴場は2カ所あり、2号館の「苗場の湯」は内風呂とサウナ、N-Plateau（エヌ・プラトー）の「火打の湯」は内風呂と露天風呂。自然の景色を眺めながらの入浴が楽しみですね。

大きなリゾート内には、なんと20種類以のレストランやバーがあります。メインダイニングはフレンチの「ボーセジュール」、洋食中心のバイキングなら「アゼリア」「NAEBA1961.com（ナエバ イチキュウロクイチドットコム）」、和食は新潟ご当地グルメなどが食べられる「新潟食道」など。迷ってしまいますが、気分に合わせて選びましょう。

オータムシーズンは、ホテル前からの山々が美しく彩られます。日本最長の「ドラゴンドラ」に乗ると、鮮やかな紅葉が眼下に広がる空中散歩が楽しめますよ。

上越新幹線で新潟県に入り最初の駅、越後湯沢駅から徒歩7分ほど。「水が織りなす越後の宿 ホテル双葉」は、湯めぐりとお料理が楽しみな和情緒あふれる宿です。日本有数の豪雪地帯であり、その雪解け水の恵みを受けたお米どころとしても知られる地域です。冬は雪見風呂が魅力ですが、春から夏の緑まぶしい季節も良いですよ。山々が赤く染まる秋も美しく、周辺には紅葉トレッキングスポットや、フォトジェニックな景色で人気急上昇の「清津峡」もあります。

客室は和室を中心に各種タイプがあり、部屋の窓からの越後の山々の風景に癒されます。大人数なら邸宅のように広く、露天風呂も備えたお部屋などもおすすめですよ。地元魚沼産の伝統的な織物をテーマにした和洋室は、モダンな内装にシモンズ製のベッドで心地よい眠りが楽しめます。

風情ある露天風呂付の客室が29室もあり、そのすべてに桧の内風呂と陶器の露天風呂がついています。お部屋のお風呂は温泉ではありませんが、それぞれに趣向を凝らしているのでお好みで選びたいですね。いつでも好きな時に、ゆっくりと山々を眺めながら、専用露天風呂に入れるのはとっても贅沢ですよ。

湯沢温泉は弱アルカリ性の単純泉で、様々なお風呂や露天風呂がある「ニ十八の湯（ふたばのゆ）」で湯めぐりが楽しめます。なかでも越後の山々を望む露天風呂は格別で、冬は雪化粧の景色を見ながらの雪見風呂が醍醐味です。のんびりと入浴すれば、都会では味わえないほっこりした時間が過ごせますよ♪

お食事は料理長が厳選した、鮮魚や野菜を使った旬の会席料理。日本海の荒波にもまれた、活きがよく身も締まったお造りは、一口食べれば違いが分かります。きれいに盛り付けられた前菜や、料理長特選の味噌ダレで焼き上げる「牛の朴葉焼き」「鮑の踊り焼き」なども◎。豪雪地帯の雪解けがもたらす水の恵みで、お米や野菜、お酒も絶品です。翌朝の朝食バイキングも楽しみですね。

出典：nuuさんの投稿

越後湯沢から車で30分ほどの「清津峡渓谷トンネル」は、フォトジェニックな景色で人気です。昔からあった日本三大渓谷のトンネルが、まるでアート作品かのようにリニューアルされました。トンネル内のパノラマステーションから見ると、床面に張られた水面に反射してとても幻想的です。夏の緑、秋の紅葉と、季節の表情が見事に映し出されますよ。

「源泉湯の宿 かいり」は越後最古の山里の湯、開湯1300余年の大湯温泉の和風旅館です。玄関を入り、佐梨川沿いに奥行きのある館内は、趣ある和モダンの雰囲気で落ち着きます。豊富な源泉掛け流しのお湯と、米どころ魚沼産のお米や、越後の美味しいお食事が楽しみ。大湯温泉から車で1時間ほどの「奥只見湖」は尾瀬にもつながる秘境なんですよ。遊覧船やトレッキングが楽しめて、大自然が満喫できるおすすめスポットです。

客室はしっとりとした情緒ある和室が基本ですが、ベッドのお部屋や半露天風呂付の特別室もあります。窓の外には、山々が広がり、遠くには駒ケ岳、眼下には清流佐梨川が流れ、四季折々の風景に心が癒されます。

豊富な3本の源泉からのお湯は加水も加温もしないで、常に新鮮な天然温泉が気持ち良い湯加減でそそがれています。それぞれに趣のある「庭の湯」と「川の湯」は深夜の男女入れ替え制。合掌造りの天井がどこか懐かしい大浴場や、湯浴みしながら会話が弾む八角形の腰掛の湯など、朝晩で違ったお風呂を楽しめるのが嬉しいですね♪

出典：キラルン☆彡.。さんの投稿

新潟・魚沼の新鮮食材を吟味し、料理人の研ぎ澄まされた感性と匠の技を駆使して創り上げられた料理の数々。のどぐろ、鮑、鮎、山菜やキノコなど、料理長自ら、こだわりの厳選食材を最高の状態で調理した会席料理です。翌朝は和食中心の郷土色豊かな、身体に優しい朝食をいただけますよ。

「四季の宿みのや」は、越後一の宮「彌彦（いやひこ）神社」門前に佇む、創業300余年の老舗旅館。東京から上越新幹線で1時間40分ほどの燕三条駅で弥彦線に乗り換え、弥彦駅から徒歩10分ほどで到着します。「おやひこさま」と古くから親しまれてきた、広い森の神社境内は新潟屈指のパワースポット。4月上旬には桜名所としてにぎわい、11月頃は弥彦公園を彩る紅葉が見事です。神社の奥からはロープウェイで弥彦山へ登れ、そこから見る日本海は絶景ですよ。

門前通りの玄関からお宿に入ると、落ち着いた和のしつらえと、大正ロマンの趣が調和しています。お部屋は純和風が基本ですが、洋室ベッドタイプや和洋室、大正ロマンの雰囲気が漂うハイカラなタイプや、フローリングの広縁にアンティークチェアを置いた客室もあります。大正ロマンをテーマにした宿泊棟「浪漫館」には、たくさんの部屋を備える豪華な「和風スウィート」もありますよ。

最上階の8階にある、女性用の展望大浴場「織姫」はガラス張りの景色が良く見えるお風呂。併設されている女性用の展望露天風呂「星まくら」は、眺望に加えて、やわらかな畳敷きです。お湯も無色透明でくせがなく、刺激の少ないやわらかな泉質です。お肌の汚れや角質をやさしく取り去り、しっとりと肌に潤いを与えてくれるといわれる美肌の湯ですよ♪

県内でも希少な「市場の競り権」を保有して直接仕入れをする、食材第一主義のお宿。新鮮な魚介類や野菜をはじめ、新潟ならではの郷土食材など、生産者が明確で安心安全な食材の仕入れに力を入れています。贅沢な日本海の蟹料理から、素朴な郷土料理まで、料理人が腕によりをかけた逸品が楽しめますよ。

東京から上越新幹線で約2時間10分の新潟駅から、白新線に乗り換え豊栄駅へ。駅からシャトルバスでさらに郊外へ向かうと、田園風景が広がる小高い丘の上に堂々とそびえたつ「白玉の湯 華鳳（かほう）」見えてきます。約100年前に噴出した温泉の宿は、いまや越後を代表する温泉リゾートとして知られるようになりました。泉質の素晴らしいお湯、美食の料理、館内の絵画的な空間や約六千坪の大庭園など、非日常の時間が待ち構えています。

素晴らしい庭園やのどかな田園風景、遠くの山々を望めるなど、様々なロケーションにある客室は、幅広いラインアップから好みで選びましょう。和室や洋室、露天風呂付など、どのお部屋も和風を基調とした、とても上質で贅沢な空間。すべてのグレードがさらに高い「別邸越の里」は、全20室のスイートルームです。

湯量豊富な自家源泉「白玉の湯」は、エメラルドグリーンに輝く「美人になれる温泉」です♪硫黄含有量国内随一の硫黄泉、塩化物泉、硫酸塩泉、弱アルカリ性のなどの泉質は、いずれも美肌効果が期待できる成分ばかり、お肌を優しく包み込んでくれますよ。源泉で満たされた広い桧風呂や大岩風呂、回遊式の露天風呂などで湯浴みが楽しめます。エステサロンやあかすりスペース、プライベートスパなどもあって、女性に嬉しいですね。

夕食は、全国でも有数の食材の宝庫、新潟の海・山・川から厳選された素材ばかり。料理人が腕によりをかけて創る和風会席料理です。日本海でとれたズワイ蟹やのどぐろ、鮑や村上牛などの高級食材、専用土鍋で炊き上げる日本一の米どころのコシヒカリなどを堪能できますよ。ここでしか味わえない越後料理を心行くまで味わいましょう。

四季折々いつ訪れても魅力いっぱいの新潟ですが、冬に訪れると不思議なことに、どこか「温かさ」を感じることがあります。それはきっとその土地の人々の温かさや、美味しい郷土料理、豊かな自然や温泉など、厳しい冬を乗り越えてきた北国の文化に、温もりを感じるからかもしれませんね。そんな心温まる越後の旅情を彼や友達と分かち合ってみませんか？