「川崎大師」での厄除けついでにぶらり。1日観光スポット8選/神奈川

悩み事や心配事が尽きない女の子は、ちょっとのことで気が滅入ってしまうもの。心を覆う黒い霧を払って、明るい気持ちで毎日を過ごしたいですよね。そんなときは運気アップを目指して”厄除け”へ。年女などの節目でなくても、今の悩み事を浄化して気分をすっきりさせるきっかけになりますよ。厄除けの後には素敵な名所や美味しいグルメに触れ、幸せな気持ちになって運を呼び込みましょう♩

神奈川県で初詣や厄除けのスポットとしておなじみなのが「川崎大師」です。京急川崎駅から大師線に乗り換えて川崎大師駅で降り、参道を歩いて約5分で到着。東京都心からは45分ほどでアクセスできます。正式名称を「平間寺（へいけんじ）」といい、平間兼乗（ひらまかねのり）という武士が夢のお告げに従い建立したと伝えられています。関東近県はもちろんのこと、全国から初詣や七五三、そして"厄除け"に訪れる人が集まるスポットです。

俗世と聖域の境界とされる「大山（だいさん）門」をくぐって本堂へ。門の四方には京都にある「東寺（とうじ）」の国宝、四天王像を模した像が奉安されており、迫力満点。境内に入ると献香所の向こうに大本堂が見えます。左手には雄大な八角五重塔。大本堂は、厄除けはもちろん心願成就の強力なパワースポットとされていますよ。

境内には他にも見どころがたくさんあり、つるの池にかかるやすらぎばし越しの釈尊像など、神秘的でフォトジェニックな場所も。中でも知る人ぞ知る美のパワースポットが、西解脱門の辺りにある小さなお堂「しょうづかの婆（ばあ）さん」です。三途の川をわたる人の衣服をはぐ存在だそうですが、なぜか歯に効くと信仰を集め、今では心身の美にご利益があるとされています。美を求める女性のための「べっぴん守」もお見逃しなく♪

「川崎大師」での厄除けは、護摩木と呼ばれる特別な木に祈りを込め、お焚き上げを行う護摩祈祷です。大本堂横にある受付所で申し込みを行い、大本堂にて護摩祈祷を行います。お坊さんたちの読経と鐘や太鼓の音が本堂内に響き渡り、とても神聖な空気に包まれています。背筋をピンと伸ばして、邪気を祓いましょう。護摩祈祷は毎日行われていますがシーズンによって回数や時間が異なるので、事前に公式HPなどでチェックして訪れましょう。

「川崎大師」での厄除けの後は、すぐ近くにある「大師公園」へ。大型遊具やテニスコート、芝生の広場などが揃う大きな公園です。芝生広場の周囲にある噴水や小川は、夏には水遊びスポットに。子供連れや散歩する人でいつも賑わっていますよ。そんな「大師公園」の中でぜひ訪れたいのが「瀋秀（しんしゅう）園」です。

川崎市は中国の瀋陽（しんよう）市と姉妹都市になっており、その5周年を記念して「瀋秀園」が造られました。中華らしい門をくぐって中へ入れば、瀋陽の美しい景色をイメージしたという庭園が広がります。入り口の両脇に鎮座する獅子像や建物に使われている瑠璃（るり）瓦、木組や太湖石（たいこせき）は、実際に瀋陽から贈られたものだそう。ほんのちょっと中国へ旅したような気分になれますよ。

「大師公園」の優雅な庭園を満喫したら、続いて味覚を刺激しに「味の素川崎工場 うま味体験館」へ。大師線川崎大師駅のお隣、鈴木町駅を降りてすぐです。うま味体験館へ入るとかわいいアジパンダがお出迎え。1階は予約不要で見学できるほか、アジパンダグッズや味の素の商品が購入できるギフトショップでお買い物もできます。

どうせなら、予約して行く時間たっぷりの製造工程見学へ行きませんか？「ほんだしコース」では主力商品のほんだしの製造工程を見学するほか、かつお節の削り体験ができますよ。ほかに「味の素コース」と「Cook Doコース」があります。川崎工場は、なんと1914年（大正3年）から続く工場。長きにわたり日本人の食を支える”うま味”の秘密に迫ってみてくださいね。

再び大師線に乗り京急川崎駅へ。地下街を通りJR川崎駅の中央西口を出て約5分のところにあるのが「女躰大神（にょたいおおかみ）」です。日本創建の夫婦の神様、伊邪那岐命（いざなぎのみこと）と伊邪那美命（いざなみのみこと）を祀っています。神社の建立時期は不明ですが、その昔、洪水の多かった多摩川に身を投じ災厄を止めたと伝えられる女性の御霊を祀っており、それが女性の願いを叶えるというご利益の由来となっています。

縁結びや女性の悩み全般にご利益があるとされますが、特に子宝のご利益を求めて訪れる女性が多いよう。神社では「千代紙お守り」というお守りが授受されていますが、神職さんが一つひとつ思いを込めて手作りしているお守りです。ぜひ持ち歩いて女性の悩みを解消し、運気をぐっと上げましょう！

「カワスイ 川崎水族館」は、JR川崎駅と地下道でつながる川崎ルフロンの9・10階に2020年7月に誕生しました。「水辺のオアシス」をテーマに、時にアマゾンを冒険するように、時に多摩川のほとりを散歩するように、水の生き物を見て歩けます。昼と夜の2部制になっており、行く時間帯によって元気に活動する生き物が変わるのもポイントですよ。

きれいな館内では最新の映像技術を駆使した展示を行っており、光と音が神秘的。淡水魚メインの展示なので種類が多いわけではありませんが、演出効果も相まって広い世界に飛び出したみたい！水族館だけど、小動物にカピバラやカメレオンなんかも見られますよ。一通りフロアを満喫した後は、館内のこもれびカフェでスイーツを楽しんでくださいね。森の中のような緑のカフェは、いるだけで居心地抜群。こもれびカフェの中には猫と遊べるソラネコカフェもありますよ。

車でお出かけする場合にぜひチェックしたいのが、千鳥町から見る工場夜景です。川崎駅から国道132号線（川崎駅東扇島線）を通って、「川崎大師」も越えて海側に向かったところにあります。川崎の臨海部は、日本を代表する工場地帯である京浜工業地帯。夜の景観は、未来都市を見ているようなきらびやかさです。

カメラ好きの人々のフォトスポットにもなっている川崎の工場夜景。線路越しの工場夜景や運河越しの工場夜景など、さまざまな表情をとらえることができます。場所も時間の概念も飛び越えて、異世界へと飛び込んだかのような幻想的な世界。車がない人でも、クルーズ船やオープンバスでの工場夜景ツアーがあるので、気になる方はチェックしてみてくださいね。

川崎観光するなら川崎ご当地グルメも外せないですよね。川崎駅から徒歩約5分のところにある「中華成喜（なるき）」は、「かわさき餃子」発祥の店といわれる名店。実は川崎市は、外食における中華料理比率（支出額）が、全国1位になるほど中華好き！もともと餃子店だった中華料理屋が多いのだとか。

もちもちの皮の中に肉汁あふれる餡がたっぷり。お野菜もみっちりと入っていますよ。かわさき餃子は独自の「かわさき餃子みそ」というタレを作っており、成喜でもそのみそダレにつけていただけます。いつもの餃子とはちょっと違う味わいを楽しんでくださいね。餃子とあわせて、安くて美味しい焼きそばも人気メニューですよ。

甘味を求めて立ち寄りたいのが「珈琲茶房 餅陣 住吉」です。川崎大師駅から歩いて8分ほどの参道に位置したお店。「川崎大師」といえば久寿餅（くず餅）が名物ですが、こちらではワッフルコーンに久寿餅を入れてアイスクリームを添えた”くずもちサンデー”がいただけますよ。さらに、久寿餅に合うこだわりのコーヒーも人気です。

ソフトクリームなどの乳製品は、マザー牧場の濃厚な牛乳を使用しています。久寿餅とソフトクリームの組み合わせは意外にもベストマッチ！一緒に乗っているあんこの甘さも加わって、女子ウケ抜群のスイーツになっていますよ。きなこや黒蜜をプラスし、甘さを調節して食べられますよ。厄除け参拝の合間に、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。

お土産にチェックしたいのが、川崎大師駅から徒歩約5分のところにある「石渡屋」の”ごりやくプリン”です。白地に銀字で店舗の名を記したプレートがコンクリートの壁にかかる、とてもスタイリッシュな外観。実は、香ばしい焼き立ての香りが広がるパン屋さんです。地元の人も足繁く通い、値段もお手頃だと評判ですよ。

お店自慢の逸品である”ごりやくプリン”は、1日限定48個の人気商品。見た目はエッグタルトのようで、ころんとかわいいサイズ。外側はパイ生地とタルト生地で作ったサクサク生地、中のプリンは濃厚な味わいの下にほんのりビターなキャラメリゼが隠されていますよ。お休みの日は早く売り切れることもあるので、気になる人は厄除け訪問前に立ち寄ってみてくださいね。

厄年でなくても気になる今年の運勢。厄除けをしておけばどこか安心感があり、明るい気持ちで毎日を過ごせそうですよね。古くから人々が願いを込めて訪れた「川崎大師」は見どころ満載で、参道も情緒たっぷり。近くには朝から夜まで楽しめる観光スポットや美味しいグルメもいっぱいです。厄除けをして心を軽くし、気持ち新たに笑顔で過ごしましょう！