本物のオリエント急行に乗車体験♡カフェ「ル・トラン」/箱根

女子は、キラキラしたものやアンティークなものが好き。見ているだけで心が弾み、華やかな気持ちにさせてくれますよね。でも、仕事や雑務に追われていると美しいものに触れる機会も身に着ける余裕もなくなって、女子力も心も乾いた状態に…。心の渇きを自覚するなら、キラキラと輝くガラス作品やジュエリーで心を潤す女子旅に出てみませんか。

新宿から小田急ロマンスカーで最短約75分、都心からさくっと行ける人気観光地・箱根。箱根の北に位置する仙石原は、美術館や博物館、ミュージアムカフェが点在する高原リゾート地です。今回の旅先である「箱根ラリック美術館」も仙石原の中心部にあります。

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箱根湯本駅から箱根登山バスで約30分、閑静な中心街に建つ「箱根ラリック美術館」は、ジュエリーデザイナー・ガラス工芸家であるルネ・ラリックの作品を日本で一番多く所蔵する美術館です。緑豊かな敷地にはミュージアムやカフェ「ル・トラン」、フレンチレストランとショップが併設されており、ラリックの生涯とキラキラと輝く美しい作品をドラマチックに体感できます。

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ルネ・ラリック(1860～1945)は、アール・ヌーヴォー、アール・デコの両時代にわたって活躍した、フランスの宝飾デザイナーです。ガラス工芸家、金細工師としても活躍し、宝飾デザイナー時代にはカルティエなどの女性向け高級アクセサリーを手掛け、50代からはガラス工芸家に転身。オリエント急行の室内装飾を担当したりと、生涯を通して数多くの作品を発表しました。

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ラリックの生涯と作品を知ることができるのが、敷地奥に佇むラリックのコレクションを展示したミュージアム。館内の展示室には、1500点ものルネ・ラリックコレクションの中から選び抜かれた約230点を展示しています。順路に沿って鑑賞することで、ラリックの作家としての歩みと共に美しい作品に出会えます。また、定期的に企画展覧会を開催したり、企画展に合わせたフォトスポットが設けられているので、定期的に通って心を潤してもいいですね。

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ミュージアムとカフェ「ル・トラン」を結ぶ遊歩道には、モネの絵画を連想させるような美しい池や美しい森が広がっています。森林浴を楽しんだり、幻想的な風景に癒されたり、素敵な1枚を納められますよ。

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お待たせしました、今回の旅のメインである「ル・トラン(LE TRAIN)」の紹介をしましょう。「ル・トラン」は、ラリックが室内装飾を手掛けたオリエント急行の食堂車です。

ラリックのオリエント急行は、1929年にパリとフランス南部を結ぶルートとして開通。2001年まで現役で活躍し、世界中にファンを持ちます。そんな有名な列車は美術館の正面玄関すぐそばに特別展示され、ティータイムができる豪華サロンカーとして人々に夢の時間を与えています。

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「ル・トラン」のティータイムは、開催時間の間隔を開けて1日数回、開催されます。開催時間は、公式サイトのオリエント急行新着情報で随時、ご確認を。予約は、当日現地にて先着順なので朝から行動したほうが安心です。

出典：★№７さんの投稿

コンシェルジュデスクでお金を払うと、乗車券が渡されます。夢の切符を手に入れたら、乗車時間までの間、ミュージアムや後ほど紹介するフレンチレストランでラリックの世界を楽しみましょう。

出典：★№７さんの投稿

予定時刻に合わせて集合場所に向かうと、乗車券にハサミが入れられ、オリエント急行へと案内されます。

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車両手前のスペースでオリエント急行や車内のラリック作品の映像説明を見たり、車内でも専属クルーによる車両の説明を受けられます。作品の魅力を知った上で鑑賞を楽しむことができますよ。

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「彫像と葡萄」は、ラリックが68歳のときに手掛けたガラスパネルで1928年の作品です。豊かな実りを象徴した葡萄と男女の像が浮き彫りにされたパネルは、車窓からの自然光や室内ランプなど、昼夜の光を巧みにあやつり、空間に無限の広がりを与えています。

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一折の説明を受けたら、いよいよ専属クルーにお給仕されて優雅なティータイムがスタート。

出典：こちまちこさんの投稿

メニューは季節や企画展覧会などによってかわる、飲み物とデザートのセット。一例をあげると、紅茶と甘さを控えめの紅茶のシフォンケーキ、生クリームのセット。濃厚な生クリームをシフォンケーキに添えることで、ミルクティーシフォンケーキとしても楽しめます。

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ティーセットで使用されているクラシカルな食器には、「オリエント急行」のエンブレム。車内の雰囲気にマッチした、おしゃれなデザインで気分があがります。

出典：オーブ☆さんの投稿

楽しい時間は、あっという間に過ぎていくもの。現実の世界に戻されるまで、車内を歩いてラリックアートを探したり、車窓を眺めてティータイムに興じたりと、映画で見たオリエンタル急行の旅を最後まで満喫しましょう。

出典：オーブ☆さんの投稿

「ラリック美術館」に併設にされた「LYS(リス)」は、フランス・パリ郊外の明るいレストランをイメージしてつくられたフレンチレストラン。リスはフランス語で百合を意味し、百合はフランスの国花であり、ラリックの作品に多用されたモチーフです。

出典：ＹＲさんの投稿

席はテーブル席、ソファー席、春から秋まではテラス席も用意され、美味しい食事と美しい中庭、遠くには箱根の自然を楽しむことができます。

出典：ひろはやさんの投稿

緑が一望できる席に目を奪われがちですが、オリエント急行を窓越しに眺めることができるテーブル席もあります。オリエント急行を眺め、乗車前のわくわく感や乗車後の余韻に浸ってみてはいかがでしょうか。

出典：ハッチャさんの投稿

リスのメニューは、モーニングセット各種(写真)、肉と魚から選べるランチプレート、単品料理、デザート、アルコール、ソフトドリンクなど、さまざま。「ル・トラン」の乗車時間や、お腹の具合に合わせて注文してみてくださいね

出典：★№７さんの投稿

正面玄関入ってすぐの場所にある「PASSAGE(パッサージュ)」は、19世紀のパリのアーケード街をイメージしたセレクトショップ。店内には、箱根土産やオリジナル商品のほかにもキッチン、インテリア、ファッションなど国内外のセンスのいい雑貨が並びます。素敵な雑貨を購入して、忙しい日々の中でも心の潤いをキープしましょう。

エレガントで女性的な曲線美を描くラリックの装飾をたっぷり堪能することで、やっぱり女性にはキラキラしたものが欠かせない、と思うのではないでしょうか。忙しくて枯渇気味の女子は、オリエント急行「ル・トラン」の優雅なティータイムで女子力と心の潤いを取り戻してくださいね。