箱根初心者の1人旅に♪「箱根フリーパス」で行ける観光スポット10選

「なんだか最近疲れ気味。たまには1人きりでリフレッシュしたいな…」大人女子にはそんなこともありますよね。そこでおすすめしたいのが、神奈川県・箱根町での1人旅♪ただ、この町は想像以上に広大なんですよ。

小田急ロマンスカーを使えば、新宿駅から箱根湯本駅まで約90分でアクセス可能ですが、ここはあくまで箱根の入り口。開放的な芦ノ湖、噴煙が立ち込める大湧谷、すすき野原が広がる仙石高原と、各地に見所が点在しているので、「一体どこに行けばいいの？」と迷ってしまう可能性も。

そこで今回は、箱根初心者のために「箱根フリーパス」を使って行ける観光地をピックアップ！このチケットを使えば、指定エリア内の電車、ケーブルカー、ロープウェイ、海賊船、各種バスに乗り放題OK。さらに、約70のスポットを優待・割引料金で利用できます。ちなみに、フリーパスは2日間有効タイプと3日間有効タイプの2種類があるので、自分に合った方を購入してくださいね。

それでは早速、「箱根フリーパス」で行ける観光スポットを以下のカテゴリーごとにご紹介します。事前に行きたい場所を決めておけば、効率的に巡れますよ。

●大自然好きにおすすめのスポット
●アート好きにおすすめのスポット
●神社好きにおすすめのパワースポット

箱根は自然がいっぱい。1人旅のお供は音楽&カメラなんていかがでしょう？お気に入りのBGMを聞きながら、自分だけのシャッターチャンスを求めて散策。四季折々に美しい木々や富士山など、心に残る絶景をカメラに収めましょう。雄大な景色を見れば、小さな悩み事なんてどうでも良くなるかも？

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箱根湯本駅から箱根登山電車＋箱根登山ケ－ブルカーを利用して約1時間。早雲山駅は2020年7月にリニューアルした人気スポットです。構内には、絶景を眺めながら足湯を楽しめる「cu―mo箱根（クーモハコネ）」があり、旅気分が盛り上がります♡標⾼約757mから眺める「箱根外輪⼭」は迫力満点で、晴れた日には遠く相模湾まで望めます。足湯に入るならタオルを忘れずに♪

出典：まーむちゃんさんの投稿

温泉を使った足湯は気持ちいいと評判。疲れた足をここで癒せば、元気に散策を続けられそうですね。足湯ついでに、「cu―mo箱根」のフォトジェニックなスムージー「ニューベル（写真左）」はいかが？早雲山の雲をイメージしたというユニークな逸品です。

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「cu―mo箱根」にはおしゃれな雑貨屋さんもあり、お土産選びが楽しいですよ。箱根の伝統工芸である“寄木細工”のアクセサリー、バラの香りがするオリジナル入浴剤など、女心をくすぐる約250の商品がラインアップ。また、店内には真っ白なポストもあり、旅先から大切な人に手紙を出せますよ。

大地のエネルギーを感じたい方は「大涌谷」へGO！ここは約3000年前の噴火により「神山」が崩壊することでできた絶景スポットです。ロープウェイから勢いよく立ち上る噴煙が見えた瞬間は感動的！「地球は生きているんだなぁ…」と実感しますよ。箱根湯本駅からのアクセスは、箱根登山電車、箱根登山ケ－ブルカー、箱根ロープウェイの3つを乗り継いで1時間10分ほど。

出典：島左近さんの投稿

想像以上に異世界が広がる大涌谷。かつて“地獄谷”と呼ばれた谷底は少し怖くもありますが、普段とは違う風景にワクワクが止まりません。広大な敷地内には延命や子育てのご利益が伝わる「延命地蔵尊」、絶景を眺めつつお腹を満たせる「大涌谷 駅食堂」、お土産が充実している「大涌谷黒たまご館」など見所満載。時間を気にせずソロ散歩&ランチを楽しみましょう。

食べると寿命が延びると噂されている「黒たまご」はおすすめ。1袋に5個入っていますが、消費期限は2日間なので1人旅でも十分に食べきれますよ。地熱と火山ガスの化学反応を利用してできた“ゆで卵”は、殻が真っ黒で迫力満点。殻をむいて塩をかけて食べると、お口の中が幸せになります♡

「箱根フリーパス」を使って旅するからには、芦ノ湖を巡る「箱根海賊船」に乗らなきゃ損！「子ども向けだろうし、大人の1人旅には合わないかも…」なんていう心配は、一度乗れば吹き飛ぶはず。湖上から見える景色は絶景そのもの。水面はキラキラ輝き、日によっては湖でアクティビティを楽しんでいる人の姿も。絵画のような景色にため息が止まりません。写真のような富士山×箱根神社の「平和の鳥居」を一度に見られるスポットもあるので、カメラを手放さないで。

出典：ima-okaさんの投稿

箱根海賊船は、箱根町港→元箱根港→桃源台と進み、そこからまた箱根町港に戻ります。このように3つの港を周回しているので、どこから乗ってもいいし、どこで降りてもOK。季節によっては、湖上は少し寒く感じるかもしれないので羽織物を持参するといいですよ。ちなみに、箱根湯本駅から船乗り場の1つである「箱根町港」には、箱根登山バスに乗って約45分でアクセスできます。

出典：fumiratsuさんの投稿

ホッと一息つきたいなら、桃源台の港からすぐの「桃源台ビューレストラン」に立ち寄りませんか？行き交う船を眺めながらスイーツや肉料理、麺料理などを味わえる人気スポットです。

箱根湯本駅から箱根登山バスに乗って約30分。仙石高原のバス停からすぐの「仙石原すすき草原」も、大自然の絶景スポットです。例年9月下旬～11月上旬になると、黄金色のすすきの穂が揺れる美しい風景を見ることができますよ。青空×すすきの組み合わせも、夕焼け空×すすきの組み合わせもフォトジェニック。

見頃は秋ですが、一面が緑に染まった夏の景色も、冬場の枯れたすすきも風情があります。1人静かに自然と触れ合う贅沢な時間を味わってくださいね。ちなみに「仙石原すすき草原」は、先ほどご紹介した「桃源台」から出ているバスに乗って約6分でアクセス可能。船旅の後は、のんびり野原をお散歩♪なんていうプランを立ててもいいかもしれませんね。

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「仙石原すすき草原」から徒歩約3分の「銀の穂」では、すすき野原を見ながら食事ができます。“かながわの景勝50選”に選ばれた景色を見ながらご飯が食べられるなんて贅沢ですよね。人気の釜めしでお腹を満たしたら、また散策に出かけましょう。

箱根の強羅エリアや仙石原エリアの周辺には、心を潤してくれるアートスポットが盛りだくさん♪各スポットを効率良く巡るためのバスが運行しているので、「箱根フリーパス」を使って複数の名所を巡りませんか？これからご紹介する3つのスポットは、「箱根フリーパス」を提示すれば割引価格で入館できますよ。

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箱根湯本駅よりバスで約30分。仙石案内所前からすぐの「箱根ラリック美術館」は、“ガラスの巨匠”と称されるルネ・ラリックの作品に出会えるスポット。広大な敷地内には、ミュージアムに加え、優雅なカフェ&レストランやショップもあり、1人きりの時間を満喫できますよ。

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ルネ・ラリックが活躍したのは、フランスの美が花開いた19世紀後半~20世紀半ばの時代。ラリックはまず、ジュエリー作家として活躍した後、ガラス工芸品を手掛けるように。そして人生の後半では、豪華客船や列車などの室内装飾にも活躍の場を広げていきました。

館内は撮影禁止なので写真はないのですが、宝飾品、香水瓶、室内装飾など全てが繊細。1人静かに眺めているだけで、パリを旅しているような気分を味わえますよ。写真は、美術館の入館チケット。ラリックの代表作がプリントされています。

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ミュージアムと同じ敷地内にある、予約制・有料のカフェ「ル・トラン」もおすすめです。こちらはラリックが室内装飾を手掛けた豪華列車「オリエント急行」の一部車両を、カフェとして利用しているユニークなスポット。全体にラリックが手掛けたガラスの装飾パネル「彫像と葡萄」が張りめぐらされているんですよ。1人利用もできるので、ぜひセレブになった気分で優雅なティータイムを楽しんで。

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こちらのカフェは撮影OK♪スタッフの方が写真撮影に協力してくれるのもうれしいですね。

出典：こちまちこさんの投稿

「オリエント急行」と聞くと、アガサ・クリスティーの推理小説「オリエント急行殺人事件」を思い浮べる方もいるのでは？作品を読んでから訪れると、物語の世界に迷い込んだような気持ちになるかも。

自然と一体化した建築デザインが目を引く「ポーラ美術館」は、思わず深呼吸したくなるような清々しい場所に建っています。ガラスの向こうには“小塚山”が見えて、何ともアーティスティック。館内の作品は撮影禁止なので写真はないのですが、モネの「睡蓮の池」、ゴッホの「アザミの花」など、巨匠たちの名画が勢ぞろい。1人でゆったり巡れば、自分の心に響く作品にきっと出会えますよ。箱根湯本駅からのアクセスはバスで約40分。「ポーラ美術館」で下車してすぐです。

出典：カズピロさんの投稿

広大な敷地内には約40分で巡れる「森の遊歩道」も。自然に溶け込んだ数々の彫刻作品を眺めつつ、のんびりソロ散歩できます。春から夏にかけては草花や鳥のさえずりを楽しめるのも魅力的。写真中央の作品は、中国の現代美術家であるアイ・ウェイウェイさんの「鉄樹根」です。

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枯れ木に包まれる冬場の美術館も美しいですね。写真手前の作品は、国際的に活躍している彫刻家・青野セクウォイアさんの「Dexter Head（デクスターヘッド）」。視点が違うと見え方が変わるので、いろんな角度から彫刻を鑑賞しましょう。

出典：Ｑueen waspさんの投稿

広大な敷地を歩いた後は、館内のカフェやレストランで休憩しませんか？おすすめは“企画展コースメニュー”！写真は、2022年3月30日まで開催されている「モネー光のなかに」展の限定スイーツ。モネの代表作｢睡蓮｣を模した美しいジュレに、女心がくすぐられます。見るもの手に取るもの全てが洗練されていて、帰る頃には美意識がグンと高まるかも？

出典：ma333maさんの投稿

「彫刻の森美術館」は、自然と一体化したアートを楽しめるスポット。約7万㎡の庭園をお散歩しながら、約120点もの彫刻作品を鑑賞できます。敷地は広大なので足元は歩きやすい靴がおすすめ。アクセスは、箱根湯本駅からバスで約20分の「二の平入口」で下車し、そこから徒歩約5分です。この他、箱根登山電車で行くこともできますよ。

出典：ハルマニアさんの投稿

敷地を1周した場合の所要時間は60分~90分ほど。たくさんある作品の中でも、ステンドグラスが全面にはめこまれた「幸せをよぶシンフォニー彫刻」はぜひチェックしておきたいところです。その高さは約18mもあり、光を受けて鮮やかに輝く姿は幻想的。階段を上りながら、絵本の中にいるような不思議な気分に浸れますよ♡

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ユニークなアート作品を見ているだけで創作意欲をかき立てられますね。一部の作品についてはスマホ版音声ガイドを利用できるのも魅力的です。使い方は、作品のキャプション部分にある“QRコード”をカメラで読み取り、Webサイトを開くだけ。作品の解説を読みながら鑑賞すれば、さらに記憶に残りますよ。

出典：大阪らんちうさんの投稿

たくさん歩いた後は、敷地内のカフェでお腹を満たしたり、源泉掛け流しの“温泉足湯”で疲れを癒したり。1人きりの贅沢な時間を満喫しましょう。

箱根神社、箱根元宮、九頭龍神社（本宮）の3社は、箱根有数のパワースポット。観光ついでに運気アップを祈願したい方におすすめです。気になる神社だけを訪れるもよし。たっぷり時間をかけて“箱根三社参り”をするもよし。自分に合った旅を楽しみましょう。「箱根フリーパス」で利用できる乗り物や、施設の優待・割引を上手に使えばお得に巡れますよ。

箱根湯本駅からバスで約30分。「箱根神社」は、古くから“運開きの神様”として信仰されている名社。交通安全、心願成就、開運厄除などのご利益が伝えられています。杉並木が続く参道の先には、立派な本殿が。境内には神聖な空気が流れていて、散策しているだけで身が清められていくような気がしますよ。

古くから“関東総鎮守箱根大権現”とあがめられてきた名社で、なんと2400有余年の歴史を誇ります。箱根神社の「平和の鳥居」は人気の撮影スポットなので、思い出に残る1枚を撮ってくださいね。

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広大な境内には、心願成就のご利益が伝わる「矢立の杉」や「箱根山七福神」など見所が満載。中でも、不浄を洗い清めるという「龍神水」は見逃せません。授与所では持ち帰り用のペットボトルが販売されているので、気になる方はチェックしてみて。

出典：山海美味さんの投稿

散策してちょっぴり疲れたら、境内にある「権現からめもち」に立ち寄りませんか？粒餡、胡麻、きな粉などバラエティ豊かな味を一度に楽しめる「5色もち」はおすすめですよ。ご神水でつかれたお餅を食べれば、何かいいことがあるかも？

箱根駒ヶ岳ロープウェーでアクセスできる「箱根元宮（写真右）」は、標高約1356ｍを誇る駒ヶ岳の山頂に佇む絶景神社です。遮るものがない大パノラマは圧倒的！社殿に向かう途中には、白馬に乗って神様が降臨したという言い伝えが残る「馬降石（ばこうせき）」や「馬乗石（ばじょうせき）」があるので、チェックしてみて。

神社のすぐ近くには、富士山を望むスポットが。この景色を眺めているだけで幸せな気分になれそうです♪
山頂は夏でも少し肌寒いので防寒具を忘れずに。

「箱根フリーパス」を使って箱根湯本駅から箱根元宮に行く際は、まずは「桃源台」に向かいましょう。そこから、小田急箱根高速バスに乗り換えて「箱根園」へ。すぐ近くの「箱根園駅」から箱根駒ヶ岳ロープウェーに乗れば到着できます。ただし、小田急箱根高速バスは本数が少ないので、事前に時刻表を確認してくださいね。

ちなみに、「箱根フリーパス」を提示すれば箱根駒ヶ岳ロープウェーに割引価格で乗車OK。これを利用しない手はないですね。

出典：ヨウ ハンさんの投稿

天空のお散歩を楽しんだ後は、「箱根園駅」から徒歩約1分の「箱根 プリンスパン工房」でお腹を満たしませんか？プリンスホテル特製のパンは上質な味わいです。

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気になる彼がいる方は、「九頭龍（くずりゅう）神社（本宮）」で縁結び祈願をしませんか？毎月13日に行われる「月次祭（つきなみさい）」が有名ですが、その他の日にも参拝できますよ。ただし、こちらはちょっとアクセスしにくい場所にある上、神社がある「箱根九頭龍の森」の最終入場時間は4時半と早めなので、余裕をもって行動しましょう。

「箱根フリーパス」を使って行く際は、まずは「桃源台」のバス停へ向かい、小田急箱根高速バスに乗り換えて「湖尻」へ。そこから徒歩約22分で「箱根九頭龍の森」の入り口に到着。敷地内を10分ほど歩くと神社が見えてきます。小鳥のさえずりを聞きながら清々しい森を歩けば、リフレッシュできるはず。

こちらの神社には不思議な言い伝えがあります。その内容とは、人々を苦しめていた芦ノ湖の“毒龍”に、萬巻（まんがん）上人が祈祷を行ったところ、龍が改心。その後に龍神となった…という伝説です。事前に色々と勉強してから訪れれば、さらに心に残る旅になるかも？写真は、境内にある「弁財天社」の前から見える水中鳥居。

出典：clash551さんの投稿

参拝後は「桃源台」に戻って一休みしませんか？桃源台のバス停からすぐの「網元おおば」はおすすめ。芦ノ湖でとれたワカサギを、天婦羅やフライなど様々な調理法で楽しめます。旬の食べ物からエネルギーをいただきましょう。

「同じような毎日にちょっぴり疲れ気味。たまには1人で過ごしたいな…」そんな時は、箱根で1人旅を楽しみましょう。「箱根フリーパス」を使えば、サクサク移動できるので便利。自分なりのテーマを決めて、あなただけのオリジナルの旅を満喫してくださいね。