2022年05月14日
入場・見学無料で「奈良」を満喫できるスポット&ちょこっとグルメ16選
大好きな友達と一緒に出かける女子旅は楽しいけれど、宿泊代や交通費だけじゃなく、観光したり、おいしいものを食べたり、お土産を買ったりしているうちに、すごい出費になっていることがありますよね。もっと上手に節約しながら、旅を存分に楽しみたい。そこで今回は歴史も自然も満喫できる奈良市で、入場や見学が無料のスポットをご紹介。「奈良公園」で鹿と遊んだり、「ならまち」で古きよき時代にふれたり。節約できたぶんで、ちょこっとお茶できるお店もあわせてピックアップしました。
目次
奈良は日本を代表する観光地。中でも奈良市内には、鹿とふれあえる「奈良公園」や、お寺や神社などの歴史遺産、風情ある町並みの「ならまち」など人気のスポットがいっぱいです。あちらもこちらも行きたいけれど、欲張りすぎると出費が心配になりますよね。そこで、今回は入場料や見学料が無料のスポットをご紹介!
無料スポットなんて、あんまりないのでは?と思いがちですが、探せば意外とたくさんあるんですよ。中には「ほんとうに無料でいいの?」と思えるようなところも多く、0円でも充分奈良の旅を満喫できます。今回は無料スポットに加えて、ちょこっとお茶できるお店もあわせてご紹介。お金をかけずに観光をして、浮いたお金でおいしいものを食べたり、お土産を買ったりしてくださいね。
奈良公園の入口付近にある「奈良県庁」には、誰でも無料で利用できる屋上広場があります。360°見渡すことができ、東西南北それぞれの方向に案内板が設置されているので、観光に向かう前に行きたいところをチェックするにもおすすめ。
南方向はこの眺望。「興福寺」の五重塔や中金堂を眺めることができます。通路をぐるりと1周すれば、「若草山」や「東大寺」、その向こうに広がる山々などが織りなす風景をパノラマで楽しむことができるんですよ。年末年始や大きな行事がある日のほか、2〜3月は開放されていない日や時間帯もあるので、事前に県庁のホームページなどで確認してくださいね。
奈良県庁の詳細情報
奈良県庁に隣接する「奈良公園バスターミナル」は、観光バスの乗降場のほか、飲食店や観光案内、展示スペースなどがあり、観光の途中での休憩にぴったりの場所。展示室ではタブレットで観光案内を見ることができたり、自分だけのオリジナルマップが作れたりするほか、奈良のジオラマもあります。
奈良公園バスターミナルの詳細情報
奈良観光の一番人気は、やっぱり「奈良公園」。約660ヘクタールという広大な地域にまたがる公園で、大仏で知られる「東大寺」をはじめ、「興福寺」「春日大社」「国立博物館」「正倉院」「若草山」などがあります。公園のあちらこちらで鹿の姿を見ることができ、人懐っこく近寄ってきてくれるのがかわいい♪
鹿は鹿せんべいが大好物!鹿せんべいを持っていると、たくさんの鹿が近づいてきて、おねだりするのがかわいい♪手に持っているビニール袋やパンフレットを取られることもあるので、手荷物にもご注意くださいね。
奈良公園の詳細情報
奈良公園内にある「猿沢池」は、周囲約360mの池。「興福寺」の五重塔と周囲の柳が水面に映る風景が美しく、撮影スポットとして人気です。池の周りはぐるりと散歩できるようになっており、ベンチに座ってのんびりくつろぐことも。観光客だけでなく、地元の人の憩いの場にもなっています。
「猿沢池」の景観の素晴らしさは、昼間だけではありません。夕暮れや夜景も美しく、時間とともに変化していく様子を眺めているだけで、心癒されること間違いなし。「猿沢池の月」は「南都八景」にも選ばれています。普段からライトアップされていますが、8月の「なら燈花会(とうかえ)」の期間には、より美しいイルミネーションを見ることができますよ。
猿沢池の詳細情報
旧暦2月に「お水取り(修二会/しゅにえ)」が行われる「東大寺二月堂」。752年に東大寺の大仏が完成してから、1200年以上も休むことなく続いている行事です。過去には修二会中の出火で焼失したこともあり、現在の建物は再建されたもの。拝観は無料で24時間参拝可能ですが、夜は静かにお詣りしてくださいね。
「二月堂」の西側には舞台があり、ここからの眺めが素晴らしいことでも有名なんです。大仏殿はもちろん、奈良市街や生駒山を一望でき、特に夕暮れどきは最高。沈む夕日と、光り輝く街並みを見ていると、神聖な気持ちになります。夜は吊り灯篭に灯りがともり、また違った表情に。何度も訪れたくなる、奈良公園の人気スポットです。
「二月堂」に行く場合、「東大寺」の中門手前を右に折れるのがメインの観光ルートですが、大仏殿の裏側に出て右に進む「裏参道」がおすすめ。石段と石畳が続き、土塀もみられる中で「二月堂」が見えてくるという風情ある参道です。観光客が少ない穴場なので、ゆっくり古都・奈良らしい風景が楽しんでくださいね。
東大寺二月堂の詳細情報
東大寺二月堂
- 住所
- 奈良県奈良市雑司町406-1
- アクセス
- 1) JR・近鉄奈良駅からバスで7分 市内循環 - 大仏殿春日大社前下車から徒歩で10分 2) 近鉄奈良駅から徒歩で25分
- 営業時間
- 24時間参拝できます
「春日大社」は、世界遺産「古都奈良の文化財」に含まれる神社。一の鳥居を抜け、長い参道を進んだ先に鮮やかな朱塗りの社殿が姿を見せます。周囲の杉木立と朱色のコントラストは、しばし見とれてしまう美しさ。「万燈籠の日(2月・8月)」には、社殿と回廊の吊り灯篭と、参道の石燈籠に火が入り、幻想的な雰囲気になります。
「春日大社」の御本殿などで購入できる「鹿みくじ」。おみくじをくわえている、木彫りの鹿がかわいい♪ 春日の神様が鹿に乗ってきたという伝説があり、奈良では鹿は神様の使いとされているんですよ。入場無料の旅で節約したぶん、おみくじで運試しはいかが?
「春日大社」といえば、藤の花の名所としても知られています。4月下旬から5月上旬が見ごろで、1m以上も伸び、砂にすれるということから「砂ずりの藤」と呼ばれる御本殿の名木をはじめ、境内のあちらこちらで見ることができます。コミックやアニメで人気の「鬼滅の刃」では鬼の結界として藤の花が描かれており、聖地として訪れる鬼滅ファンも。開花時期にあわせて期間限定で授与される「藤まもり」も人気です。
「夫婦大國社」は「春日大社」の境内にある「若宮十五社」のひとつ。日本で唯一、ご夫婦の大國様をお祀りしている社で、良縁のパワースポットとして知られています。ここで体験したいのが「水占い」。水占い(おみくじ)の紙を水につけると、文字が浮き出てくるんですよ。また、ハート型の絵馬や縁結びのお守りもあるので、願いを込めてみては?
春日大社の詳細情報
春日大社
- 住所
- 奈良県奈良市春日野町160
- アクセス
- JR・近鉄奈良駅 バス 10分 春日大社本殿行 春日大社本殿下車すぐ JR・近鉄奈良駅 バス 8分 市内循環バス 春日大社表参道下車 徒歩 10分 JR・近鉄奈良駅 徒歩 25分
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「春日大社」から浅茅が原の林を抜けたところに、鷺池に浮かぶ「浮見堂」があります。檜皮葺き(ひわだぶき)、八角堂形式(六角形)のお堂で、水面に映る姿が美しいことでも人気のスポット。池では手漕ぎのボートに乗って、橋の下をくぐることもできるんですよ。
「浮見堂」は「奈良公園」の中でも撮影に訪れる人が多いスポットで、春は桜、夏は新緑、秋は紅葉と、四季おりおりに美しい写真が撮れるんです。お堂の中からの風景も素敵なので、せひ撮影してみてくださいね。
浮見堂の詳細情報
「奈良公園」の南西に広がる「ならまち」は、世界遺産にも含まれる「元興寺(がんごうじ)」の旧境内を中心にしたエリア。江戸時代から明治時代にかけての町家が並び、おしゃれなショップやカフェも多く点在するほか、無料で入館・見学できるところもたくさんあります。特に目的もなく、ぶらぶら歩くだけでも楽しいですよ。
町を歩いていて気づくのは、あちらこちらの軒先に赤いぬいぐるみが吊るされていることです。これは「身代わり申(さる)」といって、「庚申(こうしん)信仰」に基づくもの。災いや病魔を退治する「庚申さん」の使いの猿をかたどっており、災厄を代わりに引き受けてくれると伝えられています。
こちらは「ならまち」エリアの中心部にあるお堂「庚申堂(こうしんどう)」。「庚申さん」の信仰拠点で、お堂のあちこちにかわいいお猿さんの姿が見られます。まずはこのお堂で手をあわせて、ゆっくりと「ならまち」を散策してくださいね。
ならまちの詳細情報
庚申堂の詳細情報
ならまちの伝統的な町家を再現した「奈良市ならまち格子の家」。本物の町家を保存しているものではなく、新たに建てられたものですが、周囲には同じような佇まいの町家が多いため、見過ごしてしまいそう。入場無料で、写真撮影も自由。ここで休憩する人も多く、ゆっくりまったりできるスポットです。
間口が狭く奥行きが深い町家ならではの建物で、お部屋の中も昔の奈良の暮らしを再現。通り庭や中庭、離れ、蔵なども見学することができます。箪笥も兼ねた箱階段を上がると、二階のお部屋。忙しい毎日を忘れて、のんびり過ごしてくださいね。
奈良市ならまち格子の家の詳細情報
「奈良町からくりおもちゃ館」は、伝統的な町家の中で昔ながらのおもちゃに触れ、実際に遊ぶことができる体験施設。靴を脱いで畳のお部屋に上がり、自分の家のようにリラックスして楽しむことができるんですよ。子どもだけでなく、大人も夢中になって楽しめるスポットです。
奈良町からくりおもちゃ館の詳細情報
長い歴史の中で研ぎ澄まされてきた奈良工芸の振興発展を目指して建てられた「なら工藝館」。ほんとに入場無料なのかと疑いたくなるほどの立派な施設です。館内には常設展示室をはじめ、ミュージアムショップやギャラリー(有料の場合あり)も。制作実演などのイベントが開催されていることもあります。
なら工藝館の詳細情報
ならまちでは「ごりょうさん」の名で親しまれてきた「御霊(ごりょう)神社」。狛犬の前足には赤い紐がくくりつけられているのですが、これは子どもたちが神隠しにあわないようにというおまじない。国家守護、家業繁栄、厄除け、安産、平和の神として、幅広い信仰をあつめる神社です。
末社の「出世稲荷神社」は出世や商売繁盛、厄除開運、健康長寿などのご利益がありますが、特に人気があるのが縁結び。ハートの形をした絵馬や、人形が描かれた「恋みくじ」もあるので、恋愛成就をお願いしてみては?
御霊神社の詳細情報
奈良公園周辺から、ちょっと足をのばしたところにある「平城宮跡歴史公園」もおすすめの無料スポット。「近鉄奈良駅」から2駅の「大和西大寺駅」で下車、徒歩約10分です。世界遺産「古都奈良の文化財」の構成資産のひとつでもあり、公園として整備されています。
「平城宮跡」は、710年に遷都された平城京の中心地。約1km四方の広大な敷地には「朱雀門(すざくもん)」をはじめ、「第一次大極殿(だいごくでん)」や「大極門(だいごくもん)」などが復元されており、タイムスリップしたような気分に。美しい建物や門をバックに写真撮影するのも楽しいですよ。
公園内の「朱雀門」広場では、復原された遣唐使船が展示されています。カフェやレストランなどがある「天平うまし館」で観覧証をもらえば、無料で乗船もOK。船室内部には入れませんが、甲板は自由に見学・撮影ができます。
公園の東に位置する「東院庭園」も見学無料。発掘された庭園の遺跡を復元整備しており、東西80m、南北100mの広さがあります。L字型の池を中心に建物があり、皇族らが宴会や儀式を行う迎賓館のような役割を果たしていたお庭と考えられています。美しいお庭を眺めながら、のんびり散策できるエリアです。
平城宮跡の詳細情報
吉野本葛 天極堂 奈良本店の詳細情報
吉野本葛 天極堂 奈良本店
近鉄奈良 / 郷土料理、和菓子、カフェ
- 住所
- 奈良県奈良市押上町1-6
- 営業時間
- [月] 10:00 - 19:30(L.O. 19:00) [火] 定休日 [水] 10:00 - 19:30(L.O. 19:00) [木] 10:00 - 19:30(L.O. 19:00) [金] 10:00 - 19:30(L.O. 19:00) [土] 10:00 - 19:30(L.O. 19:00) [日] 10:00 - 19:30(L.O. 19:00) ■ 定休日 火曜日 (祝日の場合は翌日)
- 定休日
- 火曜日
- 平均予算
- ¥1,000~¥1,999
- ¥1,000~¥1,999
千壽庵吉宗 奈良総本店の詳細情報
千壽庵吉宗 奈良総本店
近鉄奈良 / 和菓子、甘味処、かき氷
- 住所
- 奈良県奈良市押上町39-1
- 営業時間
- [月] 10:00 - 18:00 [火] 10:00 - 18:00 [水] 10:00 - 18:00 [木] 10:00 - 18:00 [金] 10:00 - 18:00 [土] 10:00 - 18:00 [日] 10:00 - 18:00 [祝日] 10:00 - 18:00 [祝前日] 10:00 - 18:00 [祝後日] 10:00 - 18:00 ※ご注意※ ■ 営業時間 物販お買い物 :10時~18時 茶寮(予約不可):11時~12時・13時~16時受付終了(※繁忙期は受付終了時間が早まることがあります。晩秋・冬季は受付終了時間が16:30前後となります。) 茶寮からのお知らせ。時期によって12:00~13:00は茶寮スタッフの休憩時間とさせていただき13時再開までお待ちいただく場合もございます、あらかじめご了承くださいませ。(11月から当面の間お昼休憩ありとさせていただきます) (茶寮 予約不可) 詳しくは千壽庵吉宗公式HPやSNSを参照ください。 ■ 定休日 【物販】:元日 【茶寮】:元日、水曜日、木曜日+不定休。詳しくは公式HPやSNSを参照ください。
- 平均予算
- ¥1,000~¥1,999
喫茶52の詳細情報
喫茶52
近鉄奈良 / 喫茶店
- 住所
- 奈良県奈良市高畑町1122-11
- 営業時間
- [月] 定休日 [火] 10:00 - 20:00(L.O. 19:00) [水] 10:00 - 20:00(L.O. 19:00) [木] 10:00 - 20:00(L.O. 19:00) [金] 10:00 - 20:00(L.O. 19:00) [土] 10:00 - 20:00(L.O. 19:00) [日] 10:00 - 20:00(L.O. 19:00)
- 定休日
- 月曜日
- 平均予算
- ¥1,000~¥1,999
奈良市内で、入場・見学無料で楽しめるスポットをご紹介しました。奈良の代表的なスポット「東大寺」や「興福寺」は拝観料が必要なのでご紹介していませんが、境内を散策するのは自由。はしごをすれば、1日中お金をかけずに過ごすこともできそうです。観光にかけるお金を減らせれば、ひとクラス上のお宿に泊まることもできますよね。ぜひ上手に節約して奈良の旅を満喫してください。