湯治客に人気の湯。秋田県「玉川温泉」で自然パワーを体感する！

出典：コゲパンさんさんの投稿

玉川（たまがわ）温泉は、秋田県仙北市焼山のふもとにある温泉です。単一の湧出口から、毎分9000リットルというお湯が沸きだしています。これは、湧出量としては日本一を誇るのだそう。この温泉はさらに、98度の熱湯で、酸性度の強い温泉(pH1.2)としても有名です。さまざまな効能を求めて、湯治に訪れる長期滞在者が多いのも特徴です。

出典：くろふねさんの投稿

あまりにも高い酸性度のため、中和処理が必要な玉川温泉。玉川のふもとの土地に影響を与えないようにするための中和処理施設も近くにあります。

出典：rczさんの投稿

微量のラジウム放射線が含まれているので、最近は岩盤浴に訪れる人も多いんですよ。しかも露天風呂、というのはよくありますが、露天の岩盤浴というのは珍しい！自然の恵みをそのままいただきます、という感じがしますね。この解放感は、体だけじゃなくて心にもよさそう！

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もちろん、屋内にも岩盤浴があります。雨が降っても大丈夫ですよ。

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温泉に行って楽しみたいのは、足湯！気軽に入ることができて、ちょっと長いおしゃべりもできるのがうれしいですね。

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大浴場には、なんと11種類の浴槽があります。体調にあわせて楽しみましょう。

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温泉は、リウマチを含む神経系統の疾患、循環器系統の疾患、皮膚病といった疾患に効果があるといわれています。また、造血臓器を刺激する働きがあることもわかっており、貧血症並びに白血球減少症などにも効果があるとされます。もちろん、ゆっくりと温泉に入ることによる疲労回復にも、効果があることはいうまでもありません。

出典：すだれんさんの投稿

実は、お風呂に入るだけではなく、「飲む」こともできます。温かい温泉水は、胃の運動や分泌を抑制するため、胃潰瘍、胃酸過多症、慢性下痢症、慢性胃炎、胆嚢疾患、慢性肝炎などに効果があるそう。また冷たい温泉水は、胃腸の運動や分泌を高め、胃酸減少症、無酸症、便通や、鉄欠乏製貧血にも効果があるそう。ただし、酸性度が非常に高い温泉水ですので、源泉のまま飲用すると、胃の不快感や急性の胃炎を起こすこともあります。かならず、「飲用方法」を確認したうえで利用するようにしましょう。

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「湯治」に特化している温泉なので、普通の温泉街や温泉宿とはちょっと異なる趣です。

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1泊程度の短期滞在を楽しむなら、お部屋とお食事付きのタイプを利用しましょう。テレビや冷蔵庫、トイレもついたベーシックなホテルタイプなので、利用しやすいですね。ベッドのお部屋と和室タイプの2種類があります。

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高血圧症、動脈硬化症、婦人病、神経痛、皮膚病、喘息など、多くの症状に効果が期待されるので、湯治を目的として長期滞在する場合には、「自炊」タイプのお部屋がおすすめです。

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自由に使えるキッチン(共同炊事場)がありますので、そこで自分で食事を作ることができます。なお、追加料金で食事を頼むこともできます。コインランドリーもあるので、着替えの心配もナシ。

出典：コゲパンさんさんの投稿

館内には、看護師さんが常駐している湯治相談室があるので、気軽に相談をすることもできますよ。

出典：すだれんさんの投稿

まるで大地が呼吸をしているかのような噴出孔。激しく蒸気を吹上げあたりには硫黄臭が漂います。まさに地球が生きていることを身近に感じられるスポットです。ちょっとコワイかも。

出典：コゲパンさんさんの投稿

玉川温泉は「十和田八幡平国立公園」に属するので、自然研究路を歩いてみましょう。「大噴」では、ボコボコに煮立った98度のお湯が湧き出ています。かなりの迫力！！

出典：コゲパンさんさんの投稿

実は、ちょっとアクセスがたいへんな玉川温泉。夏と冬とではアクセス方法に大きな変化がありますので、注意してください。最寄駅は、秋田新幹線「田沢湖駅」もしくは、花輪線「鹿角花輪駅」です。

出典：rczさんの投稿

玉川温泉は、酸性度の強いお湯ですので入浴の際には、注意が必要です。くれぐれも自分の体調をよく考えて入浴するようにしましょう。ちょっぴりアクセスは大変ですが、それにもかかわらず毎年多くの人々が湯治に訪れる人気の湯です。ぜひ足を運んでみてください♪