2016年09月28日

渋谷に取り残された昭和の空間。「渋谷のんべい横丁」で酔っちゃおう
若者が闊歩する歓楽街・渋谷の一角に、昭和のまま取り残された場所があります。渋谷のんべい横丁。駅からわずか1~2分という距離にありながら、この場所だけはネオンではなく赤提灯が似合います。渋谷のめまぐるしい変化に意も介さない渋谷のんべい横丁で、昭和の雰囲気たっぷりの代表的なお店を紹介しましょう。
渋谷駅東口から山手線の線路沿いを原宿方面へすすむと見えてくるレトロな横丁。それが「渋谷のんべい横丁」です。昭和25年に屋台の店主たちが集まり、飲食店街として形成されたのが発祥ということもあり、ひとつの店舗に数人しか入らないという小さなお店が約40軒ほど軒を連ねています。
美味しい食事とお酒を楽しむのはもちろんですが、この横丁の魅力はなんといっても店主と客との距離が近い、昔ながらの酒場文化を肌で楽しめること。今回は、横丁の代表的なお店を紹介していきます。
3代続くおでんの名店『なだ一』
なだ一の詳細情報
毎日築地で仕入れる魚を喰らう『まぐろ処』
横丁の高級店。焼き鳥の名店『鳥福』
おふくろの味を求めて『会津』
お客さんから「大ママ」と慕われている95歳の名物ママがいるお店。会津の郷土料理とお酒が楽しめます。現在ママは水曜日の担当で、他の曜日はお友達が交代で担当しています。店内では演歌と歌謡曲が流れ、とてもアットホームな雰囲気。いつも常連さんで賑わっていて、50年以上通っている人もいるそうです。
初対面の方に蓋語り中。たのしい!! (@ 会津 in 渋谷区, 東京都) https://t.co/N5tCqr0LTs pic.twitter.com/G4TOOtCo9w
— みわ (@yukkomogu) 2016年1月19日
一見さんは少し入りづらいかもしれませんが、常連客の輪に入ってしまえば、居心地が良く、また通いたくなるお店です。大ママが出勤する日は郷土料理「こづゆ」が楽しめますよ。その他にも名物の山菜やくじらベーコンなどが揃います。
会津の詳細情報
若い方にもおすすめな『酒呑堂 やさいや』
やさいやの詳細情報
あなたも横丁の馴染み客に
いかがでしたか?手作りの温かさや、店主の人柄、常連客とのおしゃべり…。肘と肘がぶつかりそうなほど狭いお店がほとんどですが、その距離感から生まれる楽しい時間が渋谷のんべい横丁の魅力です。こういうところに馴染みの店を持っておくのも、なんだか大人な感じがして素敵ですね。但し、はじめにもお話したとおり、数名でいっぱいになってしまうお店が多いので、長居や大人数で行くのは禁物!一人ないしは少人数でハシゴ酒を楽しみましょう♪