名駅から歩いて10分「柳橋中央市場」でご飯！おすすめグルメ6選

柳橋中央市場は、名古屋駅の東側にある民間の中央市場です。約4000坪に300店ほどがあり、知多半島や三河湾、伊勢湾で水揚げされる活魚を販売しています。とくにタイやスズキ、ハマチなどの近海ものは、生きたまま店頭に並ぶという鮮度の良さ。名古屋駅から歩いて10分という都心の一等地に中央市場があるなんて、全国的に見てもとても珍しいのです。

柳橋中央市場にはプロの料理人も仕入れに来ますが、昔から一般のお客さんがとても多いんですよ。なぜなら、ここは明治後期に自然発生的に出来た市場のため、今でも市場・お客ともに「柳橋は地元のための市場だ」という気持ちがとても強いのです。だから鮮魚を売るだけでなく、おいしいものを提供する飲食店もたくさんあります。

ちなみに、物販をしている専門店は早朝から開店して朝10時ごろには閉まりますが、飲食店はランチタイムまでやっているところが多いです。ただ、市場がお休みになる日曜・祝日・水曜日は定休日というところが多いので注意しましょう。

市場内のマルナカ食品センタービル内にあるお店です。うどん、きしめん、そばなど麺類中心で、丼やカレーも人気があります。朝からカレーか！？と思うかもしれませんが、市場で働く人にとってはパワーチャージに必要なんです。お腹に優しい朝ごはんが食べたい人には、きしめんがおすすめですよ！

花かつおたっぷりのきしめんは、だしの風味が濃い名古屋風。朝食にすると、ほっこり体が温まります。ワンコインでおつりがきますよ。

このお店はランチタイムまで営業しているので、お昼はみそカツ＆きしめんなどのボリューミーなセットが人気です。もちろん昼時は付近のビジネスマンでいっぱい。早い・安い・うまいですから当然です。

こちらは柳橋食品ビルの中にあるお店です。のれんをくぐるとカウンターがあり、中がすぐ調理場です。いかにも市場の中の食堂といった雰囲気です。

壁にはメニューがズラリと貼ってあります。ご飯＋味噌汁＋目玉焼きで朝食にしてもいいですし、カウンターに並んだ旬の食材を天ぷらやフライ、焼き物にしてもらってもいいんです。穴子、エビ、イカ、メゴチなどの新鮮素材を目の前で揚げてもらうという、贅沢な朝食を味わえます。

野菜などもその日に市場で仕入れたものがあります。鮮魚も野菜も、時期によって扱っているものが違うため、いつ行っても違うものがいただける旬を満喫できるお店です。

朝の揚げ物には、もちろんビール！市場で働く人たちにとっては、そろそろ仕事上がりの時間です。

こちらはマルナカ食品センタービル内のお店です。2016年6月にオープンしたばかりで、女性グループが入りやすいおしゃれな外観をしています。ランチタイムには市場通路内にテーブル席が追加される人気ぶりです。

店内もカフェ風の装い。テレビ画面でゴルフの試合が流れていたりゴルフ関連の写真があったりするのは、店主さんが、もともとキャディさんだったからだそうです。いろいろお話も聞いてみたいですね！

おすすめはかつ丼。ご飯の上に半熟に焼いた卵がのり、かつは卵の上に乗ります。タレは最後にかけるオリジナルなスタイル。かつは上がサクサクで、卵に乗った下面はしっとりして、食感の違いを楽しめます。

かつの豚肉は、「みのけんとん」を使用。脂っこくなくて、お腹にほど良くたまります。

マルナカ食品センタービル内にある丼屋さんです。マグロは仕入れによって、ひがしもの（宮城県塩釜市のメバチマグロ）、天然の生本マグロ、南マグロなどいろいろあります。これを海鮮丼や三色丼で豪快にいただきましょう。アツアツのアラ汁と一緒に食べると、全身にマグロのうまみが行き渡ります。

道沿いにあるお店なので見つけやすいですよ。ビニールシートの中に4人掛けのテーブルがあり、20人ほどは入れます。

このお店は夜も営業していて、マグロだけでなく他の料理もおいしいんです。お店に予算を伝えて「おまかせ」で作ってもらうと、あれこれと食べたことがないようなメニューが出てきます。冬は熱燗と一緒に食べるのがおすすめです。

市場の東端にはお値打ちなお寿司屋さんが並ぶエリアがあります。こちらもその中の一軒です。お店の入り口はビルの1階から階段を上がった2階にあります。飲食店舗らしからぬスチールドアですが、「商い中」の看板がかかっています。

まさかこの先にお寿司屋さんがあるとは…。初めてのお客さんは戸惑いますが、大丈夫です、ちゃんとあります。

ランチはどれもお値打ちで、おすすめは海鮮丼です。ネタの種類の多さはさすが市場のお寿司屋さん。サーモンやマグロ、イカ、エビなどがぎっしりと乗っています。

お昼はランチセットだけの提供ですが、夜はふつうのお寿司屋さんとしての営業です。おつまみ系もたくさんあるので、居酒屋としても便利です。

こちらは24時間営業のお寿司屋さんです。「夜茶場」と同じエリアにあります。入り口は広くありませんが、店内は広いので安心しましょう。店に入ると厨房を囲む形でカウンターがあり、中で職人さんが寿司を握ります。手巻き寿司のネーミングが変わっていることでも有名です。

これは「社保庁巻き」。本当はネタ部分にシャリをかぶせて中身が見えないようにしてあります。お役所の中はのぞけないという意味でしょうか…。ネタはマグロやイクラなど豪華です。

「松田聖子巻き」。ネタはハマチです。松田聖子→ぶりっこ→ブリの子供→ハマチの連想というウワサも。オヤジギャグ満載ですが、ネタは新鮮でおいしいです。

手巻き寿司だけでなく、にぎり寿司もあります。どちらもネタの種類が多くて食べごたえがあります。

最近では、香港や台湾のガイドブックにも乗っている柳橋中央市場。行ってみたいけれど、初めてだからお店がわからなくて…という人は、マルナカ食品センターが主催している場内見学ツアーに参加してはいかがですか？基本的に金曜・土曜日に開催され、お店の案内やプロの料理法、生鮮食品の見分け方などもアドバイスしてくれます。ツアーは事前申込制で、1人1500円。市場の魅力を存分に味わいたいならおすすめです！

いかがでしたか？市場の中のお店というと、ちょっと入りにくそうな気がしますが、柳橋中央市場なら大丈夫。朝も昼も付近で働く人がご飯を食べに訪れていますし、お値段もリーズナブルです。夜に居酒屋として営業しているお店もたくさんありますから、1日中いつ行ってもおいしいスポットです。名古屋人だけど柳橋には行ったことがない…という人は市場デビューをしてみましょう。