カツカレー発祥の店！難波「元祖とんかつカレー カツヤ」

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各線「難波駅」より西側、四つ橋筋にさしかかると赤地に白の目に付く看板が現われます。車で通りかかってもわかりやすい看板を目印に、ここから5分ほど歩くと「元祖とんかつカレー　カツヤ」が見えてきます。

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年季を感じるテント、ただならぬオーラを発する外観の「元祖とんかつカレー　カツヤ」。食欲をそそる薫りが、鼻腔をくすぐります。

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暖簾といい、エンタランスといい、マニアならば手にしたくなるような、ノスタルジーなものばかりです。

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この使いこまれた小物たちには、どこか古き良き時代を懐かしみたくなるものがあります。

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扉を開けると、期待通りの風景が広がります。まるで昭和の食堂を思わす店内。

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置かれている小物の一つ一つに、語り尽くせぬお店の歴史を感じます。

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テーブルの上にはテーブル番号の札が。

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裏返すとなぜかタロットカード調になっています。この奇妙さがたまりません。

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後がけスパイスとして、「こしょう」、「ウスターソース」、そしてカレーの定番「ガラムマサラ」がセットされています。

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粘度が少ないさらっとしたスープは、ライスの上に乗るとんかつの種類に合わせて味わいが調整されています。ここで知っておきたいことは、「元祖とんかつカレー　カツヤ」のカレーは、とんかつに合うように作られた、いわば「ソース」であること。

カレーと聞いてイメージしやすい「激辛」「スパイシー」といった言葉は、このお店では必要がありません。

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野菜がしっかり溶け込み、独特の酸味と隠し味のワインをほのかに感じます。スパイシーさは控えめで、とんかつの旨味を引き出すフルーティなスープに仕上がっています。

実はここに溶け込んでいる野菜こそが「元祖とんかつカレー　カツヤ」のカレーのおいしさの秘密なのです。

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タマネギ、ニンジン、ニンニク、さらにショウガ、セロリまでをペースト状になるまで炒めて濃縮しものを、密封し約3年間発酵させます。そこに果物やワインを加え、風味豊かに仕上げます。そのオリジナルカレーのおいしさは、新聞にも特集されるほど。

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口にするまでに、3年もの歳月が費やされる「元祖とんかつカレー　カツヤ」のカレー。ただならぬカレーではないのも頷けますね。

それでもやっぱり「スパイシーさも欲しい」という方は、テーブルのガラムマサラをご利用ください。

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メニューに圧倒される、「元祖とんかつカレー　カツヤ」のカレーの種類。基本はとんかつカレーやポークカレーなどに、A・B・Cの三種類があると考えてよいでしょう。常連になった暁には、ぜひコンプリートを目指したいものです。

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ウスターソースを思わすフルーティなスープは、どんな「とんかつ」にも合う基本のソース。食べやすい柔らかさのとんかつに、たっぷり染み込んだソースの旨味が口の中いっぱいに満たされ、ほっぺが落ちてしまいそうです。

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薄く伸ばされたとんかつ（厚さ約1・5ミリ）は、肉の味がしっかり感じられる美味なもの。わざと粗めのパン粉を衣に選ぶことで、スープが染み込みやすくなっています。

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基本のとんかつカレーAのスープより、やや濃いめに仕上げられ「とんかつカレーB」。とんかつの脂部分が、サッパリとしたスープにコクを与え、さらに相互のおいしさを引き立てています。

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上ロースだけあって、薄く引き延ばしつつも厚さは約5ミリ。食べごたえがあります。「とんかつ」ももっと味わい、という方にはこの「とんかつカレーB」がおすすめです。

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基本の「とんかつカレーA」のスープに生クリームを加えて、まろやかさを演出した「とんかつカレーC」。

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柔らかで脂肪分少なめのあっさりとしたヒレ肉に、まろやかでフルーティなスープが染みこみ上品に変身します。同じとんかつカレーでありながら、この口当たりの変化には驚きです。

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