2017年01月02日

千と千尋の神隠しのモデルにも!「江戸東京たてもの園」が凄かった!
東京都小金井市にある「江戸東京たてもの園」。歴史的に重要な建物を移築保存した広大な野外博物館です。一歩足を踏み入れれば、まるで江戸~昭和の世界にタイムトラベルしたかのような、懐かしい世界が広がっています。それだけでなく、有名なジブリ作品「千と千尋の神隠し」のモデルとなった建物が多数あるといわれるスポットでもあるのです。今回は、「江戸東京たてもの園」の見どころをたっぷりご紹介いたします。
「江戸東京たてもの園」は、東京都小金井市にある博物館です。博物館といっても、施設内に展示されたものを見る博物館ではありません。失われゆく貴重な歴史的建造物をこの地に移築保存した、“野外博物館”なのです。
ジブリ作品「千と千尋の神隠し」のモデルになった建物も!
移築保存された歴史的建造物のなかには、なんとジブリ作品「千と千尋の神隠し」のモデルになったと言われるものもあるんです。今回は、そのモデルとなった建物を含め、「江戸東京たてもの園」のみどころをたっぷりご紹介いたします。
まずは「千と千尋の神隠し」のあのシーンを訪ねましょう
1.「鍵屋(東ゾーン)」:千尋の両親が豚になるシーン

こちらの「鍵屋」は、もともとは台東区下谷の言問通りに幕末から営業していた居酒屋さんです。「江戸東京たてもの園」に移築された建物は1970年(昭和45年)頃の状態のもの。「千と千尋の神隠し」の物語の冒頭で、両親が大皿料理を食べて豚になってしまうシーンのお店の参考にされたと言われています。
2.「子宝湯(東ゾーン)」:湯婆婆の「油屋」のモデルの1つ
映画の設定である「商店街の一角にそびえ立つ銭湯」について、大いにインスピレーションを与えたのは、「江戸東京たてもの園」の「子宝湯」(こだからゆ)です。ただし、子宝湯の建物自体は「油屋」のように巨大なものではなく、建物のイメージは幾分異なります。
3.「武居三省堂(東ゾーン)」:釜爺の仕事場のモデル
4.「高橋是清邸(センターゾーン)」:逃げ帰る白龍(ハク)が飛び込んできたシーン
5.「都電7500形」:千尋がカオナシと一緒に電車に乗るシーン
「江戸東京たてもの園」は他にも見どころ盛りだくさん!
1.「三井八郎右衞門邸(西ゾーン)」:三井財閥当主のお屋敷
2.「常盤台写真場(西ゾーン)」:クリエイターの仕事場兼住居
3.「デ・ラランデ邸(西ゾーン)」:実際にカフェが楽しめます
4.「たべもの処『蔵』(東ゾーン)」:千と千尋の神隠しの世界でお食事♪
ランチスポットは、「千と千尋の神隠し」の舞台ともなったストリートでいかがですか?
江戸東京たてもの園への交通アクセス
「江戸東京たてもの園」は、小金井公園の中にあります。最寄り駅は武蔵小金井駅・東小金井駅・花小金井になりますが、どの駅からも歩くと30分近くかかります。それぞれの駅からバスが出ていますので、公共交通機関を利用する場合はぜひご活用ください。バスの詳細は公式HPをご確認ください。
いかがでしたか?
「江戸東京たてもの園」は、広大な敷地に江戸~昭和の時代の懐かしい景色が広がっています。「千と千尋の神隠し」の舞台だけではありません。NHK朝ドラ「純情きらり」など、さまざまなテレビドラマや映画のロケ地としても有名な場所なのです。これからもアニメやドラマ、ゲーム、映画の舞台となりそうな「江戸東京たてもの園」。散策にもおすすめなスポットですよ。