2017年04月30日
個性派ぞろい!名古屋で東海地方の冷酒を飲もう♪おすすめ地酒&居酒屋
暑い夏は冷酒をキュッといきませんか?東海地方のおいしい地酒と聞いてもピンとこない方が多いかもしれませんが、実は銘酒づくりの諸条件をそなえたお酒の産地です。今回は東海地方の冷酒におすすめな地酒6銘柄と、それが飲める名古屋の居酒屋をご紹介します。暑~い夏を、キンキンに冷やした冷酒で乗り切りましょう♪
東海地方には、愛知県の蓬莱泉、義侠、岐阜県の三千盛、三重県の三重錦、作などなどたくさんの銘酒があります。実は東海三県には、木曽三川や矢作川などの名水と酒造りに適していると言われるお米(山田錦やひだほまれ)がそろっています。水も米も、気候もいいので、いい地酒ができやすい土地なのです。
東海三県といっても、寒冷地の岐阜県山間部と温暖な気候の三重県では地酒の味がずいぶん変わります。淡麗・濃醇・甘口・辛口とバリエーションに富んだ地酒があり、酒蔵も多くて、それぞれが地元に密着した地酒を造っています。
そんな個性豊かな地酒を、出張や観光でも行きやすい名古屋で存分に味わってみませんか?お酒好きな筆者が、冷酒にぴったりな地酒と提供しているお店を紹介していきます♪ぜひ、地域ごとに飲み比べて味の違いを楽しんでみてくださいね。
<萬乗醸造/愛知県名古屋市>
海外でも高い評価を受けている、醸し人九平次(かもしびとくへいじ)。一口飲めば透明感のある酸味と甘みが広がり、グラスに入れた後も続々と味わいが変化していきます。脂身の多いお肉や魚、フォアグラソテー、チーズなどとの相性が抜群です。これほど軽く、これほど華麗な酸味のある日本酒は珍しいのではないでしょうか。ワイングラスで飲むのがおすすめですよ。
九平治を作っている萬乗醸造(ばんじょうじょうぞう)は、15代つづく老舗の蔵元です。この銘酒が名古屋市内で作られていることは、あまり知られていないかもしれませんね。以前は大手酒造のもとで酒造りをしていましたが、2002年ごろから方向転換し、吟醸・大吟醸しか作らないこだわりの蔵に変身しました。
炉端焼きの「かこいや」は、お酒もお料理も東海産のものを多くラインナップする居酒屋です。食材には名古屋コーチンや飛騨牛、愛知みかわ豚、岐阜県のしいたけブラザースの原木しいたけなどを使い、東海の味を広く味わえます。醸し人九平次は人気の「九平治・山田錦」や「九平治・彼の地」のほか、透明度の高い味わいの「別誂」などをグラスでいただけます。
お店の場所は、地下鉄とJRの金山駅から歩いて約3分です。スパークリング清酒の白壁蔵・澪や焼酎もそろっていますよ。個室中心の落ち着いた雰囲気なので、日本酒好きが腰を据えて飲めるお店です。
かこいや 名古屋金山店
閉業や休業等の理由により食べログに店舗情報が存在しないか、一時的な障害で店舗情報が取得できませんでした。
<金虎酒造/愛知県名古屋市>
いかにも名古屋らしい地酒の、名古屋城本丸御殿。味は正統派の吟醸酒で、香りのフルーティさとのど越しのスッキリさが素晴らしい組み合わせです。名古屋の地酒と聞くと濃厚なイメージがあるかもしれませんが、こちらは後味のキレも良く、するすると飲めてしまいます。おつまみを選ばない、優等生の地酒です。
商品名の由来は、名古屋城の本丸御殿再建を願ってできたお酒だから。売り上げの一部は、本丸御殿再建のために寄付しているそうですよ。原料のお米は愛知県産の夢山水を使い、地元のお酒として大健闘しています。名古屋市内の酒屋さんでチラホラ見かけますので、お土産に購入してみてはいかがですか?
金虎酒造は名古屋市北区にあります。創業は1845年と伝えられ、名古屋市内でも老舗の蔵元。最近は春に蔵開きイベントをおこなっているので、ぜひ参加してみてくださいね。
愛知県産のお酒と食材にこだわった居酒屋さんです。県内産のお酒を30種類以上もそろえ、フードメニューでは手羽先に土手煮、味噌串カツなどの名古屋めしがラインナップされています。愛知県のおいしい物をツマミにお酒を飲めるお店です。
こちらのお店は、名古屋駅の太閤通口(新幹線乗り場口です)から西に向かって徒歩約5分のところにあります。駅から歩いて行けるので、名古屋観光の人も出張が終わって帰る人も立ち寄って最後の名古屋を味わってみてはいかがですか?店内は70席もあるので、予約なしでも比較的入れます!
おチョウシもん酒場 正吉
閉業や休業等の理由により食べログに店舗情報が存在しないか、一時的な障害で店舗情報が取得できませんでした。
<関谷醸造/愛知県北設楽郡>
蓬莱泉は、愛知県内でもともと人気の高かった地酒ですが、ここ数年で全国に名前が知られるようになりました。冷酒にぴったりなのが、純米大吟醸の「蓬莱泉・はつなつの風」です。甘味が濃厚で、飲んだ時に鼻に抜ける香りがたまりません。飲むと多少の酸味を感じますが、とろっとしたのど越しと甘みのほうが強いお酒です。夏季限定酒のため、5月ごろに販売開始になります。
純米大吟醸の「空」は雑味のない上品な味わいですが、出荷数のせいか愛知県内の飲食店で見かけることはあまりありません。もし見かけたら、即買いすることをおすすめします!
蓬莱泉を作っている関谷醸造は、1864年の創業です。米の良さを引き出すことで有名な蔵元で、同時に積極的に機械化、合理化をすすめています。酒造セミナーを開いたり、耕作放棄地を借りてお酒の原料「夢山水」米の栽培をしたり、地元の活性化にも努めています。
瀬戸は、大人がおいしいお酒を楽しむ隠れ家的なお店です。ドリンクの品ぞろえはワインが中心ですが、日本酒では岐阜の銘酒・三千盛や蓬莱泉の特別本醸造があります。蓬莱泉の特別本醸造は、低温で丁寧に仕込んだもの。冷酒でもおいしいですし、常温で飲んでも香りが心地よく感じられます。
場所は名古屋の繁華街・錦3丁目です。地下鉄の栄駅からは徒歩約5分、ビルの2階でちょっと見つけにくいかもしれませんが、和洋折衷のお料理がおいしく、探してでも行きたいお店です。
瀬戸の詳細情報
瀬戸
栄(名古屋)、栄町、久屋大通 / 鳥料理、郷土料理、ワインバー
- 住所
- 愛知県名古屋市中区錦3-17-28 ブルームーンビル 2F
- 営業時間
- [月] 18:00 - 02:00 [火] 18:00 - 02:00 [水] 18:00 - 02:00 [木] 18:00 - 02:00 [金] 18:00 - 02:00 [土] 18:00 - 23:00 [日] 定休日 [祝日] 定休日
- 定休日
- 日曜日、祝日
- 平均予算
- ¥8,000~¥9,999
<大塚酒造/岐阜県揖斐郡>
竹雀は、大塚酒造の6代目が作った辛口の地酒です。飲むと軽くてキレが良く、最後にふんわりただようお米が甘く香ります。春先に出荷される生原酒が、初夏になって、うまみと酸味のバランスが良くなると格別においしいんです。熱燗にしても香りがいいのですが、冷酒でいただくと口当たりが軽くとても涼感があっておすすめ!
今日はチュン燗祭りしまーす🎵#竹雀 pic.twitter.com/7ObwalsHVf
— 保夜萬歩、保夜萬歩ツー 大女将 (@hoyamanbo_okami) 2016年12月7日
竹雀を作っている大塚酒造は、揖斐郡池田町にあります。山廃仕込みが中心の蔵元で、サッカー元日本代表の中田英寿さんがプロデュースした全国の100酒造を紹介するイベントにも出品した注目の酒蔵です。
名古屋駅付近でおいしい地酒をたくさんそろえている居酒屋です。ツマミのおすすめは新鮮な魚介類。篠島の漁師さんから毎日直送されるだけあって、鮮度は抜群。時には、見たことがないような魚があることも。日替わりの新鮮魚介とともに、辛口の竹雀をキュッといただきましょう!
お店の場所は、名古屋駅の桜通り口をでて、錦通りを東に歩いて約7分です。最寄駅は、地下鉄桜通線の国際センター駅4番出口。ここからは徒歩3分ですから、地下鉄を1駅のるより歩いたほうが早いかもしれません。
日本酒天国 おにたいじ 酒と肴と男と女の詳細情報
日本酒天国 おにたいじ 酒と肴と男と女
国際センター、近鉄名古屋、名鉄名古屋 / 居酒屋、海鮮、天ぷら
- 住所
- 愛知県名古屋市中村区名駅4-23-10
- 営業時間
- [月] 15:00 - 01:00(L.O. 00:30) [火] 15:00 - 01:00(L.O. 00:30) [水] 15:00 - 01:00(L.O. 00:30) [木] 15:00 - 01:00(L.O. 00:30) [金] 15:00 - 01:00(L.O. 00:30) [土] 15:00 - 01:00(L.O. 00:30) [日] 15:00 - 01:00(L.O. 00:30) ■ 営業時間 3月より月曜日も営業します。 ■ 定休日 不定休
- 平均予算
- ¥3,000~¥3,999
<清水清三郎商店/三重県鈴鹿市>
東海地方から全国区になった地酒といえば、作(ざく)です。作の魅力は味と香りの融合でしょう。どこまでも華やかな香りで1口飲めば次がほしくなり、飲み始めたらもうエンドレス!辛口であっても甘味とふんわりした柔らかさを持ち、非常に繊細なお酒。お燗でもおいしいですが、しっかり冷やして飲むとさわやかな香りが広がります。
作を醸造している清水清三郎商店は、鈴鹿市にあります。鈴鹿山脈の清らかな伏流水を使い、少量ずつ醸造することで、年間を通していつでもおいしいお酒を提供しています。作とならぶブランド地酒「鈴鹿川」は、香りと透明感のある芳醇な味が特徴です。
YATA(やた)は、日本酒を気軽に飲めるスタンドバー。お酒の小売店を運営するオーナーさんが、お酒の知識とおいしさをたくさんの人に伝えたいと始めたアンテナショップ的なお店です。純米専門というだけあって、五条川桜<勲碧酒造(くんぺきしゅぞう)/愛知県江南市>などもそろえてあります。
こちらのお店は、最寄駅が地下鉄東山線の栄駅です。12番出口から出て、そのまま広小路通りを東に進み、ベストウェスタンホテルの角を南に入りましょう。広小路通りから1本南に入ったところにある、栄メッツビルの1Fです。お昼の15:00からオープンしているので、サクッと昼飲みも出来ちゃいます。
純米酒専門YATA 名古屋栄店の詳細情報
純米酒専門YATA 名古屋栄店
栄町、栄(名古屋)、矢場町 / 立ち飲み
- 住所
- 愛知県名古屋市中区栄4-4-4 栄メッツビル1F
- 営業時間
- ■ 営業時間 【名古屋栄店】 15:00~22:30(L.O.22:30) 日曜定休(祝日の日曜は、営業の場合有り) ■定休日 日曜日
- 平均予算
- ¥2,000~¥2,999
<中井酒造/三重県伊賀市>
三重錦はかすかにメロンのような芳香があり、飲み口はどこまでもまろやか。口当たりも優しくてコクがあり、後味はきりっとキレがいいお酒です。日本酒はちょっと苦手…という人にこそ飲んでいただきたい、角のない冷酒にふさわしいお酒です。
三重錦を作っている中井酒造は、創業が明治30年という歴史ある蔵元です。年間生産量は80石ほどと少なく、それも4代目の中井昌平さんが一人で作っているから。中井さんは元プロボクサーという変わった経歴の蔵元で、個性的な日本酒を作ることで有名です。
肴糀醸(さかなこうじょう)やしろは、東海三県の地酒が大充実している日本酒スタンドバーです。お酒だけでなく、食材や調味料も東海地方産のものにこだわり、とくに魚介類は尾鷲港から直送しているので、鮮度抜群です。
こちらでは、片口(100ミリリットル)で飲むか、3種類飲み比べ(60ミリリットル×3種類)で飲むかをチョイスし、好みの酒器をもらいます。あとは基本的に好みのお酒を冷蔵庫から選んでセルフサービスで飲んでOK。冷蔵庫に「岐阜と三重」や「愛知」など、産地が書いてあるので選びやすく、いろいろな地酒を飲んでみたい人におすすめです。
場所は、新栄駅から徒歩約5分です。広小路葵交差点の吉野家から斜めに入っていく路地にあります。ちょっと入り組んだ場所なので、地図を頼りに行きましょう!
肴糀醸 やしろ
閉業や休業等の理由により食べログに店舗情報が存在しないか、一時的な障害で店舗情報が取得できませんでした。
おいしい日本酒は、良質の米と水と作り手がガッチリと手を組むから生まれます。気候もさまざまで、また各蔵の杜氏も南部杜氏、能登杜氏などバラエティに富んでいるため、東海地方の地酒はどれも個性派ぞろい!
5月のご予定はお決まりですか?「NAGOYA酒蔵まつり-2017・青葉酒-」は5月27日(土)名古屋・栄のテレピアホールで開催。東海3県・50の酒蔵が集結します。前売入場チケット好評発売中です~ #酒蔵まつり#テレピア#名古屋 https://t.co/DGLKw3rwR3 pic.twitter.com/KjCzEwkD5l
— NAGOYA酒蔵まつり (@nagoyasakagura) 2017年4月19日
そんな個性豊かな地酒を約150種類ほど飲み比べできるイベント「「NAGOYA酒蔵まつり」も名古屋のテレピアホールで毎年開催されているので、時間が合えばぜひ参加してみて。東海の自然の恵みをぜひ堪能してくださいね♪
NAGOYA酒蔵まつりー2017・青葉酒ー| 東海テレビ
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