デートにもおすすめ。おしゃれな中国茶カフェ愛知・日進の「碧落（へきらく）」

碧落は、愛知県日進市にある中国茶カフェです。高台の住宅地にある一軒家で、カフェのある2階部分から眺める景色は開放感抜群です。碧落（へきらく）というちょっと変わった店名はれっきとした日本語で、辞書を引くと「青い空。大空。また、はるか遠い所」とあります。見晴らしがいい中国茶カフェにはぴったりのネーミングですね。

13時から24時までという遅めの営業時間と、看板に”TEA BAR”とあるためお酒を楽しむバーかと思いますが、アルコールは扱わず、バーのようなスタイリッシュな空間で中国茶を楽しむというのがコンセプトのお店です。

碧落では、時間コース制で中国茶を頂きます。コースは90分・120分・180分があり、30種類の中から好きな中国茶を選んで手作りのお茶うけスイーツと一緒に楽しみます。ガラス容器に入っているタイプのお茶は、時間とともに茶葉が開いていく様子も楽しめ、眺めているだけでも優雅な気分に。

お茶の種類はとても多くて岩茶、鉄観音、台湾茶、烏龍茶、花茶などなど、日本人好みのお茶はほとんど揃っています。どれを飲めばいいのかわからない時はスタッフが丁寧に説明をしてくれるので安心してくださいね。じっくりとその日の気分にあったお茶を選びましょう。

中国茶は初めてだし、飲み方がわからない…と不安にならなくても大丈夫！中国茶には日本の茶道のようなお作法があるわけではなく、おいしく飲めれば基本的にはOKなんです。最初の一煎はスタッフに淹れてもらい、あとは自分のペースでのんびり楽しみましょう。碧落では三煎～四煎をいただく人が多く、90分コースでもあっという間に時間がたってしまいます。

テーブルに運ばれてくる小さな急須のような茶器は茶壺（ちゃふう）と言います。中には、茶葉がぎっしり入っていて、多すぎるのでは？と思うかもしれませんが、実はこれが適切な茶葉の量なんです。中国茶は初めから”煎を重ねて飲む”ことを前提としているので、何回も茶壺のなかにお湯を入れて飲みます。一煎・二煎・三煎と飲むうちにお茶の味と香りが変化するのを楽しむのです。

碧落のお菓子は丁寧に手作りされています。かわいらしい器に少しずつ盛られて、アクセントに南天があしらってあったり小さなザルを食器にしたりと、おしゃれな工夫がしてあります。そして茶器も小さくて可愛らしいので、まるでドールハウスの食器のよう。女子のハートをくすぐりますね。

そしてこの手作りスイーツが優しくてホッとするおいしさなんです。お菓子のメニューは時々変わりますが、わらびもちや生姜のシャーベット、生チョコ、サツマイモの甘露煮、杏仁餅、金柑のゼリー寄せなど、とても手のかかるものが丁寧に作られています。

碧落の特等席はカウンター席。前面に大きな窓があり、高台にあるため、視界をさえぎるものがないすがすがしい風景が広がります。この席で中国茶やティーカクテル（ノンアルコール）をゆったりいただくと、疲れもイライラもすっかり消えてしまいそうです。

夜になると景色は夜景に変わり、ティーカクテルもラグジュアリーな雰囲気に。デートに使うカップルが多いというのもうなずけるムードです。

内装はいたってシンプル。カウンターのほかにテーブル席もあり、どっしりしたテーブルやカウンターがシックな雰囲気を作り上げます。中国茶を飲みながらおしゃべりをしていれば、90分があっという間に感じられますよ。

お店を出る前に、チェックしておきたいのがお店自慢のフルーツケーキ。テイクアウトのみ可能なこのケーキは、なんと1～6か月間も熟成させたあとが食べごろという不思議なケーキなんです！熟成中は週に1回ラム酒を塗ってお手入れをし、香りと味わいが豊かなケーキに育てます。こちらのケーキはホールサイズのみでの販売で予約も可能です。ぜひ一度試してみてくださいね。

ケーキの中にはぎっしりとドライフルーツが入っています。長期保存も可能なので、大きなケーキを少しずつ食べていく楽しみも味わえますよ。ラム酒の香りがとても芳醇です。

碧落へ行くには、地下鉄東山線の本郷駅から市バスに乗り換えて、猪高緑地で下車するのがスムーズ。猪高緑地のバス停からお店まで徒歩3分です。住宅地の中にありますが、「碧落」の表札が出ていますからすぐにわかりますよ。

碧落のいいところは、昼も夜もステキなこと。優雅な女子会にも使えますし、デートにもぴったりです。ふだん中国茶を飲まないひとも、お店のおしゃれな雰囲気を味わいに一度行ってみてはいかがでしょうか？おいしいお茶と手作りスイーツでゆったりと過ごしてくださいね。