湯田中温泉 ホテル豊生

東京から茅野までの「あずさ」の往復とバスの乗って松本と上田の観光、翌々日に高遠へ行くという信州の桜を巡る格安のツアーで2泊しました。総額で34,000円なのでホテルに割ける費用は限られていると思います。なのでホテルには期待はしていませんでした。湯田中温泉と言っても夜間瀬川の対岸の穂波温泉に位置します。湯田中温泉も寂れていますが、さらにこちら側は寂れています。周囲には廃墟になったホテルや旅館もある中頑張っているのだと思いますが、施設はかなりくたびれています。特に客室のくたびれ度合いは進んでいると思います。2泊連泊なのですが、掃除や布団の上げ下ろしは省略されています。浴衣とバスタオルなどは2泊分が用意されていました。そんな中で夕食は部屋食なので、テーブルは脇に寄せられ、照明が当たらないので暗い印象を受けます。ツアーの案内にも部屋食がポイントにはなっていますが、特にサービスとしてのポイントではなく、大広間の1つが朝食会場なのと、もう1つが宴会場なので部屋で食べるしかないのが実情のように思います。宿泊した時は別の団体さんが宴会をしていて、カラオケの音がうるさかったです。フロントから一度階段を下りてエレベーターに乗るので、足の悪い方にはお勧めできません。部屋食は会席のセットですが、コンロで暖める料理が2つありますが、それ以外は冷めています。同じように温め直せればよいと思います。自分たちはコンロの料理の脇に乗せて温め直しました。固形燃料とアルミホイルとライターがあると便利だと思います。部屋にはお勧めの追加料理の案内がありますが、注文するなら前日の早い時間にしたほうが良いと思います。朝食時はレストランのスタッフの方が少なくて、ジュースに牛乳や料理がすぐに切れてしまいますが補充が遅いです。珈琲が切れていたのでスタッフの方にお願いしたところ、廊下から「コ―ヒーコーヒーうるさいんだよ！」という声が聞こえてきました。その方が戻ってきたので嗜めると片付けの手を止めずにお尻をこちらに向けながら「そりゃーすいませんでしたね。」と言って去っていきます。フロントに行って報告したところすぐに読んで謝らせます。」とのことでしたが、謝意のある方では無いのは分かっているので翌朝のレストランで顔を合わせないようにしていただきました。翌朝は若いスタッフの方がたくさんいて驚きました。唯一温泉だけは源泉かけ流しで、もったいないほどお湯が流れています。少し集めで気持ち良かったです。サウナはありませんが、露天風呂も良かったです。ちょっと残念な滞在ではありましたが、朝食の一件以外は悪い印象はありません。