静かに珈琲を嗜む場所。財界人や作家が足繁く通う「茜屋珈琲店」とは?

静かに珈琲を嗜む場所。財界人や作家が足繁く通う「茜屋珈琲店」とは?

避暑地として有名な軽井沢の中でも、特に旧軽井沢と呼ばれるエリアは、明治時代からつづくセレブの雰囲気たっぷりの場所。メインストリートともいえる旧軽銀座通りの終点近くにひっそりとたたずむのが、今回ご紹介する茜屋珈琲店です。昭和の時代から財界人や作家が足繁く通ったこだわりの珈琲店で、静かにコーヒーを味わってみませんか?

2017年08月25日

旧軽井沢のシックな雰囲気を感じる老舗カフェ

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出典:FUNKYDOGさんの投稿

茜屋珈琲店は、軽井沢の旧軽銀座通りの奥にある老舗喫茶店です。真冬の間は土日しか営業しないお店が多い旧軽銀座通りで、通年営業をかたくなに守り、しかもほとんど年中無休(不定休あり)で営業しています。観光客にも別荘族にも、地元民にも愛されているお店です。
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出典:ハツさんの投稿

メニューは絞りに絞り、厳選した品数で勝負しています。

有名人が登場する逸話に事欠かない名店!

今も語り継がれる『茜屋スタイル』

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旧軽にある茜屋珈琲店は、先代オーナーの船越氏が神戸で創業し、昭和45年に軽井沢に出店したお店。船越氏は確固たるスタイルやこだわりを持っていたことで有名で、今も「茜屋スタイル」と言われ語り継がれています。先代がなくなった際に『偲ぶ茜屋珈琲店主人』という本が出版されているので、手にとってみるのもきっと面白いですよ。

文化人や財界人との付き合いが深かった先代オーナー

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出典:みーくにいちさんの投稿

トレードマークの茜色の文字が浮き出たマッチ。味のある文字は、先代オーナー直筆だそうです。

船越氏がただの頑固オヤジでなかった証拠に、作家や財界人とも広い付き合いがありました。ミステリー作家の内田康夫の作品『軽井沢殺人事件』には茜屋珈琲店がモデルの店が登場し、船越氏自身も「草西老人(草かんむりに西で、茜という意味)として描かれています。その他、作家の山口洋子氏、日本画家の堀文子氏、赤川次郎氏、小池真理子氏なども常連だったとか。

旧軽の喧騒から離れて、コーヒータイム♪

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出典:ハツさんの投稿

それでは、茜屋珈琲店に足を踏み入れてみましょう。店舗はにぎやかな旧軽銀座にありますが、店内は驚くほど静かで、まるで別世界です。

外観から、シックな大人の雰囲気

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出典:ハツさんの投稿

山小屋風お店は、木材を使ったシックな外観。独特の風格があり、入り口が狭くてちょっと入りにくいかもしれませんが、一歩入れば、クラシックが静かに流れる優雅な空間が待ち受けています。

漆黒の内装がくつろぎを演出

内装は黒ベース。アクセントの紫と深緑を使って、どこまでも上品にしつらえてあります。店内は奥行きが深く、外の物音がすうっと吸い込まれて消えていく感じです。

大倉陶園などの高級カップがズラリ♪

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出典:いしかな@休業中さんの投稿

内装の一部になっているのが、ずらりと並んだコーヒーカップ。その数はなんと400以上で、どれも高級ブランドのカップです。コーヒーをオーダーすると、店の人がお客さんのイメージで選んでくれます。みごとなカップコレクションを、少しだけご紹介しましょう。
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出典:beauty_wisdomさんの投稿

白地にゴールドの花が鮮やかなカップセット。お店セレクトなので自分がどんなイメージで見られているのかが、わかっちゃうかも!?

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出典:cat2lilyさんの投稿

大倉陶園ならではの透明感のあるブルーと金彩が上品な取り合わせ。漆黒のコーヒーが引き立ちます。

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出典:Shisuiさんの投稿

赤みの強いカップもステキ。コーヒーとの取り合わせを考えて選び抜いたカップセットを見るのも、茜屋珈琲店の楽しみです。

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出典:cat2lilyさんの投稿

紅茶も香りが強くおいしい。華やかなカップセットと合わせて、雰囲気を盛り上げます。

テーブル席とカウンター、どちらも魅力的♪

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出典:koheibomさんの投稿

店内は細長いつくりで、片方に重厚な木のカウンターがあり、反対側には壁に沿ってテーブル席があります。カウンターに座ればドリップの様子が間近で見られて、豆の香りも堪能できる。いっぽう太い木の柱で区切られたテーブル席は、ほどよい解放感でくつろげます。

華麗なドリップ技を堪能

薫り高く濃厚なコーヒー

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出典:beauty_wisdomさんの投稿

茜屋は珈琲店ですから、イチ押しはやはりコーヒーです。1杯ずつ豆を挽いてドリップで落としていくため、香りもコクもあるのに、苦すぎない。雑味がなく、コーヒー本来の味わいが強く残っています。別荘族の中にもファンが多く、常連さんの多いコーヒーです。

コーヒーとともに味わいたい、高いがうまいお菓子

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スッキリしてコクのあるコーヒーにあわせたいのが、”高いがうまいお菓子”。コーヒーと同じく800円という強気なお値段ですが、一口食べればチョコレートとナッツの濃厚さが完璧です。茜屋のコーヒーに合わせて作られた、先代女将直伝のレシピが光ります!

ぶどうそのままの味がする!ぐれいぷじゅーす

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出典:バオバブさんの投稿

味も香りも、ぶどうそのままというジュースです。甘味が強く、疲れている時に飲みたくなる味。こちらのジュースは瓶で販売していますので、自宅へのおみやげにぴったりです。
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出典:Dollsmacさんの投稿

棚の上にずらっと並ぶ、ぐれいぷじゅーす。まるで赤ワインのような色合いです。

通はこれを飲んでいる、冷いここあ

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出典:あゆあゆ o(^▽^)oさんの投稿

アイスココアなんて子供の飲み物だと思っている人には、ぜひとも試してほしい一品。甘味はもちろんありますが、ココア本来の香りが大人の味わいです。お店で練り上げて作るココアで、レシピや製法はもちろん秘密!ここでしか飲めないココアとして、常連さんからの人気が高いメニューです。

別荘族の軽井沢みやげ、茜屋の”じやむ”

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店内でカップとともに目を惹くのが、”じやむ”のラベルを張った特製ジャムです。ブルーベリーやグレープ、イチゴのほか、サクランボがあります。おすすめはサクランボ。果実がまるごとゴロゴロと入っていて、食べごたえもあります。

甘味ちもと、つるや旅館など、周辺のロケーションも魅力

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出典:Shisuiさんの投稿

旧軽銀座ぞいにたたずむ茜屋珈琲店。すぐ向こうに、甘味ちもとが見えます。

こちらのお店は、軽井沢のロータリーから旧軽銀座通りをずっと歩いて上がったところにあります。別荘地のすぐそばで、近くには旧軽銀座通りの名店・甘味処ちもとやレトロな建物のつるや旅館などがあります。ここまでくると銀座通りのにぎやかさが薄れて、昔ながらのハイソな避暑地の雰囲気が濃厚に感じられます。
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出典:焼肉姉妹さんの投稿

茜屋珈琲店の前後に立ち寄りたいのが、甘味処のちもと。独自の製法で作ったちもと餅は黒砂糖とクルミが絶品。また夏は天然氷のかき氷も大人気です。

ちもと総本店 軽井沢本店の詳細情報

ちもと総本店 軽井沢本店

軽井沢 / 甘味処、和菓子、かき氷

住所
長野県北佐久郡軽井沢町大字軽井沢691-4
営業時間
10:00~18:00 8月 9:00~21:00 店員さんが19時過ぎまでやっていますと言ってましたよ。
定休日
夏は無休、冬は不定休。
平均予算
  • ~¥999

データ提供

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出典:

外からでも一見の価値がある、つるや旅館。江戸時代の初めに中山道の宿場町だった軽井沢宿の茶屋+旅籠として開業しました。文人に愛された宿で、芥川龍之介や室生犀星、堀辰雄らが宿泊して執筆したことでも有名。和洋折衷の内部もステキなので、ぜひとも宿泊を!

公式詳細情報軽井沢つるや旅館

軽井沢つるや旅館

軽井沢 / スタンダードホテル

住所
長野県北佐久郡軽井沢町旧軽井沢678
地図を見る
アクセス
JR軽井沢駅より車で5分
宿泊料金
11,000円〜 / 人

11,000円〜 / 人

データ提供

別荘族になった気分で、優雅にコーヒーを

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出典:いしかな@休業中さんの投稿

夏の軽井沢は賑やかすぎて苦手…というひとは、秋になってから行くのがおすすめです。シルバーウィークが終われば、一気に秋が深まる旧軽井沢を、おいしいコーヒーとともに堪能してはいかがですか?大人が落ち着いて楽しめる軽井沢と出会えるでしょう。

茜屋珈琲店 旧道店の詳細情報

茜屋珈琲店 旧道店

軽井沢 / 喫茶店、コーヒー専門店

住所
長野県北佐久郡軽井沢町大字軽井沢旧軽井沢666
営業時間
9:00~18:00 ※夏季は~21:00
定休日
無休
平均予算
  • ~¥999
  • ~¥999

データ提供

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