【2020年】初めての「浜松」観光に♪王道の観光スポット＆ポイントをご紹介！

東京と大阪の中間地点に位置する静岡県浜松市は、戦国時代には徳川家康が築いた浜松城の城下町として賑わい、江戸時代には東海道の宿場町として栄え、そして現在では音楽の街、モノづくりの街として発展した見どころ満載の観光スポットです。産業を体感できる中心地、そしてレジャー施設が豊富な浜名湖畔など訪れる前に参考にしてほしい情報をご紹介します。

浜松に訪れる前にチェックしておきたいポイントをご紹介します。存分に楽しむにはどれくらいの日数があると良いのか、移動手段は？観光の楽しみ方は？といったポイントを押さえて、たっぷり浜松の観光を満喫してください。

浜松市は、お城や工場見学などが楽しめる中心エリア、レジャーや温泉が満喫できる浜名湖周辺に分かれます。産業体験も遊びも満喫するなら1泊2日で訪れるのがおすすめです。温泉旅館で1泊してゆっくり浜松を楽しんでください。

浜松駅周辺やかんざんじ温泉付近の散策だけなら、徒歩でも十分に周れますが、砂丘や鍾乳洞、フルーツパークなど広範囲に見どころも多く、車を利用してドライブを楽しみながら観光するのがおすすめです。

海や湖、川、山など風光明媚な景色が楽しめる浜松で、ドライブを満喫しながら浜松餃子やうなぎなどのご当地グルメを堪能しましょう。夜には旅の疲れを温泉で癒して、のんびり浜松の観光を楽しんでください。

戦国時代には城下町、江戸時代には宿場町として栄え、モノづくりの街として発展した浜松市は、海、川、湖、山と自然に恵まれた土地でもあります。そんな浜松市の自然と文化、技術が満喫できる王道観光スポットをご紹介します。

浜松のシンボル！出世城

浜松駅からも近くにある、徳川家康が築いた「浜松城」は、歴代の城主が江戸幕府の重役に出世したことから「出世城」とも呼ばれています。緑豊かな公園の中に天守閣があり、各地のお城に比べるとコンパクトですが、上階から360度浜松市街地を一望できます。天守閣の中には鎧などの武具や歴史的資料が展示されていますよ。地下には井戸も残されています。春には天守閣の周りに桜が咲き誇り、浜松の桜の名所としても楽しめるスポットです。

八幡さまと親しまれる徳川家康の祈願所

市の中心エリアにありながら、木々に囲まれた神聖な空気が漂う「浜松八幡宮」。地元の人々には八幡さまと親しまれており、徳川家康が祈願所としていたことから、勝運、立身出世にご利益があるとされ、安産や長寿祈願でも知られます。境内にある樹齢1,000年を超えるとされるクスノキは「雲立のクス」と呼ばれ、家康が武田信玄の追手から逃れ、この木の洞に身を隠すとクスノキから雲が立ち上がり、浜松城へと導いたという言い伝えが残っています。

世界の楽器を見て、聴いて、体験しよう♪

浜松駅から徒歩数分の場所に、世界各国の楽器が展示された「浜松市楽器博物館」があります。約1300点余りもの幅広い楽器が展示されており、見るだけでなく実際に音を聴いたり、自由に演奏できるコーナーもあります。定期的に演奏を披露してくれることもあるので、チェックしてみてください。古い歴史を感じさせる貴重なピアノの音色はうっとりする美しさです。音楽という観点だけでなく、美術、民族芸術、宗教、地理、歴史など様々な分野で楽器を通して学び、楽しむことができます。

浜松のランドマークタワー

浜松駅すぐそばに聳え立つ、浜松のランドマーク「アクトタワー」。地上45階建ての高層ビルでそのユニークな姿は、音楽の街をイメージしたハーモニカの形になっています。地下1階～8階までには、レストランやカフェ、ショップ、サービスセンター、イベント会場があり、28階～44階が「オークラアクトシティホテル浜松」が入っています。最上階45階は展望回廊になっており、地上185mからの眺望を楽しむことができます。夜には美しい夜景が広がり、デートスポットとしても人気です。

ジブリ映画みたい！不思議な世界を探検しよう

「ぬくもりの森」は、ジブリ映画に登場するような建物が並ぶ不思議なスポット。建築家の佐々木茂良さんが、「こんな場所があったらいいな」とコツコツ創りあげてきた場所です。物語を感じる世界観で、好奇心がくすぐられます！ケーキ屋さんや雑貨屋さん、レストラン、ギャラリーなどが建ち並んでいるので、買い物やティータイムを楽しむことができますよ。絵本の世界に迷い込んだ気分で散策してみてはいかがでしょうか？

浜松の銘菓「うなぎパイ」の工場見学を楽しもう！

誰もが知る浜松の銘菓「うなぎパイ」の工場見学ができる「うなぎパイファクトリー」。外には巨大なうなぎパイがお出迎えしてくれ、製作現場では職人さんの手作業によって生地が作られるところから、次々と流れて専用窯で焼き上げられ、最後に包装されるまでの一連の工程を見ることができます。館内にはうなぎパイを使ったオリジナルスイーツが食べられるカフェもありますよ。直売所では様々な種類のうなぎパイを販売されています。

大空へのロマン！パイロット気分を無料で体験♪

航空自衛隊浜松基地の近く、広報施設「浜松広報館 エアーパーク」。航空自衛隊のことをみんなに知ってもらうために公開された展示施設で、なんと無料で見学することができるんです。館内には自衛隊の歴史資料や戦闘機のエンジン、装備品の展示、そして巨大な格納庫には実際に使用された航空機がずらりと展示されています。間近で見られるだけでなく、一部の航空機は操縦席に座ることができたり、パイロット気分が味わえるフライト・シミュレータも体験可能！また、全天周シアターでは迫力の航空機映像が満喫できます。

湖に浮かぶ、広大なガーデンパーク

浜名湖と庄内湖の間に、湖に浮かんでいるかのようにある「浜名湖ガーデンパーク」。湖畔の美しい自然と、解放感溢れる景観、水辺の爽やかな風でリフレッシュできるスポットです。市民ボランティアなどによって育てられている公園で、入園料・駐車料が無料！園内は3つのエリアに分かれており、広々とした芝生が広がる西側エリア、野外ステージや水遊び場、体験学習館などがある街のエリア、そして四季折々の多彩な花が咲き誇る庭園がいくつもある里のエリア。園内には東西に水路が流れ、遊覧船クルーズも楽しめますよ。

幅広い世代に人気！レジャーも満喫できる温泉地

浜名湖の東側に広がる温泉地「舘山寺温泉」。約1200年前に弘法大師によって開創された「曹洞宗舘山寺」を中心に広がる歴史ある街で、昭和33年に開湯した温泉地には、たくさんの温泉旅館が建ち並んでいます。湯を楽しむだけでなく、エリア内には遊園地やフラワーパーク、ロープウェイなどレジャーも充実！北原白秋が歌を残したことでも知られ、多くの歌人に愛された風光明媚なスポットです。

30万㎡もの広大な植物園で四季を堪能しよう！

舘山寺町に位置する、総面積30万㎡もの広大な植物園「はままつフラワーパーク」。浜名湖の自然の地形を生かした園内では、四季折々の草花を見ることができます。春には桜と色とりどりのチューリップ、夏には凛とした美しさのあるハナショウブやアジサイ、秋にはアメジストやバラが咲き誇り、冬には春を待つ菜の花や牡丹など、いつ訪れても花々がとっても美しいスポットです。歩き疲れた時には園内を可愛いフラワートレインが走っているので、利用してみてはいかがでしょうか？

日本唯一！湖上を渡るロープウェイでパノラマビューを満喫！

舘山寺町から浜名湖の内浦をまたいで大草山へとつなぐ、日本で唯一の湖上を渡るロープウェイ「かんざんじロープウェイ」。山頂の展望台からは浜名湖を360°見渡すことができ、空気が澄んでいる日には、遠く富士山まで望むことができます。乗り場は遊園施設「浜名湖パルパル」に隣接しており、山頂には「浜名湖オルゴールミュージアム」があるので、各施設とのお得なセット料金も。空中散歩を楽しみながら雄大な景色を満喫してください。

小さなお子様から楽しめる、浜名湖畔の遊園地

初めての遊園地体験におすすめ！0歳から楽しめる「浜名湖パルパル」。浜名湖畔に位置しており、小さなお子様も安心して遊べるアトラクションや、みんなで楽しむゴーカート、小学生以上なら絶叫系のコースターなど多種多様な遊びが充実しいる遊園地です。夏にはプールもオープンし、園内にあるレストランやショップでは子供をワクワクさせる可愛いフードもいろいろ♪季節ごとに体験イベントも多く開催しているので、家族で充実した一日を過ごせるスポットです。ロープウェイも隣接しているので、合わせて空中散歩も楽しんでくださいね。

五百羅漢に迎えられる山奥の禅寺

緑が深い奥山にある「方広寺」は、この地の豪族である奥山六郎次郎朝藤が、1371年に後醍醐天皇の皇子で、中国の元でも修業された高僧の無文元選禅師を招いて開創された禅寺です。境内各所には多数の方々から寄進された500体の五百羅漢が安置されており、境内に入ったところから参拝者を迎えてくれます。鎮守として祀られている「奥山半僧坊大権現」は、無文元選禅師が元から帰国される折に、悪天候に遭遇し、無事故国へと送り届け守護してくれた権現さまと言い伝えられていて、篤い信仰を集めています。

東海地方最大規模の神秘の世界

洞窟愛好家に人気が高い、東海地方最大規模の観光鍾乳洞！総延長1000mを越える「竜ヶ岩洞」です。洞内には亀や竜、ワニなどの様々な形状をした石灰岩や、透明度が高く美しい清水が流れる泉、両側を石灰岩で挟まれた狭くて深い裂け目状の通路など見どころが豊富！中でも落差30mの地底の大滝は、勢いよく落ちる水がダイナミックで自然が創りだした荘厳な光景です。2億5千万年前からの神秘の世界を体感してみてください。

広大な果樹園で旬の味覚を収穫しよう！

東京ドーム9個分！総面積43万㎡もの広さを誇るフルーツパラダイス「はままつフルーツパーク時之栖」。園内には、約160種4,300本もの果樹が栽培されており、年間15種類ほどの収穫体験ができます。定番のイチゴやミカン、さくらんぼ、ナシなどからイチジクやアケビなど珍しいフルーツ狩りもいろいろ。訪れる前にその時期に体験できるフルーツをチェックしておくといいですよ。また、園内にはフルーツをモチーフにした大型総合遊具や小さなお子様でも安心のふわふわのエアー遊具などもあり、大人の方なら園内をセグウェイで走れる体験もできます。

広い空、青い海、そしてどこまでも続く白い砂浜

遠州灘海岸に広がる、遠州灘海浜公園の南にある雄大な砂丘「中田島砂丘」は鳥取、九十九里浜と並ぶ日本三大砂丘のひとつ。天竜川の河口に面しており、美しい白い砂丘が広がっています。細かい砂は海風によって芸術的な「風紋」を描き出していることもあり、フォトスポットとしても人気。春には隣接する広場で凧揚げ合戦が開かれ、初夏から秋にかけては運がよければウミガメの産卵が見られるかも。お正月の初日の出のスポットとしても有名ですよ。

浜松の一大イベント「浜松まつり」の熱気と興奮を体感！

毎年ゴールデンウィークの5月3、4、5日の3日間に開催される、浜松の一大イベント「浜松まつり」。100万人以上の観光客が集まる日本有数のお祭りで、450年以上も続く勇壮な「凧揚げ合戦」と、細工が素晴らしい絢爛豪華な御殿屋台を市内で引き回す「御殿屋台引き回し」が見どころ。館内は5つのゾーンで構成されており、大凧や各町の半被などが展示されたゾーンや、華やかな御殿屋台の行列を実物と音と映像でリアルに再現されたゾーンなどがあります。まつりの熱気と興奮を肌で感じることができるスポットです。

世界に誇る自動車メーカー「スズキ」を学ぼう！

日本の自動車メーカーを代表するひとつ「スズキ」本社のすぐそばに、スズキの歴史を展示した資料館「スズキ歴史館」があります。スズキが歴史とともに歩んできた、二輪車、四輪車などのクルマづくりの歴史や様子、そして多くの製品が展示されています。工場の実物大で再現された組立ラインでの生産の様子、企画・デザイン・設計などを行う開発過程のデザインルームの様子などを見ることができ、懐かしい往年の名車やバイク、現代の主力製品など時代を追って実物を見られます。

モノづくりの街としても知られる浜松には、伝統文化を楽しめる祭りや浜名湖で開催される花火大会など魅力あるイベントもいろいろ！イベントの時期に合わせて訪れてみてはいかがでしょうか？代表的なイベントをいくつかご紹介します。

浜松の一大祭り「浜松まつり」の見どころは、中田島の「凧揚げ合戦」と、市中心部で行われる「御殿屋台引き回し」の2つ！凧揚げ合戦では、浜松の174か町が自慢の大凧を揚げ競い合います。匠な糸さばきで悠々と大空を舞う姿は圧巻の迫力！後半に行われる各町が互いの凧糸を絡ませて、糸を断ち切る「糸切り合戦」も見ものです。会場の熱気が一気に盛り上がりますよ。

5月3～5日の3日間、浜松市中心部にて行われる絢爛豪華な美の競演「御殿屋台引き回し」。各町が趣向を凝らし、精巧な彫刻が施された美しい屋台が、提灯の光に照らされます。見るものを幻想的な世界へと誘いこむほど、闇夜に浮かび上がる姿はきれい！屋台の上では子供たちが声を掛け合い、太鼓や笛、鉦などを高らかに奏で、独特の空気が広がります。

毎年7月に開催される、夏の風物詩「かんざんじ温泉灯篭流し花火大会」。浜名湖に打ち上げらる約3千発の花火と内浦湾へと流される、人々の願いが書かれた約2千基の灯篭の饗宴。2の灯りが優美な情景を描き、夜空に咲く迫力ある花火が特別な時間を演出してくれます。

東京からも大阪からもアクセスしやすい浜松へは、東海道新幹線が便利です。ひかり利用であれば約1時間半、こだま利用でも2時間ほどで到着します。東名高速道路を利用して車で訪れるのもいいですね。どちらからも3時間ほどの距離で、サービスエリアの「NEOPASA浜松」は施設も充実。移動の疲れをゆっくり取ることができます。

浜松の歴史を感じられる史跡や、家族みんなで楽しめるレジャー施設、雄大な自然が満喫できるスポットなど幅広い楽しみ方が溢れる浜松市はいかがでしたか？広大な公園や遊園地で存分に遊び、資料館などで歴史を学んで、夜は温泉を満喫！浜松をたっぷり楽しんでくださいね。