2017年10月01日
写真映え抜群!三重県桑名の大正建築「六華苑」で写真撮影会♡
大正時代の建築物は、日本文化と西洋の影響がミックスされてとてもロマンチック。三重県の桑名市にある六華苑は今でも雰囲気抜群の館で、どこを撮っても映画のワンシーンのようです。ほれぼれするような出来ばえの写真を、SNSにアップしてみませんか?
六華苑(ろっかえん)は、大正2年に作られた洋館+和館の歴史的建造物。正面に塔を擁したまるでヨーロッパの邸宅のような洋館に和風の建物がくっついている構造です。洋館・和館あわせて、国の重要文化財に指定されています。
六華苑を設計したのは、イギリスの建築家ジョサイア・コンドルです。日本に初めて欧風文化を持ち込んだ建築家で、あの鹿鳴館(現在は消失)やニコライ堂(東京都千代田区・重要文化財)、島津忠重邸(清泉女子大)などを設計しました。コンドルの建築は都内に残るものがほとんどで、地方にある建物は六華苑くらいしかないといわれています。
六華苑をつくった諸戸(もろと)家は、19世紀中頃から桑名で活躍していた豪商です。米穀業で巨額の財産を作り、私財を投じて水道設備を作り桑名市民に開放するなど、桑名の発展に尽くしてきました。明治の末に西諸戸家と東諸戸家に分かれ、六華苑は東諸戸家が邸宅として建築したものなのです。
それでは、大正ロマンの建築物・六華苑に入ってみましょう。和洋折衷様式のため、洋館には和の雰囲気があり和館には洋のテイストが感じられます。そのバランスが、写真心を刺激します!
六華苑の入り口でもある長屋門。黒い土壁が左右に伸びて、まさに旧家の正面玄関という雰囲気です。
建物の入り口の内玄関です。こちらはもともと六華苑の和館と二番蔵につながっていた部分。当時は内玄関や炊事室がありました。昭和23年に撤去されていたものを作り直して、現在は六華苑の入り口になっています。
洋館部分は、白をアクセントにしたブルーの外壁が印象的。テラスや鎧戸などがシックにおさまっています。外観は洋風ですが、内部は洋室に押し入れがあるなど和洋折衷です。
明治・大正期の洋風建築では、洋館と和館を一緒につくることがありました。六華苑は当時の洋館のなかでもめずらしいほどの大規模な和館がつながっています。和館の1階には、大事なお客様をもてなすための客座敷や身内向けの座敷があり、2階は洋館と結ばれています。
和館の北端には、一番蔵があります。お客様用の調度品などをしまうための蔵で、和館とは廊下でつながっています。ほかにも番蔵棟という蔵が並ぶ場所があり、4番蔵から7番蔵までがつづいています。番蔵には、米を主に収納したそうです。
内玄関棟を挟んで、和館の反対側にあるのが離れ屋です。離れ屋は二部屋ある建物で、お茶室ふうに作られています。かつては仏壇をおさめていた建物です。現在は、お茶室としても利用されています。
それでは、六華苑のポイントを撮影した写真をご紹介しましょう。とにかく、大正期の和洋折衷建築にしか見られない独特の空気感がたまりません。カメラマンとしての腕がなるスポットです!
どこから撮影しても絵になる六華苑ですが、ベストポイントは池の手前から芝生を入れて洋館と和館を入れた場所です。グリーンの芝生と白×ブルーの洋館がカッコいい。となりの和館がふしぎとなじんでいる風景です。
外観だけでなく、和洋折衷の内装も魅力的な六華苑。あっちにもこっちにもカメラを構えたいポイントがあります。
六華苑では、基本的に写真撮影がどこでもOKです。しかし貴重な歴史的建造物ですから、文化財を傷つけないような配慮をしましょう。また大勢のお客さんがいますので、公共マナーを守るもの大事です。
六華苑では撮影について事前許可は不要ですが、ウェディングの前撮り写真を撮影している時は、カップルや撮影風景を撮らないようにしましょう。また古い建物なので狭い部分も多く、通路などを占領して長時間ずっと撮影するのもマナー違反です。
ステキな雰囲気の洋館なので、コスプレイヤーの心をそそりますが、衣装を着用しての撮影は事前に申し出て許可を取る必要があります。場合によっては撮影不可ということもあるので覚えておきましょう。
六華苑の敷地は18000㎡。広大な敷地の中にはブライダルハウスもあります。レストランRocca (ロッカ)は、ブライダルハウス内のフレンチレストラン。由緒ある六華苑を眺めつつ、お箸でいただけるフレンチを堪能しましょう。
桑名といえば、はまぐり!桑名産はまぐりのランチは要予約のコースです。はまぐり以外にも地元食材を使ったランチで、魚介好きにおすすめです。
Roccaの詳細情報
Rocca
桑名、西桑名 / フレンチ
- 住所
- 三重県桑名市太一丸22-4
- 営業時間
- [月] 11:00 - 17:30 [火] 11:00 - 17:30 [水] 11:00 - 17:30 [木] 11:00 - 17:30 [金] 11:00 - 17:30 [土] 11:00 - 17:30 [日] 11:00 - 17:30 ■ 営業時間 [ランチ] 11:00~15:00(LO14:00) [ティータイム] 15:00~17:30(LO) ■定休日 無休
- 平均予算
- ¥3,000~¥3,999
六華苑に行くには、車が一番便利です。名古屋方面からは東名阪道の長島IC経由で、長島ICからは約15分です。高速を降りたら国道1号を右折、伊勢大橋西結の交差点を左折して堤防道路を直進しましょう。右手に六華苑がみえます。桑名駅から歩くことも出来ますが、所要時間は約20分。お天気を見ながら歩くのもいいでしょう。
どうも写真がうまく撮れないな~とお考えなら、撮影地を変えてみてはいかが?大正ロマンの被写体をお探しの人は、六華苑をおすすめします。ふだん以上にシックな写真がとれますよ♪
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