2017年11月02日

東京最古の七福神といわれる「谷中七福神めぐり」へレッツゴー♪

東京最古の七福神といわれる「谷中七福神めぐり」へレッツゴー♪

最近うまくいかないことが多い・・・運気を上げたい!そう思ったら、七福神めぐりはいかがですか? おすすめは、250年前に始まった東京で最も古いといわれる「谷中(やなか)七福神めぐり」。田端・日暮里・上野間をめぐって、福をもらって行きましょう。かなり歩くことになるので、運動不足解消にもなりますよ。ではでは、「谷中七福神めぐり」を紹介していきます!

七福神って?

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出典:光画部Rさんの投稿

室町時代の末期のころ、農民や漁民の間で人気のあった信仰が「七福神」。庶民派の神様なんです!

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出典:photo@fukkeyさんの投稿

紹介しますと、商売繁盛や五穀豊穣をもたらす神「恵比寿」、食物・財福を司る「大黒天」、勝負運や願いが叶う神「毘沙門天」、音楽・弁才・知恵の神「弁財天」、招徳人望の神「福禄寿(ふくろくじゅ)」、長寿と子孫繁栄の神「寿老人」、夫婦円満や人々の調和の神「布袋尊」。こちらの7人の神様が「七福神」なんです。

谷中七福神を巡る

七福神を参拝すると、七つの災難が除かれ七つの幸福が授かるといわれています。今回は、「谷中七福神めぐり」をしてみましょう!

1月1日から10日がおすすめ!

1月1日から10日がおすすめ!1386721

出典:

およそ250年前に始まったといわれる、江戸最古の七福神を祀る「谷中七福神」。毎年1月1日から10日までの巡礼期間は、直接七福神を拝むことがができます。※寛永寺の弁才天は見ることができません。

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出典:

巡礼期間中以外でも、お参りはできます。ご開帳時期ではないので会えない七複神もいますが、その分、人が少ないのでゆっくり参拝できるメリットも♪

距離はどれくらい?

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出典:

「谷中七福神」は、東京都台東区・荒川区・北区に点在する7寺院が巡礼札所となります。距離にして、約6キロ。

かかる時間は?

かかる時間は?1386718

出典:

所要時間の目安は、寄り道をせず、スムーズにお参りができたとして約2時間。巡礼期間中は混雑が予想され、参拝するのも御朱印をもらうのも時間がかかります。途中、お買い物やお茶をする時間も楽しむなら、半日くらいかかるかもしれません。

必要なもの・役に立つもの

御朱印紙を入れるもの

7つの神様に会いに行くのなら、御朱印を集めてはいかがでしょうか。寺院では、御朱印紙がいくつか用意されています。購入する御朱印紙に合わせて、入れるものを用意すると綺麗な状態で巡礼ができますよ。

和紙の台紙(巡礼期間中)

和紙の台紙(巡礼期間中)1386719

出典:

巡礼期間中だけ用意される、和紙でできた台紙。7つの神さまが一堂に会しためでたい和紙は、筒状の入れ物があると便利。

御朱印帳

御朱印帳は、最近の寺院巡りのマストアイテムになっていますね。お気に入りの御朱印帳があれば、御朱印集めがさらに楽しくなりますよ。

台紙・色紙

しっかりと自宅などに飾りたい!そういう方は、台紙や色紙を持っていくのがいいですよ。ファイルケースや小さめのポートフォリオケースに入れて歩くと、出し入れが楽です。

小銭

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出典:QPライダーさんの投稿

7カ所の寺院で御朱印や参拝などの初穂料が必要。スマートにお渡しするためにも、小銭を多く持って行きましょう。

靴1392662

「谷中七福神巡り」は、7寺院中3寺院が靴を脱いでの参拝となります。ファスナーや紐のない、着脱しやすい靴がおすすめ。また、長い距離を歩くので履き慣れた靴にしましょう。

七福神巡りのやり方

どのお寺からまわってもいいのですが、今回は効率よく回れる順路を紹介しましょう。

ルート順紹介

①東覚寺

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出典:

田端駅より徒歩5分。まずは福禄寿を祀る「東覚寺」に到着。出世をや新境地で頑張りたい人は、よ~く拝んでおきましょう。福禄寿は人望の神なのです。このお寺をスタート地点とする方が多いので、御朱印紙の購入や参拝に滞在がかかります。その辺も考慮して、スケジュールを組むといいですよ。

①東覚寺1386800

出典:

「東覚寺」でひときわ目を引く、対で並ぶ謎の赤い物体。赤紙仁王尊と呼ばれる仁王像で、不調を感じる体の部分に赤神を貼ると良くなるといわれています。常に赤紙で覆われた仁王さまの素顔を拝めるのは、暴風雨の後だけなんだとか。参拝ついでに、赤紙を購入して悪いところを治してもらいましょう♪

②青雲寺

②青雲寺1386831

出典:

東覚寺より徒歩11分。「青雲寺」に到着。このお寺では、七福神で唯一の日本の神さま、恵比寿がお待ちかねです。七福神は、インドや中国などからやってきた神様。国際色豊かなんですよ。こちらでは商売繁盛、除災招福、五穀豊穣など、あやかりたい御利益ばかりです。

②青雲寺1386830

出典:夢幻さんの投稿

春には、見事な枝垂桜を咲かす「青雲寺」。江戸時代より「花見寺」とも呼ばれ、花見の場所として親しまれています。春先に訪れても素敵ですね。

③修性院

③修性院1386837

出典:

「青雲寺」より徒歩2分。「修性院」に到着。豪華絢爛な本堂が目を引きます。

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出典:

本堂に祀られているのは、大きな大きな布袋尊。「修性院」の布袋様は、荒川区登録文化財にもなっており、江戸時代の中期ごろから江戸近郊の行楽地として賑わったことから「ひぐらしの布袋」と呼ばれています。布袋尊は、笑門来福、夫婦円満、子宝にご利益があり!見ているだけで、幸せになれる満面の笑顔ですね♪

④長安寺

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出典:

「修性院」より徒歩8分。「長安寺」は、山門も境内もほかの寺院と比べるとこじんまりとした、落ち着いた雰囲気が佇まいです。

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出典:

徳川家康が納めたといわれている、こちらの寿老人。10日間だけ公開される寿老人は、その名の如く長寿延命、富貴長寿の神さまです。

⑤天王寺

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出典:

「長安寺」より徒歩6分。鎌倉時代に創建された、都内でも有数の広大な寺院です。江戸時代には、今でいう宝くじのような「富くじ」で大変賑わい、湯島天満宮、目黒不動龍泉寺とともに江戸の三富といわれました。

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出典:

毘沙門天が安置されている、毘沙門堂。巡礼期間は列が絶えません。

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出典:

境内の毘沙門堂に祀られている毘沙門天。「谷中七福神」の中で最も古い、平安時代に造形されたもの。七福神の中で唯一、武将のお姿で威厳を放ちます。勝負運や願いが叶う神さまとして、信仰されています。

⑥護国院

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出典:ニーナさんの投稿

「天王寺」より徒歩17分。上野恩賜公園の裏にある「護国院」に到着。「護国院」は、寛永寺最初の子院。1625年に、現在の東京国立博物館の右手奥に開創されました。その後、何度か移転し、当地へ移ってきたのは宝永6年です。

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出典:

本堂に祀られている、大黒天。 大黒天の背後にある画像は、徳川家光公から贈られたと伝えられています。大黒天はいわずもがな、財宝、福徳開運の神さまですね。

⑦寛永寺

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出典:

「護国院」より徒歩21分。ラストの「寛永寺」弁天堂に到着。弁財天が祀られている弁天堂は、ラスト地点なので混雑必須です。あとひとふんばり、がんばって並びましょう。御朱印は、写真右手のテントでいただきます。

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出典:

七福神の中で唯一女性の弁財天。 縁結びや恋愛運、芸能や芸術に秀でた神さまです。もし婚活や恋愛成就が目的なら、ひとりもしくは女性と参拝しましょう。弁財天は嫉妬深いので、異性と一緒だと心象を悪くする可能性も……。

ちなみに、弁財天がお姿を現すのは1年に一度、9月の巳の日に行われる大祭「巳成金大祭」のときのみです。

お疲れ様です!

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出典:

修性院から天王寺へ行く間に、「谷中銀座商店街」があります。そこで小腹を満たすのもアリ!景色を楽しんだりして、自分のペースで巡ってくださいね。

東京で気軽にできる七福神めぐり♪

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出典:ニーナさんの投稿

谷中の七福神は歩ける距離に寺院が点在しているので、休みの日にいっぺんに巡礼したり、時間を見つけて数カ所ずつ参拝したりと、いつでも気軽にお参りができますよ。パワーをもらいたくなったら、ぜひ行ってみてくださいね。

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