埼玉Ｂ級ご当地グルメ王決定戦のチャンピオングルメが食べられる9店

B級グルメといえば、家庭料理のようなものからスイーツまでジャンルも様々です。町おこしのために一定の基準を作成して、複数の店舗でその土地のB級グルメを味わえることもあります。「埼玉Ｂ級ご当地グルメ王決定戦」は毎年開催されており、優勝グルメとその料理を食べることができるお店を、回をさかのぼる形でご紹介していきます。

埼玉県鴻巣市と吉見町の間を流れている荒川の、堤防間の距離が日本一というのをご存知でしょうか。そこから派生して、川幅煎餅や川幅ケーキといった川幅グルメが鴻巣市内で提供されており、その中の一つが「川幅うどん」です。一杯の丼ぶりに、うどんが2本しか入っていないにも関わらずこのボリューム感。箸で持ち上げるのにも苦労するほどのうどんです。

「すいーとん」と聞くと、何だかスイーツのように思えますが、実はすいとんを現代風にアレンジした料理なのです。団子の上にたっぷりと餡がかけられており、団子の中からは様々な具材が飛び出してくるので、食べていて楽しくなる一品です。ユズの豊かな香りが美味しさを引き上げてくれます。

地場産野菜や高麗人参が使われているという高麗鍋。その鍋に餃子が投入されている、何ともワイルドな一品です。お店によっては、夏に冷やしパイタンスープのものが提供されたりと、高麗鍋のルールに沿いながら様々なアレンジが加えられています。

「真っ赤な誘惑」と料理名からして、多くの人をとりこにしそうな北本市のトマトカレーです。トマトの爽やかな酸味が、以外にもカレーの辛さとマッチするのだそうです。普段では考えられないような組み合わせを実現してくれるのが、B級グルメの良いところですね。

料理名に「加須市みんなで考えた」というフレーズが付いていることからも、地元に愛されている料理なのだと実感できます。甘辛い味噌のおかげで、うどんがするすると食べられます。食欲がない時でも美味しく食べられそうな料理ですね。

「すったて」と聞いても、何の料理であるかイメージしにくいですよね。その正体は、味噌をベースにミョウガなどを入れてすったものを、冷たいダシ汁で割りうどんをくぐらせて食べる郷土料理です。天ぷらと一緒に食べればボリュームもあって、大満足のB級グルメとなります。

道の駅でB級グルメを食べることができます。秩父市の【道の駅 果樹公園あしがくぼ】では、みそポテトを販売しており、1本から注文することが可能です。お土産として作り置きを購入するのも良いですし、食堂で揚げたて熱々のポテトを食べるのも最高。なかなかのボリューム感ですが、甘辛い味噌が食欲を刺激し意外と完食しやすいとの声も聞かれました。

埼玉Ｂ級ご当地グルメ王決定戦は一度優勝しても、翌年以降に再参戦することも可能となっており、何と2回優勝を果たしたという「豆腐ラーメン」です。あまりの人気ぶりにカップラーメン化されたこともある料理で、埼玉のB級グルメの代表格といっても過言ではありません。

記念すべき初の大会で優勝を果たした、深谷市の郷土料理「煮ぼうとう」。埼玉のB級グルメの歴史はここから始まったのです。野菜がたっぷりと入っていて心も体も温まる料理は、まさに埼玉県北部のソウルフードと言えるでしょう。スープは野菜から溶けだした甘さとダシが、見事にマッチしています。

第8回優勝の「草加小松菜チヂミバーガー」と第3回優勝「キューポラ定食」は、現在食べることができるお店はありません。レシピや料理の内容については、自治体の公式サイト等で確認ができます。キューポラ定食は、坦々麺と鉄骨いなりがセットになったメニューです。

埼玉Ｂ級ご当地グルメ王決定戦では、最近だと40ものB級グルメが優勝を争っています。行田ゼリーフライや所沢名物焼だんご、飯能味噌付けまんじゅうなど、地元で人気のグルメがまだまだ控えていますので、ぜひこのイベントに注目し現地へB級グルメを食べに行ってみて下さい。