【全国】普通の温泉に飽きたら“珍しい温泉”へ入る旅はいかが？“珍湯”がある旅館7選

毎日忙しくて、なんだか身体が疲れている、心に余裕もない・・・と現代女子にありがちなお悩みを抱えている人も多いのではないでしょうか。そんなときは、思い切って休みを取って、温泉旅行に出かけてみませんか？あちこちと観光たっぷりの旅も楽しいけれど、温泉メインで最寄駅から直接宿に直行し、じっくりまったりお風呂につかってのんびりするというのも、贅沢な旅の仕方です。また日頃ゆっくりと話す時間が取れなかった友達同士、宿の食事を楽しみながら思う存分女子トークに花を咲かす、というのもストレス発散でき、心もリフレッシュしますよ。

出典：丈太さんの投稿

温泉に行こう！と決まったら、どんな温泉がいいだろう・・と選ぶのも楽しいですね。旅館の設備や立地、お食事も必須項目だけど、いつもと違う珍しい温泉に入れる宿に行ってみませんか？色や泉質、シチュエーションなど、全国にはさまざまなちょっと変わった温泉があります。会社の同僚へのお土産話にもいいし、またマニアックな温泉に入ったことでちょっと自慢もできるかも。次からそんな珍しい温泉に入れる旅館を日本の北から順にご紹介します！

出典：じゃぐらさんの投稿

「豊富温泉（とよとみおんせん）」は、北海道の稚内空港から車で約40分のところにある、日本最北の温泉です。大正15年に石油の試掘を行っていた時に湧き出したのが発祥で、成分に原油を含み、石油臭がする珍しい温泉です。「川島旅館」は、その豊富温泉郷にある旅館で昭和2年に創業され、2016年にリニューアルされました。先代女将の「ほっとしたといわれる旅館に」ということばを信念に、今は新しい当主が現代湯治に合わせたお部屋やお料理でのおもてなしを受けられる宿です。

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温泉は油の浮いた泉質が特徴で、最初はちょっと戸惑うかもしれませんが、「どんな傷も温泉で治る」といわれ、アトピーなどの皮膚疾患に悩む人に人気があります。また、アルカリ性で肌をすべすべにし、温泉成分の大半に重曹が含まれているということでお肌の古い角質を落とし、エイジングケアにも効果があるとされています。また、オイル成分によって保湿力が高く、乾燥肌の人にも効果的とか。まさに女子のための温泉ですね。時間をかけて、じっくりとつかるのがおすすめです。

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お食事はイタリアンや中華の要素を取り入れた、シンプルで素材の味を生かした季節のお料理をいただけます。北海道の涼しい気候のおかげで、減農薬で育てられるお野菜がたっぷり使われているのも特徴。地元豊富町と北海道産の食材にこだわった魚介類や鹿肉のお料理の数々に、大満足できるはず。

「玉川温泉」は秋田県八幡平の西方の焼山（やけやま）のふもとに湧く温泉で、1680年（元禄11年）にマタギによって発見されました。泥火山が生む強酸性の泉質が特徴です。温泉には微量のラジウム放射線が含まれており、多くの疾患や症状に効果が期待できるとしてそれを目当てに全国から病気の療養に訪れる人が後を絶ちません。「効能溢れる癒しの湯治宿　玉川温泉」は、秋田県の「田沢湖駅」から路線バスで約1時間15分のところにある旅館です。温泉は飲泉にも適しており、飲むとそのレモン汁のような酸っぱいお湯に驚くはず！

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温泉は源泉50％、100％と濃度の違うものから、打たせ湯・寝湯・箱蒸しなどいろいろな種類があります。それぞれ血液循環や不眠症、ダイエットなどに効果があるといわれ、現代女子にも嬉しいです。みんなで手分けして入って、気持ちのいいお風呂を見つけてみましょう。温泉の刺激が強いので、あがるときにはかけ湯を忘れずに。

屋内には岩盤浴もあります。都会ではけっこうなお金を払って利用するけど、ここでは宿泊者は無料♪たくさん汗をかくので、体内毒素を排出するデトックス効果が期待できそうですね。

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お食事は長く滞在するための自炊部と、お食事付きの旅館部があります。旅館部の夕食は「カフェテリアスタイル」となり、メインの「肉料理」「魚料理」を選んであとはビュッフェスタイルとなります。派手さはないものの地元の食材を使った身体によさそうなお料理の数々を味わいましょう。バイキングで量が調節でき、好きなものを好きなだけ食べられるのもいいですね。

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「国見温泉」は岩手県と秋田県の境に位置する駒ヶ岳のふもと、十和田八幡平国立公園の最南端にあります。駒ヶ岳の5合目である標高850mの位置に湧く温泉で、源泉は無色透明ですが成分中に藻の一種が含まれており、それが紫外線に当たると光合成を始めるため、エメラルドグリーンに変化するという珍しい温泉です。「石塚旅館」は岩手県の「雫石駅（しずくいしえき）」より車で約30分のところにあります。その鮮やかな緑色に、初めて入る人は驚くこと間違いなし。（営業は5月初旬～11月初旬まで）

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お風呂は内風呂と、宿泊棟の隣に露天風呂があります。その日の気温やお湯の温度によって、さまざまな緑色に変化します。強い硫黄臭も温泉好きには嬉しいところ！まるでバスクリンを入れたような温泉の色ですが、人工ではなく自然が創り出した色。神秘的な色を楽しみながら、のんびり温泉に浸かりましょう♪

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お料理は、地産地消にこだわったメニュー内容。岩魚や山菜などの素朴な山里料理にほっとしますね。お料理には駒ヶ岳の湧水を使用しており、いいお水でさらに味の良くなった煮物やご飯のおいしさをかみしめて。周りには大自然が広がり、騒音もなく静かな環境でゆっくりと味わえます。普段ノイズに囲まれて生活している働く女子達には嬉しいですね。

「松之山温泉」は新潟県の十日町、山深い松之山地域に湧く温泉です。約800年前に一羽の鷹が温泉で傷を癒していたところから発見されました。温泉成分が基準値の15倍という濃さから薬湯と呼ばれ、有馬温泉・草津温泉とともに日本三大薬湯に数えられています。「凌雲閣（りょううんかく）」はほくほく線「まつだい駅」から送迎車で約15分のところにある、昭和13年に建築された老舗宿です。その歴史あるたたずまいと、1200万年前の化石海水が地圧によって高温で噴出したという珍しい温泉を堪能あれ♪

浅緑色をした温泉の泉質はナトリウム・カルシウム塩化物泉で、非常に塩分濃度が濃いです。その塩分効果で身体が芯から温まり、いつまでもポカポカとして湯冷めしにくくなっています。「メタホウ酸」の殺菌効果と「メタケイ酸」の保湿効果で肌の調子を整えるのにも適しています。温泉を含ませたタオルで顔をパックしたら、お肌がきれいになれそう。みんなで美肌を目指しましょう。

お食事は、豪雪地帯である松之山の深い雪によってアクがとれ、甘みを増した山菜や野菜を使ったお料理が味わえます。また米どころ新潟の、炊き立てのお米もご馳走です。ふっくらとして甘い風味のするお米に思わず感動しそう。おいしくて、いつもより食べ過ぎてしまいますね。

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「奥塩原温泉」は栃木県の那須塩原市の標高1000mの山あいに湧く温泉です。江戸時代初期の万治2年（1659年）に湧出したと伝えられ、新湯・元湯と2種類の源泉があります。「大出館（おおいでかん）」は那須塩原駅からバスで約1時間のところにある元湯の温泉旅館で、ここでしか入れない真っ黒な「墨の湯」があります。

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「墨の湯」は源泉「五色の湯」のうちの一つですが、鉄分を多く含み、飲泉すれば貧血気味の人には効果があるといわれています。お湯につかれば真っ黒な湯花が付着し、タオルも真っ黒に。習字の筆を洗ったあとの水のようなその色に驚くはず。他のお風呂もその日の気温や天候によって、エメラルドグリーンから乳白色、灰色などに変化するという温泉が楽しめます。1日に何度も入って色の変化を楽しみたいですね。

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お食事は、山菜や川魚などの地産地消を心がけ、地元のお野菜を使った素朴なお料理が楽しめます。お部屋出ししてくれるので、女子同士でのんびりとおしゃべりを楽しみながらゆっくりといただけますよ。

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「地獄谷温泉」は長野県の湯田中渋温泉郷にあり開湯は文久4年（1864年）と古い歴史のある温泉です。近くに野生のニホンザルが湯につかっている光景が見られる地獄谷野猿公苑があります。「後楽館」は「湯田中駅」からバスで約15分、そこから徒歩で約30分の地獄谷野猿公苑の前にある地獄谷温泉が楽しめる旅館。ここにも猿が入浴に来ることがあるので、運が良ければお猿さんと一緒に温泉入浴なんて珍しい体験ができますよ。

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お風呂は男女別の内湯と混浴の露天風呂、女性専用露天風呂、家族風呂があります。露天風呂はお猿さんと一緒に入れることも。もし会うことができたら、刺激せずそっと離れた位置で見守りましょう。同じフレームに収まる写真はかなり難易度が高いかも。もし撮れたらラッキーですね！

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お食事は山菜・川魚・鴨鍋などの山の恵みが並びます。季節によって変わる、近くで採れた山菜やきのこの天ぷらが楽しみですね。先程の写真の成果を披露しあいながら、ほっこりとする山里料理に舌鼓を打ちましょう。

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「鶴丸温泉」は鹿児島県の北東部、宮崎県と熊本県に隣接する湧水町（ゆうすいちょう）にあります。「つるまる温泉」は「鶴丸駅」から徒歩すぐのところにある温泉旅館です。この一帯は吉松温泉郷としてたくさんの温泉が湧きましたが、ここ鶴丸温泉だけは、モール泉という数百万年前の植物の腐植質が溶けだしたという珍しい温泉です。日帰り入浴施設に併設された旅館なので、朝から晩までひっきりなしに近所の住民が訪れます。一緒に温泉につかって、地元の人達との触れ合いを楽しんで。

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お風呂は、大浴場と外には露天風呂もあります。昭和43年にできた施設は壁のタイルなどレトロ感たっぷり。浴槽には茶褐色のお湯がなみなみとあふれ出ています。源泉100％かけ流しのちょっとぬめりのあるお湯は、保湿効果があり肌にもいいとか。のぼせたら露天風呂に移動し、風に当たって火照った身体を冷まし、またつかる・・・と繰り返せば、永遠に入っていられそう。普段酷使しがちな、体のメンテナンスにどうぞ。

出典：†きんのじ†さんの投稿

お食事は素朴な山の幸やお刺身など、地場産の郷土料理が味わえます。お風呂あがりにおいしいものを食べ、みんなで畳でゴロゴロとくつろげば、日頃のストレスも発散できそうですね。

出典：utitatuさんの投稿

色や泉質、シチュエーションなどが珍しい温泉を集めてみました。全国には本当にいろいろな温泉がありますね！どれも温泉通の人が認めるおすすめばかりなので、きっと自分達の好みに合う、素敵な温泉に出会えるはずですよ。驚きもあり、心もほっこりとなる温泉旅は寒い時期を過ごすのにぴったりです。普段の温泉旅とちょっと違ったものを体験してみたい女子達は、ぜひ女子旅の候補リストに加えて、お出かけを計画してみてくださいね！