【秋田内陸縦貫鉄道】で行く！おひとりさま女子旅おすすめスポット8選

出典：さくらんぼ♪さんの投稿

「秋田内陸縦貫鉄道（あきたないりくじゅうかんてつどう）」は、秋田県の北部「角館駅（かくのだてえき）」から、「鷹巣駅（たかのすえき）」までの94.2kmを走る第三セクターの鉄道です。沿線からの観光には”花の山”としても有名な「森吉山（もりよしざん）」や秋田の伝統的な狩猟の名人であるマタギ文化の残る場所があり、地元の人の足としてはもちろん、観光客にも多く利用されています。また季節ごとのお弁当付きのお座敷列車、あきた舞妓さんと乗車できる列車などのイベントや、温泉に気軽に行けるお得なフリーきっぷなど観光客に嬉しいサービスも行っており、秋田の魅力を再発見できる、魅力いっぱいの鉄道となっています。

出典：さくらんぼ♪さんの投稿

「秋田内陸縦貫鉄道」、通称「秋田内陸線」の魅力はなんといっても、車窓からの四季折々の景色です。春は桜、秋は紅葉、冬はおとぎの国に迷い込んだような白銀の世界。そしてこの鉄道が愛称「スマイルレール」とかかげている理由である、訪れる先での地元の人々の笑顔は、何物にも代えがたいおもてなしとして、訪れた観光客の心に残る思い出となっています。

毎日の仕事にちょっと疲れたら、かわいらしい列車に揺られのんびりコトコトと、沿線の魅力を見つけに行く旅に出かけてみませんか？ゆっくりと車窓の景色を眺めながら、物思いにふけったり気になる駅で途中下車してみたり。普段周りに気を使って生きているワーカー女子には、自由気ままに過ごしても誰にもとがめられることないおひとりさま女子旅が心のリフレッシュにぴったりです。それでは次から沿線のおすすめスポットをご紹介していきます！

「角館武家屋敷（かくのだてぶけやしき）」は、「角館駅」から徒歩で約20分のところにある観光スポットです。江戸時代初期（1620年）の街並みが残されており、黒板の塀と重厚感のある武家屋敷が立ち並ぶさまは、「みちのくの小京都」といわれています。春はしだれ桜、夏は新緑、秋は紅葉、冬は白く雪化粧をした黒板塀とのコントラストが美しく、いつ訪れても絵になる美しい景観が魅力です。

出典：iwakazkazさんの投稿

武家屋敷「青柳家」は、母屋・門・蔵が秋田県指定史跡になっており、中を見学することができます。およそ3000坪の敷地内には6つの資料館があり、その時代の貴重な武具や美術品が展示されています。一歩足を踏み入れれば、まるでタイムスリップしたような気持ちにひたれそう。

出典：

武家屋敷群のほど近くにある「角館樺細工伝承館（かくのだてかばざいくでんしょうかん）」では、ここ仙北市の伝統工芸である「樺細工（かばざいく）」の製作実演や作品を展示しています。細かい職人の手仕事を間近で見学することができ、売店では樺細工をほどこした小箱や茶さじなどのお土産も売っているので自分や家族へのお土産にひとつ買い求めてみては。

出典：diaryさんの投稿

「抱返り渓谷（だきがえりけいこく）」は、田沢湖と角館を流れる玉川中流に続く、全長約10kmの渓谷です。「角館駅」からタクシーで約15分の所にあります。深く青い川の色が美しく、両岸の原生林は紅葉の時期には黄色、オレンジと色鮮やかになり、見ごたえ抜群です。遊歩道も整備されており、自然の空気を胸いっぱいに吸い込みながらの散策は心が元気になりますよ。

出典：さるすべりさんの投稿

遊歩道の奥にある「回顧（みかえり）の滝」は、何度も振り返ってみたくなるような美しい滝で水しぶきから発生するマイナスイオンに癒されそう。

出典：diaryさんの投稿

「神の岩橋」は、渓谷の入口にかかる全長80mの県内最古のつり橋です。そこから眺める渓谷の眺望は素晴らしく、渡ればちょっぴりスリリングな気持ちになれます。また離れたところから見ると赤い岩橋と渓谷とのコントラストが美しく、写真映えスポットにもなっています。ぜひベストショットを収めちゃいましょう。

出典：Nenneko(繁忙中)さんの投稿

「田沢湖（たざわこ）」は、水深日本一を誇る秋田の代表的な湖です。「松葉駅」よりタクシーで約15分のところにあります。周囲約20km、水深約423.4mの透き通った青い湖水は、見ていてうっとりするほど。湖畔には湖神である伝説の美少女、金色の「たつこ像」も建っています。遊覧船も出ているので、おひとりさまでのんびり湖クルージングもおすすめです。

出典：natuko95さんの投稿

お腹がすいたら湖畔にある「湖畔の杜レストランORAE」へ。地元の原料を取り入れた「湖畔の杜ビール」や地元の新鮮野菜を使った欧風こだわり料理が食べられます。「ORAE」とは、秋田弁で「おらえ（＝私の家）」という意味だそう。手作りピザやパスタ、稲庭うどんまで、素材にこだわったお料理を、湖を眺めながらいただくのは至福のひとときです。

出典：sideslopeさんの投稿

田沢湖からタクシーで約3分のところにある「山のはちみつ屋」では、”アカシアはちみつ”を利用した「はちみつソフト」が好評です。ランチの後の、食後のデザートにいかがですか？その他お土産用のはちみつや、はちみつを使ったお菓子もあるので帰りに立ち寄ってみては♪

出典：

「打当温泉マタギの湯（うっとうおんせんまたぎのゆ）」は、この地に深く根付くマタギ文化を覗き見れる資料館が併設された温泉旅館です。「マタギ」とは、山に分け入り、クマなどの狩猟を生業にしていた人たちのことです。「阿仁マタギ駅」から送迎車で約5分。館内にはいたるところにクマのはく製が飾られ、この大きなクマたちと戦ったマタギの人たちに尊敬の念を覚えます。

出典：

宿泊はもちろん、日帰り入浴もできます。温泉はもちろん源泉かけ流し。少し黄色みがかった茶褐色の温泉の泉質は塩化物泉で、身体がポカポカと温まり、湯冷めしにくくなっています。クマの形の湯口もユニークです。温泉でほっこりとしたら、また観光する元気が出てきそう。旅の一休みに利用してみるのもいいですね。

出典：

レストランでは、熊鍋や熊肉ラーメンなども食べられます。また、「マタギの夢」という名前のにごり酒であるどぶろくも味わいたいところ。温泉脇の田んぼでとれたお米と森吉山麓の伏流水で作った自慢の味です。ぜひ1杯ご賞味あれ。

出典：秋田食べ日記さんの投稿

「レストランこぐま亭」は、「阿仁合駅」の中にあるレストランです。ここでの人気は馬肉を使った「馬肉シチュー」。じっくりと煮込まれた馬肉はとってもやわらかく、デミグラスソースとの相性抜群。都会ではなかなかお目にかかれない馬肉料理を堪能できます。

出典：秋田食べ日記さんの投稿

馬肉ハヤシライスやオムハヤシ、馬肉ラーメンや馬肉丼もあります。どれもお肉の臭みを感じない、馬肉初心者でも食べやすい味になっていますよ。

出典：

「クウィンス森吉」は、「阿仁前田駅（あにまえだえき）」に併設された温泉施設。宿泊もでき、「トレインビュー」という、内陸線の車両が見られるお部屋もあるので鉄道好きには嬉しいです。温泉には地元の人たちも多く入りに来ているので、ほのぼのとしたご当地トークが楽しめるかも。

出典：

温泉は森吉温泉。源泉かけ流しの塩分の多いしょっぱめのお湯は、身体の芯から温まります。こちらの観光途中の立ち寄り湯に最適。駅に併設されているので、時間ぎりぎりまで温泉に入っていても乗り遅れの心配が少なくて嬉しいですね。

出典：

「大太鼓の館」は、約750年前から続く綴子大太鼓祭り（つづれこおおだいこまつり）に使う世界一の大太鼓や、世界各地の太鼓が展示された資料館。「鷹巣駅（たかのすえき）」からタクシーで約15分の所にあります。ギネスブックにも認定されたその大太鼓はなんと直径3.71mの大きさ！見学すれば、その迫力に圧倒されてしまいますよ。どれだけ大きいか自分と並んで写真を撮ってもらってみては？映像ホールでは、大太鼓の演奏シーンがスクリーンに映し出され、迫力満点です。

出典：とんちゃんさんの投稿

隣接している「大太鼓の里ぶっさん館」では、特産品やお土産も買うことができます。レストラン「どんどん」では、秋田比内地鶏の親子丼やきりたんぽ鍋、稲庭うどんなど秋田の味覚を堪能できます。

出典：

「秋田犬会館（あきたいぬかいかん）」は、国の天然記念物である秋田犬の生態や伝記、歴代名誉犬の写真などを展示されている会館です。内陸線ではありませんが、終点の「鷹巣駅」よりJR奥羽本線に乗り換え約20分、「大館駅」よりバスで約20分の「大館市役所前」バス停下車徒歩約3分のところにあります。

出典：

館内には5匹の秋田犬がおり、愛くるしい表情で来館者をお出迎えしてくれます。白毛の「ゆき」、虎毛の「くろべぇ」、赤毛の「ぷーこ」「銀」「まどか」と毛色もさまざま。のほほんとした秋田犬の表情に癒されること間違いなし。ぜひ一緒に写真も撮りたいですね。それぞれの犬にお休み日があるので、訪れる際は要確認してくださいね。

出典：さくらんぼ♪さんの投稿

おひとりさま女子旅におすすめの、「秋田内陸縦貫鉄道」の沿線の見どころスポットをご紹介してきました。寒い季節には、より人の温かさが心に染みます。車窓の景色、沿線の人たちのあったかい笑顔、おいしいグルメなどを味わったら、帰るころにはきっとこの鉄道が大好きになっていることでしょう。その思い出をお土産に、また明日から頑張っていこう！という力が湧いてくるかもしれませんね。 おひとりさま女子旅どこに行こうかな・・・と迷っている女子は、ぜひちょっと足を伸ばして、「秋田内陸線」に乗ってみてくださいね！