2022年10月27日
まったり「奈良女子旅」のキホンはこちら。おすすめ観光スポット&カフェ11選
今から千年以上も昔、平城京という大きな都が置かれた奈良県奈良市。かつて天平文化(てんぴょうぶんか)と呼ばれる貴族・仏教中心の文化が栄え、今も当時の面影が残る街です。京都とはまた一味違う雰囲気が漂う「古都」で、のんびりまったり、歴史探索をしてみませんか? この記事では、女性目線で奈良市のおすすめスポットをご紹介します。ぜひ旅のヒントにしてみてくださいね。
目次
「古都奈良の文化財」が世界遺産に登録されている奈良市。美しい建物や宝物、洗練された文化は、時代を超えて多くの人の心を惹き付けます。歴史と現代の暮らし、そして神さまのお使いである鹿が共存する不思議な街で、のんびり癒しの古都めぐりをしてみませんか?
この記事ではカフェや雑貨屋さんも含めて、女性視点でおすすめ観光スポットをご紹介します。普遍的な美しさを持つ奈良の街や文化遺産は、歴史に詳しくなくても直感で楽しめるはず。自分の心が「良いな」と感じるままに、旅を満喫してみましょう。
ちなみに、奈良市内の観光は徒歩+バスでOK。特に、主要な観光スポットを繋ぐ「ぐるっとバス」が便利です。バスの路線図を見ると、プランを立てやすいかも! 旅行の際はぜひチェックしてみてくださいね。
ぐるっとバス (奈良交通)の詳細情報
▼それでは、ここから奈良市のおすすめ観光スポットをご紹介します!
JR奈良駅を出ると、1934年に建てられたレトロな駅舎が出迎えてくれます。アンテナのようなものは、五重塔などに見られる「相輪(そうりん)」という飾りです。駅に仏教建築が取り入れられているとは、さすが古都・奈良ですね!
寺院風の屋根、和風の天井、洋風の窓など、様々な文化が調和した建物は見応えがあります。内部は観光案内所になっていて、市内の観光情報をチェックできますよ。
何冊かパンフレットをもらったら、駅舎内の「スターバックスコーヒー」でひと息ついてはいかがでしょうか? 現代的なカフェと歴史的な建築物が組み合わさっていて、とてもユニークな景観です。
奈良市総合観光案内所 (JR奈良駅旧駅舎)の詳細情報
スターバックスコーヒー JR奈良駅旧駅舎店の詳細情報
スターバックスコーヒー JR奈良駅旧駅舎店
奈良、近鉄奈良、新大宮 / カフェ、喫茶店、パン
- 住所
- 奈良県奈良市三条本町1082 奈良市総合観光案内所
- 営業時間
- [月] 07:00 - 21:00 [火] 07:00 - 21:00 [水] 07:00 - 21:00 [木] 07:00 - 21:00 [金] 07:00 - 21:00 [土] 07:00 - 21:00 [日] 07:00 - 21:00 ■ 定休日 不定休
- 平均予算
- ~¥999
- ~¥999
“奈良の大仏さま”で有名な東大寺(とうだいじ)。修学旅行で訪れたという方も多いのでは? 大人になってからもう一度訪れてみると、新たな発見があったり、自分の心の変化を感じられるかも知れません。
東大寺の大仏さまは「盧舎那仏(るしゃなぶつ)」という仏さまで、宇宙そのものの存在なのだそう。圧倒的な存在を前にした時、自分の心がどんな風に動くのか。その揺らぎを味わってみるのも良いですね。
東大寺の境内には様々な見所があります。中でも舞台造りの「二月堂(にがつどう)」は眺望が良く、開放的な雰囲気を楽しめますよ。提灯に明かりが灯される夕暮れ時の姿も素敵です。他にも多彩な建造物やミュージアムがあるので、じっくり散策してみてはいかがでしょうか?
東大寺金堂(大仏殿)の詳細情報
東大寺金堂(大仏殿)
- 住所
- 奈良県奈良市雑司町406-1
- アクセス
- JR・近鉄奈良駅からバスで7分 市内循環バス - 大仏殿春日大社前下車から徒歩で5分
- 営業時間
- [4月〜9月] 7:30〜17:30 [10月〜10月] 7:30〜17:00 [11月〜2月] 8:00〜16:30 [3月〜3月] 8:00〜17:00
- 料金
- 大人 600円 小学生300円
全国にある春日神社の総本社で、約1300年の歴史を持つ美しい神社です。回廊に囲まれた本社はもちろん、周辺の森の中にも様々な見所があります。縁結び祈願や水占いができる「夫婦大國社(めおとだいこくしゃ)」は女性に人気です。
春日大社は、平安時代から現在までに奉納された多くの燈籠があることでも有名です。境内の「藤浪之屋(ふじなみのや)」では、燈篭に火を灯す神事「春日万燈籠」の様子が再現されています。いつでも神秘的な光景を見ることができますよ。
春日の神さまは「鹿」をお使いとしています。その為、お守りやおみくじなどは鹿をモチーフにしたものが多いのです。境内で引ける「鹿みくじ」は、巻物風のおみくじをくわえた鹿の姿がキュート♪ 自分へのお土産にも良いですね。
春日大社 本社本殿の詳細情報
参拝の後は、本社周辺の喫茶でひと息ついてはいかがでしょうか? 「春日荷茶屋(かすがにないちゃや)」では、しっとりとした庭園を眺めながらランチや甘味をいただけます。
おすすめは「万葉粥(まんようがゆ)」。菜の花や桜など、万葉集にちなんだ旬のものが添えられたお粥です。緑に囲まれた風流な喫茶で、日本の季節の味を楽しんでみてはいかがでしょうか。
春日荷茶屋の詳細情報
春日荷茶屋
近鉄奈良、京終 / 甘味処、日本料理、カフェ
- 住所
- 奈良県奈良市春日野町160
- 営業時間
- [月] 10:00 - 16:00 [火] 10:00 - 16:00 [水] 10:00 - 16:00 [木] 10:00 - 16:00 [金] 10:00 - 16:00 [土] 10:00 - 16:00 [日] 10:00 - 16:00 ■ 定休日 1月~3月、6月~9月、12月/月曜 4月、5月、10月、11月/無休
- 平均予算
- ¥1,000~¥1,999
春日大社創建の際、御祭神が神鹿に乗ってやってきたという伝承から大切にされている鹿。春日大社近くの奈良公園をはじめ、至る所でその姿を見ることができます。歩道や車道を鹿が悠々と歩いている……なんて、不思議な光景に出会うことも。
気ままに過ごす鹿たちを眺めていると、ホッと心が和みます。「鹿せんべい」を持っていると、鹿が近付いてきてくれるかも! のんびりとした雰囲気の奈良公園を背景に、かわいい鹿の写真を撮るのも楽しいですよ。
奈良公園の詳細情報
数多くの国宝や重要文化財を展示しているミュージアムです。展示品は仏像だけでなく、絵画、工芸品など様々。日本の豊かな仏教美術の世界を体感できます。日本の公式サイトには「今日見られる国宝」が掲載されているので、訪れる際はぜひチェックしてみて。
例年秋には「正倉院展」が開催され、教科書に載るような極上の美術・工芸品の数々がお目見えします。多くは千年以上前に作られたものですが、今なお人の心を惹き付けます。悠久の美しさを感じてみてはいかがでしょうか。
奈良国立博物館の詳細情報
奈良公園の南には、昔ながらの町家が建ち並ぶエリアがあります。風情があり、タイムスリップしたような気分を味わえますよ。伝統的な町家を再現したミュージアム「ならまち格子の家」や、町家を改装したカフェ、ショップ等も多数。カメラを持っての散策がおすすめです。
奈良市ならまち格子の家の詳細情報
こちらはならまちの一角にある「よつばカフェ」。バス停風の看板が目印です。レトロで遊び心のある雰囲気が人気で、縁側やちゃぶ台がある懐かしい空間で寛ぐことができます。
おすすめは「本日のケーキセット」。自家製のプリンやタルトなど、日替わりスイーツを楽しめます。手作りのスイーツは素朴で心が落ち着くやさしい味わいです♪
中には、奈良市のシンボル・鹿をモチーフにしたものも。こちらのチーズケーキは、子鹿の斑点模様を思わせるドット柄がかわいいですね。奈良らしい見た目は、旅の思い出にも◎!
よつばカフェの詳細情報
よつばカフェ
京終 / カフェ
- 住所
- 奈良県奈良市紀寺町954
- 営業時間
- [月] 11:00 - 17:00(L.O. 16:00) [火] 11:00 - 17:00(L.O. 16:00) [水] 定休日 [木] 11:00 - 17:00(L.O. 16:00) [金] 11:00 - 17:00(L.O. 16:00) [土] 11:00 - 18:00(L.O. 17:00) [日] 11:00 - 18:00(L.O. 17:00) [祝日] 11:00 - 18:00(L.O. 17:00)
- 定休日
- 水曜日
- 平均予算
- ~¥999
こちらもならまちエリアにある素敵なスポット。カフェ、食堂、観光案内&読書室の3つの施設で、奈良の魅力を発信しています。
観光案内所としてのメイン施設は、大正初期に建てられた建造物活用した「繭 -Mayu-」。リビングのような親しみやすい空間で観光情報を聞いたり、展示室で奈良に関する作品を鑑賞したり、珍しい蔵書の図書室で奈良の文化、歴史、食などについて学んだりすることができます。
食堂「竈 -Kamado-」は、その名の通り伝統的なかまどが特徴。かまどで炊いたご飯は、現代ではなかなか味わえないごちそうです。朝食やランチを楽しみつつ、昔ながらの日本の食文化を体験してみてはいかがでしょうか。
喫茶「囀 -Saezuri-」では、奈良産の食材を使った軽食やスイーツ、オリジナルドリンクが楽しめます。素材の味を感じるヘルシーで斬新なメニューは、お腹も心も満たしてくれるはずですよ。
ならまち振興館の詳細情報
竈の詳細情報
竈
京終 / 食堂、日本料理
- 住所
- 奈良県奈良市井上町11 鹿の舟
- 営業時間
- [月] 11:00 - 16:00 [火] 11:00 - 16:00 [水] 定休日 [木] 11:00 - 16:00 [金] 11:00 - 16:00 [土] 11:00 - 16:00 [日] 11:00 - 16:00 ■ 営業時間 ごはんがなくなり次第終了
- 定休日
- 水曜日
- 平均予算
- ¥2,000~¥2,999
囀の詳細情報
囀
京終 / 喫茶店、カフェ、かき氷
- 住所
- 奈良県奈良市井上町11 鹿の舟
- 営業時間
- ■ 営業時間 ランチタイム 11:00〜14:30(予約優先) カフェタイム 14:30〜17:00(LO 16:30) ディナー(特別営業日のみ)18:30〜 ■ 定休日 隔週火曜日・毎週水曜日定休
- 平均予算
- ¥1,000~¥1,999
かつて日本の中心だった平城京。今は「朱雀門」や「第一次大極殿」など一部の建物が復元され、当時の様子を知る手がかりとなっています。2018年3月には、「遣唐使船(けんとうしせん)」を復元した展示施設やカフェなどがオープン。より親しみやすくなりました。
平城京跡とその周辺では、年に3回「平城京天平祭」が開催されます。季節によって祭のプログラムは多少異なりますが、その最大の特徴は壮大な「天平行列」です。古代衣装に身を包んだ人々が練り歩く様子は、絵巻物さながら!
髪型やお化粧も当時を再現したもの。江戸時代の和装とも、平安時代の十二単とも違う雰囲気で、奈良の街に良く映えます。
夏はイルミネーション、秋は古代の芸能など、季節に合わせたイベントが催されます。奈良グルメを味わえる屋台なども出て、お祭りムードたっぷり! 古都の雰囲気を存分に楽しめるイベントなので、時期が合えばぜひチェックしてみてくださいね。
平城宮跡の詳細情報
最後にご紹介するのは、1716年創業の老舗工芸店。工芸といってもモダンなデザインのものが多く、上質でセンスのいい奈良土産が揃っています。正倉院の宝物「螺鈿紫檀五弦琵琶(らでんしたんのごげんびわ)」をモチーフにしたバッグや、奈良の鹿、大仏さまをモチーフにしたグッズも♪ 奈良らしいアイテムは旅の思い出にぴったりです。
定番人気は、奈良の特産品である蚊帳生地を使った「花ふきん」。よく吸ってよく乾くという機能性の高さから、2008年度にグッドデザイン金賞を受賞しています。女子の心をくすぐる柔らかい雰囲気のテキスタイルも魅力。
遊 中川 (本店)の詳細情報
友達と行くなら、「かわいい」や「おもしろい」をシェアしてワイワイ楽しく。一人旅なら、心惹かれた場所に好きなだけ時間をかけて。おしゃれなものも癒される場所もたくさんある奈良市では、どちらの旅も満喫できるはず! 穏やかな時間が流れる古都をぜひ楽しんでくださいね。