歴史ある奈良で恋愛成就祈願。人気の縁結び神社7選

好きな人がいるけど告白する勇気が欲しい、カップルだけどいつまでも続きますように、など想いは人それぞれです。一生懸命お願いすれば、きっと神様は見ていてくれるはず。今回は縁結びで人気のある神社を厳選しました。

夫婦大國社は、春日大社の末社の一つで、大国主命（おおくにぬしのみこと）と須勢理姫命（すせりびめのみこと）がご祭神。日本で唯一夫婦の大國様をお祀りしていることから、縁結びや夫婦円満にご利益があると古くから信仰を集めています。

春日大社の神域内にある15の寺社をめぐる「若宮15社めぐり」も一緒にいかがですか？夫婦大國社は最後の納所。縁がさらに深く結ばれることでしょう。

奈良県桜井市にある談山神社（たんざんじんじゃ）は、中大兄皇子と藤原鎌足が、大化の改新の密談をしたと言われる多武峰（とうのみね）の山中にあります。そしてこの神社の境内にある、恋の道と呼ばれる小径の先に藤原鎌足の妻、鏡女王（かがみのおおきみ）を祀った「恋神社」があります。しあわせな一生を送った鏡女王にあやかろうと、連日賑わっています。

大神神社は「おおがみじんじゃ」ではありません！これで「おおみわじんじゃ」と読みます。奈良県桜井市にあるこの大神神社は、背後の三輪山がご神体です。日本最古の書物「古事記」に登場する恋物語の舞台でもある三輪山。恋の成就を願い、古代のロマンを感じに行きましょう。

奈良公園の中にある猿沢池のほとりに采女神社はあります。春日大社の末社で、奈良時代に帝に仕えていた采女が、帝からの寵愛が薄れたのを嘆き悲しんで、猿沢池に身を投じたので、その霊を慰めるために社を立てたそうです。采女とは後宮で帝の給仕をする女官の職名です。

この神社のご祭神は、八重事代主神（やえことしろぬしのかみ）・飛鳥神奈備三日女神（あすかのかんなびみひめのかみ）・大物主神（おおものぬしのかみ）・高皇産霊神（たかみむすびのかみ）の4柱です。家内安全、商売繁盛など様々なご利益があるといわれる神社で、もちろん縁結びにもご利益があると一部で有名です。その理由にびっくりされる方もいるかもしれません。それはなぜかというと境内の至る所に、男女のシンボルの形をした石があるからです。

なにより奇祭「おんだ祭」はあまりにも有名です。2月に開催され、夫婦和合を模した儀式が行われます。お祭りの期間はとても混み合いますが、普段はとても静かな、厳かな雰囲気の神社となっています。

奈良の人気スポットならまちにある御霊神社です。南都御霊神社とも呼ばれています。本殿に祀られているのは、無実の罪で幽閉されたあげく亡くなった井上内親王とその子の他戸親王で、境内にある出世稲荷神社は、お参りすると恋が実ると人気があります。

桜で有名な奈良の吉野にある「吉水神社」です。ご祭神は、後醍醐天皇、楠木正成で、源頼朝に追われた源義経が静御前、弁慶らと共に身を隠した場所であり、南北朝時代に後醍醐天皇の行宮になっていたこと、さらに豊臣秀吉が花見の際に本陣としていたことなど、数多くの歴史的逸話で知られています。また重要文化財になっている書院には後醍醐天皇の玉座の間や義経潜居の間、秀吉花見の間などがあり、南北朝時代の宝物も数多く展示されています。

誰しも恋愛に悩みはつきものですよね。そんな時には迷わず縁結び神社へ出かけて行って、お願いしましょう。今回ご紹介したのはほんの一部で、まだまだ人気の縁結び神社はあります。神社をめぐってみるのもいいかもしれませんね。