2019年03月10日
【中部編】心やすらぐ非日常の旅を。宿泊できるおすすめの古民家10選
中部地方は、石川県から静岡県までを横断するエリアです。南北に伸びているため県ごとに気候や文化が大きく変わり、古民家にも文化や歴史が色濃く反映されています。豊かな自然の中にある古民家や都心部や港町にある古民家など、バリエーションがとても豊富。そこに住んだ人々の気配が感じ取れるような中部の古民家の旅を満喫しませんか。
都会の便利さに慣れてしまっても、時々は古民家のある風景が見たくなるものです。いろいろなタイプの古民家を見てみたいと思ったら、中部エリアはいかがですか。富山、石川、福井、長野、山梨、静岡、愛知、岐阜と9つの県にまたがる中部エリアでは県ごとにスタイルの違う古民家が残っています。重厚でしぶいけれども居心地がいい、そんな古民家でゆったりした時間の流れを感じましょう。
中部地方は南北に伸びているため、気候に合わせて古民家の形がまったく違います。たくさんの種類の古民家が残っていますが、ここでは3種類をピックアップ。古民家めぐりの旅をしたくなるほど、興味深いお家が残っています。
古民家の代表選手ともいうべき「合掌造り(がっしょうづくり)」。重たく大量の雪を落としやすいように、屋根に急な勾配がつけてあります。中部エリアには富山県の「五箇山(ごかやま)」と、岐阜県の「白川」に合掌造りの集落が残っています。実は五箇山と白川では合掌造りの形が違い、三角屋根の正面に入り口があるのが五箇山、屋根の傾斜側に入り口があるのが白川郷のスタイルです。
福井県の三国町の代表的な古民家「かぐら建て(かぐらだて)」。明治中頃まで、北前船(きたまえぶね)の寄港地として栄えた三国町では、道に面した横長の家屋の後ろに縦長の建物がくっついた「かぐら建て」の古民家が残っています。見た目以上に奥行きがあり、三国町でしか見られない形です。
中部エリアの古民家はそれぞれの風土と直結した独特の形をしていて、どれも泊ってみたくなるほど魅力的。今回は、県別におすすめ古民家宿を10軒ご紹介します。じっくりと旅のプランを作ってみましょう。
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二階には和室2部屋があり、寝室になります。朝になると窓の障子から光が入り、ほんわかと良い雰囲気。金沢の美しい朝を目覚めた瞬間から楽しめます。
広々とした一階は居間です。天井は吹き抜けになっていて2階とつながっています。居間から坪庭が見えるのも、美意識の高い金沢古民家らしい風景です。室内からは歴史を感じますが、トイレやキッチンといった水回りはとてもきれいにリフォームされています。
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「詰所三國(つめしょみくに)」は、三国町にある一棟貸しのゲストハウスです。築100年以上の薬屋「田中薬局」を改装し、三国ならではの「かぐら建て」古民家をリノベーションしました。落ち着いた外観と屋内に入った時のギャップがある宿で、ハイセンスな古民家滞在を堪能しましょう。
1階は広いリビング、天井は吹き抜けになっていて2階に寝室があります。坪庭が見える浴室があったり、天井の梁にディスプレイがしてあったりと、どこもかしこもセンスがいい古民家です。
築100年以上の古民家の重厚さを残しつつも、キッチンは最先端のIH。近くにある魚屋で新鮮魚介を買い、料理することもできます。魚屋ではお刺身や焼き魚なども販売していますので、ご飯だけ炊く簡単自炊もOK。地元飲食店によるケータリングもあり、いろいろなスタイルの古民家旅に対応できる宿です。
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「海野宿 ふる里館(うんのじゅく ふるさとかん)」は、長野県東部の東御市(とうみし)にある古民家宿泊施設です。海野宿(うんのじゅく)は江戸時代から栄えた宿場町で、伝統的な街並みが残ることから「日本の道百選」や「重要伝統的建造物群保存地区」に選定されています。こちらは宿場町の中にある古民家を改装したもので1日限定2組の貴重な宿。宿場町の中で、長野の歴史を感じる旅はいかがですか。
メゾネットタイプのお部屋は、1階は和室、2階は寝室です。シンプルモダンな内装の中に、築90年以上になる家を支える太い梁などが見え、長野の古民家の豪快さを感じさせます。
宿場に佇む1日2組の宿 海野宿 ふる里館
閉業や休業等の理由により施設情報が存在しないか、一時的な障害で施設情報が取得できませんでした。
民宿 鱒の家
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本館1階にあるのは、堂々たる囲炉裏です。ここでお湯を沸かしたり、鮎や岩魚を焼きます。夕食後には地元の人による民話タイムがありますから、地酒を竹筒であたためた「かっぽ酒」をいただきながら耳を傾けましょう。ほんとうに、昔話の世界に入り込んだようです。
15000坪の敷地の中には、高山の一級河川・宮川(みやがわ)が含まれています。客室はすべて川沿いにあるので、清流を眺めたりせせらぎの音を聞いたりと、自然豊かな環境にひたれます。
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日本の宿 ひだ高山 倭乃里
岐阜県 / 高山 / 旅館
- 住所
- アクセス
- 高山駅よりお車で20分 (高山駅⇔倭乃里送迎あり/前日までの予約制)
- 宿泊時間
- 15:00(IN)〜 11:00(OUT)など
じっくり読む この宿の良いところ
日本の原風景の中でゆるり、心をほぐす大人旅。「日本の宿 ひだ高山 倭乃里」/飛騨高山
「夜がらす山荘 長多喜(よがらすさんそう ながたき)」は、中津川市にある料理旅館です。約10,000坪の敷地に、江戸初期のかやぶき屋根・栗材で作られた貴重な古民家をはじめ、江戸時代の木曽の古民家などが6棟あります。6棟それぞれが違う雰囲気の古民家で、どれも歴史の重さを感じさせます。美味しいお料理とともに、古民家のどっしりとした重厚感を味わいましょう。
囲炉裏ばたで楽しむお料理は、茶道のおもてなしの心をベースにした会席料理「茶懐石くずし」スタイルです。「鄙(ひな)の贅沢」を食べてもらおうと、春はワラビ・ノビルといった山菜に、夏はアユやウナギにみょうが・じゅんさいなど地元のものをいただけます。
離れの客室は、ひとつひとつおもむきがあります。「もみじの間」は江戸時代の文政13年にできたという木曽の古民家です。8畳・6畳・3畳のお部屋があるのでグループでの利用にも便利です。古い建物ですが、水回りはとってもキレイなので安心です。
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古民家の宿 楽知
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「古奈別荘(こなべっそう)」は、伊豆長岡温泉(いずながおかおんせん)のちかくにある旅館です。もともとは、化粧品「ウテナクリーム」で有名な、株式会社ウテナの創業者である久保政吉氏の別荘として昭和12年に建築されました。伊豆の自然を借景として、昭和初期のモダンな空気を伝える古民家宿で優雅なひと時を過ごしましょう。
広い日本庭園には、伊豆ではめずらしい京風数寄屋造り(きょうふうすきやづくり)の離れが6室建てられています。古民家の離れはそれぞれ外観が異なり、見ているだけでも興味がわきます。たとえば、客室「宇治」はもとお茶室。外観は銀閣寺をモチーフにしていると言われ、昭和16年に作家・吉川栄治が「源頼朝」をここで書いたというエピソードも残っています。
別荘時代のビリヤード室は、今も夕食・朝食をいただくサロンとして活躍中。音楽を聴きながらゆったりとくつろげる場所です。時間を忘れて、歴史ある家屋の良さにひたりましょう。
こちらには温泉もあります。鎌倉時代の開湯と言われる、伊豆三古湯のひとつ「古奈の湯」です。弱アルカリ性の温泉はお肌がつるつるになるという美肌の湯。女性にはうれしいリラックススポットです。
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宿泊者数 / 部屋数
大人2名 / 1室