宮城の名湯「鳴子温泉」へひとり療養の旅。心おちつく湯治宿6選

女友達とあれこれ計画を立てて旅するのも楽しいけれど、「そんな気分じゃないのよね～…」と感じることもあるはず。心身ともにお疲れ気味なら、たまにはふらりと一人旅に出かけてみませんか？

癒されたいオトナ女子の一人旅におすすめなのが、宮城県大崎市にある『鳴子温泉(なるこおんせん)』。温泉番付では東の横綱ともよばれ、駅を降りると町全体が硫黄の香りに包まれて温泉に入る前から期待が高まります。

出典：かちゃさんさんの投稿

日頃の疲れを癒すためには、大型ホテルではなく、あえて昔ながらの「湯治の宿」を選ぶのがポイント。湯治とは温泉に入ってゆっくり療養すること。女子の一人旅だと不安なところもあるかもしれないけど、古くから湯治場として有名な温泉郷なら、意外とおひとり様でも浮きません。

鳴子温泉には情緒あふれる湯治宿が多く、大型ホテルでは味わえない「旅に来た～」的満足感を味わえますよ♪つかず離れずのアットホームな雰囲気の宿なら一人旅でも心地よく過ごせます。もちろん旅館ならではの心づくしのご馳走を楽しむこともできますが、湯治宿は自炊も可能なところもあり、1週間以上連泊する人も。

東京から鳴子温泉までは、東北新幹線＋陸羽東線の快速で約3時間。駅弁でも食べながら、旅行気分を味わうのにちょうど良い距離感です♪鳴子温泉駅から徒歩30分程のところに、四季折々の渓谷美が美しい鳴子峡もあるから、ウォーキングがてら足を延ばしてみるのもいいですよ♪

●高速バス→仙台駅前ー鳴子温泉車湯（1.3h）
●新幹線と在来線→東京ー古川ー鳴子温泉駅（3h）

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鳴子温泉は、仙台の秋保、福島の飯坂温泉と並んで奥州三名湯に数えれられる東北の名湯です。開湯から1000年を超える歴史のある温泉地で、昔ながらの小さな湯治宿が多く連泊して療養する人も多いんですよ。「鳴子こけし」の名産地でもあり、町の随所に可愛らしいこけしが♪

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「とにかく温泉で癒されたい」そんな女子におすすめなのが、お風呂自慢の旅館『東多賀の湯』。加温加水されていない自然に湧き出た新鮮な温泉が体験できます。女将の温かいおもてなしの心にも癒されますよ♡良質なお湯とのんびりした雰囲気で、湯治旅館の良さを満喫したい人にぜひ選んでほしいお宿です。

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『東多賀の湯』の浴場内は、硫化水素の充満を防ぐため常に換気している濃度の濃さが特徴です。見た目は透明なのに浴槽内にたまれば、湯の花効果で白濁の湯に。肌ざわりのやわらかい乳白色の硫黄泉が格別です！やや熱めなので、こまめに入れば浸かれば翌朝には体の軽さを実感できるはず。

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湯治宿だけど、食事の美味しい宿としても人気です。農家も営んでいるから、新鮮な旬野菜を楽しめるだけでなく、自家栽培の鳴子ブランド米「ゆきむすび」のご飯の美味しさも大評判！

出典：空とぶ黒メダカさんの投稿

“スガワラブルー”と呼ばれる青色の温泉で有名な『旅館すがわら』。無料の貸切風呂が4つもあり、予約なしでのんびり浸かれるのがポイント高し。ヒノキで作られた足湯スペースも風情があって癒されます。24時間入浴できる大浴場や露天風呂もあり、館内で湯めぐりができるから療養にはもってこいの宿。お肌がしっとりスベスベになる美肌のお湯だから何度でも入りたくなりますよ。

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温泉をゆっくり堪能したいなら、やっぱり貸切風呂ですよね。手足を伸ばして名湯に浸かるひとときは、まさに至福のひととき♡

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1人旅ならスタンダードタイプの客室がおすすめ。イ草の香りや障子の温かみにほっこり癒される和空間となっています。鳴子山麓が望める客室や中庭を望める客室など、緑あふれる眺望を楽しむこともできますよ。肩の力を抜いてくつろぎのひと時を過ごしましょう。

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『ミシュランガイド宮城2017特別版』で星2つをGETした老舗の『旅館大沼』。本館のほかに4階建ての湯治館もあり、まさに療養で訪れるのにピッタリの旅館です。

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泉質の異なる7つの内湯に足湯もあり、その他にもぜひ利用してほしいのが、離れにある庭園露天風呂の『母里の湯』。別料金になりますが、貸切にできる上にとても風情ある空間で、このお宿を訪れたなら利用しないのはもったいない。ちょっと離れた山の中にあるため車の送迎付きです。

緑に囲まれた広々した温泉は、ずーっと入っていたい気持ち良さ♡女性に人気のお宿というのもうなづけます。

夕食は、旬の食材を使った「一汁九菜」「一汁八菜」「一汁七菜」「一汁五菜」の4つのタイプの会席膳から選ぶスタイル。時期によっては、ごはん、味噌汁、薬膳鍋に、霜降り牛タン＆仙台牛の陶板焼きが付くプランや、野菜を中心としたヘルシーメニューが付くプランなど、バランスの取れた多彩なお料理を味わえますよ。

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「鳴子温泉 義経ゆかりの湯 姥乃湯（うばのゆ）」は、4種類の泉質の温泉を源泉かけ流しで楽しめるという希少な温泉旅館。湯治や様々な温泉を堪能してみたいという方におすすめです。客室は昔懐かしい雰囲気の和室。ゆったりと心を落ち着かせて休むことができますよ。

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4種類の温泉は、一番人気の硫黄泉「こけしの湯」、開放感あふれる露天風呂「啼子（なきこ）の湯」、鉄分を含んだぬるめのお湯の「亀若（かめわか）の湯」、貸切も可能な熱めの芒硝泉（ぼうしょうせん）「義経の湯」と、泉質だけでなく趣もそれぞれ異なります。清掃時間を除いて24時間入浴可能なので、好きな時にゆっくりと源泉かけ流しの温泉を堪能できて嬉しいですね。

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夕食は、女将特製の鍋料理と地元のお弁当屋さんが提供する特製弁当がついた豪華なメニュー。おかずの種類が豊富で彩りも華やかです♪写真の朝食は、「義経伝説」にあやかり、田舎の武家の朝ごはんをイメージした和定食「義経膳」を味わえます。ごはんに焼き魚、煮物など、朝からパワーをもらえそうなバランスのとれたラインナップ。小鉢は、四季折々の旬菜を味わえるように季節によって変わりますよ。

一人旅はひとりの時間を楽しむためだから、アットホームな『旅館ゆさ』の程よい距離感が嬉しく感じるはず。もちろん温泉の泉質も素晴らしく、素敵な庭園を眺めながら入れる貸切露天風呂『瞑想の湯』が最高！滞在中に何度も入りたくなる気持ち良さです。

食事も盛りだくさんで、中でも自家製の手打ちそばが絶品と大評判♡大女将が育てる野菜もぜひ味わってみてくださいね。滋味深い食事に身体も喜びそうです。

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良い温泉に美味しい食事、広々と清潔な部屋に静かな時間。『旅館ゆさ』ではこれ以上なにも望むものはないと思えるほど、リラックスしたひとときを過ごせます♪鳴子温泉駅から離れたところに位置していますが、一度は訪れてみたい名旅館です。

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鳴子温泉でも最古といわれる創業400年の旅館『元祖うなぎ湯の宿ゆさや』。鳴子温泉の街の中心にあり、レトロな温泉街の雰囲気を楽しめます。純日本風建築の2階建ての建物は、国の登録有形文化財にも指定されています。

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貸切露天風呂は自然あふれる癒しの空間。清々しい野鳥のさえずりを聞きながらお湯に浸かっていると、体が軽くなり頭はからっぽに。旅館のレトロモダンな雰囲気も非日常的で、日頃のあれやこれやを忘れたい人におすすめの旅館です。

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夕食は、山や里の素材を盛り込んだ山里料理。夕食のメインは選べるので、前日までに予約しましょう。お米は契約農家から直接仕入れる減農薬有機栽培米の「ひとめぼれ」や「ササニシキ」。夕食・朝食とも部屋食なので、リラックスして味わえますよ。

働きづめの日常から、ちょっぴり逃避行したくなるときもありますよね。そんなときには濃～い温泉の湧く鳴子温泉がおすすめです。どの宿も泉質が違ってそれぞれに特徴があるのが、鳴子温泉。プチ湯治で心身ともに癒されて、リフレッシュしてみては。のんびりみちのく一人旅。癒されて元気になって、また頑張って働きましょ。