幻想的な気分に浸りたい。全国のおすすめ「砂」の景色7選

いつも忙しく過ごしていると、休日はついボーッと過ごしてしまいがち。「たまにはどこかに出かけてみようかな」とは思うけれど、どこに行ったら良いのかが分からない…。そんな休日を持て余している女子におすすめなのが、幻想的な風景見学を目的にした旅。日常では目にすることがない、広大な景色「砂の景色」を見るためだけの旅に出かけてみませんか？

砂丘は風によって運ばれた砂が堆積してできた丘のこと。自然がつくりだした地形なのだと考えると、周囲が砂に囲まれた風景に感動してしまうでしょう。仲良しの女友達を誘って砂丘見学に出かければ、つまらない休日が忘れられない日になりますよ。全国各地にあるおすすめの砂丘や砂丘の雰囲気を味わえる場所をご紹介します。砂丘を見学しつつ、立ち寄ってほしいスポットも紹介しますので、参考にして計画を立ててみてくださいね。

日本で砂丘といえば、誰もが思い浮かべるのは「鳥取砂丘」ですよね。日本三大砂丘のひとつで、鳥取県を代表する観光スポットでもあります。何万年もの歳月をかけてできた砂丘をみていると、自然のつくりだした奇跡に感動。幻想的な撮影も楽しめますよ。

景色を楽しむだけではなく、鳥取砂丘にはさまざまなアクティビティが用意されているので、たっぷりと遊びことも可能。砂丘だから着地が安全な「パラグライダー」や砂を滑り落ちるのがスリル満点の「サンドボード」など。中でも女子旅におすすめなのが本物のらくだに乗れる「らくだライド体験」です。乗るだけじゃなく、らくだとの撮影もできるので、旅の思い出になりますよ。

鳥取砂丘の近くには、砂を素材にした砂の彫刻「砂像」が展示される「砂の美術館」があります。こちらにも足を運んでみてください。「砂で世界旅行」をコンセプトにした作品は、どれも見応えがあり感動。テーマは1年ごとに変わるそうなので、毎年訪れたくなりますよ。

鳥取県知事が「スタバはないけど日本一のすなばはある」と発言したことで有名な「すなば珈琲」。鳥取に行ったらぜひ足を運んでおきたいところ。鳥取県内に10店舗も展開しているすなば珈琲ですが、「“新”鳥取駅前店」が本店になっています。

サイフォンで丁寧に淹れたコーヒーは、ほっと落ち着けます。モーニングやランチも味わえますし、ホットサンドやカレーといったフードメニューも揃っています。お茶するだけでなく、お腹が空いたときに行ってみるのもおすすめですよ。

鹿児島県にある「吹上浜」は、日本三大砂丘のひとつで、「いちき串木野市・日置市・南さつま市」の3つの市にかけて続いています。長く続く砂丘に目の前には真っ青な海が広がる風景は独特で、とても迫力がありますよ。

「吹上浜」はアカウミガメが産卵にやってくることでも知られていますから、とてもきれい。地元の人々が大切に守ってきていることが分かります。春先から秋にかけては潮干狩りが楽しめるので、時期が合えばぜひ体験してきてくださいね。

毎年5月ごろには「吹上浜砂の祭典」が開催され、巨大な砂像や季節の花々が展示されます。夜間ライトアップもされるので、この時期に行ったらぜひ見学してきたいですね。また、「吹上浜海浜公園」にはサイクリングコースも設置されているので、自転車で走るのも楽しいです。

吹上浜まで出かけたら、ぜひ鹿児島の薩摩焼に触れてきてください。「美山陶遊館」は窯元や工房の作品が展示されている他、陶芸体験ができる施設です。

ろくろ体験などができますので、童心に帰って土をこねてみると、新鮮な気分になれますよ。

静岡県浜松市にある「中田島砂丘」も、日本三大砂丘のひとつです。広々とした砂丘の風景はとても感動的。静岡に砂丘があるということは案外知らない人が多いですが、行ってみると納得の美しさです。

「中田島砂丘」は遠州灘を一望できる海岸で、ここでは遠州灘から吹く風によってつくられる「風紋」が有名です。自然がつくりだすアート作品は、きっと幻想的な撮影ができますよ。

浜名湖の湖畔にある「浜名湖ガーデンパーク」は、広い敷地面積の公園。テーマごとにエリアが分けられていて、世界をテーマにしたエリアやクロード・モネが造った庭を再現したエリアなど、どこも写真映えし見応えがあります。のんびりした散策にぴったりなので、こちらもぜひ行ってみてくださいね。

山形県にある「庄内砂丘」は、日本海に面した砂丘です。約35kmと長く続く砂丘で、鳥取砂丘、吹上浜砂丘とともに日本三大砂丘とする意見もあります。安部公房の小説「砂の女」の舞台としても知られていて、その地に立ってみると不思議な物語が生まれた理由が、なんとなく分かるかもしれませんよ。

「庄内砂丘」には、農地を砂から守るためにクロマツが植林され、防風林がつくられています。また、風力発電のための巨大な風車が並ぶ一帯があり、珍しい風景をみることもできますよ。

防砂林に囲まれた庄内砂丘では、メロン栽培が盛んで「庄内砂丘メロン」として全国に知られています。メロンがおいしい夏に行ったのでしたら、本場で「庄内砂丘メロン」を味わってきたいです。

「JA鶴岡 西郷選果場 直売所」では、夏になるとメロンの食べ放題のイベントが開催されます。日本有数のメロンの産地で思う存分メロンが食べられるのは、お得感がありますよ。糖度が高くてみずみずしいメロンを、たくさん味わってきましょう♪

続いてご紹介するのは、千葉県にある「九十九里浜」。海水浴場のイメージが強いですが、こちらも砂丘として名前をあげる人も多いのです。66km続く砂浜海岸は、その場に行って目の前にすると、海の広大さや自然のすごさを実感できます。

砂丘と呼ばれることが多い「九十九里浜」では、風のある日には風紋をみることができます。風紋は砂があればどこでも見ることができるわけではないので、まさに砂丘らしさを感じられる風景ですね。九十九里浜でしたら都心からもアクセスしやすいので、みんなで撮影を楽しみに出かけてみてはいかがでしょうか。

「サンシャインステーブルス」は、九十九里にある乗馬クラブです。九十九里の海沿いで乗馬が楽しめますし初心者もOKなので、気分転換にチャレンジしてみるのも良いですよ。ウェスタン風の施設にはオムライスが人気のレストランもあるので、お腹も満たせます。

千葉県の「御宿海岸」には今でも砂丘をみることができます。童謡「月の沙漠」のモデルになった場所でもあり、中央海水浴場にある「月の沙漠記念公園」には、詩碑や王子様とお姫様がラクダに乗った記念像が設置されています。記念撮影にぴったりの雰囲気です。

撮影の角度を変えてみたり夕暮れなど時間帯を選んだりすると、とても幻想的な一枚を撮影できますよ。友達をモデルにして撮影するのも楽しいですね。砂丘や砂漠を意識した雰囲気が味わえるので、海水浴はもちろんですが、のんびりできる観光スポットとしてもおすすめします。

せっかく御宿まで出かけたのでしたら、おいしい海の幸が食べたいですよね。「御宿海女ダイニング浜焼きKAZU」では、サザエやハマグリ、帆立などの浜焼きが食べられます。自分で焼いても、お店の人に焼いてもらってOK。どれも新鮮でたまりません。

メニューには他に豪華な伊勢海老や海鮮も揃っているので、何を食べようか迷ってしまいます。こちらのお店はペットの同伴も可能なので、ワンコと一緒に旅をしたいという人にもうれしいお店です。

砂丘は大自然がつくりだした不思議な風景。日常では出会えない景色なので、みんなで撮影会を開催して、さまざまな砂丘撮影をするのも楽しいです。退屈なお休みから抜け出して、砂丘探索に出かけてみてくださいね。