2020年05月25日

レトロと城下町の弘前・黒石を観光しよう。1泊2日の温泉旅プラン

レトロと城下町の弘前・黒石を観光しよう。1泊2日の温泉旅プラン

青森県弘前市といえば、桜の名所で有名な場所。桜の季節は多くの観光客でにぎわいます。しかし、弘前の魅力は春だけにあらず。涼しい初夏〜秋は、城下町を散策するのに快適な季節です。レトロな街並みでノスタルジーな気分を満喫、りんごグルメや温泉etc…。お隣の黒石市だって懐かしい風情が色濃く残る街。そこで弘前・黒石の街歩き1泊2日プランをご紹介します。レトロ好きな女子友と出かけてみませんか?

弘前からこけしで有名な黒石まで。津軽の街を散策

【青森県弘前市りんご】岩木山麓津軽の秋、りんご園は収穫中

雄大な岩木山を背にりんご畑が広がるのどかな光景。弘前は自然豊かな城下町です。桜祭りで有名な弘前城周辺には、りんごやねぷたをはじめ伝統工芸に触れられるお店がたくさん。桜の時期は大混雑ですが、初夏〜秋は人混みが緩和されてのんびり観光できるシーズン。1泊2日で、弘前からお隣の黒石市までたっぷり散策を楽しめます。

歴史が息づくレトロな街並みが素敵

喫茶店でくつろぐ女性

弘前市は、古い建物や喫茶店が今でも多く残る街。大正時代の建物や教会、古い駅など、ノスタルジックな光景に出会えます。全体的にほんのりセピア色に映る街並みは、レトロ好きな女性にぴったり。そして、お隣の黒石市も江戸時代の情緒が残る街なんです。そこで、女子友と行きたい津軽レトロを堪能する1泊2日プランをご紹介します。

【Day1】弘前でりんご&レトロな街並みを楽しもう

青森空港でレンタカーを借りよう

若者 ドライブ 旅行 女子旅

羽田空港から約75分、旅のスタートは青森空港から。青森は面積が広く駅の数や電車の本数も多くないので、レンタカーを借りるのがマストです。「弘前市土手町」にナビをセットしたら、約30分で市内に到着。車は近くのコインパーキングに駐車して、散策は徒歩で楽しみましょう。

"奇跡のりんご”を味わえるフレンチランチ

レストラン山崎

「レストラン山崎」 料理 107127550

出典:まろすけまんさんの投稿

ランチは弘前市内でおしゃれなフレンチを。「レストラン山崎」は安心安全の食材にこだわったスローフードのフレンチレストランです。注目すべきは、映画「奇跡のリンゴ」に登場した完全無農薬栽培のりんごを使ったフルコース。弘前市内でもここでしか味わえないメニューです。このプレミア感こそ、旅の醍醐味ですよね♪

「レストラン山崎」 料理 113798305 スペシャリテは「リンゴの冷製スープ」

出典:hiro0827さんの投稿

冷製スープには、奇跡のりんごを丸ごと1個使用。りんごの味わいがなんとも優しくまろやかで、しっかりとオリジナリティを感じられる味わいです。奥様のために、絶対不可能といわれた完全無農薬栽培を成し遂げた生産者木村さんの愛情、あなたも感じてみませんか♡

レストラン山崎の詳細情報

5000

レストラン山崎

中央弘前 / フレンチ

住所
青森県弘前市親方町41
営業時間
[月]  定休日 [火]  11:30 - 14:00  17:30 - 20:30 [水]  11:30 - 14:00  17:30 - 20:30 [木]  11:30 - 14:00  17:30 - 20:30 [金]  11:30 - 14:00  17:30 - 20:30 [土]  11:30 - 14:00  17:30 - 20:30 [日]  11:30 - 14:00  17:30 - 20:30
定休日
月曜日
平均予算
  • ¥5,000~¥5,999
  • ¥15,000~¥19,999

弘前の土手町でレトロスポット散策

弘前昇天教会

弘前昇天教会2145079

出典:

ランチの後は、弘前のメインストリート土手町周辺を散策しましょう。弘前昇天教会は、大正10年に建てられたゴシック様式の教会。三角塔の鐘や重厚な扉など、眺めるほどに味わいが増す建物です。

弘前昇天教会2145329

出典:

現在も礼拝や挙式として多くの人が集う場所。行事のないときは、中に入って見学することもできます。荘厳な空気と静寂に背筋がしゃんとしてきます。

※見学は要予約制です

弘前昇天教会の詳細情報

弘前昇天教会

住所
青森県弘前市山道町7-1
アクセス
JR弘前駅前弘南バス乗り場より100円循環バスに乗車(所要時間約7分)、中土手町下車、徒歩約5分。弘南鉄道大鰐線中央弘前駅下車
営業時間
10:00〜16:00
定休日
日曜日・不定休

一戸時計店

一戸時計店2145081

出典:

時計台の三角屋根にとまった風見鶏が目印の「一戸時計店」。レトロ感溢れるお店は、明治30年に建てられたもの。土手町のシンボル的な存在でフォトスポットとしても有名です。お店は2019年に閉店となりましたが、建物は健在。100年以上街を見守る風見鶏を眺めていると、ノスタルジーと切なさで胸がいっぱいになるはず。

一戸時計店の詳細情報

一戸時計店

住所
青森県弘前市土手町87

弘前中央市場

「山田商店」 その他 31898999

出典:たに助さんの投稿

一戸時計店のお隣は、昭和47年から続く「弘前中央市場」です。イカメンチや大学いもは、地元学生にも人気のお惣菜。懐かしい対面式で販売してくれますよ。津軽弁バリバリの粋な店主たちとのやりとりも楽しんでみて♪さらに隣には明治12年から続く超老舗和菓子店も。土手町は心に触れる建物が立ち並ぶストリート。ゆっくり丁寧に散策してみてください。

山田商店

閉業や休業等の理由により食べログに店舗情報が存在しないか、一時的な障害で店舗情報が取得できませんでした。

中央弘前駅

中央弘前駅2145085

出典:

唯一、土手町に存在する駅が「中央弘前駅」です。弘前市内中心部と隣町までを結ぶ1面1線単式ホームのローカル線がなんともエモーショナル。学生を中心に市民の足として今でも活躍しています。昭和27年に建てられた駅舎は、どこか哀愁漂う姿。なんだか胸にグッときませんか?

中央弘前駅2145328

出典:

切符の購入も改札も、すべて手作業の昔ながらの駅です。自動改札しか知らない人にとっては、逆に新鮮に映るかもしれません。電車の本数もささやかなもの。でも、その長閑さが都会では体験できない魅力です。たまに聞こえる電車の音に耳を傾け振り向くのが、弘前のたのしみかた。

クラシカルな喫茶店でひと休み

大正浪漫喫茶室

「大正浪漫喫茶室」 内観 113486432

出典:玉かずらさんの投稿

土手町散策を楽しんだら、レトロな喫茶店でひと休みしましょう。「大正浪漫喫茶室」は、中央弘前駅から徒歩約18分。江戸風の庭園や洋館を見学できる藤田記念庭園の中にある喫茶店です。大正時代の面影を色濃く感じられる窓際は特等席。四季の彩りを眺めながら、心癒される時間を過ごせます。

「大正浪漫喫茶室」 料理 72585804 パイを三個・食べ比べ

出典:ジュニアーズさんの投稿

弘前は、いわずと知れたリンゴの街。弘前市内の喫茶店では様々なアップルパイが販売されています。大正浪漫喫茶室では、弘前の名店6種類のアップルパイが揃います。あちこちお店を回らなくても、食べ比べを楽しめちゃうのはいいですよね。気になるものは1個、2個、3個…と、シェアしながら味わうのも◎

大正浪漫喫茶室の詳細情報

大正浪漫喫茶室

中央弘前 / 喫茶店

住所
青森県弘前市大字上白銀町8-1 藤田記念庭園内
営業時間
[月]  09:30 - 16:30(L.O. 16:00) [火]  09:30 - 16:30(L.O. 16:00) [水]  09:30 - 16:30(L.O. 16:00) [木]  09:30 - 16:30(L.O. 16:00) [金]  09:30 - 16:30(L.O. 16:00) [土]  09:30 - 16:30(L.O. 16:00) [日]  09:30 - 16:30(L.O. 16:00)
平均予算
  • ¥1,000~¥1,999

弘前公園周辺を散策しよう

弘前公園から望む岩木山

大正浪漫喫茶室の隣にあるのは、桜の名所「弘前公園」です。新緑の季節は緑と木陰が心地よく、のんびり自然と触れ合えます。弘前城のある天守閣に登れば、雄大な岩木山がすぐ目線の先に♪街を見下ろしながら、うーんと背伸びして開放感を満喫しましょう。

弘前公園 (弘前城)の詳細情報

弘前公園 (弘前城)

住所
青森県弘前市下白銀町1
アクセス
弘前駅からバスで15分
営業時間
9:00〜17:00 4月1日〜11月23日まで。ただし、4月23日〜5月5日は7:00〜21:00。
料金
大人 320円 本丸・北の郭のみ有料4/1〜11/23、団体10人以上で割引 子供 100円 本丸・北の郭のみ有料4/1〜11/23、団体10人以上で割引

津軽藩ねぷた村

津軽藩ねぷた村2145095

出典:

弘前城の四の丸北門を出て徒歩約3分にあるのは「津軽藩ねぷた村」。夏の風物詩弘前ねぷたを見学したり、お囃子を鑑賞できるスポットです。夏の夜の熱気を彷彿させるムードと迫力は圧巻。ねぷたの他にも工芸品作りや三味線演奏の体験、津軽弁講座など弘前をたっぷり堪能できますよ。

津軽藩ねぷた村の詳細情報

津軽藩ねぷた村

住所
青森県弘前市亀甲町61
アクセス
弘前駅 車 10分

歩き疲れた体を癒しに温泉のある宿へ移動

自然派の女性には「アソベの森いわき荘」

自然派の女性には「アソベの森いわき荘」2145103

出典:

お次は宿に移動。たくさん歩いた体が求めるのはやっぱり温泉ですよね。せっかくの弘前旅なら、自然とたくさん触れ合いたい。そんな女子たちには弘前市街地から車で約25分の「アソベの森いわき荘」がおすすめです。岩木山に抱かれるように建つ宿泊温泉施設。津軽の自然を全身で堪能できます。

自然派の女性には「アソベの森いわき荘」2145105

出典:

内湯は源泉掛け流しのひばの湯、露天風呂はナラ原生林に囲まれた天然岩風呂を楽しめます。温泉は、熱の湯ともよばれる百沢温泉。古くから地元の人に愛される名湯です。静かな自然に囲まれながら、じっくりと身体が癒されますよ。

公式詳細情報

アソベの森いわき荘

青森県 / 弘前 / 旅館

住所
青森県弘前市百沢寺沢28-29
アクセス
JR弘前駅より無料シャトルバスで約30分。(要事前予約)
宿泊料金
14,850円〜 / 人
宿泊時間
14:00(IN)〜 11:00(OUT)など

少し足を伸ばして贅沢するなら「星野リゾート 界 津軽」

少し足を伸ばして贅沢するなら「星野リゾート 界 津軽」2145110

出典:

ちょっぴり贅沢な夜を過ごしたいときは、少し足を伸ばしてお隣の大鰐町まで。弘前市街から車で約30分の「星野リゾート界 津軽」は、言わずと知れたリゾートホテル。伝統工芸に彩られた館内では、津軽三味線の演奏や新鮮な魚介を堪能できます。記念日や誕生日、お仕事を頑張った自分へのご褒美にいかがでしょうか。旅のグレードがグッと上がる一夜になりますよ。

少し足を伸ばして贅沢するなら「星野リゾート 界 津軽」2145107

出典:

温泉は、とろりとしだ肌触りが心地良い萢頭(ヤチガシラ)温泉。樹齢二千年を超える古代檜を使った湯船に、
りんごを浮かべたりんご風呂を楽しめます。さわやかな香りに包まれながら、幸せ♡なひとときを過ごしましょう。

※果実湯の内容は変更する場合があります
※夏には青森ひばをりんごに見立てた、ひばりんごを浮かべます

詳細情報

界 津軽

青森県 / リゾートホテル

住所
青森県南津軽郡大鰐町上牡丹森36-1
アクセス
JR奥羽本線大鰐温泉駅より車で5分、青森空港より車で50分、東北自動車道大鰐弘前IC出口より10分
大人の修学旅行へ。全国にある「星野リゾート界」で日本文化に触れる

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【Day2】こけしの町「黒石」で江戸情緒に浸ろう

黒石のこけしに触れて楽しもう

津軽こけし館

津軽こけし館2145112

出典:

2日目は、弘前市のお隣にある黒石市へ移動。黒石は江戸時代の情緒が色濃く残る街です。まずは弘前から車で約30分の「津軽こけし館」へ。約4000本ものこけしの展示は圧巻のひとこと。サイズも表情のフォルムも様々で、見てるだけで楽しくなりますよ。

津軽こけし館2145353

出典:

館内には各種イベントやこけしの製作実演など、見応えのあるコーナーがたくさんあります。お土産にぴったりな可愛いこけし雑貨も販売されていますよ。中でもおすすめしたいのは、こけしアートコレクション。有名人が絵付けしたこけしが並んでいるんです。それぞれ表情に個性が出ていて、なんだか微笑ましい気持ちになりますよ。

こけし作り

自分で絵付けできる体験コーナーもあります。少し緊張しながら、筆を入れるのは新鮮な体験。完成する頃には愛着が湧いて、とびきりの一体が完成するはず。作業は心静かに、完成後は「どんな表情になった?」と女子友と盛り上がるのも楽しみのひとつです。

津軽こけし館の詳細情報

津軽こけし館

住所
青森県黒石市袋字富山72-1
営業時間
9:00~17:00
定休日
年末年始(12月29日~1月3日)

足湯でほっこり・伝統工芸に感心

津軽伝承工芸館

津軽伝承工芸館

津軽こけし館のすぐ隣にあるのは「津軽伝承工芸館」。まずは外の足湯でのんびりリラックス♪炭酸水素・硫酸・塩化物泉が入った源泉はまるでマルチビタミン剤。石鹸のように肌の汚れを落としてくれるので、体はポカポカ足はツルツルになりますよ。

津軽伝承工芸館2145120

出典:

館内では、青森の工芸品が展示販売されています。北国に生きる職人たちが生み出した技は、感嘆の連続。津軽塗やこけしをはじめ、織物も多種多様です。布を裂いて織る裂織は、元々は漁師や農民の仕事着や日常着としてつくられたもの。現在はアート的要素で注目されている工芸品のひとつです。ここにくると、お土産でつい手に取ってしまいそう。

津軽伝承工芸館の詳細情報

津軽伝承工芸館

住所
青森県黒石市袋字富山65-1
アクセス
弘南黒石駅 バス 25分
営業時間
4月〜11月 9:00〜17:00 12月〜3月 9:00〜16:00 見学内容 備考参照 ねぷた絵・津軽塗・裂織・こけしの絵付け体験・つがるの食
定休日
年末年始(12/29~1/3)、冬期12月~3月までの月曜日 工房は店舗ごとに定休日あり ・レストランもみじ(火曜日) ・軽食コーナー(木曜日)
料金
入場無料  ※津軽三味線じょんから劇場は有料

ランチは黒石名物「つゆやきそば」

すずのや

「すずのや」 料理 24351728 麺はかなり太め

出典:旅浪漫さんの投稿

津軽伝承工芸館から車で約18分、ランチは黒石名物つゆやきそばの「すずのや」へ。つゆやきそばは、天かすをのせた焼きそばにスープかけて味わう黒石のご当地メニュー。B級グルメとして知ってるいる人もいるのでは。スープの味はお店によって様々。すずのやは、和風のカツオ出汁ですっきりした味わいです。

「すずのや」 内観 24351779 つゆやきそば製造中

出典:旅浪漫さんの投稿

焼きそばにスープをかける食べ方も個性的ですが、一番のポイントはやきそばの麺にあります。黒石やきそばは太めで平たい太平麺が特徴です。うどんより平たく、焼きそばより太い。この絶妙なバランスが唯一無二の食感を生み出します。県内のスーパーでもほぼ市販されていないお店でしか味わえない麺。ヤミつきになる人続出です。

すずのやの詳細情報

すずのや

黒石 / 焼きそば

住所
青森県黒石市前町1-3
営業時間
[月]  11:00 - 15:00 [火]  定休日 [水]  11:00 - 15:00 [木]  11:00 - 15:00 [金]  11:00 - 15:00 [土]  11:00 - 15:00 [日]  11:00 - 15:00
定休日
火曜日
平均予算
  • ~¥999

江戸時代の情緒溢れる街並みを散策

中町こみせ通り

中町こみせ通り2145138

出典:

ランチをすませたら、車で約4分の「中町こみせ通り」を散策しましょう。中町こみせ通りは、江戸時代前期から続くアーケード状の通路。まとまった形で残されているのは全国的にも珍しいそうです。木製のアーケードは雪や雨をしのぐために作られた雪国特有のものなんですよ。

中町こみせ通り2145139

出典:

日本の道百選にも選ばれた中町こみせ通り。江戸時代からの歴史を思うと、なんだか感慨深い気持ちになりますよね。静かで風情溢れる通りを歩くと、なんだか自然と声も小さく所作もおしとやかに…。江戸情緒がしみじみと心に染み入って、大和撫子気分に浸れそう。

中町こみせ通りの詳細情報

中町こみせ通り

住所
青森県黒石市中町
アクセス
弘前鉄道弘南黒石駅 徒歩 15分

青森空港でお土産を買ってさようなら

青森空港でお土産を買ってさようなら2145063

出典:

中町こみせ通りを堪能したら、そろそろ旅もおしまいです。青森空港までは車で約30分。レンタカーを返却したら、空港でお土産を物色♪青森はりんごやホタテが有名です。工芸品や名産品を買い込んで飛行機に乗り込めば、おうちに帰っても旅の余韻が続きます。

青森空港の詳細情報

青森空港

住所
青森県青森市大谷小谷1-5

心を豊かにする、レトロな津軽旅に出かけよう

りんご湯

ノスタルジックな体験は、心を優しく揺らす穏やかな刺激です。東京からずっと離れた津軽のレトロな街なら、都心にはない情緒や哀愁に出会えるはず。その経験は、ほんの少し心を豊かにしてくれるはずです。気の合う女子友を誘ってもひとりで情緒にふける旅もいいですね。今年の夏は弘前〜黒石の旅をしてみませんか。

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