世界遺産に2人で浸る。山口県「萩城城下町」の観光スポット12選

お互い気持ちが離れたわけではないのだけれど、彼氏との関係が落ち着き過ぎてしまうと「このままでいいのかな…」なんて悩みが出てきますよね。ちょっとマンネリ気味になってきたなら、カップル旅へ。江戸時代から変わらぬ街並みの「山口県萩市」へ出かけてみませんか？

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毛利輝元が1604年に築城した萩城。現在でも当時の面影を残した「萩城城下町」は、2015年7月に世界遺産に登録されています。大河ドラマ「花燃ゆ」の舞台にもなった美しい街。白壁、なまこ壁など昔のままの風景の中を彼氏と歩けば、「変わらない大事さ」に気づけますよ。お互いをより好きになれる街、萩城城下町への旅をご紹介します♪

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萩城の跡地は、現在きれいに整備され「萩城跡指月公園(はぎじょうあとしづきこうえん)」になっています。とても広い公園で、観光スポットとして人気。アクセスはJR山陰本線 萩駅から萩循環まぁーるバス西回り「晋作くん」に乗り、萩城跡・指月公園入口バス停で下車です。

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萩城のお堀や石垣などは、今でも見学することができます。「萩城跡指月公園」は桜の名所としても知られているのです。

中でも「ミドリヨシノ」は、日本で萩市にしかないという珍しい桜。花びらが純白色で、遠目に見ると花の付け根の緑と相まって、淡いグリーンに見えます。シーズン中に行けたら、忘れずに見学してきましょう。

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公園内には、初代から12代まで歴代藩主が祀られている「志都岐山神社」があります。毛利家の家紋をあちこちで見ることができるので、歴史好きは興奮してしまいますよ。さきほどご紹介したミドリヨシノは、「志都岐山神社」にある桜です。

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「Kimono Style Café(キモノスタイルカフェ)」は、古民家を改築したおしゃれカフェ。着物やゆかたのレンタルもできるので、ここで衣装チェンジしてからお出かけしたいですね。

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約100着ほどある着物の中からお好きな柄を選べるお店。もちろん男性の衣装レンタルもできますから、カップルでどうぞ。帯や下駄など付属品もレンタルできますが、足袋は衛生上の理由で、持参するか購入することになりますので注意を。

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ここはカフェでもあるので、散策前にドリンクで喉を潤してから出発も可能です。「萩珈琲セット」は、抹茶シフォンと、オリジナルの萩珈琲のセットです。また、器は萩の焼き物、萩焼を使っているのも素敵。萩探索への期待が高まってきますね。

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「江戸屋横町」は、黒板塀の建物が多く見られます。黒板塀とは柿渋に松木を焼いた煤(すす)を混ぜたもので、建物の塗料として用いられてきた日本古来の伝統技術の塀です。「木戸孝允(桂小五郎)旧宅」や高杉晋作、伊藤博文が読み書きを学んだという「円政寺(えんせいじ)」があります。

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有名な人物ゆかりの建物が多く並ぶので、萩観光には欠かせない横丁。歴史を感じる建物ばかりで、フォトジェニックなスポットでもあるので、お互いをモデルにして撮影を楽しむのも良いですね。

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「維新の三傑」の1人、木戸孝允(きど たかよし)の旧邸です。木戸孝允は養子入りや命を狙われ潜伏するためなど、諸々の事情で名前を「桂小五郎」から「木戸孝允」へ変えました。建物は通りから見ると平屋のように見えますが、実は2階建て。これは、当時参勤交代などで通る殿様を見下ろさないようにとの配慮だといわれています。

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中は見学ができるようになっていて、木戸孝允幼少期の手習いの書、写真などが展示されています。ガイドの方が常駐しているので、詳しくお話を聞いてみると、より楽しめますね。

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高杉晋作や伊藤博文が、幼少の頃に勉学に励んだことでも知られる「円政寺」。十二支の彫刻が施された金毘羅社があり、高杉晋作や伊藤博文が実際に遊んだとされる神馬(木馬)も見学できますよ。

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境内には、高杉晋作が幼少期、度胸試しをしたと言われている天狗の面があります。巨大な面は、今でも見ていると怖くなってしまうほど、とても迫力があります。

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菊屋横丁は「日本の道百選」にも選ばれていて、江戸の町並みが残る風情のある街並み。白い壁やなまこ壁がとても美しい。なまこ壁は、平らな黒い瓦を壁に張り、継ぎ目を白い漆喰(しっくい)で盛り上げた壁ですよ。

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白い壁はお天気の良い日には、太陽が反射してまぶしいぐらい。当時の風情がそのまま残っているので、2人で歩いていると、時代劇の世界に入り込んでしまったような気分を味わえます。

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「菊屋家住宅」は、萩藩の御用商人を務めていた菊屋家の屋敷です。江戸初期に建てられていて、現存する商家としては最古だともいわれています。主屋をはじめとした5棟が国指定の重要文化財に指定されていますよ。

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「菊屋家」の美術品や古書、民具などが展示されています。現在公開されているのは、約3分の1の敷地なのですが、展示されている物や素晴らしい庭園を眺めていると、いかに裕福だったのかが分かります。思わずうっとりと眺めてしまうので、ぜひゆっくりと見学してきてください。

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幕末の風雲児として知られる、高杉晋作の誕生地もしっかり残されています。現在は南側の半分が公開されていて、高杉晋作にゆかりのある展示物がありますよ。

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晋作の産湯に使ったとされる井戸や自作の句碑、写真などが見学できます。現在こちらの建物は個人の所有となっているので、不定期で閉館している場合があるそうです。

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高杉晋作誕生地の近くにある「晋作広場」には、「高杉晋作立志像」が建てられています。銅像はざんぎり頭ではなくしっかりと髷を結い、とても凛々しい姿。台座を含めて約3mある銅像は迫力があります。

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広場内には、高杉晋作が好きだったと言われている梅の花が植えられています。ひっそりとした公園なので、あちこち見て疲れてしまったら、ここで佇むのも良いですね。

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築200年の町家をリノベーションしたカフェ「晦事(COTOCOTO)」。萩城城下町にあり、散策の休憩にぴったりで便利な場所にあります。

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元町屋なので、どこか懐かしさを感じさせる和の雰囲気の中、北欧テイストのモダンな椅子や置物が並びます。城下町の余韻にじっくり浸れる、落ち着く空間です。お店では手作りアクセサリーなど、雑貨販売もしていますよ。女子なら気になっちゃいますよね♪

出典：てるもとさんの投稿

手作りの羊羹とお茶でホッと一息。トーストやカレーセットなど、お食事メニューも揃っていますので、ランチ時にもおすすめです。

出典：lovely sweetsさんの投稿

高杉晋作誕生地から歩いて約3分の「珈琲 蔵」は、なまこ壁が特徴のカフェ。ご夫婦で営まれているお店なので、ふらりと立ち寄ってもアットホームに迎えてくれます。

出典：lovely sweetsさんの投稿

こじゃれたカフェというより、落ち着ける喫茶店といった雰囲気なので、まったりできてついつい長居してしまいそう。本格的な珈琲や自家製のケーキなどが人気です。

出典：つぬっこさんの投稿

こちらのカフェでは「幕末パン」がおすすめです！幕末のレシピで毎日焼かれているお店の看板メニューのパンは、とても素朴でシンプルな味♪その場でオーダーする事も出来ますし、お土産として購入する事も出来ます。

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城下町を散策しまだ余裕があるようでしたら、藍場川沿いにある「旧湯川家屋敷」まで足を伸ばしてみては。ここは生活の中に川の水を取り入れた、とても見応えのある家です。萩城城下町からは歩くと距離があるので、萩循環まぁーるバス「藍場川入口」で下車するか、タクシー、車を利用するのがおすすめです。「花燃ゆ」のロケ地にもなったので、ドラマファンは必見ですよ。

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屋敷の前に川が流れているため、中に入るためには橋を渡るのが、ちょっとワクワク。「旧湯川家屋敷」は敷地の中に川の水を引き込んでいるのですが、まず流水式の池泉庭園(ちせんていえん)を流れるようになっています。

出典：aibo2010さんの投稿

そして、池から家の中に。川の水が流れる台所の「ハトバ」は、この屋敷の中でも見応えのある場所になっています。澄んだ水が美しく、藍場川の鯉が入ってくることもあるそうです。ここで生活をしていた人々を想像してみるとほっこりしてきて、きっと2人の会話も弾みますよ。

江戸の風情が今も残る「萩城城下町」は、歴史好きな方はもちろん、そうでない方も歩いて見ているだけで楽しめます。彼と2人で出かければ、フォトジェニックな街でふたりだけの世界に浸れちゃいますよ♡変わらない風景を見て、落ち着いた関係になれている大切さを実感しましょう。