東京のオアシスをお散歩しましょ♪「映画のロケ地」になった公園8選

「最近、体がなまってしょうがない。運動しなきゃいけないのは分かっているんだけど…」そんな時は、緑豊かな公園で「ソロ散歩」を楽しみませんか？高層ビルのイメージが強い東京ですが、素敵な公園もたくさんあります♪ソロ散歩のメリットは、なんといっても自分のペースで巡れること。好きな時にすぐ休憩を入れられるし、気ままな寄り道も楽しいですよね。

今回ご紹介するのは「ソロ散歩」で訪れたい東京都内の公園です。自分とは縁のない公園に行く方は少ないかもしれませんが、そこが“映画のロケ地”だと知ったらどうでしょう？なんだか急に特別な場所に思えてきませんか？

好きな作品のワンシーンを思い浮かべながら歩けば、感慨深い気持ちに。写真撮影にも力が入ります♪もちろん日頃の運動不足を解消できて、いいことだらけ。一人でふらりと巡りたい「映画のロケ地になった公園」をご紹介します。

まずは、青山真治監督が手掛けた「東京公園」のロケ地を3カ所ご紹介。三浦春馬が演じる主人公・光司は、3人の女性との関わりを通して、自分を見つめ直していきます。作中にはタイトル通り東京のさまざまな公園が登場し、「代々木公園」もその一つ。実際に訪れると、主人公と一緒にお散歩しているような気分になれますよ。ここは23区内で5番目に大きい都立公園で、お隣には東京を代表するパワースポット「明治神宮」が鎮座しています。自然が豊かで、ソロ散策にもってこいの場所です。

秋になると色付いた木々が園内を彩ります♡景色を眺めながら歩いているだけでリラックスできそう。木陰のベンチに座って、映画の世界にひたっちゃいましょう。

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園内には、約50種以上、約700株ものバラが植えられていて、秋と春に美しい姿を見せてくれます。ほかにも、1964年の「東京オリンピック」の時にオランダ選手団が使っていた宿舎や、公園越しにビル群を見られる「展望デッキ歩道橋」など見所満載。ゆっくりお散歩を楽しめますよ。アクセスは、東京メトロ・代々木公園駅やJR原宿駅から歩いてすぐです。

開園から140年以上もの歴史を持つ「上野恩賜公園（うえのおんしこうえん）」も、映画「東京公園」に登場しました。広大な園内には、パンダでおなじみの「上野動物園」や、国内外の名画や展示物が集う美術館＆博物館があり、一日中お散歩していても飽きません。四季折々の花が咲き乱れる「不忍池（しのばずのいけ）」周辺も外せませんよね。JR上野駅がすぐ目の前というアクセスの良さも魅力的。

映画では、モフモフのお猿や、ゆったり動くゾウなど「上野動物園」のかわいい動物たちも登場。じっくり観察して癒されてくださいね。ちなみにパンダの「シャンシャン」が中国に返還されるのは、2020年の12月31日だそう。会えなくなってしまう前に見に行ってみましょう。

敷地内にある「国立西洋美術館」は、数多くの西洋美術コレクションを鑑賞できる場所。前庭にはオーギュスト・ロダンの「考える人（拡大作）」や「地獄の門」など名だたる彫刻が展示されています。館内では定期的に企画展も行われ、海外の貴重な美術品を楽しめますよ。時間を気にせず、一人静かに芸術の世界にひたるのもいいですね。

東京・練馬区の「光が丘公園」も映画「東京公園」に登場しました。春は桜、夏は緑、秋は紅葉と季節ごとにお楽しみがあり、ソロ散歩に最適。中でも、例年11月上旬～11月中旬に見頃を迎える“イチョウロード”は必見です。この並木道は映画にも登場しているので、チェックしてみてくださいね。アクセスは都営地下鉄・光が丘駅から徒歩約8分。園内にはデイキャンプ場やバーベキュー場の他、バードサンクチュアリもあり、たっぷり自然に親しめます。

芝生広場は広々として開放的！光司（三浦春馬）のように、ここで写真を撮るもよし。木陰でお昼寝するもよし。日頃の忙しさを忘れてゆっくりしましょう。

出典：29世紀さんの投稿

イチョウ並木の近くにたたずむレストハウスでは、パンが販売されています。ここで買ったパンを芝生広場に持って行って、ピクニック気分を味わいませんか？特に、人気のメロンパンはすぐに売り切れてしまうそうなので、見つけたら即買いですよ！

出典：ヴェスパーさんの投稿

「君の名は。」や「天気の子」など名作を連発している新海誠監督。新宿御苑は、そんな新海監督が手掛けたアニメ映画「言の葉の庭」の舞台になった場所です。靴職人を目指すタカオと、朝からビールを飲む謎の女性ユキノ。二人が徐々に心を通わせるシーンを思い浮かべながら、お散歩してみませんか？豊かな自然×高層ビルが織りなす景色が印象的ですね。アクセスは、東京メトロ・新宿御苑前駅から徒歩約5分。

出典：ことだまさんの投稿

新海監督の映画は、キャラクターはもちろんのこと、背景の絵も魅力的ですよね。二人が雨の日の午前中だけ逢瀬を重ねる場所のモデルは、旧御涼亭の近くにある東屋だとか。この映画は雨の描写がとても美しいので、あえて雨の日に訪れてみるのもおすすめです。

敷地内にはさまざまな形式の屋外庭園のほか、ガラス張りの大温室も。約2700種もの熱帯・亜熱帯を中心としためずらしい植物が栽培されていて、好奇心がくすぐられます♪

出典：しぐれさんの投稿

お笑い芸人の又吉直樹が執筆し、芥川賞を受賞した「火花」。「井の頭恩賜（いのかしらおんし）公園」は、同作をもとにした実写映画に登場した場所です。監督は、吉本芸人で俳優の板尾創路。菅田将暉＆桐谷健太がダブル主演を務めたことでも話題を集めました。映画のロケ地は、この公園のほかにも吉祥寺周辺にたくさんあります。一人でゆったり聖地巡りを楽しみませんか？

出典：chapioさんの投稿

公園の一角にある「井の頭自然文化園」では、放し飼いにされているリスを間近で見ることができますよ。エサを食べたり寝そべったりしている姿はとってもキュート♡

出典：kanac608さんの投稿

公園からすぐの老舗「武蔵野珈琲店」も映画のロケ地となった場所。原作者の又吉さんが今も訪れるという名店です。ここで「火花」を執筆したこともあったそうですよ。マスター手作りのプリンはバニラビーンズを使った本格派。ぜひ味わってみて。

「リングサイド・ストーリー」は、永山瑛太演じる主人公のダメ男＆佐藤江梨子演じる健気な彼女を描いたラブコメ。プロのK-1選手と勝負することになった主人公が、試合のためにトレーニングを行うのが「駒沢オリンピック公園」です♪1964年の「東京オリンピック」の第2会場だったこちらは、その後に一般開放され、今ではさまざまなスポーツ施設がそろう運動公園として親しまれています。アクセスは田園都市線・駒沢大学駅から徒歩約15分。

劇中で主人公が階段を駆け上がるシーンがありますが、これは名作「ロッキー」のオマージュだそう。日頃の運動不足を感じているなら、主人公と同じように走ってみるのもいいかも？

出典：y.tagさんの投稿

公園の近くにある「MIO」は、おしゃれなイタリアンカフェ。名物のモツバーガーは、柔らかなモツをバジルソースで味付けしたユニークな味わい。歩き回ってお腹が空いたら、ここでランチはいかが？

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「桃井原っぱ公園」は、人気舞台を映像化した「ゆらり」に登場した場所です。映画は、現在・未来・過去と3つの時間軸で親子の絆を描いた感動作。家族をテーマにした映画が好きな方はチェックしてみてくださいね。この広場では、父親と息子がサッカーをしているシーンが撮影されました。杉並区の中でもトップクラスに広く、昔は戦闘機（零戦）のエンジンを設計・製造していた工場があったそうです。開放感抜群で思わず駆け回りたくなりそう。アクセスは「総合荻窪病院前」のバス停から徒歩2分ほどです。

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公園から徒歩2分ほどの「ナナロクカフェ」は休憩にぴったり。ラテアートが施されたドリンクを飲みつつ、映画の世界にひたりませんか？ちなみに、「桃井原っぱ公園」には不定期でクレープのフードトラックが来ることもあるそう。甘いもの好きな方は、そちらもチェックしてみて。

出典：P20Bさんの投稿

土屋太鳳と竹内涼真主演で映画化された青春ドラマ「青空エール」。そのロケ地の一つが、葛飾区にある「水元公園」です。ここは、大介（竹内涼真）とつばさ（土屋太鳳）が、約束を果たすために“同志”の握手を交わした場所。ふらりとお散歩すれば、夢に向かって突き進む二人の気持ちをリアルに感じられるかも。園内では、貴重な水性植物の自生地や野鳥の姿も見ることができるんですよ。

広大な園内には、思わず写真を撮りたくなるようなフォトスポットがたくさん。中でも、約100品種、20万本もの菖蒲が咲き誇る「はなしょうぶ園」は一見の価値があります。見頃は6月上旬～下旬。

出典：akakoさんの投稿

メタセコイアの森の中には遊歩道が。海外のような雰囲気がただよう癒しスポットです。のんびり気ままな「ソロ散歩」にぴったりですね。

運動したいけど、なかなかやる気が出ない…そんな時は「映画に登場した公園」でお散歩を楽しみませんか？適度に体を動かせるのはもちろん、ミーハー心も満たせて一石二鳥。ストーリーを思い出しながら散策すれば、おなじみの場所でも新しい発見があるかもしれませんよ。