可愛い電車にワクワク♪和歌山の電車旅を楽しもう！

仕事や家事でめまぐるしい毎日…。時には一休みして、仲良しな友達とのんびり電車旅に出かけてみませんか？和歌山には、思わず乗ってみたくなるような珍しいデザインの電車が走っているんです。旅の目的にしたくなるような、キュートな電車がたくさんあるんですよ！

和歌山へ向かう電車の中に見た目がキュートな「パンダくろしお」という特急電車があります。京都駅から新大阪駅を通って和歌山駅方面へと向かう電車で、関西国際空港からも日根野駅から乗り換えることができます。車内にもパンダモチーフがたくさんある可愛い電車なので、旅の始まりに利用してみてください。

和歌山に着いたら、お目当ての電車が走るローカル線に乗り換えましょう。可愛い電車が走る路線は2つ、和歌山駅から乗れ、猫やいちごなど数種類のデザインの電車が走る「和歌山電鐵 貴志川線」と、和歌山市駅から乗り換えでき、魚をモチーフとしたデザインの電車が走る「南海電鉄 加太さかな線」がありますよ。どっちに乗ろうか迷ってしまいそうですが、それぞれ片道約30分ほどで行けるので、両方乗ることもできるかも。今回はそんな2つの路線を走る可愛い電車を、終着駅の観光スポット情報と一緒にたっぷりとご紹介します♪

「和歌山電鐵 貴志川線」は、和歌山駅から貴志駅までを結ぶローカル線。日本の民営鉄道で初めて、猫のたまを駅長にしたことで話題になりました。そんな貴志川線には可愛いデザインの電車がたくさん走っています。通常車両と合わせて7種類ほどありますが、今回は女子旅におすすめの4種類の電車にスポットを当ててご紹介します。和歌山電鐵のHPで車両別の時刻表が確認できるので、お目当ての電車を選んで、いざ出発！

「たま電車」は駅長として活躍した猫のたまをモチーフにした電車。電車の正面には猫のヒゲが描かれ、電車全体にはたくさんのたまの姿が描かれています。猫耳もキュートですね。

車内は猫柄で猫足の付いたベンチや猫モチーフが描かれたロールカーテンがあるなど、猫まみれな空間になっていて癒やされます。沿線のシンボル「猫」「いちご」に「犬」も加えて、この3つをテーマにしたミニ文庫もありますよ。

貴志駅周辺の特産品であるいちごをモチーフにした「いちご電車」。真っ白な外観に、赤いドアがアクセントになったおしゃれな電車で、ところどころにあるいちごのマークがキュートです。

座席はもちろんいちご柄！まるで絵本の中に入り込んだような可愛らしい車内に、ハッピーな気分になれます。また床やベンチ、つり革などに自然木が使用されており、乗り心地の良い空間も魅力です。

「おもちゃ電車」はいちご電車の弟分として、水戸岡鋭治氏のデザインコンセプトを加えて誕生しました。真っ赤なボディーが印象的で、「おもでん」という愛称で親しまれています。

コンセプトは「子どもも大人も楽しめる電車」。なんと世界で初めて、電車内にガチャガチャを設置！ガチャガチャではおもちゃが販売されています。また、フィギュアが飾られたコーナーも。童心に帰って楽しめます♪

和歌山を代表する特産品である南高梅をモチーフにした「うめ星電車」。赤紫色の落ち着いた外観と、和のテイストをふんだんに取り入れた内装が魅力の電車です。

木張りの天井や伝統的な組子を使った窓枠が美しく、車内には木のいい香りが漂っています。至るところに梅のマークも。和歌山の特産品がディスプレイされたコーナーもあり、和歌山の魅力をたっぷり味わうことができますよ！

貴志川線の終着駅は「貴志駅」。貴志駅では、初代駅長たまに代わって活躍している、マネージャー駅長のニタマやスーパー駅長よんたまに会えることも♡ここではそんな貴志駅の魅力をご紹介します。まず注目してほしいのが、貴志駅の外観。屋根に桧皮葺を使用した駅は、世界でここだけなんです。外観まで猫のような可愛い作りになっていて、思わずほっこりしそう。

駅に併設されている「たまミュージアム」にはたま駅長の写真や、キャラクターがいっぱい！たまのグッズ販売も行われているので、チェックしてみましょう！

駅舎内には様々なたまのイラストや写真が散りばめられていて、まさに「たまミュージアム」。たまを祀った「たま神社」もあります。大人気のおみくじもあるので、旅の運を占ってみてはいかが？

「たまカフェ」は貴志駅に併設されたカフェ。ここにも猫モチーフがたくさんあります。地元で採れた果物や野菜を使ったジュースやジェラート、猫モチーフのスイーツを味わうことができますよ。

人気メニューは猫のクッキーが乗った「とびつきたまシュー」。また軽食のメニューもあり、ホットドッグならぬ「ホットキャット」には、ウインナーではなく魚肉ソーセージが使われているという、面白いこだわりがあります。貴志川名物のいちごを使ったジュースやジェラートもおすすめです。

「加太さかな線」は、紀ノ川駅から加太駅までを結ぶ南海電鉄加太線の愛称。ここでは加太の名物である「鯛」をモチーフにした3種類のデザインの「めでたいでんしゃ」が走っています。和歌山市駅から加太線に乗りかえができ、南海電鉄のホームページで運行ダイヤを確認することができますよ。車内を泳ぐ可愛い魚たちと一緒に出発進行です！

「めでたいでんしゃ さち」は、ピンク色の可愛い電車♡目がついていたり、電車の上に付いている濃いピンクの部分が魚の背びれのようだったりと、外観全体が鯛のモチーフになっています。

内装は「鯛が車内を泳ぐイメージ」で作られています。まず目に飛び込んでくるのは、鯛模様の赤と白の座席。つり革は温かみのある木の素材でできていて魚型になっており、どこかにハート型のつり革もありますよ。窓にも鯛のシールが貼られていて、遊び心満点です！

「めでたいでんしゃ かい」は、きれいな水色の電車です。「かい」という名前の通り、車内は海の中をイメージ。また名前には「開運」の願いも込められています。

座席シートは海の生き物や波の模様になっていて、海の中に来たようなワクワクした気分に♪つり革は「めでたいでんしゃ さち」と少し違い、様々な海の生き物の形になっています。扉の前に立つとシュノーケルをつけているように見えたり、床にはフィンの絵が描かれていたり…。たくさん仕掛けが隠されているので、友達と探して面白い写真を撮ってみましょう！

「めでたいでんしゃ なな」は、ピンク色の「さち」と水色の「かい」の間に生まれた、一番新しい赤色の電車です。縁起のよいモチーフや加太らしいデザインがあちこちに施されています。

座席シートには「加太さかな線七駅のご利益マーク」や雛人形など、縁起のよい柄が使用されています。中吊りには、水引で作られたカラフルな魚たち。車両の床の中央に引かれた線は、なんとあみだくじになっています！縁起のよいモチーフがたくさんあるので、いい運をもらえそうですね♪

「加太さかな線」に乗ってたどり着くのが「加太駅」。美しい海岸線が魅力の一つで、古くからの建物や史跡が多く残るなどノスタルジックな雰囲気もあります。駅から徒歩約20分の「加太港」からは、“まるでラピュタの世界”と話題の「友ヶ島」へ行くこともできますよ！ここではそんな加太の観光スポットを2つご紹介します。

加太駅から徒歩約20分のところにある「淡嶋神社」。雛流しの神事を行うことで有名で、縁結びや安産祈願など「女性のための神様」がいると言われている神社です。

魅力はなんといっても、様々な人形がびっしりと並ぶ不思議な空間。本殿には雛人形や市松人形など、たくさんの奉納された日本人形が置かれています。境内には他にも招き猫がたくさん置かれたコーナーがあったり、フランス人形や顔のついた羽子板など様々なものが収められています。ちょっと珍しい神社、ぜひ足を踏み入れてみてください。

「深山砲台跡」は、“友ヶ島に行ってみたいけど船に乗る時間がない”という方にも行ってみてほしい穴場スポット。加太駅からは離れているので、レンタカーやタクシーで行くのがおすすめです。

友ヶ島と同じ明治時代に築かれた由良要塞の一部で、砲台跡の非日常な雰囲気を味わうことができます。どこを切り取っても絵になるので、友達と素敵な写真を撮り合ってみましょう。周辺はハイキングコースになっており、森を抜けた先にある紀淡海峡を一望できる展望台もおすすめの絶景ポイントです。

和歌山には女子旅にぴったりの、こだわりの詰まった可愛い電車がたくさんあります。楽しい仕掛けもたくさんあるので、友達とのおしゃべりも弾みそうですね。車窓から見えるのどかな景色に癒やされながら、たまにはのんびり電車での時間を満喫してみませんか？