歴史探訪の女子旅へ!「渋沢栄一」ゆかりのスポット8選/埼玉県深谷市

歴史探訪の女子旅へ!「渋沢栄一」ゆかりのスポット8選/埼玉県深谷市

2021年のNHK大河ドラマの主人公であり、2024年から使われる新しい一万円札の顔としても大注目の「渋沢栄一(しぶさわ えいいち)」。明治・大正に実業家として活躍した人物で、500以上の産業を興し「近代日本資本主義の父」と呼ばれています。社会活動・慈善運動・国際親善・国際平和活動にも力を注ぎ、人々から大変慕われました。この記事では、埼玉県深谷(ふかや)市にある渋沢栄一ゆかりの施設をご紹介します。日本の礎を築いた人物の足跡を辿る、歴史探訪の女子旅に出かけませんか。

2020年10月26日

2021年大河ドラマの主人公「渋沢栄一」ゆかりのスポットへ

渋沢栄一記念館 深谷市

出典:

2021年のNHK大河ドラマ『青天を衝(つ)け』の主人公として一躍“時の人”となった「渋沢栄一(しぶさわ えいいち)」。2024年から使われる新しい一万円札の顔としても注目されていますよね。どのようなことをした人なのかご存知でしょうか。

農民から武士、そして官僚や実業家にまで上り詰めた努力の人

渋沢栄一生地

渋沢栄一は江戸時代の終わりに、現在の埼玉県深谷(ふかや)市の農家に生まれました。家業の農業や養蚕(ようさん)を手伝いながら、父やいとこに『論語』などの学問を学び、一橋慶喜(のちの将軍・徳川慶喜)に仕えます。その後、パリなどの欧州諸国に留学して見聞を広げ、明治維新後は大蔵省の一員として新しい国づくりを進めました。

帝国ホテルやみずほ銀行、アサヒビールなど約500社の設立に関わった

traveler woman in black hat looking at the city

出典:

大蔵省を退官した後は株式会社や大学・教育機関の設立などに関わります。なんと、設立に関わった会社の数は約500社、関わった社会公共事業は約600もあるんだとか!現在の「東京証券取引所」や「王子製紙」、「帝国ホテル」、「アサヒビール」など、誰でも聞いたことのある企業の設立にも渋沢が関わったんですよ。

渋沢のふるさと「埼玉県深谷市」に女子旅しよう!

女子旅 2人

多くの人々から慕われる人格者でもあった渋沢栄一。亡くなったときには3万人以上もの人が駆けつけ、その死を惜しんだと言われています。今回は、渋沢が生まれた「埼玉県深谷市」にスポットを当てて、渋沢ゆかりの場所をご紹介します。日本の礎を築いた偉人の足跡を辿る、歴史探訪の女子旅に出かけませんか。

「深谷市」ってどんなところ?

ゆるキャラ準グランプリの「ふっかちゃん」がいる街

ゆるキャラ準グランプリの「ふっかちゃん」がいる街2299198

出典:しまりす01さんの投稿

渋沢のふるさと「深谷市」は埼玉県北部にある街です。「東京駅」から「深谷駅」まで約1時間10分と都心からのアクセスもよく、「ガリガリ君」でおなじみの赤城乳業の本社もあるんですよ。市のイメージキャラクター「ふっかちゃん」も有名で、「ゆるキャラグランプリ2014」で準グランプリに選ばれるほど。特徴的なツノは名産の深谷ネギになっているんです。

「深谷ネギ」や「煮ぼうとう」も有名♪

「虎ひげ」 料理 102291526

出典:ぽてとさん。さんの投稿

ふっかちゃん以外にも名産の「深谷ネギ」や「チューリップ」、郷土料理の「煮ぼうとう」が有名です。「煮ぼうとう」には幅広の麺に深谷ネギや地元の根菜がたっぷり入っていて、とってもおいしいんですよ。渋沢もよく好んで食べていたんだとか。

深谷市の特徴が分かったところで、市内にある渋沢ゆかりのスポットをご紹介してきます♪

1.深谷駅

「東京駅」の“そっくりさん”で渋沢像やからくり時計を見よう

JR深谷駅

旅のスタートは「深谷駅」から。1883年に開業したこちらの駅、どこかの駅に似ていると思いませんか?そう、「東京駅の赤レンガ駅舎」です。東京駅に深谷産のレンガが使われていることにちなんで、1996年の改築時に赤レンガ駅舎をモチーフにして建てたんだとか。どうりで似ているはずですよね。

青淵広場と渋沢栄一像(埼玉県深谷市)

駅北口の青淵(せいえん)広場で渋沢に初対面!こちらの「渋沢栄一像」は1996年に建立されたもの。高さは台座を含めて約6.5メートルあり存在感バツグンです。青淵広場の「青淵」とは渋沢の雅号に由来しているんですよ。渋沢像は市内にいくつかあるのでぜひ写真におさめて。渋沢の活躍の経緯が分かりますよ。

深谷駅 埼玉 深谷 渋沢栄一 生誕の地 レンガ  渋沢栄一からくり時計

北口にある時計塔はからくり仕様。普段はゆるキャラ「ふっかちゃん」がいますが、定刻になると渋沢の姿に変わるんです!渋沢が手にもっている“あるもの”にも意味があるんですよ。運よく見られたらその意味を調べてみて。きっと「深いなぁ~」と思うはず。深谷駅のあとはレンタカーもしくはタクシーで「渋沢栄一記念館」に向かいましょう。

深谷駅の詳細情報

深谷駅

住所
埼玉県深谷市西島町3-1-8

引用元www.jreast.co.jp

2.渋沢栄一記念館

渋沢の肉声が聞けたり、アンドロイドに出会える!

渋沢の肉声が聞けたり、アンドロイドに出会える!2292841

出典:

「渋沢栄一記念館」は、1995年に開館した渋沢ゆかりの資料を展示する記念館です。直筆の書や写真、映像などを見学できます。肉声テープも残っているんですよ。どんな声をしていたのか、どんなことを話しているのか耳を傾けてみて。

渋沢の肉声が聞けたり、アンドロイドに出会える!2301264

出典:

館内には、若かりし頃と晩年の渋沢のパネルが飾ってあります。となりにはふっかちゃんも。事前予約すれば渋沢のアンドロイドが行う講義を受講することも可能です。見学希望の場合は2日前までに予約してくださいね。

渋沢の肉声が聞けたり、アンドロイドに出会える!2299398

出典:

建物の裏にも渋沢の銅像が立っています。こちらは少しふっくらとしたシルエット。以前は深谷駅にありましたが、その後こちらに移動されたそう。訪れたらぜひチェックしてみて。色んな銅像を見比べてみるのも楽しいですよね。渋沢の視線の先にはなにがあるのかぜひ確かめて。このまま青淵公園の遊歩道にそって歩いて旧渋沢邸方面に向かいましょう。

渋沢栄一記念館 八基公民館の詳細情報

渋沢栄一記念館 八基公民館

住所
埼玉県深谷市下手計1204
料金
無料

データ提供

3.青淵公園・青淵由来之跡の碑

渋沢の雅号がつけられた公園で、偉人たちに思いを馳せる

渋沢栄一生地 中の家 青淵由来の碑

清水川にそって長細く伸びていた「青淵公園」も渋沢ゆかりの場所。公園には、甥の渋沢治太郎(じたろう)が撰書(せんしょ)した「青淵由来之跡の碑」が建っています。清水川にかかる橋には、深谷市の偉人たちの名前が付けられているんですよ。どんな人なのか調べながら川沿いを歩くのもいいですね。

4.旧渋沢邸「中の家(なかんち)」

生家で在りし日の渋沢の姿を偲ぶ

生家で在りし日の渋沢の姿を偲ぶ2292843

出典:

こちらが渋沢の生家跡地「旧渋沢邸 中の家(なかんち)」です。23歳ころまでここで生活していました。建物は渋沢の妹夫婦が明治28年に再建したもの。2階の屋根の上に「煙出し」と呼ばれる養蚕農家ならではの屋根がついているのが特徴なんですよ。そんなところにも注目してみてくださいね。

渋沢栄一生家 中の家 深谷市

多忙を極めていた渋沢ですが、ふるさとに帰ってきた際には「中の家(なかんち)」に寝泊まりしていたんだとか。奥の十畳の部屋は、渋沢が帰ってきた時用に特に念入りに作られています。渋沢にとってここでの滞在は心やすらぐひと時だったのかもしれません。

生家で在りし日の渋沢の姿を偲ぶ2307166

出典:

幼いころ、渋沢はいとこの「尾高惇忠(おだか じゅんちゅう/おだか あつただ)」に『論語』を学ぶため、生家のある「血洗島(ちあらいじま)村」から隣の「下手計(しもてばか)村」まで歩いて通っていました。今日では、この1kmほどの道は「論語の道」と呼ばれ、多くの観光客が訪れるスポットになっています。

渋沢栄一生地 (中の家)の詳細情報

渋沢栄一生地 (中の家)

住所
埼玉県深谷市血洗島247-1
営業時間
8:30~17:00
定休日
年末年始

データ提供

5.尾高惇忠(おだか じゅんちゅう)生家

渋沢の師匠「尾高」の人物像にせまろう

渋沢の師匠「尾高」の人物像にせまろう2301218

出典:

尾高は、渋沢の従兄であり、『論語』やさまざまな学問を教えた師匠でもあります。明治維新後に「富岡製糸場」の初代場長を務めていたことでも有名です。尾高の存在なくして渋沢の活躍はなかったと言われるほど、とてもスゴイ人なんですよ。ちなみに、尾高の弟の平九郎(画像右上の人物)は、イケメンということで歴女にも人気があるんだとか…!


※『論語』…中国の儒教の始祖・孔子の言葉や行動が書かれた本。江戸時代の武士は必ずこの本を学んでいました。

渋沢の師匠「尾高」の人物像にせまろう2292944

出典:

「尾高惇忠(おだか じゅんちゅう)生家」は尾高の祖父が江戸時代後期に建てたもの。渋沢の家と同じく「煙出し」の屋根になっているので、養蚕業を営んでいたことが分かります。幼い渋沢がここで勉強していたことを思うと、身が引き締まりますね。

渋沢の師匠「尾高」の人物像にせまろう2298866

出典:

館内には当時使用されていたさまざまな道具が展示されています。最初は解説を読まずに、どんなふうに使っていたのかみんなで想像し合うのも楽しいかも!

尾高惇忠生家の詳細情報

尾高惇忠生家

住所
埼玉県深谷市下手計236

データ提供

6.鹿島神社・藍香尾高翁頌徳碑

徳川慶喜が尾高のために書いた碑が観られる

鹿島神社 拝殿 深谷市

「中の家」と「尾高惇忠生家」の中間地点あたりにあるのが「鹿島神社」です。尾高が生まれた下手計村の鎮守で、昔は境内に大ケヤキが立っていたのだそう。ケヤキの根本に湧いた水で共同浴場が作られ、そこで渋沢の母はハンセン病の人の背中を流してあげていたんだとか。とても優しいお母さんだったことが伝わってきますね。

鹿島神社 藍香尾高翁頌徳碑 深谷市

境内には尾高の業績を伝える碑「藍香尾高翁頌徳碑(らんこう おだかおう しょうとくひ)」が建っています。碑の上部の文字は、なんと最後の将軍・徳川慶喜によるものなんです。元将軍が尾高のために書いたということは、それだけ立派な人物だったことがうかがえます。

鹿島神社の詳細情報

鹿島神社

住所
埼玉県深谷市下手計1145

引用元www.saitama-jinjacho.or.jp

7.誠之堂・清風亭

銀行の行員たちがお金を出し合って建てた建物で、渋沢の人柄に触れる

誠之堂(せいしどう)

誠之堂 深谷市

こちらは、1916年に第一銀行の行員たちがお金を出し合って建てた「誠之堂」です。銀行の頭取だった渋沢の喜寿(77歳)を記念して建てられたもので、元々は東京都世田谷区にありましたが深谷市が譲り受けてこの地に移築されました。実は、壁のある場所に「喜壽(喜寿)」と書かれているんです。どこにあるか友達と一緒にさがしてみるのも楽しいですよ。

誠之堂(せいしどう)2301278

出典:

館内は渋沢についての資料などが観られます。ステンドグラスの窓も美しいですよね。イギリス農家を基本に、アジア風の装飾も施され、どこか懐かしさを覚えます。歴史探訪女子旅の記念写真スポットとしてもおすすめです◎

清風亭(せいふうてい)

清風亭 深谷市

スペイン風の「清風亭」も、二代目頭取の佐々木勇之助の古希(70歳)を記念し、行員たちによって建てられました。当時としては珍しい鉄筋コンクリート建築で、スパニッシュ⽡の屋根やステンドグラスの出窓、半円形のアーチがあるベランダなどが特徴です。絵本から出てきたようなかわいらしさに、写真撮影の手が止まらない!

清風亭(せいふうてい)2292927

出典:

室内にも美しい意匠がたくさん!目を引く大きな暖炉の中には、当時使われていた火除け板が今も残されています。「誠之堂」と同じく世田谷から移築されており、どんなふうに移築が行われたのか知るとより一層楽しめますよ。

誠之堂 清風亭の詳細情報

誠之堂 清風亭

住所
埼玉県深谷市起会110-1
料金
無料

データ提供

8.日本煉瓦製造株式会社 旧煉瓦製造施設(煉瓦史料館)

「東京駅」や「日本銀行」を作ったレンガの製造過程にせまる

旧煉瓦製造施設 旧事務所 深谷市

「日本煉瓦(レンガ)製造株式会社 旧煉瓦製造施設」も渋沢が設立に関わった会社のひとつです。こちらは工場の建設やレンガの製造指導にあたったドイツ人技師チーゼの住居兼事務所。チーゼの帰国後は会社の事務所として使われ、1978年からは煉瓦史料館として当時の貴重な写真や文書などが展示されています。敷地内の「旧事務所」と「ホフマン輪窯6号窯」、「旧変電室」は国の重要文化財に指定されています。

「東京駅」や「日本銀行」を作ったレンガの製造過程にせまる2292937

出典:

トンネルのようなこの施設は「ホフマン輪窯(わがま)6号窯」です。6基ある窯のうち、明治40年に建てられた一番新しい窯で、長さ約56.5m、幅約20m、高さ約3.3mもあるんですよ。内部は18の部屋に分かれており、窯詰めや予熱、焼成、冷却、窯出しの工程を行い、月約65万個ものレンガを生産していたんだとか。「ホフマン輪窯」は全国で4基しか残っていないので、見学するときはじっくり丁寧に見て回りましょう!


※「ホフマン輪窯6号窯」は、2019年から保存修理工事のため通常見学を休止中。見学再開時期は2024年(令和6年)頃の予定です。

旧煉瓦製造施設 旧変電室 深谷市

出典:

ここで作られたレンガは「東京駅」や「東京大学」、「旧東宮御所(現在の迎賓館赤坂離宮)」、「日本銀行」など日本の重要な施設に使われました。普段何気なく見ている建物のレンガ1つひとつにも歴史があることを知ると、視野がグッと広がりますよね。

日本煉瓦製造株式会社 旧煉瓦製造施設の詳細情報

日本煉瓦製造株式会社 旧煉瓦製造施設

住所
埼玉県深谷市上敷免28-10
アクセス
高崎線深谷駅北口 徒歩45分
営業時間
年2回 4月末、及び、10月末土日のみ

データ提供

深谷市にある渋沢栄一ゆかりのスポットに出かけよう

深谷市にある渋沢栄一ゆかりのスポットに出かけよう2301288

出典:

近代日本資本主義の父「渋沢栄一」。この人物なくして今の日本はありません。渋沢の生涯や功績を2021年の大河ドラマではどう描くのでしょうか。深谷市にあるゆかりのスポットを巡れば、大河ドラマがもっと面白く感じられるはず。新しいお札もより楽しみになりますね♡次の休みは、友達と一緒に深谷市にお出かけしてみてくださいね。

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