人混みを避けてのんびり＆まったり旅。鎌倉の穴場おすすめ観光スポット8選／神奈川

ちょっと疲れてるな～ってとき、家でぐっすり眠れば身体の疲れは取れるけど、なんとなくスッキリしない…ってことありませんか。そんなときは気軽に行ける場所へプチ旅に出て、自然に触れたり、美味しいものを食べたりして、のんびりとした時間を過ごすのがおすすめです。

東京から電車で1時間ほどの「鎌倉」は、週末のリフレッシュ旅にぴったり◎思い立ったらすぐ行けるし、移動時間はたった1時間なのに都心にはない海や山などの豊かな自然に癒されることもできて、いいことだらけです。

鎌倉は人気の観光スポットなので、季節問わずたくさんの人が訪れます。特に週末はどこも混雑していて、せっかくリフレッシュに来たのになんか疲れちゃった、なんてことも…。そんなときは知る人ぞ知る穴場スポットに行ってみて、のんびりと心休まる時間を過ごしましょ。今回は鎌倉の穴場観光スポットをご紹介します。

鎌倉駅から徒歩10分ほどのところにある「壽福寺(じゅふくじ)」。源頼朝が亡くなったあと、妻である北条政子が建てたお寺で、鎌倉五山の第三位です。境内は非公開なので入ることはできませんが、総門から本堂へまっすぐのびる参道と墓地のみ自由に拝観できます。

壽福寺の参道の敷石は、鎌倉随一の美しさとも言われているのだそう。頭上には背の高い木々、足元には苔が生し、まるで緑のトンネルのような空間。その中を歩けば、荘厳さと静寂が身に沁みて、肩の力がすーっと抜けてゆきそうです。

出典：KEN21さんの投稿

壽福寺から歩いてすぐの、焼き菓子と自家焙煎珈琲が楽しめるカフェ「TOROkko(トロッコ)」。焼き菓子はコーヒーとの相性ばっちりで、毎日食べたくなるような素朴でやさしい味わいです。店内では焼き菓子3種とワインのセットもいただけるので、コーヒーとは違う大人なマリアージュを堪能しましょ。

鎌倉駅からおさんぽしながら25分ほど。「杉本寺(すぎもとでら)」は天平6（734）年に建立された、鎌倉最古のお寺と伝えられる歴史ある寺院です。杉本寺の見どころは、ご本堂まで続く階段。一面に苔が生し、横には白い奉納旗が掲げられています。この階段は上ることはできませんが、じっくり見て心と写真に思い出を残しましょ。

出典：ふな夫さんの投稿

杉本寺のすぐ近くにある「左可井(さかい)」は、「穴子丼」「玉子焼」「雲水うどん」が名物のお店です。国産の新鮮な穴子と甘辛いたれの組み合わせは箸が止まらない美味しさ。せっかくの休日旅ですし、昼間からビールといっしょに食べるのもおすすめです！

出典：Clareさんの投稿

鎌倉駅から歩いて8分ほど。周りを深い山に囲まれている「妙本寺(みょうほんじ)」は、静かで落ち着いた雰囲気のお寺です。総門からだんだんと山が深くなり、一番奥にある木造仏堂建築「祖師堂」まで歩いていくと、一層の静寂に包み込まれます。

出典：YSKJIJIさんの投稿

妙本寺の見どころのひとつは、四季折々の花です。春の桜、6月の紫陽花やノウゼンカズラ、そして秋の紅葉まで。なかでも「海棠(カイドウ)」の名所としても有名なんですよ。春になると祖師堂の前をピンクの花が華やかに飾ります。季節によって色彩が変わるので、何度訪れても新しい気持ちで過ごせそうです。

出典：みるみんくさんの投稿

妙本寺でリフレッシュしたあとは、「材木座海岸」までおさんぽしませんか？海に向かう道中にある「べつばらドーナツ」で、ドーナツをテイクアウトして海岸で頬張りましょ♩こちらのドーナツはもちもちとした食感がクセになる一品です。ふつうのドーナツより大きめのサイズですが、ふかふかやわらかいのでペロッと食べられちゃいますよ。

竹林で人気の「報国寺」から5分ほど歩いたところにある、「一条恵観山荘(いちじょうえかんさんそう)」。国指定重要文化財で、京都にある「桂離宮」「修学院離宮」に並び、江戸時代の朝廷文化を今に伝える施設です。この名邸はもともと京都に建てられていましたが、昭和34（1959）年に鎌倉に移設されました。庭園内はコンパクトですが丁寧に手入れされていてとても美しく、茅葺の建物は風情たっぷりです。

庭園内をゆっくり見て回っていると、花手水がちらほらと。紫陽花やモミジなど季節の植物が水に張られていてとても可愛らしいんですよ。時折目線を下げて、花手水をさがしてみてくださいね。

庭園のそばには川が流れていて、水が流れる音、草木の揺れる音、鳥たちの鳴き声など自然が奏でるたくさんの音色が耳に心地よく入ってきます。ベンチに腰かけ、そんな音に耳を澄ませてみてください。きっと日々の疲れがだんだんと抜けていき、身体の内側が鎮まっていくのを感じられるはずです。

出典：KEN21さんの投稿

敷地内にある「かふぇ楊梅亭(やまももてい)」では、静かな庭園を眺めながらコーヒーやデザートを楽しめます。季節の主菓子と抹茶をいただけば、より雰囲気に溶け込めそう。ゆっくり休んで、呼吸が深くゆっくりなっていくのを感じてみてください。

出典：K.Noriさんの投稿

人気スポット「銭洗弁財天宇賀福神社」近くにある「葛原岡神社(くずはらおかじんじゃ)」。明治20（1887）年に創建された、後醍醐天皇に仕えていた公家を祀る神社です。ここは縁結びの神社として有名で、境内にある石に願掛けすると良縁に恵まれるんだそうです♩石のお皿を投げたり、五円玉を糸で結び付けたりといった、変わった願掛けも楽しめます。

出典：ホワイトカレーさんの投稿

縁結びの神社として知られているので、縁結びの祈願を終えたら帰る人が多いのですがご本殿への参拝も忘れないでくださいね。本殿へとつづく石畳は木々に囲まれ、神聖な空気が流れています。時間によっては光が差し、より幻想的に。参拝を終えたら縁結びグッズをいただいて、いつも持ち歩きましょ◎

出典：kao♪♫♬さんの投稿

葛原岡神社は「源氏山公園(げんじやまこうえん)」の中にあります。この公園は「葛原岡・大仏ハイキングコース」の途中にあるため、登山者も利用するスポットです。春には桜の名所として多くの人で賑わいますが、鎌倉駅から離れていることもあり時間によっては観光客は少なく、地元の人たちに紛れて静かに過ごせます。自然のエネルギーを感じながらおさんぽしてみましょ。

出典：栗きんとんさんの投稿

鎌倉駅から徒歩で20分ほどの「佐助稲荷神社(さすけいなりじんじゃ)」。住宅街を抜けたところにひっそり佇む出世開運スポットです。源頼朝を歴史的勝利に導いたという伝説から「出世稲荷」と言われており、大企業の社長や芸能人も参拝しているんだそうです。赤い鳥居が連なる姿は幻想的なので、その美しさを目に焼き付けてくださいね。

出典：まんまる(ささやす)さんの投稿

鳥居を抜けると木々に覆われて立つ、佐助稲荷のご本殿が姿を現します。いたるところに小さな陶器のお狐様たちが並んでいて、その可愛さと神聖な空気のギャップも見どころのひとつ。しっかりお祈りして出世運を高めましょ◎

出典：邪悪ちきん。さんの投稿

鎌倉駅から佐助稲荷に向かう途中にある「佐助カフェ」。キツネのマークが入ったどらやきはもち粉100％で作られるグルテンフリーな一品。もちもち食感の生地と、地元のあんこ屋さんで毎日手作りされるできたてのあんこの組み合わせはたまらない♡テイクアウトもできますが、絵本が置かれたかわいい店内でいただけば、心がほっこりあたたまりそうです。

出典：mathildaさんの投稿

北鎌倉駅から歩いて8分ほどの「浄智寺(じょうちじ)」は、鎌倉五山第四位のお寺で北鎌倉の隠れたスポットです。境内は国の史跡に指定され、苔むした参道の階段と、鐘楼のある山門が印象的。近くにある円覚寺や建長寺に比べて人が少なく、自然が深いのでリフレッシュにはぴったりの場所です◎

出典：momoken819さんの投稿

お寺の裏手には鎌倉江の島七福神のお一人「布袋尊(ほていそん)」がいらっしゃいます。布袋様のぽっこりとしたおなかをなでるとご利益があると言われています♪愛嬌のある表情も可愛くて癒されるので、ゆっくりなでて、元気をいただきましょ。

実は鎌倉にはいくつもの山が連なり、手軽に登山が楽しめる街でもあります。そんな山のひとつが「衣張山(きぬばりやま)」で、鎌倉の大パノラマを望む絶景スポットとしても有名です。標高120mと比較的登りやすいため、動きやすい格好で行けば初心者でも安心して楽しめますよ♩実はここ、映画「海街diary」にも登場しました。

山頂に着いたら、深く深呼吸を。鼻から息を吸って、鼻から息を吐く。ふかーく息をすれば、自然と一体になれるような心地がします。朝の清々しい空気も、夕暮れ時の儚さも、時間によって変わる鎌倉の景色を満喫しましょ。色々なことから身も心も解放させて、しっかりリフレッシュしてくださいね。

出典：だしの素さんの投稿

いつもとは少し違った場所で、静かにゆったりとした時間を過ごしてみる。そうすればきっと、忙しくて疲れていた心身が少しずつ癒されて、軽くなっていくはずです。鎌倉にはたくさんの観光スポットがあるけれど、人が少ない場所でちょっとリフレッシュしたいなってときは、隠れた名所で心やすらぐひとときを過ごしてみませんか。